田中啓文のレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズたちの新冒険

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    ネタバレ


    ホームズさん、168歳のお誕生日おめでとうございます!!!
    毎年毎年、誕生日当日の1月6日を完全にスルーし、翌日以降に「そういえば誕生日だった」を懲りずに繰り返してる私ですが、小学四年生の時に貴方に出会って以来、私はずっと貴方のことをお慕い申し上げております。

    というわけで、今年の新年の読み初めは、ホームズパスティーシュが収められた本作と相成りました。
    例年は読み初めは小川洋子先生って何となく決めてるんだけど、たまには趣向を変えてみるのも悪くないだろう。ピューウ♪

    ???

    閑話休題。

    全5編収録ですが、【シャーロック・ホームズ「たち」の新冒険】というタイトルからも推し量れる通り、ホー

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    2022年01月09日
  • 信長島の惨劇

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    早川時代ミステリー文庫初読み。山崎の戦いから清洲会議の間の出来事。本能寺で死んだはずの信長から、とある島に来るように、との書状を受け取った秀吉、勝家、右近と家康。クリスティのあの名作を彷彿とさせる設定にこれから何が起こるんだろうとワクワクして読めました。武将同士の掛け合いも見事で、何よりもノンフィクションの歴史的事実の後に、ミステリーのフィクションを挟み見事にノンフィクションに戻る内容内容はお見事!序盤の信長による光秀イジメも酷かったのですが、まさかこんな意味があったとは。素晴らしい歴史ミステリーでした!

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    2022年01月02日
  • 信長島の惨劇

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    本能寺の変にて死んだはずの織田信長を名乗る書状が、羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、そして徳川家康の元に届く。三河湾の小島に一人で来るようにと。
    信長の死に対して何らかの負い目のある彼らは不審に思いながらも招待に従う。
    そして、京で流行りだした童歌の歌詞の見立て通りに島では殺人が起きる。
    アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」へのオマージュ作品と銘打った時代本格ミステリー。6年ぶりに発売されたこの時代小説がすごい2022年版で4位にランクイン。
    4人の武将の特徴が手く書き分けられストーリーに没入する。
    本能寺の変に対して、驚愕の真相が待ち受ける結末。んな訳あるかい。さもありなん。フィクシ

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    2021年12月26日
  • オニマル 異界犯罪捜査班 鬼刑事VS殺人鬼

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    まあ、鬼と陰陽師がタッグを組む警察小説。アメリカン航空機が乗っ取られ、自爆テロで上野に墜落し、上野公園一帯が壊滅状態になり、上野寛永寺は移転し、その跡地に警視庁が新築されるという世界の東京のお話。ここで、ははあと気づいた人は凄い。上野寛永寺は江戸の北東にあり、鬼門の抑えになっていたのだ。頭が粉砕されて7人が一度に殺されるという殺人事件が、連続して起こる。鬼丸、小麦、ベニーたちは、殺人者の痕跡さえも見つけられず、捜査は混迷を極める。実は殺人者は、人間ではなく艮の金神だったのだ。3人の主要登場人物ばかりでなく、他の人物、妖たちも魅力的で、やり取りも面白い。最後に、ベニーを頭にして、警視庁刑事部陰陽

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    2021年11月23日
  • 貧乏神あんど福の神

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    所は天下の台所、大坂は福島羅漢まえ。
    四軒長屋、八軒長屋どころか計画なしのやたらめったら増築し過ぎた百軒長屋。「日暮らし長屋」と呼ばれるボロ家に棲まう絵師は貧乏神と呼ばれ、大名家のお抱え絵師であったが、今は筆作りの内職で糊口を凌ぐ日々を送る。
    そんな長屋に一枚の絵がある。付喪神となった疫病神が絵の封印から飛び出し、不思議な日々が巻き起こる。
    長屋の長男たちのすったもんだの珍事が頻発する中、ひょんなことから福の神と呼ばれる若旦那と出会い、毎度の珍事を解決してゆく。
    長屋の心温まる人情もの。えてして、世の中ネガティブなことも多々起こるが、気の持ちようで何とでもなるよなと無責任だが優しい示唆を拾

