田中啓文のレビュー一覧

  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

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    今回は前作O-1グランプリが終わったところから話が始まります。謎解きはあるのですが、梅寿師匠とトサカ頭の梅駆こと竜二の暴走が派手になってきたのでちょっと霞んでしまって残念かな。
    月亭八天の枕書は相変わらず面白いですが、天神山の所はこれに関する噺を見て聞いていればもっと楽しめると思います。ますます落語が面白くなる本です。

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    2014年12月17日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    無理やり噺家の弟子にさせられた鶏冠頭の竜二。彼が、大酒飲みの師匠にどやされながらも古典落語に目覚める。その過程で、古典落語に関連のある事件が次から次へと起る。それを次々に解決していくミステリ。
    解説の桂文珍も書いていますが落語とミステリの取り合わせは絶妙です。
    月亭八天の古典落語の解説も面白い。
    ネタになっている落語を聞きたくなります。落語を知らない人にもおすすめの一冊です。続きがあるようですのでそれも読みたいですね。

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    2014年11月25日
  • こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙

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    前作は途中でワンパターンに飽きてしまいましたが、今作は最後まで楽しく食欲を刺激されました。お店も前ほど汚い描写がなかったので、良かったです。

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    2014年11月24日
  • 鍋奉行犯科帳 浪花の太公望

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    久右衛門のぶっ飛びぶり、相変わらず楽しい~。
    特に、「狸のくれた献立」のあれは最高(笑)
    釣り小僧の三平もいい感じ。
    また出てこないかな。

    小糸と勇太郎の仲は、どうなっていくのやら。
    進展してほしいものだ(笑)

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    2014年11月23日
  • 辛い飴

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    シリーズだし、と思って買ったものの1より面白くてスラスラ読めました。唐島さんも永見君もスイングしてて格好いい!演奏シーンは、ジャズいいなぁ…やりたいなぁ…って気持ちにさせてくれます。

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    2014年11月01日
  • こなもん屋うま子

    購入済み

    おもろいで~!

    大阪大好きな関東のオッサンの私。この短編を読みほどくと、大阪の裏道にホンマに馬子屋があるんちゃうの?っていうワクワク感が生まれてくる。やっぱ、人情もんは、コテコテの大阪にピッタリやわ。

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    2014年10月13日
  • こなもん屋うま子

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    ネタバレ

    面白かった―――――!
    個人的に、「こなもん」と言ったら、お好み焼きとたこ焼きだと思っていたら、意外にも広範囲にわたって含まれるんですね?
    「ご飯もの」じゃなければ全部「こなもん」というくらいに。

    馬子のインパクトが凄い!
    それぞれの章の主人公が、偶然見つけた汚いこなもん屋に入る

    素うどん的なものを食べる羽目になる→ウマイ!→常連化

    ちょっとした事件が起きる

    馬子と協力して解決、同時に主人公の職業(正体?)が判明

    後日、もう一度行こうとすると、どうしてもこなもん屋を探すことはできなかった

    というパターン。

    しかし、主人公たちの名前が…
    ガッチャマン?

    これ、今映像化した

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    2014年09月17日
  • 辛い飴

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    ネタバレ

    ミステリと薀蓄は非常に相性が良い。だが、当然のことながら、良い薀蓄を孕んだ推理小説が良いミステリを描けているとは限らない。肝心なのは作中にばら撒かれた薀蓄の有機的な結合が、作中の謎にどのように結実しているかである。その意味で、本作の「渋い夢」は非常に完成度が高い素晴らしい短編である。ジョン・ケージの「4:33」、俳句と「音」、主人公である緋太郎の演奏が見事に結実した結果、消えたピアノの謎の解が浮かび上がる。さらには緋太郎の演奏が、ジャズ演奏描写として高度な完成度を誇っているだけでなく、ピアノの在り処を解く行為そのものになっている点が非常に素晴らしい。ジャズファン、ミステリファン必見の名作。

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    2014年08月03日
  • 鍋奉行犯科帳 浪花の太公望

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    キャラクターも定着して、
    すっかりシリーズになったなぁという感じですね~。
    愛すべきそれぞれの登場人物に、
    巻き起こる事件の多彩さに、
    いろんな所に題材をとった楽しさ。
    ほんと、ドラマ化とかされても楽しいと思います。

    今回はちょっと「痛い」描写が多かった気がしますね。
    次はホラー系に!?(笑)

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    2014年06月19日
  • こなもん屋うま子

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    その店は大阪のどこかの町にある.「こなもん屋・馬子」.奇抜な出で立ちの大阪おばちゃんが作る絶品料理が様々な不安を抱える客たちの悩みを見事に解決していく.しかし,客が再び店を訪ねると,その店は忽然と消えてしまうのだ.最初から存在しなかったように・・・.すごく面白かった.まるで漫才が本になったような楽しさ.馬子さん最高!!ジャンルの分類が難しいが,強いて言うならジャンルは「大阪」かな(笑)

