田中啓文のレビュー一覧

  • 貧乏神あんど福の神 なぞなぞが謎を呼ぶ
    お福旦那、あいかわらず謎だらけだけど、ああいう人、大好きだわ。料亭での勝負でのあの言動、最高じゃない。
    なぞなぞ、なあに、の江雷蔵さん、ユニークで面白い。
    今後も登場してくれるかな。
    亀吉たち丁稚の捕物帳、やると思ったw
    おみつちゃん、お年頃だものね。初恋は実らないとは言うけれど、幸せになってほしい...続きを読む
  • 落語少年サダキチ
    面白かった!
    落語の解説も載っているので、興味を持つ子も多そう。

    サダキチが落語と出会い、自分が落語をしてみる……という話なんだけど、そこにまさかのタイムスリップ要素も出てくる。等身大の少年が、タイムスリップと落語でちょっとずつ成長していく。
    終始ギャグタッチなので男の子にすすめたい。
  • 医は仁術というものの 十手笛おみく捕物帳 二
    歌舞伎と人形浄瑠璃、あの争いは辛い。
    真犯人とトリック、そうでなければいいと思っていたのだけどな、、、
    それだけに、あいつが本当に許せない。
    あんな奴さえいなければ。
    2話目の、対照的な2人の医師。
    スズメバチによる死?
    江面の過去にあんなことがあったとは。
    年齢故に侮られることもあるようだけど、お...続きを読む
  • 落語少年サダキチ(ご)
    いやあ、今回もおもしろかった。
    しかも今回は同級生がお囃子をして、みんなで落語をすることになります。お囃子があることで落語がもっと生き生きと楽しいものになるのが伝わってきました。
  • 推理の時間です
    問題編と解決編にきっちり分かれた本作。
    問題編に手がかりはすべて書かれていると思ったら、すべてが伏線のようで、何もかも怪しい!
    わかりそうでわからない、つながりそうでつながりきれない、事件の真相。
    解決編を読むまでに数日おいて考えましたが…こうだ!と確信するには至らず。
    解決編を読んで、あんなに何回...続きを読む
  • 落語少年サダキチ(ご)
    また得意のシリーズ途中スタート読みをしてしまった。気になっていた落語少年シリーズ、娘がプレゼントでもらってきたので。(そしてわたしが先に読む)

    タイトル通り落語をする少年たちの話。
    たくさん落語が紹介されているのもおもしろいし、オチが描かれていないのはわざと?なのかな。すごくいい、落語聞きに行きた...続きを読む
  • 異形家の食卓
    グロテスク界の王者、田中啓文!!
    今回もどきつい!!グロい描写に
    マジで加減なし!!笑笑
    でも!めちゃ面白かった〜((◍´ᯅ `◍))

