田中啓文のレビュー一覧

  • 件 もの言う牛

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    件って聞いたことがあるだけの存在だった。
    恐ろしいものを恐ろしい方法で造りだすにはやっぱり代償がいるんだなあと思った。呪いと同じかも。

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    2022年02月09日
  • こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙

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    大阪市長の櫛田は、こなもん料理屋うま子助言で、
    市が抱える問題を次々に解決していく。しかし、
    市長選挙で意見が対立、大阪を二分する事態に…!?
    爆笑B級グルメエンターテイメント。

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    2021年12月31日
  • シャーロック・ホームズたちの新冒険

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    〝著名人探偵もの〟の連作短編集。パラレルワールドもののSFとも言える作もおおく、探偵にもならず、ワトソンとも出会わなかったホームズだとか、ディスカバリー号が本当に木星に行った時間線の〈黒後家蜘蛛の会〉だとか、この設定だけでおかわりができる。ただ推理なしにいきなり結論が投げ出されるような話が多く、ミステリとしては軽め。

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    2021年12月04日
  • オニマル 異界犯罪捜査班 結界の密室

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    一応警察小説だが、角川ホラー文庫に入っていて、ホラーというより、オカルト警察小説かな。結構面白い。鬼丸三郎太刑事が実は物っ怪の鬼で、アメリカ帰りのイケメン警部のベニー芳垣が陰陽師というぶっ飛んだ設定がいい。本来なら、対立するはずの2人が協力して、3つの事件に立ち向かう。結局は、鬼丸が事件の真相に気づくのだが、手柄はベニーに譲る。最後は、鬼になって、背後に隠れていた悪人を懲らしめる。鬼丸に密かに憧れている小麦早希刑事が、鬼丸とベニーの仲に嫉妬するなどして、なかなか可愛い。ダジャレがさりげなく出てくるところなど、田中啓文らしい。

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    2021年11月16日
  • UMAハンター馬子 完全版2

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    下巻。上巻に引き続き、イルカが不憫。上巻はミステリ?と思ったけど、下巻はSF?日本神話を絡めて壮大な怪獣大戦争みたいな展開に発展していって唖然。最後、なんかゴジラVSウルトラマンみたいになってた(笑)UMAの豆知識とか考察は面白いけど、下品さとバカバカしさの方が勝ってた。この後馬子がどうなってこなもんやに転生したのか気になる。

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    2021年08月05日
  • 猿猴

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    人間に滅ばされたとか、封印されたとかで、大人しくしてたんが、何かの弾みで復活して暴れるってパターンは良くある。
    それが猿で、猿田彦、豊臣秀吉、聖徳太子などなどが、その血筋や!というのは、古代からの神話とかの流れで、ええ感じ。
    でも、コーネリアス?ジーラ?…「猿の惑星」やん!それも初期の奴!(このストーリーには合わんと思うだけで、ええ映画です!)
    一気に神話とかの世界から引き戻されてしもた…「猿の惑星」観て、凄い盛り上がるとかは、やめて欲しかったな。「宇宙猿人ゴリ」も出て来る…
    何か興醒め…でも、これがこの作者の洒落っ気なんかもしれん。
    まぁ、人の世界でも、猿の世界になっても、また、世の中乱れば

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    2021年07月31日
  • UMAハンター馬子 完全版1

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    こなもんや馬子の続編か!?と思ったけど、こなもんや馬子より前の刊行だから、馬子の前身か。とはいえ、こなもんやの馬子とはまた別次元の馬子でした。謎の伝統芸能「おんびき祭文」の語り手である馬子が弟子の少女イルカを従え、なぜかUMAと不老不死の秘密を追い求める…というストーリー。カテゴリをミステリにしましたが、果たしてミステリなのだろうかこれは(笑)
    馬子は相変わらずド厚かましい大阪のおばはんですが、イルカに対するパワハラがすごすぎてちょっと笑えない…イルカが可哀想になってくる。
    おなじみのネッシーやツチノコや雪男などが登場し、馬子が謎の博識を見せつけて正体を暴いていくところはとても面白い。
    果たし