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    2014年05月01日
  • こなもん屋うま子

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    鍋奉行の著者なのですね。出てくる粉もんはすごく美味しそうで、今すぐ食べたくなるのですが、話の展開は強引だしワンパターンなので、途中で飽きました。お店の汚さの描写がほんとに汚いので、それもちょっとマイナスだなー。

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    2014年03月31日
  • オニマル 異界犯罪捜査班 結界の密室

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    オニマル・シリーズ第二弾。陰陽師の警部・ベニー芳垣と鬼の刑事・鬼丸のでこぼこコンビが怪事件に挑む。

    今回は『蜘蛛の絨毯』『座敷童子の棲む部屋』『結界の密室』の三話が収録されており、三話のいずれもちょっと変わった密室殺人事件をテーマにしている。

    このシリーズは、ベニー芳垣と鬼丸のでこぼこコンビが奇怪な事件を解決する面白さと鬼丸の正体がいつ明らかにされるのかという興味の二つを兼ね備えているようだ。まるで漫画のような伝奇ミステリーであり、肩が凝らずに読めるのが良い。

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    2014年03月03日
  • ハナシはつきぬ! 笑酔亭梅寿謎解噺5

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    ああ、終わっちゃったなぁ~。
    いつのまにか初期の探偵っぽいお話はなくなってましたが、
    人間模様として、落語をはじめ演じごとをする人間の話として、
    とても楽しく、また身につまされるお話でありました。
    読み始めたら一気に読んじゃいました。

    梅駆くんみたいにブレイクしたいわー。
    あの境遇はいりませんけどね(笑)。

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    2014年01月02日
  • こなもん屋うま子

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    ネタバレ

    怪しいおばちゃん・馬子のこ汚い店が舞台。たこ焼き、お好み焼き、うどん、ピザなどなど、絶品「こなもん」で、客の悩みを解決していきます。ピザってこなもん? シンプルな味付けでも絶品の馬子の料理、私も食べてみたいです。田中啓文の作品ですから、ダジャレもふんだんに入ってます。ばかばかしくも痛快で、一気に読み終わりました。

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    2013年12月25日
  • ミミズからの伝言

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    題名に惹かれて読んだが、内容は完全に悪趣味で、平山夢明の作品と通じるところがあると思う。ホラー文庫ではあるけれど、どちらかというと、SFに近いのではないかと思う。平山作品のように哀愁が漂うような雰囲気はなく、ドタバタというか、筒井康隆の短編に似た雰囲気のように感じた。

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    2013年12月12日
  • オニマル 異界犯罪捜査班 鬼と呼ばれた男

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    まるで漫画のような伝綺ミステリー。今後はシリーズ化されるようだが、この作品には三つの短編が収められている。

    ロス市警での研修を終え、帰国したベニー芳垣警部とさえない刑事の鬼丸三郎太が、奇怪な事件に迫るが…陰陽道を操るベニー芳垣に対して、何やら怪しげな鬼丸刑事は…

    荒俣宏の『シム・フースイ』シリーズとアニメにもなった漫画『地獄先生ぬ〜べ〜』を足したような作品。

    『鬼の探偵小説』を再構成、改題。

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    2013年11月26日
  • 鍋奉行犯科帳

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    美食家で大食いで、豪快でいい加減。でもやるときはきちんとやる(時々八つ当たりが偶然ヒットすることもあるがw)
    こういう人嫌いじゃない。

    ストーリーはこのお奉行様というよりも、どっちかというと、部下の一同心である若者を中心に描かれています。

    江戸時代の大坂が舞台というちょっと珍しい作品。

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    2013年11月01日
  • 鍋奉行犯科帳 道頓堀の大ダコ

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    一冊めでだいぶ慣れたのですが、やっぱり会話だけで話が進んで行く書き方は、誰の台詞か分かりにくいです。テレビドラマでみたらすごく面白そうなのに。

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    2013年10月20日
  • 鍋奉行犯科帳 道頓堀の大ダコ

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    2作目もいい感じ。
    お奉行の舌と鼻には脱帽!
    すごすぎる~。
    勇太郎をめぐる恋のさやあても、どうなることやら(笑)
    続きが本当に楽しみ。

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    2013年10月17日
  • 鍋奉行犯科帳 道頓堀の大ダコ

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    鍋奉行シリーズ第2弾。
    前巻のムードはそのままに、
    さらにキャラクターたちが活きいき動き出して
    作品世界がとても賑やかになってきましたw。
    でっかいアレやSFちっくなアレなど、
    お話のノリも広がっている感じですね~。
    読み始めたら一気でした。
    さらなる展開があることを期待したいです。

    解説で我孫子武丸さんが書かれているお話、
    そのとき現場に居合わせてたのを思い出して
    ニヤニヤしてしまいました(笑)。

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    2013年09月01日