藤野可織のレビュー一覧

  • 爪と目

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    3歳児のわらしが父の再婚予定者をあなたと言い、感情の起伏なく観察している。気味が悪くもあり、時がなかなか進まない感覚も。最後は戦慄もの。2020.10.29

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    2020年10月29日
  • ファイナルガール

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    この中の「プレゼント」という話で、家庭教師をしている大学生の男が教え子の16歳の女の子に、母親の誕生日のプレゼントを探すのに連れまわされる場面があるが、ほんとに全部そんな感じの話w
    男だったら誰しもそんな経験あると思うけど、何だか妙にその時のことが思い出されて。
    「あぁ~あ。せっかくの休日、家で寝てたかったなぁ~」なんて。
    休日に家で寝っ転がって、この本読んでたっていうのにね(爆)

    だからって、この本が面白くないわけじゃない。
    とか言って、友人が読もうかどうしようか迷っていたら、「たぶん面白くないと思うよー」と言う気がするw
    ところが、この本を読んでいて話の展開が気にならないかというと、全然

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    2020年09月21日
  • 来世の記憶

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    タイトルに惹かれて借りた初読みの作家さん。長短20編が収録されているが、意外なことに同じタイトルの作品はなかった(「前世の記憶」というタイトルの作品はあった)。うーん、なんというか……。純文学系の作家が書いたSF的な作品が多い印象だった。異常が当たり前の日常に焦点を当てて展開するが、どこにも行き着かない。好き嫌いが別れると思うが、どちらかというとぼくは苦手なタイプだった。

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    2020年08月19日
  • 世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今

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    忙しい時は読んではだめ。読みたい本が山のように増えてしまうのです。知既知の本も未知の本も、こんな読み方あるのだと、今すぐ手に入れたくなりました。本で世界を巡りたいならガイドブック代わりにぴったり。

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    2020年08月08日
  • 来世の記憶

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    よくもまぁ、こんな不思議な物語を20個も…!と、しかも全部面白い。奇妙で少し気味が悪くて、ちょっとドキドキする。藤野さん好きだなー。次は長編読みたいなー

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    2020年08月05日
  • ドレス

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    不思議でちょっとホラー。
    今いる日常に違う世界が入ってくる感じ。
    「テキサス オクラホマ」が一番好きかな
    短編集。

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    2020年08月05日
  • いやしい鳥

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    不気味でなんかおかしくて「世にも奇妙な物語」的な作風。
    若干我々の常識とはずれてるというか、え?なんでそこ簡単に受け入れられるの?っていうのがこわくて不思議な感じ。けど、それがひょっとしたら世界の本質なのかもしれないな。
    「それらはこの世にその小説を発生させることを目的に書かれた小説であり、一つ発生するたびに、間違いなく世界が新しい貌を見せる。それは無論世界という海に浮かぶ氷山の一角に過ぎないが、その小説が書かれなければあらわにならなかった一角だ。」
    という解説の江國香織の言葉は見事。

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    2020年02月01日
  • いやしい鳥

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    深層心理に隠された凶暴な「何か」が具現化することで
    人々は、それといかに向き合っていくかを問われていくことになる
    などと言ってみることもできる
    怪奇小説集です

    「いやしい鳥」
    つめたい人と言われたくない心のなかに付け入って
    他人の家に上がり込み、居座ろうとする学生野郎に
    飼ってるオカメインコを殺されてしまう
    だけどそれを悲しむ暇もなく
    呪いによって?誕生した巨大インコと戦う羽目に

    「溶けない」
    幼いころ、母親を恐竜に食い殺されてしまった女が
    そのトラウマを他人と共有したりしなかったり
    だけど結局はすべて
    自分と本質的に向き合ってくれない母親に対する不満が見せた
    幻のようにも思える

    「胡蝶

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    2020年01月30日
  • 爪と目

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    主人公の視点が淡々としていて、その目線で読み進むのに慣れるのは案外早いが、ラスト怖い(笑)

    娘が何事もなく幸せに暮らしていくことを望むと同時に、つまずき疲れ失敗することを望んでいた。

    結婚式をしないのはちょっと寂しいと思った。しかし同時にあなたは挙式する自分の姿を見せたい友人などいないのだということにも気づいた。

    目を瞑ればどんなひどい事もすぐ消え失せる。簡単な事。見えなければないのと一緒。

    残り短編2篇含まれている。
    しょう子さん〜はもう何もしなくていいのに、重荷は全て下ろしたはずなのにリハビリをしなくてはいけなかったり、ご飯を残さず食べなければいけなかったり。親世代ってこう思ってる

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    2020年01月19日
  • おはなしして子ちゃん

