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第二次大戦下で鬱屈する少年兵たちの、複雑な心象を描破した珠玉作「蹴りたい田中」で第130回茶川賞受賞後、突如消息を絶った伝説の作家・田中啓文。その稀有なる才能を偲んで、幼少時から出奔までの偉大なる生涯を辿る単行本未収録作8篇+αを精選、山田正紀、菅浩江、恩田陸などゆかりの作家・翻訳家・編集者らによる証言、茶川賞受賞時の貴重なインタビュウ「未到の明日に向かって」までを収録した遺稿集。
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Posted by ブクログ
本当にアホな作品(最上級の褒め言葉)
タイトルからすごいが、内容も負けず劣らずふざけている。
本作品は茶川賞(芥川賞ではない)を受賞した後、失踪した田中氏の短編集という体をなしている。それぞれの作品は九割がた駄洒落で構成されたSFであり、相変わらず田中啓文らしい作品である。
一番面白かったのは、「地球最大の決戦 終末怪獣エビラビラ登場」。ウルトラシリーズを中心とした昭和特撮臭が溢れるこの作品は、特撮ファンならきっと食指に触れるはず。話自体はくだらないが、作者のあふれる特撮愛が感じられた。「トリフィドの日」とかも、パロディ元の作者の名前が「ウィンダム」だからって、登場人物を某特撮シリーズのキャラクターにしたのには吹いた。
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