田中啓文のレビュー一覧

  • 鍋奉行犯科帳 京へ上った鍋奉行

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    どんだけ食い意地張ってるねん、このお奉行様(笑)。『みをつくし料理帖』のように上品ではないけれど、大好きなシリーズです。脇を固める用人、同心、飯屋のお婆、皆なんとも魅力的。各章二本立てで進む謎に満ちた話が、食を通じて一つになるのが小気味よし。

    人はたいてい日に三度、食事をする機会がある。誰かが心を込めてつくってくれたものを真剣に食べるべしということを食いしん坊のお奉行様から教えられている気がします。第3弾までよりも少し印象が薄いけれど、ふき出してしまうシーンもホロリとさせられるシーンもあり、やめられない。

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    2018年12月09日
  • UMAハンター馬子 完全版1

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    初の田中啓文作品。ちょっと前から名前だけは見かけていたので、1円本なのに買って読みました。年齢も1つ上なので、ネタにもやたら反応してしまいました。

    しかし、久しぶりに本を読みきった。3冊ぐらい中断してしまっている。ちょっと根気なさすぎ。

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    2018年10月10日
  • 浮世奉行と三悪人

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    鍋奉行の方が食べ物好きの私としては好きですが、こちらもなかなか楽しめました。田中さんの落語的なストーリーはこのシリーズにも健在のようです。登場するキャラが豪快で読んでいてスカッとします。

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    2018年06月08日
  • オニマル 異界犯罪捜査班 鬼と呼ばれた男

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    どちらに加担したくなるかって聞かれると多分鬼丸側
    悪さをする妖怪達もいるだろうけど何をするわけでもなく
    住処を追われてひっそりと暮らしている妖怪達まで悪とし、引きずり出そうとするベニー芳垣のが怖い
    激昂もよくする

    鬼丸と芳垣の関係がどうなっていくのか気になるところ

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    2021年12月30日
  • 鴻池の猫合わせ 浮世奉行と三悪人

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    雀丸さん、だんだんレベルアップしていて頼もしい。
    猫あわせのラスト、さすがの一言。
    鬼御前姐さん、どうなるかと冷や冷やだった。
    姐さんは、元気ばりばりでいてもらわないと。
    旧友諒太郎も、これからも登場してほしい。あの性格、かなり好き(笑)
    お園ちゃんとの関係は、どうなっていくのかな。パパが大きな壁だよなー。
    さきちゃんの登場も、今後が気になる。
    お早く続きを!

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    2018年05月29日
  • 鍋奉行犯科帳

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    田中啓文のキャラってなんか好き。
    朝ドラみたいなムカつく関西弁じゃない
    登場人物の会話も好き。
    最後の一話で美味しい和菓子が食べたくなった。

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    2018年05月13日
  • シャーロック・ホームズたちの冒険

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    有名キャラや歴史上人物がミステリに挑む短編集
    パロディやパスティーシュ作品には怖いもの見たさで挑む。
    こんな役回りさせるなよっ

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    2018年05月05日
  • 警視庁陰陽寮オニマル 魔都の貴公子

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    田中啓文『警視庁陰陽寮オニマル 魔都の貴公子』角川ホラー文庫。

    『オニマル』シリーズが完結したと思ったら、新たなシリーズとなり、復活したようだ。まるで漫画のような伝綺ミステリー。今後はシリーズ化されるようだ。

    アメリカ帰りで陰陽道を操る敏腕刑事・ベニー芳垣警部は警視庁陰陽寮の室長となり、何やら怪しげな鬼丸三郎太と小麦早希と共にが奇怪な事件に迫る…新たに謎の少女ヒョウリが登場し、ますます面白くなった。

    プロローグとエピローグに、『土俵の鬼』と『人形は見ていた』の2編を収録。プロローグに描かれる謎を残したまま、エピローグでは第2作への繋ぎが描かれている。

    荒俣宏の『シム・フースイ』シリーズ

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    2018年03月20日
  • オニマル 異界犯罪捜査班 鬼と呼ばれた男

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    新刊コーナーで手に取ってみたのがシリーズものだったので、一作目を古書で購入。軽く楽しめる鬼と陰陽師の刑事もの。

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    2018年03月14日
  • 落語少年サダキチ(に)

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    天才(?)落語少年サダキチこと清海忠志(小5)が活躍する田中啓文の児童文学第二弾!今回は「夏の医者」と「動物園」「千両みかん」がテーマなってます。あいかわらずおっちょこぱーでちょっぴりへたれの忠志が落語を極める道を(それなりに)歩みながら、苦手な歯医者から逃げ回る「夏の医者」、忠志にまさかのライバル出現!?(しかも、落語の)「動物園・千両みかん」では落語の極意ともいえる金言が出てきます。そうなんですよね、丸暗記ではあかんのでしょうね、落語おぼえたことないけど。

