田中啓文のレビュー一覧

  • 落語少年サダキチ

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    ネタバレ

    主人公は清美忠志(きよみただし)は、背は低くて顔はシケメン、ケンカは超弱く、運動も苦手だが、気は優しい。頼まれたら断れないタイプだ。
    クラスでの「お楽しみ会」で一緒に漫才をやろうと誘ってきた真一は、直前になって、やっぱりぼくはできないから、一人でやって〜と言ってきた。そこで「俺ひとりでなんとかする」ときっぱり。得意の変顔芸も封印されて、忠志は落語をやることにした。

    実は1ヶ月前、地元の商店街で助けた老人から落語「平林」を聞いて、落語の面白さに目覚め、何度もテープを聞いてきた。「平林」なら語れる。

    そしてお楽しみ会では、大成功。
    大成功すぎて、学校行事でも披露することになってしまう。

    そん

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    2017年11月12日
  • こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙

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    こなもん屋うま子の第二弾!
    短編小説だけど、全てにうま子と大阪市長さんが出てくる。相変わらずうま子の強烈なキャラが、楽しい一冊。
    ただ第一弾の衝撃というか、面白さに比べてしまうと、ややパンチはなくなったかもしれない。馬子が超能力者っぽくなってしまっていてちょっと興醒めしてしまった…
    それでも1冊目、2冊目ともに手元に残しておきたい作品だ。是非、第三弾がでて欲しいなぁ。

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    2017年09月29日
  • 鍋奉行犯科帳 浪花の太公望

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    食い道楽の奉行に振り回されつつ、様々な事件を解決する大阪西町奉行所のグルメ捕物帳シリーズ第3弾。
    相変わらず鍋奉行は怠け者で意地汚くて理不尽なのに、なぜか最後には物事が丸くおさまる痛快さというか安心感。
    今回は鱧の骨切りの奥の深さを堪能した。

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    2017年08月02日
  • 風雲大坂城 鍋奉行犯科帳8

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    20170704 シリーズも終盤か。話のテンポが少し悪いような気がした。後、村越に少し冷たいのでは?その辺で少しスッキリ感が無い。

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    2017年07月04日
  • 猫と忍者と太閤さん 鍋奉行犯科帳7

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    安定に面白かった。
    てか、シリーズと知らずいきなり読んだけど
    まあ楽しく読んだ。
    また続けて読みたいので来ちゃったね〜

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    2017年06月14日
  • 猫と忍者と太閤さん 鍋奉行犯科帳7

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    20170604 大分慣れてきた。ついつい笑ってしまうところが増えてきた。シリーズが続く限り読んでいきそうだ。

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    2017年06月04日
  • お奉行様の土俵入り 鍋奉行犯科帳

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    20170524 だんだん話の作りが粗くなってきているような。シリーズの常連が読む分には問題ないのだと思うが初めての人はどうだろうか。

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    2017年05月24日
  • 鍋奉行犯科帳 京へ上った鍋奉行

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    20170517 ようやく、ベースは落語の語り何だという事が分かってきた。悪人もどことなく笑えるし普通の人が凄かったり。話を膨らませるためには多少の作りは普通にやる。そこが楽しいのだと思う。

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    2017年05月18日
  • お奉行様のフカ退治 鍋奉行犯科帳

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    20170510 このシリーズにも慣れてきた。多少くどく感じてしまうのは、作者の文献に対する誠実な対応ゆえだろうか。もう少し膨らませたりしても問題無いと思うのだが後はポリシーの問題なのだろう。

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    2017年05月10日
  • シャーロック・ホームズたちの冒険

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    誰もが知っている有名な作品のあのキャラクター達が実は名探偵だった
    というテーマの短編集です。

     手軽に読めそうなもので選んだつもりでしたが、なかなか読み応えがある作品でした。

     とても器用な作者さんで、1篇1篇はそれぞれ、本家の雰囲気がだせて
    あって、楽しめる内容でした。 第2話が忠臣蔵で、第3話のヒトラー
    章に移ると話の落差に戸惑います。

     つまるところ、パロディなのですが、エピローグが各話に用意されていてそこまでが、話の落ちになっています。


     楽に読めて、名作の良さも味わえるという意味で、お得な短編集です。

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    2017年04月25日
  • シャーロック・ホームズたちの冒険

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    大石内蔵助、ヒトラー、小泉八雲、ルパン、それぞれがシャーロックホームズのような推理を展開する短編集。
    その人物独特のストーリーであり虚実が重なり合っているため、どこまでがジョークなのか分からず楽しい。ミステリそのものも雪の密室であったり閉ざされた空間だったりと楽しい要素が十分盛り込まれている。
    もっと色々な人で出来そうなので是非描いて欲しい。

