田中啓文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
田中啓文『警視庁地下割烹』角川文庫。
三話からなる書き下ろしの連作形式の短編警察小説。
食と警察捜査を組み合わせた小説と言えば、福澤徹三の『侠飯』シリーズが非常に面白いので、本作にも大いに期待をしていた。しかし、斬れ味が悪く、可もなく不可もなくといった感じであった。
主人公が食の知識を生かして不可解な事件を一刀両断に解決するという爽快感は感じられず、ユーモアも中途半端なことが原因だろう。
警視庁捜査一課に所属する花菱朝彦は捜査で失敗を重ね、異動を命じられる。異動先は警視庁の地下4階にあるという刑事部割烹課という謎の部署。朝彦は、割烹『警視兆』に所属し、板前修業をすることになる。割烹課を仕切るのは『ささやき女将』こと森川春江警視正だった。
板前修業を終え、調理師免許とふぐ取扱責任者免許を取得した朝彦は、様々な食の場で起きた事件の捜査を行う。
『第一話 フグに当たった男』、『第二話 桜田門で桜鯛』、『第三話 二軒のラーメン屋』を収録。
本体価格880円
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Posted by ブクログ
ネタバレ件+牛鬼か…民俗学からひっぱってきた偽史小説好きなので面白かった。
牛を肉食にする必要あったのかなと思ったけど、鬼にしたかったのならそうか……一言主が鬼みたいになってるのは良いのかなぁ?
終始計画性があまり無い登場人物たちが好きになれず、特に礼子にイライラしっぱなしでした。ジャーナリズム、と言いつつだいたいけしかけるだけ。終盤の展開でようやく溜飲が下がりました。
教授ふたりとかアメリカ人の活動家兄弟は死ぬ必要ありませんでした。教授良い人だったのに…酷い巻き込まれだ。
ラストの牛鬼件スタンピードはハチャメチャB級映画みたいで面白かった。件なので、予言撒き散らしながら暴走しているのが良いです。
思い返すと、序盤に大輔や村口さんが目撃した件は白黒なので乳牛、だけど絵里ちゃんちの牧場で飼育してたのは肉牛。
同じ牧場で2つの系統の畜産しないと思うから、他に作ってた牧場あったの?あ、でも祀りに子牛連れてきてた人いたからそりゃあるか。
その人たちの牧場の件が、東京に行き、半島の北にも行き、と。なるほどねぇ