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    2021年10月12日
  • 銀河帝国の弘法も筆の誤り

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    なんだこれ。
    めちゃくちゃ面白かった。
    すべてがふざけている。
    「銀河帝国の弘法も筆の誤り」と「銀河を駆ける呪詛」が特に好き。
    でもこれを気に入った人は変態らしい。
    あと食事時には向かない。

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    2021年09月05日
  • こなもん屋うま子

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    破天荒な大阪のおばちゃんと「こなもん」と、悩みを抱えた人達の連作短編。面白かった。
    馬子さんが何者なのかとか、不思議なところもたくさん。それも含めて魅力的でした。

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    2021年06月13日
  • 夜更けのおつまみ

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    まさに夜更けにお酒をちびちびと呑むように、ちびちびと気分が良い夜に読んでいたら結構時間がかかったけど好きな本でした。このシリーズ、他のも読んでみたい。生活感が満たされる。

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    2021年06月10日
  • 信長島の惨劇

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    本能寺の変後、信長を名乗る何者かによって無人島に集められた武将たち。それぞれに秘密を抱えた彼らはやがて、わらべ歌になぞらえるようにして順に殺されていく……と、「そして誰もいなくなった」シチュエーションなのは言わずもがな。犯人は誰なのか、果たして信長は本当に生きているのか、いやそもそも本能寺の変はなぜ起こったのか、などなど謎がいっぱいの歴史時代小説にして本格ミステリです。これが史実だったらめちゃくちゃ面白い(笑)。
    あまり日本史には詳しくないのですが。それでも充分に楽しんで読めました。お勉強にも……なるかも? ミステリとしてはもちろん楽しくて仕方がありません。謀略に次ぐ謀略、そしてすべての真相は

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    2021年05月09日
  • 落語少年サダキチ(さん)

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    さて、そうこうするうちにプロの前座として高座へ上がることになるサダキチ。しかし、何か雲行きが怪しい。そして生き別れたオカン登場!なんやかんやのうちに、前座の役割もわかってきて…ゼニカネの悶着に、痴話喧嘩、サダキチの人生は、コテコテ人情噺の落語そのものでっせ。

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    2021年05月07日
  • 夜更けのおつまみ

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    原稿があがった後の枝豆とビール、秘密のレシピでつくる肴、大切な人との一皿…。31人の人気作家がおつまみにまつわる思い出を語ったエッセイ・アンソロジー。『asta*』掲載を文庫化。投稿コンテスト大賞受賞作も収録。

    いろいろ試したくなるおつまみ。

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    2021年04月03日
  • 落語少年サダキチ

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    40年ぐらい前の昭和の小学生時代を思い出す。大阪弁が生きてる文章が好き。関西人やのに、西宮という土地柄はどうも「標準語」の人が多く居心地が悪いのだ。まぁそんなことはどうでもええけど。小学校の同級生が落語会を開いた時のこと、そしてその後そのうちの一人が真打になり、ほんまもんの噺家になったことを思い出しながら読んだ。

    江戸時代の大坂、番頭さんや丁稚が出てくる船場の様子、そしてなんといっても落語の元祖と呼ばれる米沢彦八まで登場する。続きもあるらしいので、楽しみにしている。

    これ、ラジオドラマにならへんかなぁ?なんて思っている。緊急事態宣言で寄席へも定席へもなかなか寄り付かれへんよってに。

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    2021年02月02日
  • 件 もの言う牛

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    ネタバレ

    上手くホラーと民俗学を融合させて、落とし込んでいるなぁと感心!