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    2017年04月05日
  • 鍋奉行犯科帳 浪花の太公望

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    20170325 このシリーズにも慣れてきた。マンネリとは別の充実感がある。いろいろな人間模様が展開を待っているような気がする。

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    2017年03月25日
  • 鍋奉行犯科帳 道頓堀の大ダコ

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    20170317 シリーズとして安定してきた。個人的には話が少し長すぎるような気がする。それでも読めるので良いのだが。

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    2017年03月17日
  • 地獄八景

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    1つ目の作品のような、閻魔に雇われた探偵が事件に挑む連作だと勝手に勘違い。
    2作目以降が、思った以上に地獄らしいハードなお話が続いて、ちょっと読んでいてしんどかった。なんというか、陰惨な展開が多くて、、、

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    2017年02月28日
  • 鍋奉行犯科帳

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    20170226 グルメ小説のようで犯科帳になっているのは、登場人物のキャラクター設定が良いからだとおもう。シリーズものとしても続けやすいのではないだろうか。

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    2017年02月27日
  • 猫と忍者と太閤さん 鍋奉行犯科帳7

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    大食いにも程があるお奉行様。見返りが無いと動かない、とか、どこのワガママ坊主かと思うんだけど、結果として事件は解決しちゃうので仕方ないっちゃ仕方ない。個人の恨みで認めるものも認めなかったりする辺り、さすがにちょっとキャラが濃すぎ&くどすぎな気もするんだけど、その後のお話で猫を可愛がり、逃げた猫に肩を落とす、なんて姿を見せられたら、やっぱり「しゃぁないか」と思うとわけで。部下たちもそんな風に毒されていってるんでしょうね♪小糸さんの策士っぷりがちょっと鼻についたりもしたけど、この二人はどうなるんでしょうね。

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    2017年02月10日
  • 超・少年探偵団NEO

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    田中先生らしい言葉遊びと、予想していた以上にSFしてて驚きました。お気に入りは「禁忌大学の養殖マグロ」かな。
    それと5分アニメの忠実なノベライズ(まだ放送中なので、1月末までの内容との比較だけど)なので、アニメではいまいちうやむやだったことが明らかに描かれたりと(奴ら高校生だったんかい! とか探偵事務所の描写とかイロイロと…)設定資料的な楽しみ方もできました。
    あ、あの作画崩壊ネタのアニメの話を、小説ならではのアレンジに変更してたのは流石でした!

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    2017年02月04日
  • 漫才刑事

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    父の遺言で刑事になった髙山は、会社に隠れて母の遺言の漫才師という二束の草鞋を穿いていた。
    ひょんなことから交通課の城崎ゆう子に秘密がバレ、日々奢らされるはめに。新人漫才師のギャラなんて大した額じゃないだろうし、漫才師を続けるためとは言え、ここまで奢らされたら大変だろうなぁ。

    万が一映像化するとしたら、城崎ゆう子の役はギャル曽根しかできないんじゃないかと思うくらいの食べっぷり。

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    2016年12月30日
  • シャーロック・ホームズたちの冒険

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    高野秀行さんがTwitterで読んだとつぶやいていて、私も最近ホームズを読み始めたところだし、と買ってみました。

    ホームズとルパンの話よりは、私は実在した人物たちの話の方がおもしろかったです。
    赤穂浪士やヒトラー、小泉八雲……。
    どれも、もしかしたらこうだったのかもな、とかこの人はこういう人だったのかも、と思わせてくれて興味がわいてきます。
    特に小泉八雲さんは、私は名前は知ってたけど何をした人なのかとか全然知らなかったので、これを機に関連の本とか読んでみたいなと思いました。

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    2016年12月22日
  • シャーロック・ホームズたちの冒険

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    著者の作品は本作が初読なんですが、本作に収録された5編全てに共通して感じたことがあります。それは、

    「謎が大盤振る舞いすぎる!!」←嬉しい

    それぞれの作品の核となる謎&真相指摘だけで読者は満足できるはずなんです。

    それなのに、田中先生は事件だけでなく、それぞれの主役達に「隠された真実(オカルト風味)」というオプション(もちろんフィクションです。念のため)を付けちゃってるんですね。ストーリー上必要な部分もあるんですが、蛇足感ギリギリなものもあるにはあります。(特に八雲の話(笑)。


    だがそれが!!
    いいんです!!!←←


    「実はホームズは×××だった!」
    「密室の名手と謳われる

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    2016年12月16日