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    2021年07月25日
  • 警視庁陰陽寮オニマル 魔都の貴公子

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    気がつくと「角川ホラー文庫」って事が良くある。ホラーってあるけど、そう純粋にホラーって感じのばっかりでもない。結構、気に入ってしまってる!^^;
    得意の古本屋詣に行くと黒い背表紙の文庫探してるし…(−_−;)※ホラー文庫は、黒い背表紙です。
    ちなみに、もう既に何冊かたまってる…
    今回も背表紙で判断。
    陰陽師?
    鬼?
    警視庁?
    陰陽寮?
    何か面白そう…
    上司が、陰陽師で、部下が鬼。
    で!購入!
    でも、シリーズの始まりって感じで、まだまだ続きそう。(前にもシリーズあったみたい。)
    河童、鬼と妖しとそれを退治する担当の陰陽師、これからやな。
    面白くなるのは…
    オニマルは、漫画「地獄先生ぬーべー」みた

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    2021年07月06日
  • 夜更けのおつまみ

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    お酒大好きですが、つまみはなくても良い人間です。食事と共に飲酒して、食事が終わればアルコールだけでOK。夜更けにつまみを食べて飲酒したら体重増えるやんと思うから。

    でもこうしてこの本を読むと、作ってみたくなるつまみがいくつか。レシピが掲載されているものもあれば、掲載するまでもないものもあり、好き勝手な体裁が楽しい。読んだことのない作家もたくさんいて、興味を惹かれます。

    「食欲と性欲が欠けている小説」を書くと言われた綾崎さん。前者についての言い訳はわかりましたが、後者についてはどうなのかが気になります(笑)。

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    2021年06月15日
  • 貧乏神あんど福の神

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    タイトルと表紙の通り、コミカルで軽く読める一冊です。

    売れない絵師の葛幸助は、筆づくりの内職で生計をたてていますが、部屋に掛かる絵に封じられた瘟鬼(厄病神)と同居(?)をしているせいか、とにかく災難が降りかかってばかりで、筆屋の丁稚にも「貧乏神のおっさん」と呼ばれている始末。
    だったらその絵を処分するなりすればよいのですが、幸助は“お前(厄病神)がよそにいけば、そこのものに災難が降りかかる・・俺のところにいれば俺が一手に引き受けるので、ほかのものが助かる・・”と、人が好いにもほどがある理由で災難をマイルドに受け入れています。
    そんな貧乏神・幸助と、ひょんなことで出会った、謎の“福の神”こと福

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    2021年05月02日
  • 竹林の七探偵

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    モデルは竹林の七賢人だから、どうしても登場人物は7人になり、それぞれを描かなければならないと思うのですが、そうすると、この1冊では足りないと思うのです。7人全員を描かなくても、誰か一人をじっくりと描いてくれるともっと満足するのですが、それぞれが面白いはずの七賢人がなんとなくすうっと通り過ぎて行ってしまったように感じ、何かをもっと期待したくなりました。
    華虞姫の設定は面白いと思いました。そうですか、そうすると、彼女はこのような感じで、その後の世界で会話していたのですね、なるほど。
    「竹夫人」は諸星大二郎が作品に仕上げそうな雰囲気で、それを想像しながら読んだところです。一番好きでした。ただ、アーム

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    2021年04月25日
  • 竹林の七探偵

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    中国が舞台の話に入り込めず。
    ただ7人が酒を飲みながらあーでもない、こーでもないと謎に対し話しているのは楽しいですね。

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    2021年04月13日
  • 信長島の惨劇

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    アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品。

    本能寺の変の十数日後、死んだはずの信長からの招待状が羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、徳川家康に届く。彼らは招待状に書かれた通り、三河湾に浮かぶ小島<信長島>を訪れる。そこには饗応役として本能寺の変で死んだ筈の森蘭丸、信長の忠僕・弥助、光秀の娘・玉、そして茶人の千宗易もいた。
    信長に対してそれぞれ後ろ暗いものを抱えている四人は、なかなか姿を表さない信長に焦れていくがそんな中で第一の殺人が起こる。それは本能寺の変後、今日で流行り始めた奇妙なわらべ唄をなぞるかのような死に方だった。

    トンデモ設定なのに面白かった。途中、島内の建物の

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    2021年02月19日
  • 落語少年サダキチ(に)

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    定吉にライバル?
    勝手にライバルなんて、おもてもろたらかなわんなぁ。
    そして、初高座に上がる日が近づいてくる。
    江戸時代と現代のバックトゥーザ・フューチャーにも慣れてきた?
    さて、どうなる、乞うご期待!