    雄略天皇は実在の人物ではないので、この辺りも史料と併せて考えた上で出来上がったんだろうなと想像。

    読ませてくれるホラーは少ないので、面白かったですね。

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    2021年01月24日
  • 件 もの言う牛

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    田中啓文『件 もの言う牛』講談社文庫。

    『件』をテーマにした伝奇パニックホラー小説。『件』と言えば、小松左京のホラー短編『くだんのはは』を思い出すが、果たして本作はどうだろうか。

    単なるホラーに留まらず、スケールの大きい阿鼻叫喚の地獄絵図が描かれる。もう少し贅肉を削ぎ落とし、物語の筋を明確にすれば、もっと面白い作品になったかも知れない。

    奈良県葛城山の山中で若い男女が遭難する。男性は牛に襲われ、崖から転落し、九死に一生を得る。女性は牛に食い荒らされ、無惨な遺体となって発見される。その2ヶ月後、岡山県の山間部でフィールドワーク中に土砂崩れに巻き込まれながら、難を逃れた大学生の美波大輔は助け

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    2020年12月19日
  • 竹林の七探偵

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    [竹林の七探偵]
     田中 啓文
    6作から成る連作短編集。
    中国・魏の時代を舞台に竹林の七賢が清談の中で出てきた疑案(謎)を解こうとするが、最後は竹精・華虞姫が枝葉末節まで解決。
    個人的には、老子はどこへ旅立ったかを推理する「老子はどこへ行った?」が好み。
    タイトルは七探偵となっているが、賢人はどちらかというとワトスン役。華虞姫が探偵役。
    華虞姫は女優の菜々緒さんをイメージさせる言動が男前。
    そして最後には華虞姫の正体が?
    賢人のこの先は?

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    2020年09月01日
  • 臆病同心もののけ退治

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    もののけを取り締まる部署が臆病同心をスカウトした理由に笑ってしまった。華彦がんばれー。
    面子がみんな個性的だし。
    遊び人の金さんがそう絡んでくるのか。この設定も面白い。
    もののけの仕業と思われる事件も、実は人間の方が怖かったりする。
    もののけを怖がるあまりになんでももののけの仕業に思えてびびる華彦だけど、武術の達人なのは頼もしい。真面目でいい奴だし、好きだ。
    しかし、化ケネズミの正体は予想もしなかったな。
    こういうふうにおおってなる展開は楽しい。
    シリーズ続編が楽しみ。

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    2020年08月31日
  • 夜更けのおつまみ

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    ブレイディみかこさんのイカのお話めっちゃわかる…透明じゃないとイカの刺身じゃない。
    下戸なのですがおつまみは好きなので楽しく読みました。
    簡単なレシピもちょいちょい書かれているのもいいです。森まゆみさんのと水生大海さんの…やってみよう。
    なとりの一度は食べていただきたいシリーズはほんと美味しいです。
    茜やさんは行ってみたいなぁ。。
    お酒呑める方が楽しそうだとつくづく思いました。

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    2020年08月23日
  • 夜更けのおつまみ

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    知ってる作家、知らない作家が目に浮かぶようなおつまみレシピを紹介。
    ほぼ5ページにその時の情景と共に出されるおつまみは、ささっと作られたもの、買ってきたものと様々。呑める人も呑めない人も共通してるのは「おつまみが好き」。
    たまらず途中からビールを開けました。
    さて、おつまみ何にしよう?

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    2020年06月01日
  • 大塩平八郎の逆襲 浮世奉行と三悪人

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    このシリーズも終わってしまったのね…。
    個人的には、鍋奉行シリーズを進めて欲しい。
    田中さんの本では、カニエばあさんや、鍋奉行など、大食漢で大酒のみで、傍若無人なキャラがでてきて、かなり好き。

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    2020年02月19日
  • オニマル 異界犯罪捜査班 鬼と呼ばれた男

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    物の怪よりも

    人が一番怖いなあ。

    もっとホラーテイストかと思って読んだけど結構なファンタジー(?)でびっくりだったけど、面白かったです。陰陽師刑事と鬼刑事コンビが今後どうなっていくか楽しみです。

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    2020年01月19日