落下する緑

落下する緑

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

ジャズバンド、唐島英治クインテットのメンバー、永見緋太郎は天才肌のテナーサックス奏者。音楽以外には関心を示さないのが玉に瑕だが、ひとたび事件や謎に遭遇すると、フリージャズを奏でるように軽やかに解決していく。反対に展示された絵画の謎、連綿と受け継がれたクラリネットの秘密、消えたトランペット奏者の行方など、永見の推理は――。鮎川哲也も絶賛した、著者のデビュー短編「落下する緑」にはじまる、洒脱で軽妙な本格ミステリ連作集。各エピソードの雰囲気に合わせ、著者が自らチョイスしたジャズCD、レコード紹介のおまけ付。/著者あとがき=田中啓文、解説=山下洋輔

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落下する緑 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ジャズ漫画「ブルージャイアント」の作者によるカバーイラスト、創元推理文庫の安心感から特に何も考えずにジャケ買いした一冊。本作のような出会いがあるから本屋巡りはやめられない。
    ジャズバンドのテナーサックス奏者が7件の事件や謎に遭遇し、解決するというストーリー。事件や解決といったミステリー要素は勿論、作中て描かれるライブシーンも臨場感があり、場面が頭に浮かぶ。著者のおすすめレコード紹介もありがたく、YouTubeで検索して聴きながら本書を読むとよりストーリーに埋没できる。

    0
    2026年03月27日

    Posted by ブクログ

    ジャズの事については熱くなるがそれ以外は全く興味がない天才肌のテナーサックス演奏者の主人公は、様々な謎に遭遇をするがそこにサックスが関わる事柄が絡んでいると超人的な頭脳により解決をしてしまう。
    その伏線に「いかにして気付いてしまうのか」が毎回おもしろい。
    表紙がBLUE GIANTの石塚真一氏によるもので手を取ったのですが主人公は正にこの漫画の主人公だったので顔が凄く浮かびながら楽しく読めました。どういう関係でこの表紙になったのか調べても分からずすごく気になる...

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    田中啓文さんの落語シリーズも好きだけど、このテナーサックス奏者永見の推理小説も楽しかった。推理小説としておもしろいだけでなく、ジャズマンのこと楽器のことも楽しく学ぶことができた。「大きなお世話」的参考レコードで紹介しているアルバムは早速聴いてみようと思う。
    最後の「砕けちる褐色」の謎は聞いてびっくり!

    0
    2012年05月06日

    Posted by ブクログ

    これは人に勧められます。
    で、田中啓文が気に入ったら、梅駆くんの話じゃなくて、『忘却の船に流れは光』を勧めるといいでしょう (゚∀゚)

    いい話です。
    2話目って、細野不二彦の『BLOW UP!』にほぼ同じオチの話があったような気がしますが、JAZZはそういうものです。
    そういうものなんです。

    0
    2010年10月09日

    Posted by ブクログ

    下する緑の続編です。

    前回は色シリーズですが、今回は味シリーズ。

    ジャズの事はわからなくても楽しめます。

    相変わらず天然(?)の永見緋太郎ですが事件を解決していきます。

    続編も出たら読みたいシリーズです。

    0
    2011年01月06日

    Posted by ブクログ

    私はオーケストラより吹奏楽が好みで、一番好きな楽器はクラリネットです。でもジャズのテナーはまた別格ですよね。この本の主人公、永見緋太郎は唐島英治クインテットのテナーサックス奏者で、世の中の人間がすべてアンパンマンかジャムオジサンであると思っている性善説信奉者です。短編集ですが、章題が「落下する緑」「揺れる黄色」「反転する黒」「遊泳する青」「挑発する赤」「虚言するピンク」「砕けちる褐色」と色つながりになっていて、さらに各章の間に「田中啓文の『大きなお世話』的参考レコード」というコラムがはさまれているという楽しい構成になっています。内容も音楽だけでなく、絵や小説など多岐に渡っています。
    田中啓文は『笑酔亭梅寿謎解噺』シリーズで噺家のお話を書いていましたが、多趣味ですね。ご本人もテナー奏者で、CDも出ているそうです。演奏も聴いてみたいですね。(本書にCDの入手先URLが書かれていましたが、つながりませんでした。残念!)

    0
    2010年12月04日

    Posted by ブクログ

    ジャズとからめた事件。
    音楽のことは全く知らないが、楽しめた。
    殺人事件でないところがいいと思う。
    落ちは読めてしまうけれど、後味がいい。

    珍しく探偵役が好きになった。永見くん(テナーサックス奏者)、かっこいい。

    作者がジャズ好きなのか、1話区切りにお勧めCDの紹介が入っている。

    しかし音楽やっている人は皆こんなに個性的なのでしょうか。

    0
    2010年02月22日

    Posted by ブクログ

    天才肌のテナーサックス奏者・永見緋太郎が探偵役となって、日常の謎を解決する、七色の連作短編集。

    自身もジャズ愛好家でサックス奏者でもある著者が、人並み外れた耳と感性でサクッと謎を解くストーリーを書くのは、相当楽しかっただろうな〜と伝わってくる。

    永見の推理は、時に理屈ではなく彼が感じたことに基づいているので、そういう意味での面白さはない。
    けれど、とにかくジャズ愛と遊び心でいっぱいで、読後はにやり。

    各編の最後に、愛盤の紹介付きで、さらにオマケに解説が山下洋輔。
    大サービスです!

    0
    2018年10月30日

    Posted by ブクログ

    ジャズをテーマ・・・というほどでもないな。ジャズの奏者が登場人物というだけで話の核にジャズってほどでもないように思う。
    一編一編が短くサクッと読めるのは悪くないですが、裏を返すとどの話もすぐに終わっちゃって消化不良感が否めない。それでいて謎が面白いかというとそれほどでもないような。。。デビュー作だからかな?ちょっと粗削りにすぎる印象。

    0
    2012年08月31日

    Posted by ブクログ

    音楽によって解ける謎。
    セクションによって解ける謎。
    『音楽』という、分かるような分からないような世界での謎に
    驚くところもありましたが、そうなのかと思うようなところもあり
    面白かったです。

    短編集になっているので、少しだけ読み進めるのによいですが
    その後にジャズの解説がついているので、それに興味がないと
    読める範囲が少ないです(笑)

    0
    2009年10月07日

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