田中啓文のレビュー一覧

  • 茶坊主漫遊記

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    ネタバレ

    こう言う石田三成は読んだことがなかった。これは面白い。

    田中啓文節、と言うのか、突き抜けすぎのダジャレとビロウな話がなくて、ちょっとおや?と思ったけれども、面白さは相変わらず。

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    2012年12月03日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    無理やり入門させられた上方落語の世界。
    しかしそこに魅力を感じた竜二がその世界にのめりこんでいくというストーリー。

    落語の噺がミステリーの謎ときのヒントとなっているところがおもしろかった。

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    2012年10月24日
  • 聴いたら危険! ジャズ入門

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    そろそろフリージャズに手を出すか。

    引用
    「マイルスが死んでジャズは終わったというひともいますがそれはとんでもない誤解です。各地のライヴハウスでは、若いミュージシャンたちが「今の音」を熱く奏でています。 本書は、そういったジャズに関する誤解を解く本です。現在進行形のジャズは、実はパンクと同じぐらい過激で、ポップスと同じぐらい楽しく、ヒップホップと同じぐらい身体に感じる、かなりヤバくて激アツで全身を直撃する音楽なのです。とくに「フリージャズ」と呼ばれるジャズは、その成立から、小むずかしい、わけのわからない騒音じみた、政治や思想臭がつきまとう、頭でっかちの音楽だと思い込んでいるひとも少なくありま

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    2012年08月06日
  • 茶坊主漫遊記

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    本屋で平積みされるのを見るまで、作家の名前も知らなかった。
    表紙見て「おもろそう?」、
    裏表紙の概要見て「ブクオフー!入荷登録せな!!」
    (よっぽどのことがない限り、こーゆー買い方です;)

    どう書いてもネタバレになるので敢えて書きませんが、
    ジジイ好きの自分にはとてもおもしろうござりました。

    いやー、戦国の頃ってネタに困らんでござるなぁw

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    2012年05月16日
  • 落下する緑

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    田中啓文さんの落語シリーズも好きだけど、このテナーサックス奏者永見の推理小説も楽しかった。推理小説としておもしろいだけでなく、ジャズマンのこと楽器のことも楽しく学ぶことができた。「大きなお世話」的参考レコードで紹介しているアルバムは早速聴いてみようと思う。
    最後の「砕けちる褐色」の謎は聞いてびっくり!

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    2012年05月06日
  • ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4

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    落語ブームのはずなのに、なぜか笑酔亭梅寿一門だけは食うや食わずの極貧生活。バイトに明け暮れる竜二も、気がつけば入門三年目、大きな節目を迎えていた。事務所にナイショの闇営業に励んだり、落語CDリリースの話が転がり込んだり、漫才師の登竜門「M壱」に挑戦したり••••••。芸人としての迷いに直面しながらも、落語の奥深さにますます魅了されていく竜二の成長を描くシリーズ第四弾。

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    2012年04月15日
  • ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4

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    あれ?これ、ミステリーじゃなくなったよね??
    完全に竜二の成長記となってしまったような…。
    でも、面白いから許すっ←何様?
    この作品の魅力はやはり掛け合い。テンポがよくてぐいぐいと引き込まれます。
    梅寿さんの破天荒ぶりは相変わらず凄い(笑)。
    今回、竜二にちょっとした動きがあったので、話がホントに動いた感じがしました。
    最後のオチは盛大に笑わせて貰いやしたよ♪
    次巻が楽しみです!

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    2012年03月06日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    シリーズを通して、キャラクターが実にチャーミング。高校をドロップアウトした金髪鶏冠頭の元不良・竜治が酒飲みの落語家・笑酔亭梅寿に弟子入りして巻き起こる、成長譚。
    古くさくてカッコ悪いと思っていた落語の面白さ、奥深さに目覚めていく経緯、師匠や兄弟子、漫才師・コメディアンたちやとの人間関係を綴るエピソード、襲名問題や東西格差、笑いを職業とする者の悩みと喜びなど、多岐にわたる広い問題意識と、深い愛情を感じる秀作。
    映像と舞台とで観たい一作。

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    2011年12月11日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    プロの世界にならいかにも居そうな、お酒を飲むとどうしょうもないが芸は確か、情にも溢れた型破りの落語家のところに無理やり弟子入りさせられた鶏冠頭のツッパリ。落語なんかに興味はないと反抗しながらも、次々と起こる事件に巻き込まれながら、家族の良さを知ったり人の機微に気付いたりして成長していく。一話ごとに落語の説明があり、とてもわかりやすく落語の基礎知識が身に付くようで楽しい。上方落語も一度は生で聴き行かなくては、という気になった。

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    2011年12月07日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    おもしろかった。この後、シリーズで続きも読む。薦めて読んだダーリンもおもしろかったと3冊とも呼んでいました。

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    2011年08月21日
  • 水霊 ミズチ

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    ネタバレ

    和製伝奇ホラーの名作。

    神道やオカルトなどが好きな人なら絶対ハマるはず。

    「生水を飲んだら蛇になる」

    そんな言い伝えが残る地域で水を飲んだ人が次々おかしくなる病気が起こる。

    その原因を大学の研究者が追ううちに古代史が蘇っていく。

    ちなみに映画化されてるけれども、あれは観る価値はない。

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    2011年02月18日
  • 郭公の盤

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    半村良の伝記物、山田正紀の神三部作と幻代史、星野之宣「ヤマタイカ」「宗像教授」、諸星大二郎「妖怪ハンター」好きは絶対に読むように!