    なぜこの本を読んだかと言うと
    僕の友人にグロ極めし友人がいるのだが
    その友人がBest ofグロと言わしめた。
    作品が本作に収録されていると言う事で読む事に…
    ...続きを読む
  • 誰が千姫を殺したか 蛇身探偵豊臣秀頼
    徳川家康の孫で、豊臣家に嫁いだ千姫。
    殺された?生きている?
    謎に挑むのが千姫の夫であり、なんと「蛇」の体を持つようになった豊臣秀頼!
    タイトルの蛇身探偵が、まさに文字通りというのにびっくり。すごいなぁ、こういうことを思いつけるなんて。
    秀頼の手足となって動く面々が歴史上有名な人物というのにもわくわ...続きを読む
  • 貧乏神あんど福の神 秀吉が来た!
    秀吉が来たってどういうことだ?と思ったら、なんとまぁw
    なんか、ダジャレに次ぐダジャレ?w
    こういうのが好きなのだ。
    貧乏神&お福旦那のコンビも最高。
    中入りの丁稚の亀吉メインのお話も面白い。
    懲りない亀吉ではあるけど、ま、根はいい子、、、たぶんw
    皿屋敷の話、兄妹の逆恨みが恐ろしい。
    でも、幸助が...続きを読む
  • 十手笛おみく捕物帳
    捕物帳なのに、あのお公家さん風の方はどなた?と思ったら、そういうこと?!またすごいシリーズが始まって先が楽しみでならない。
    おみくちゃんが、飴売りで生計をたててるので、聞き込みにそれを生かしてるのも好き。
    おみくちゃん母のおぬいさんが見事な推察を見せてくれるのも素敵。
    手下の2人もナイスキャラ。
    ...続きを読む
  • 貧乏神あんど福の神
    こいつあごっつうおもろいで。主人公の貧乏神と同居している貧乏絵師の葛幸助が最高にさばけていてええで。意気投合した福の神(仮の名)と組んで、悪だくみをスカッと解決するのが楽しおま。合間に入るくすぐりも笑えることばかりでっせ。丁稚の亀吉や貧乏神のキチボウシもいい味出してまんがな。田中啓文やりますなあ。
  • 夜更けのおつまみ
    少しずつそれぞれの作家さんのお話がいただける、まさに「おつまみ」な本。
    読み進めていると、缶ビールが2本、空の状態で目の前にありました。
  • 討ち入り奇想天外 元禄八犬伝 五
    まさか、ああいう結末になるとは。
    もっと読みたいなぁ。あの続き、新しい舞台として書いてくれないかなー。
    淀君と水戸光圀公のあの経緯には驚いたし、笑ってしまった。
    それにしても、懲りないやつだねぇ。
    光圀公といい、堀部安兵衛といい、こういう人気者を悪役に持ってくる発想も好き。
    もちろん、左母二郎やかも...続きを読む
  • 元禄百妖箱
    大衆伝奇小説って感じで面白かったな。
    堀江安兵衛は己のすべきことまっとうできて良かったな。
    大石内蔵助は気の毒かも..
    吉良上野介はとんだとばっちり
    浅野はもっとかわいそう
    上様と桂昌院と柳沢は気持ち悪い感じ。
    神官も気持ち悪かったな。
  • イルカは笑う
    感想:ひとことでいうと「なんじゃこりゃ~」
    基本はダジャレですね。ただのダジャレをつなぎ合わせて荒唐無稽な物語を紡ぎだしていく遊び。(そうではない話もいくつかはある)
    教養としての雑学がないと元ネタがわからず、ただの変なお話で終わってしまうと思う。(私も1割ほどわからないネタがありましたが…)
    初読...続きを読む
  • 歯噛みする門左衛門 元禄八犬伝三
    門左衛門って、近松門左衛門か!
    今回も、何人もの新キャラ登場で、みんなそれぞれに魅力的。
    左母二郎の「さもしい浪人」っぷりは今回も炸裂で大笑い。
    (いや、被害を受ける人たちにとっては笑い事じゃないんだけど)
    船虫姐さんが猫好きとは意外に可愛い。
    並四郎の技は、本当に素晴しい。真面目にやれば一旗あげら...続きを読む
  • さもしい浪人が行く 元禄八犬伝 一
    田中啓文版里見八犬伝の開幕!
    佐母二郎のキャラにまずびっくり。
    主人公なのに、ああいう登場?!
    さすが田中啓文さん、ぶっとんでるー。
    相棒?の泥棒並四郎や妖婦船虫との掛け合いも楽しい。
    並四郎を宿敵として追いかける鬼右衛門のキャラも好き。
    解説にもあるけど、この辺の関係があのアニメ、まんまなのがまた...続きを読む
  • 天下の豪商と天下のワル 元禄八犬伝 二
    前作の最後で出てきた黒幕?
    うっそー、あの人をそういう役回りにしちゃうの?!の人はやはり暗躍しているように思われる「三人淀屋」。
    佐母二郎たちの活躍がかっこいい。
    並四郎はとんでもない災難だったけど、なんともくえないところが好きだわー。
    赤穂浪士にまつわる一編は、ひたむきな右衛門七が切なかった。
    ...続きを読む
  • 竹林の七探偵
    3世紀の中国で老荘思想を体現した竹林の七賢人がいたそうだが、彼らが疑案という謎を解くというパロディもの。中華風の雰囲気が漂っていて、なかなかいい感じだ。7人のやり取りも、清談というか、ちょっと俗っぽいところもないわけではないが、結構面白い。謎解きも彼らがああでもないこうでもないとやるが、毎回最後に竹...続きを読む
  • 信長島の惨劇
    織田信長と周辺人物+『そして誰もいなくなった』っていう素っ頓狂なテーマがもう最高だよね。
    各登場人物のキャラ付けはだいたい大河ドラマとかに出てくるときのそれと近い感じだからすんなり受け入れやすく、でも逆に「この武将ならこう考えて動くはず」ってイメージが若干ミスリードを誘う部分も?
    基本的にはバカミス...続きを読む