藤野可織のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どんなことをどんな風に語るかは自由なはずなのに、不思議と受ける印象が近い方も多い。圧倒されたのは、自身の自慰について複数名の方が赤裸々に書かれていたこと。もちろん秘めておくべきかどうかは個人の自由だが、同じことを目の前の男性に言われたらきっと眉間にシワを寄せてしまうと思うので、(こんな性差を感じてどうかとも思うが)そうならないのを織り込み済みの、女性性を逆手に取った表現ような気もする。私のお気に入りはセブンルールで見たことのある藤原麻里菜さん。「もし、技術が発達して、アバターを作って仮想空間で生きれるとしたら、私は女の身体を選ばず、カービィみたいなピンク色の球体を選ぶだろうと思うのだ。そうした
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Posted by ブクログ
高橋源一郎さんのラジオで紹介されているのを聞いて読んでみた。
同じ状況でも「気づいてしまう人」と「気づかずスルーする人」がいると思うが、
「女であること」で少なからず嫌な思いをした経験は誰にでもあると思う。
痴漢について、本筋からはずれるかもしれないが、これだけ多くの女性が被害に遭ってる、ということはそれだけ痴漢をやったヤツがたくさんいる、ということよね?
もしかしたらそこにいる善良そうなおぢさん、爽やかそうなお兄さん、しょぼくれたおじいさんだって!
それでもみんな知らんぷりして普通の生活をしているんだろう、と思うとものすごく腹立たしい。
またまた話がズレるが最近読んだ大谷晶さんが自分をすごく -
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Posted by ブクログ
西加奈子さん、村田紗耶香さん、千早茜さん、、他にも豪華な方々のお名前が、、
もうこれ買うしかないやんと思って購入して即読みました。
それぞれの女性作家さんたちがご自身の身体をテーマにリレー形式でエッセイをつづられていて、どのエッセイもすごく赤裸々に描かれていて同じ女性として共感するところもあれば、驚かされることもあり、、それこそ、読んでからは「私の身体は私のもの」を強く感じた。
それぞれの身体に色々な経験や傷が合ったり、コンプレックスが合ったり。
それでも一つしかない自分の身体。
こんな私でももっと堂々と生きていていいんだと思わせてくれる作品でした。 -
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Posted by ブクログ
私は幽霊を見ない。見たことがない。
筋金入りの怖がりだが幽霊は見てみたいという筆者が、怪談雑誌の連載企画をきっかけに怪談蒐集を開始した。
藤野可織さんの幽霊探し・怪談蒐集エッセイです。
自分は怖がりだという割には、ホラー映画が好きだったり理想の幽霊がいたり、幽霊を見るシチュエーションの理想の条件が詳細に決まっていたり、実は怪談話や幽霊話大好きですね? と言ってしまうような藤野さんの語り口がユーモラスで楽しい。
藤野さん自身は幽霊を見ないし、見たことがないですが、周囲の様々な人から聞き集めた不思議な話、心霊体験がたっぷり詰まっています。すごく怖いというようなものではないですが、不思議で奇妙 -
Posted by ブクログ
探偵モノで起承転結のある短い話ばかりだから読みやすそう、という印象だったのにまったく逆で、最後まで読んでれば犯人もトリックもわかってめでたしで終わるような生易しい小説ではなかった 始まったと思ったら終わるし 書かれている裏に三倍くらい他の情報があって何が起こってたの?と読み返したりしてすごい時間かかった
ほんとに書かれてることが起こったことなのか、どこからどこまでが妄想なのか全部読み終わってもわからない…個人的に後半はほとんど妄想かもと思う
読んでて主人公はあんまり好きじゃないままだったのにふと思い出して考え込んでしまうようなフレーズばかりだった