藤野可織のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女性作家やエッセイストが綴る、お酒にまつわるアンソロジーエッセイ。
泥酔懺悔、という名に恥じず、お酒での失敗を赤裸々に語る人もいれば、全く逆で下戸だという人や別にそこまでお酒が好きではないという人まで様々。
お酒との付き合い方にもそれぞれスタイルがあり面白いです。
個人的におもしろいなと思ったのは、西加奈子さんの書く『名女優』の中の一説。「酔い方は、初めて泥酔したときに決まる」という話。
私は割とお酒に強いので泥酔したことはないのですが、小さい頃にウイスキーボンボンやちょっとお高めなラムレーズンアイスを少しだけもらって食べた時の、気分が高揚して楽しくなって、贅沢なあの感じを今も覚えていますし、実際今でもお酒を飲むとふわっと楽しくなる方です。
もしかしたら本当にこの説、あり得るのかも?? -
購入済み
ピエタとトランジって、ピエタは聖母ってことだとは思うけれども、トランジってどういうことなんだろう?記憶力すごいことに関係しているのかな?
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Posted by ブクログ
どうも、私です。
ただいま絶賛禁酒10日中(そんくらいで自慢するなっ!)
お酒で「やらかした!」と冷や汗まみれ(あるいはゲロまみれ)な出来事はここ数年一度や二度はありまして。人の泥酔エピソードはふふふと笑っていられるが、いざ自分の身になるともはやホラー映画より恐ろしい。できれば宇宙の闇に葬りたいけれど、そういう時に限って記憶力を発揮し、うんこのように記憶は脳内にへばりつく(汚っ!)
この一冊は12名の女性著名人の、酒にまつわるエッセイが書かれています。酒豪と呼ばれる人も居れば、代々下戸な人もいる。酒で失敗した話や、酒に対する思いなど綴られていて、さまざまな視点が見れて。20代後半によく読んでいた角田光代さんの「損だけど」の一編を読み、「あ、私と同じだ!」と大変共感しました。「懺悔」と言えば大袈裟かもしれないが、やはり一つずつ小さい失敗がかさなると自己嫌悪にもつながる。
さて禁酒した理由は何かやらかしたと言う訳でもなく、酒を嗜む程度にする事ができない私には今必要な措置だと、「限度を持って飲む」を学習するにはどうしたらいいんだろう。一度アルコールでも入れば限りなく飲み続けてしまう事が酒の失敗談につながる事かなと思いました。
限りのある人生に酒に飲まれるではなく、好きな人と好きな酒を楽しく。うんこみたいな記憶を残すではなく、キラキラして宝石のような記憶を作っていけたらと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ20の短編。
・前世はおっさんだったあたし。
・友達と部屋で遊んだまま眠りこけて世界が戦争になったと・しても眠り続ける私。
・自分自身を腐らせないために、毎晩冷蔵庫に入って眠る私。
・ピアノがいつの間にか凶暴化し、ピアノが上手だった子がいつしかピアノ化していくまで。
・私が19歳だった頃、大阪に当時の彼氏と行った思い出。
・切手に取り憑かれたクラスの女子たちの狂気。
・大好きで軽蔑す友人と電話のやりとりと彼女に贈ったサンスベリア。
・人々がスパゲッティを嫌い、人自身もスパゲッティになっていく中、毎日それを食べて生き続けるぼく。
・美術館に入ったまま戻ってこない彼女と彼女が探し求めていた喉仏を持つ彼。
・ニコラス・ケイジ風の医療用AIに話しかける事務員。
・ネグリジェで外出するおばあちゃんの若い頃の記憶。
・怪獣を虐待する住民たちが見る夢。
・花柄の服を嫌う少女と合唱の発表会。
・夜に出歩く赤い服のおばあちゃんを怖がる夫と私。
・出産した後の病院の外で起きていることを確かめるまで。
全部じゃないけど。独特の、藤野香織さんらしい世界。
夜に外を歩いているおばあちゃんの見方をする私、鍵、が印象的で面白い。