    自称マネージャーの真一にそそのかされたりあきれられたり、今回も江戸時代にタイムスリップして友吉と大阪中を駆けずり回ったり、もちろん伝

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    2018年02月17日
  • シャーロック・ホームズたちの冒険

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    ホームズ"たち"、とあるようにホームズがメインの話はひとつで他の話は大石内蔵助の妻、ヒトラー、八雲、ルパンがそれぞれ謎を解いたりします。

    『「スマトラの大ネズミ」事件』は、他のホームズパスティーシュアンソロにも載ってた話ですがやはり好き。トンデモ感はありつつ正典の雰囲気もしっかりあって面白い。

    『八雲が来た理由』は、八雲が書いた怪談に似たような事件が起きて面白い。
    この中だと逆に実際起きたその事件がキッカケで怪談を書いたというような感じですが。

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    2018年02月12日
  • 銀河帝国の弘法も筆の誤り

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    ネタバレ

    「ノーグレイ」「浮世奉行」と読んで気に入ったので、作者名で検索した時に題名に惹かれたのを購入。
    (-ω-;)ウーン、お下品なおバカSFだった。嫌いではない。w

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    2018年02月03日
  • 鍋奉行犯科帳 浪花の太公望

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    ネットに掲載されているプロフィールを読めば、明らかに変人であろう田中さん。著作のカバーにあるご本人の写真は、なんだか売れない芸人みたいだし(失礼(^^;)。だけど、時代ものはまだまだ苦手な私がハマっている時代小説、鍋奉行犯科帳シリーズです。好きすぎて、制覇すると寂しくなりそうで、だいじにだいじに読んでいたら、1年1冊ペースに。やっとシリーズ3冊目、しかもこんなに寒い季節だというのに、真夏の話。

    今回は鱧に狸に魚。お奉行様の登場は若干少なめ、それよりも21歳の同心・勇太郎が傷だらけになりながら活躍します。食べ物に異常な執着を見せるお奉行様は、勇太郎があたふたするあいだも食いもんにしか興味がない

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    2018年02月03日
  • 俳諧でぼろ儲け 浮世奉行と三悪人

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    浮世奉行の第2弾も手にしちゃいました。
    軽~くおバカなSF、関西な時代ものと楽しく読めたので、欲しいものリストにポチポチポチっと先ずは登録。

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    2018年01月26日
  • 俳諧でぼろ儲け 浮世奉行と三悪人

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    雀さんががんばってて嬉しい。
    誹諧の話では、あの句を使うかと思ったら使わなかったのね。
    それにしても、この件も、かどわかしの件も、卑劣で頭にくる。
    子供って、けっこう色々きいて、考えるものだしね。
    新登場の河野氏にはびっくり。今後の活躍が楽しみ。

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    2018年01月18日
  • 浮世奉行と三悪人

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    横町奉行ってのは江戸なら名主、田舎なら庄屋ぐらいの役割に+αぐらいに思っとけばいいのかな?
    江戸ものに比べて大阪を舞台にしたようなもんは、あまり馴染みが無かったんだなー

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    2018年01月12日
  • 宇宙探偵ノーグレイ

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    探偵ものと思って読み始めると( ゚д゚)ポカーン
    おバカSFとかナンセンスというのを認識して笑うのが正しいのかな?

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    2017年12月02日
  • 銀河帝国の弘法も筆の誤り

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    「人類圏」シリーズの短編オムニバス。結構エグい表現があってちょっと好みと合わないんだけど、掲載順もストーリー的にも最後となる短編「銀河を駆ける呪詛」のラストで激しく脱力。

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    2017年11月24日
  • こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙

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    こなもん屋うま子のB級グルメシリーズ、2作目。
    大阪の財政難を救い、東京をもしのぐ大都市によみがえらせたい!
    若き大阪市長の櫛田勝男(くしだかつお)は日々奮闘しているが、熱意がありすぎてやや行きすぎ、真面目がすぎてややおもろない。
    突如目の前に現れたのは、謎のこなもん料理店「馬子屋」

    馬子の店は、1作目ほどの汚さはなく、馬子もなんとか普通の「大阪のオバチャン」に見える。
    そして、櫛田は、問題が解決すれば永遠に消えてしまう馬子の店を、かぎ当てられるという特殊能力を持っていた。
    (ま、それって、まだ問題が解決していないってことでしょうか)
    連作短編集になっていて、最後にちゃーんと、全体としてのオ

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    2017年11月14日
  • こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙

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    一作目の方が私にははまりましたが、こちらもとても笑えました。今回は実在の人物やできごとを想像させる題材になっています。

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    2017年12月17日