    現在の日本SF界の鬼才にして奇才、異才が組んでいるんだから間違いない。神代まで遡る謎、魅力的な登場人物、仕掛けの素晴らしさ、巧みな擬音……文句なしのエンターテインメントです。

    ただね……田中啓文……ですから……。

    あとがきも最高です。

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    2010年11月21日
  • 銀河帝国の弘法も筆の誤り

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    人類圏の壮大なる歴史と異星人とのコンタクト、そして崩壊を描く連作集。

    本当か?
    「嘘じゃ!」

    田中啓文の本領が遺憾なく発揮された作品集です ヽ(゚∀゚)ノ

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    2010年11月18日
  • 落下する緑

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    これは人に勧められます。
    で、田中啓文が気に入ったら、梅駆くんの話じゃなくて、『忘却の船に流れは光』を勧めるといいでしょう (゚∀゚)

    いい話です。
    2話目って、細野不二彦の『BLOW UP!』にほぼ同じオチの話があったような気がしますが、JAZZはそういうものです。
    そういうものなんです。

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    2010年10月09日
  • ホラーセレクション 平成都市伝説

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    「都市伝説」テーマのホラーアンソロジー。「都市伝説」そのものがもともとホラーなんだから、このテーマは面白くないはずがない!
    ユーモアの効いた梶尾真治「わが愛しの口裂け女」、異形テイストがとことん溢れる井上雅彦「飢えている刀鋩」などなどどれをとっても逸品ぞろいかなあ、という気がするけれど、個人的に気に入ったのは北原尚彦「怪人撥条足男」。「ばね足男」についてはあまり知らなかったのだけれど、このラストでやられたなあ、という思いがいっぱい。

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    2010年02月02日
  • 三人のゴーストハンター 国枝特殊警備ファイル

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    「かまいたち2」のおかげで一気に脚光を浴びた感のあるこの一冊。もっと早く読んでても良かったな。期待以上に、面白かった。
    三人とも違う作風なんだけど、すごーくバランスがいいと思う。笑いまくって、どっぷり浸って、納得する、と。最後に我孫子さんが来てると、なんか妙に落ち着くなあ。ちなみに「マルチエンディング」な最終章も、我孫子さんのが一番お気に入り。

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    2010年02月02日
  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

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    笑酔亭梅寿謎解噺の第二弾です。
    第一弾より謎解きが少ないですが、今回は師弟の話が中心です。

    第一弾、同様落語の内容の解説がもう少し欲しいかも?
    多少慣れてきて、大阪弁での会話の字面も早く読めるようになりました。

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    2010年01月16日
  • 天岩屋戸の研究

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     伝奇学園高等学校民族学研究会シリーズ三冊目。
     楽しく楽しく読ませてもらった伝奇学園もこれで最終巻です。

     収録は世界の創生の地を舞台にバイオな未確認生物と戦う『オノゴロ洞の研究』。合宿先のお寺で出くわした殺人事件と薬物に迫る『雷獣洞の研究』。そして天照大神の姿を暴く『天岩屋戸の研究』。

     相変わらずのキャラクターたちが織りなす、くっだらない謎とくっだらないダジャレが素晴らしいハーモニーを奏でて、見事などーでもいい感じの作品になってます。誉めています。

     シリーズ最終ということで、散々見え隠れしてきた顧問の薮田先生の真の思惑や学園長田中氏のラスボスっぷりはもちろん、なにより主人公・

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    2009年10月08日
  • 邪馬台洞の研究

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     私立伝奇学園高等学校民族学研究会シリーズ二作目。
     一作目よりさらに面白くなってます。とても好き!

     曾祖父の残した言葉を頼りに、常世の森にあるという邪馬台国の秘宝を求めて留学してきたタイ人ナロンチャイと邪馬台国の謎に迫る『邪馬台洞の研究』。
     幻のクワガタ虫を求めて常世の森に迷い込んでしまった小学生・三太郎を助けるため、森にすむ未確認生物たちと戦う『死霊洞の研究』。
     過疎の村の歪んだ風習と伝承の謎に迫りながらわんこそばを食い荒らす『人食い洞の研究』
     そして最終巻・天岩屋戸の研究へと続く、『天岩屋戸の研究(序説一)』

     毎回仕込まれたネタとダジャレ、そしてこじつけのくせに裏

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    2009年10月08日
  • 蓬莱洞の研究

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     格闘武術「独楽」の使い手である主人公の諸星比夏留は、稽古に明け暮れる毎日を嫌いブラスバンド部に入部する予定だったのが、どういうわけだか民俗学研究部に入部してしまう。
     飲んだくれの顧問の爺さんを筆頭に、レズの部長だったり関取りの先輩だったり、奇妙な部員たちとともに民間伝承から派生するいろんな不思議な現象を解決してゆきます。

     まぁ解決するのは部員たちでなく、民俗学大好き少年保志野くんなのですが……。そして最終的にはなにかあるごとに比夏留の「独楽」が炸裂し、結果力技で終わることも多いのですが……。

     伝承、神話、古事、噂話にオカルト現象、歴史とSFとミステリをごっちゃにして、格闘とダジ

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    2009年10月08日