田中啓文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ひょんなことから
落語家に弟子入りする事になった不良少年。
初めは興味もなかった落語に少しずつのめり込んでいく。
田中啓文がこんな本も書いていることに驚き。
ホラーしか読んだことがなかったので。
そこまで詳しくはないですが、落語、私は好きです。
難しそうなイメージを持っていましたが、聞いてみると、意外とライトで面白い。
これぞ娯楽という感じ。
主人公の竜二も落語には詳しくないので、読み進めていくうちに一緒に落語を好きになっていく感覚。
師匠もかなりはちゃめちゃな人ですが、私、こういう男の人は嫌いじゃない。
締めるところは締めているし。
解説にも書いてありましたが、ミステリと落語のなんと -
Posted by ブクログ
この小説に星をつけるのは負けた気がする。
でも、続編も絶対読むつもりだし…。
夏休みの課題図書なんかに、必ず一冊読書が苦手な子
向けの本が入っていたりしませんか?
にぎやかな登場人物達の冒険譚に挿絵代わりの漫画。
それがそのままちょい大人向けになったのが本作品。
蓬莱洞の研究、大南無阿弥洞の研究、黒洞の研究の
3編がおさめられています。
民俗学的な面白さを期待したのですが、それは
ほとんど関係なし。
でもオシラサマとかそういうワードが好きな人は
より楽しめると思います。
いわゆるバカミスかとも思ったのですが、ミステリでも
ないし。もしかしてただのバカ小説!?
さすがメフィスト。
でもただ -
Posted by ブクログ
異形つながりで、田中啓文の短編集。良い意味で最悪な読後感。トラウマ系なので、人によっては途中でダメになるかもしれないが、この人はこういうものなのだ。
とにかく、内臓が飛び散り謎の粘液がほとばしり、もちろん血まみれグチュグチュのヌルヌル系なので、読者は選ぶのだが、筒井康隆のグロ部分を良い感じに引き出したような作風なので、筒井慣れしている人には笑いながら読める。
ほとんど作品が、タイトル通り食卓や食材に関わるもので、死体を食べるものから謎の生き物と、その(以下自粛)ものまで、まあ食欲が殺がれる事この上ない。
それ以外の作品も、筒井康隆の影響を受けたワルノリドタバタで、作風だけでなく擬音にいた -
Posted by ブクログ
おもしれぇぇぇぇ!!!!
すっっごい面白かった
ホラーであり、ミステリーであり、SFであり、様々要素をこのボリュームでまとめ切ったのがすごい。オカルト的な要素を如何に現実的に作品に取り入れるかは難しいところだと思うけど、まさか胃に取って代わる虫とは……それどころかラストで語られる胃そのものが別の生物なのではないかという可能性まであってもうびっくり仰天
伊邪那美と伊邪那岐、まゆみと己一郎、神と巫女(明美)、色んなところに男女の関係が暗示されていた。そしてそれこそがそれぞれの事件の発端になっていたような気もする。
ホラー作品の常として結末としては後味の悪いものだったが非常に面白かった