田中啓文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公は清美忠志(きよみただし)は、背は低くて顔はシケメン、ケンカは超弱く、運動も苦手だが、気は優しい。頼まれたら断れないタイプだ。
クラスでの「お楽しみ会」で一緒に漫才をやろうと誘ってきた真一は、直前になって、やっぱりぼくはできないから、一人でやって〜と言ってきた。そこで「俺ひとりでなんとかする」ときっぱり。得意の変顔芸も封印されて、忠志は落語をやることにした。
実は1ヶ月前、地元の商店街で助けた老人から落語「平林」を聞いて、落語の面白さに目覚め、何度もテープを聞いてきた。「平林」なら語れる。
そしてお楽しみ会では、大成功。
大成功すぎて、学校行事でも披露することになってしまう。
そん -
Posted by ブクログ
著者の作品は本作が初読なんですが、本作に収録された5編全てに共通して感じたことがあります。それは、
「謎が大盤振る舞いすぎる!!」←嬉しい
それぞれの作品の核となる謎&真相指摘だけで読者は満足できるはずなんです。
それなのに、田中先生は事件だけでなく、それぞれの主役達に「隠された真実(オカルト風味)」というオプション(もちろんフィクションです。念のため)を付けちゃってるんですね。ストーリー上必要な部分もあるんですが、蛇足感ギリギリなものもあるにはあります。(特に八雲の話(笑)。
だがそれが!!
いいんです!!!←←
「実はホームズは×××だった!」
「密室の名手と謳われる