    レコードで落語を楽しむというところが、私の世代にしっくりくる話です。定吉のお父さんと同世代かなぁ。私は祖父がラジオやテレビで演芸番組を聴いている横で育ちました。父は当時若禿を気にしながら、そのハゲをネタに文筆業をしていました。親子というのはどこなと似てしまう。なんだか、我が家の祖父〜父〜私の昔話をちょっと思い出したりして、そしてやっぱり小学生の時の落語会の光景が重なります。こんど寄席に行ける

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    2021年02月10日
  • 信長島の惨劇

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    本能寺の変の直後の離島を舞台にした羽柴、柴田、高山、徳川などをメインキャストにした日本版「そして誰もいなくなった」。
    雰囲気は良いし、事件もさっさと続けて起こるのでテンポ良く読めました。
    ただ、大ネタが冒頭 30 ページあたりで気づいてしまうのはどうか?(^^;
    まぁ、そこがわかったとしても謎解きのパートの面白さには変わりありませんけどね。

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    2020年12月17日
  • 大塩平八郎の逆襲 浮世奉行と三悪人

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    シリーズ最終回。

    大塩平八郎が帰ってきたり、今まで以上にぶっ飛んでいた。
    面白かったので、寂しい。

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    2020年11月09日
  • 文豪宮本武蔵

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    いやぁ、お見事。
    剣豪・宮本武蔵が明治の世にタイムスリップする話なわけですが、小ネタとスペシャルゲストが満載で、後半ずっとゲラゲラ笑ってました。サメ一匹をクジラ十頭と法螺を吹いてた武蔵が貫き通した見事な生き様でございました。

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    2020年11月09日
  • 竹林の七探偵

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    中国三国時代、竹林の七賢のパラレルワールドな話。黒後家蜘蛛の会っぽい。
    腐敗した世を嘆き、竹林に集って酒を酌み交わしながら清談に耽る七人が謎を持ち寄って解明しようとするが、いつも謎を解くのは‥。
    モデルとなった七賢について知らなかったので、キャラの区別が曖昧なまま読み終わってしまったが、リアルの七賢のエピソードも取り入れられているらしい。本格っぽい謎やホラー、白虎団のトラつきーなどギャグも交えながら色々なテイストで軽く読める短編集。

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    2020年10月19日
  • 臆病同心もののけ退治

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    北町奉行所同心・逆勢華彦(さかせはなひこ)は、剣の腕は立つがあまりの臆病さ故に仕事で失敗を繰り返し『オダブツ組』こと小田仏馬(おだふつま)の組に異動させられる。
    そこは『江戸の町に現れる魑魅魍魎を見つけ出し退治する』という、華彦には到底出来そうもない仕事をする部署だった。

    遠山奉行肝煎りで出来た『オダブツ組』は個性豊かなメンバーばかり。石川五右衛門のような風体で大男の小田仏馬、逆に痩せて素浪人のような風体の無辺左門(ぶべさもん)、元関取の旭日獄(あさひだけ)宗右衛門、人の心が読める少年・塵太郎(じんたろう)、元九ノ一の夜見(やみ)、さらには黒猫の魂(たま)まで。
    まともな同心姿は華彦だけで、

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    2020年10月04日
  • 文豪宮本武蔵

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    ちゃんと落語的なオチが付くのがさすがという所でしたw
    とんでも時代小説の部類ですが、明治文豪あたりの話が好きな方は読んでいて楽しいかもしれません。
    そして武蔵がいいヤツで心がぽかぽかしますw
    ハートフルSF時代劇という感じ。

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    2020年10月03日