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    かわいらしいタイトルのわりに、どの短編もぞくりとする。不思議だったりホラーだったり、けれどそれを日常のように淡々と綴っている。
    特に最後の「ハイパーリアリズム点描画派の挑戦」と「ある遅読症患者の手記」が面白かった。
    2019/11/8

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    2019年11月08日
  • ファイナルガール

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     まったくすばらしいことだ。彼は成熟しきった男性であるにもかかわらず純潔であり、帰り血で濡れそぼっているにもかかわらず無罪だった。
    (P.75)

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    2019年09月24日
  • 爪と目

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    不気味なはなし。
    珍しい人称の使い方。
    「わたし」サイコだなー 。いや みんな変だなー。

    最後の話は噂なのになんだか暗くて
    ホラーだった。

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    2019年05月04日
  • いやしい鳥

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    短編3つ、読み口がどれも似ている(似たようなテイストの話を集めたのかもしれないが)
    本書タイトルの短編は、割と早めに鳥の身に起きる悲劇が予言されていたため、胸をむかつかせながら読み進めることになった、この嫌な気持ちを味わうための本なのかもしれない。

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    2019年03月13日
  • 世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今

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    知らない作家読んでない本が沢山、そして読みたい本も沢山。
    まずはやはりブッカー賞あたりから制覇すべきか、それともエルサレム賞あたりか。

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    2019年03月05日
  • 世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今

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    名前は聞いた事があっても、どういう賞か知らない。
    有名な賞8つ。
    それぞれの過去の受賞作が紹介されている。
    かまえずに読んでみようと思う。

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    2018年09月06日
  • 爪と目

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    連れ子のわたし視点で語っているが、幼稚園にいるはずの時間帯までも把握してしまっている。。何故。怖いは怖い。それより不気味さが勝つ。眼ん玉はしっかりと見ています。 

    2話のしょうこさん、どういうこと?(・o・)だれ?川端くん?

    3話子供の頃よくあった似たような噂話。なのにゾクゾクする。ちびっこ広場に少女の霊がいないと証明できるといいですね、お母さん。

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    2018年02月04日
  • おはなしして子ちゃん

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    ストーリがぶっ飛び過ぎてて、理解が追い付かないものもいくつかあったが、ブラックユーモアに富んでて面白かった。気に入ったのが「今日の心霊」かな。
    あらすじ(背表紙より)
    理科準備室に並べられたホルマリン漬けの瓶。ただの無駄な存在に見えた標本のひとつが、けれども「私」には意外と使えた。クラスの噂や自慢話の聞き役として、私に激しくお話をせがむのだがら(「おはなしして子ちゃん」)。ユーモラスでアンチデトックス、才能あふれる芥川賞作家が紡ぐ類まれな物語世界、全十編。

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    2017年07月09日
  • ファイナルガール

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    「歪んだ愛と抉れた快楽」本の紹介に書かれておりそれも確かなのだが、それ以上に「あ、それ分かる」が詰まっていた気がする。ただしその「分かる」は、本当は認めたくない内なる「分かる」だ。すなわち自分の闇の部分を少しずつ自覚させられるのだ。

    各短編は概ね理不尽だし展開はファンタジックですらあるが、故に脳内の妄想が破裂したように感じるのかも。

    唐突な場面転換こそあるものの小説の登場人物に過剰に感情移入してその死を悼む『戦争』と、連続・連続殺人犯から逃れた一人になるある種コミカルな『ファイナルガール』がお気に入り。

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    2017年06月19日
  • 爪と目

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    「史上最も怖い芥川賞受賞作」という触れ込み。語り手の「わたし」は幼児、「あなた」は父親の再婚相手。「あなた」は「わたし」の父親と不倫。「わたし」の母親はある日ベランダで自殺とも事故ともつかぬ不慮の死を遂げ、父親は「わたし」を連れて「あなた」と再婚します。3歳の娘がこんなふうに話せるわけもなく、その違和感が読み手の不安を誘って面白い。特に美人でもないのになぜか男性の興味を惹いて女性からは敵意を持たれる「あなた」。母性にも欠けているけれど、「わたし」を持てあまし気味だった父親は、「あなた」が来てくれて安心します。「あなた」が与えるスナック菓子をぼりぼりと食べ続けて「わたし」が太っていく様子が手に取

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    2017年05月10日
  • いやしい鳥

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     胡蝶蘭はなにも言わなかった。当然だ。
     けれど、そのとおりになった。私の言ったことに従って、胡蝶蘭はしんしんと真面目に咲き、花びらに受けた茶色い傷を数日のうちに治してみせたのだ。曲がった茎まで元通りになった。私は大した手入れはしていない。
    (P.177)

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    2016年11月04日