田中啓文のレビュー一覧
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そろそろフリージャズに手を出すか。
引用
「マイルスが死んでジャズは終わったというひともいますがそれはとんでもない誤解です。各地のライヴハウスでは、若いミュージシャンたちが「今の音」を熱く奏でています。 本書は、そういったジャズに関する誤解を解く本です。現在進行形のジャズは、実はパンクと同じぐらい過激で、ポップスと同じぐらい楽しく、ヒップホップと同じぐらい身体に感じる、かなりヤバくて激アツで全身を直撃する音楽なのです。とくに「フリージャズ」と呼ばれるジャズは、その成立から、小むずかしい、わけのわからない騒音じみた、政治や思想臭がつきまとう、頭でっかちの音楽だと思い込んでいるひとも少なくありま -
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伝奇学園高等学校民族学研究会シリーズ三冊目。
楽しく楽しく読ませてもらった伝奇学園もこれで最終巻です。
収録は世界の創生の地を舞台にバイオな未確認生物と戦う『オノゴロ洞の研究』。合宿先のお寺で出くわした殺人事件と薬物に迫る『雷獣洞の研究』。そして天照大神の姿を暴く『天岩屋戸の研究』。
相変わらずのキャラクターたちが織りなす、くっだらない謎とくっだらないダジャレが素晴らしいハーモニーを奏でて、見事などーでもいい感じの作品になってます。誉めています。
シリーズ最終ということで、散々見え隠れしてきた顧問の薮田先生の真の思惑や学園長田中氏のラスボスっぷりはもちろん、なにより主人公・ -
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私立伝奇学園高等学校民族学研究会シリーズ二作目。
一作目よりさらに面白くなってます。とても好き!
曾祖父の残した言葉を頼りに、常世の森にあるという邪馬台国の秘宝を求めて留学してきたタイ人ナロンチャイと邪馬台国の謎に迫る『邪馬台洞の研究』。
幻のクワガタ虫を求めて常世の森に迷い込んでしまった小学生・三太郎を助けるため、森にすむ未確認生物たちと戦う『死霊洞の研究』。
過疎の村の歪んだ風習と伝承の謎に迫りながらわんこそばを食い荒らす『人食い洞の研究』
そして最終巻・天岩屋戸の研究へと続く、『天岩屋戸の研究(序説一)』
毎回仕込まれたネタとダジャレ、そしてこじつけのくせに裏 -
Posted by ブクログ
格闘武術「独楽」の使い手である主人公の諸星比夏留は、稽古に明け暮れる毎日を嫌いブラスバンド部に入部する予定だったのが、どういうわけだか民俗学研究部に入部してしまう。
飲んだくれの顧問の爺さんを筆頭に、レズの部長だったり関取りの先輩だったり、奇妙な部員たちとともに民間伝承から派生するいろんな不思議な現象を解決してゆきます。
まぁ解決するのは部員たちでなく、民俗学大好き少年保志野くんなのですが……。そして最終的にはなにかあるごとに比夏留の「独楽」が炸裂し、結果力技で終わることも多いのですが……。
伝承、神話、古事、噂話にオカルト現象、歴史とSFとミステリをごっちゃにして、格闘とダジ