田中啓文のレビュー一覧

  • ミミズからの伝言

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    ギャグとグロとエロが詰まってます。(エロは微妙か)

    スタートからスピード感というか、一気に読める怖さはすごい。

    ダジャレは別シリーズしておけよッなんて思うがそれはそれでホラーに持っていく手腕は一流なのだと。

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    2010年12月15日
  • 落下する緑

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    私はオーケストラより吹奏楽が好みで、一番好きな楽器はクラリネットです。でもジャズのテナーはまた別格ですよね。この本の主人公、永見緋太郎は唐島英治クインテットのテナーサックス奏者で、世の中の人間がすべてアンパンマンかジャムオジサンであると思っている性善説信奉者です。短編集ですが、章題が「落下する緑」「揺れる黄色」「反転する黒」「遊泳する青」「挑発する赤」「虚言するピンク」「砕けちる褐色」と色つながりになっていて、さらに各章の間に「田中啓文の『大きなお世話』的参考レコード」というコラムがはさまれているという楽しい構成になっています。内容も音楽だけでなく、絵や小説など多岐に渡っています。
    田中啓文は

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    2010年12月04日
  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

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    借本。
    落語ミステリとあるけど、竜二の成長物語の方がしっくりくる気が。
    今回は、師匠がこれまた面白くてサイコー!

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    2012年12月29日
  • ミミズからの伝言

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    表4の紹介欄に「田中ワールドの真骨頂」とありますがまさにその通り。

    お勧めは『赤ちゃんはまだ?』です。
    これぞ田中啓文!
    他の作家がやったらパーで張り倒されて、グーが顔面中央をヒットし、チョキで目つぶし食らうくらいに田中啓文らしい作品です ヽ(゚∀゚)ノ

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    2010年10月09日
  • 元禄百妖箱

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    面白い。

    今こういう話を書く人いないんだよなぁ。
    山田正紀と夢枕獏あたりかな。宮部みゆきと畑中恵は微妙にテイストが違うし、京極夏彦は理が勝りすぎている。

    こんな話を書く人が、
    「ターゲットスコープオープン。耐ショック、耐閃光防御」
    って、短編でマジで書いているのが、さらに好きだ(笑)

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    2010年10月09日
  • ミミズからの伝言

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    朗読ライブでご一緒したご縁で、
    すごく久しぶりにホラー文庫を手にしました。
    いやー、いろいろぐろぐろで、ぞくぞくしました(^^;。

    でも、ぐろぐろは確かに気色悪かったんですが、
    そこへ至るまでの過程…
    人の心の歪みや残虐な行動の部分に、より怖さを感じました。
    ほんと、一番怖いのはヒトなんですよねー。

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    2010年09月28日
  • ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺3

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    一冊目から文庫で追いかけてます。上方落語のベタベタなノリがいいです。下品だとも思いますが(苦笑)それもまた味ですか。ミステリ風味ではありますが、主人公の成長物語でもありむしろこの三冊目はそちらに主題が置かれているようにも。主人公の才能ありまくりなのにケツが座らないダメっぷりにイライラしながらも、頑張れ、やったれ!と応援してやりたくなるんですー。
    落語を扱った小説はミステリ(創元のアレとかアレとか)にもエンタテイメント(映画化したアレとか)にもたくさんありますが、上方落語は噺家さんのものくらいしか読んだことがないので新鮮でした。次もたのしみに文庫化待ちます。

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    2010年07月19日
  • 元禄百妖箱

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    徳川家綱の死後、五代将軍となった綱吉は生母・桂昌院を溺愛していた。跡目が出来ない綱吉の頼みで祈祷した僧・隆光は、その最中に獣の姿を見たため、『生類憐れみの令』の発布を進言。稀代の悪法に世が乱れるなか、江戸城内で浅野内匠頭が吉良上野介に斬りつけるという事件が勃発し、江戸は大騒ぎとなった―!奇才が語る妖しき「元禄の秘話」。

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    2010年07月05日
  • 蹴りたい田中

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     茶川賞受賞後失踪した田中啓文の最後の作品……という触れ込みのタイトルからしてアレな作品。
     この人凄すぎて天才かと思った。電車の中で笑いを堪えた。

     「どすこい/京極夏彦」で笑える人ならおおウケだと思う。

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    2010年06月30日
  • ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺3

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    今回、竜二は襲名騒動に巻き込まれますが、いやはや、やはりとさか頭の落語家ってとこで目立っちゃうのかな?
    師匠の生命力にはホンマ驚きを隠せません。
    すごすぎるぜ、師匠!!
    また、ひとつ、竜二が成長した話でした。

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    2010年06月23日
  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

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    これはミステリーではなく人情物?
    という疑問がわいた一冊。
    でも、おもしろくないとかではなく、相変わらずのテンポの良さと竜二の挫折が描かれていて、とてもおもしろく読ませてもらいました。
    ほんと、竜二、報われる日がくるのかなぁ・・・。

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    2010年06月23日
  • ネコノメノヨウニ…

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    コバルトの雑誌に連載していた作品等をまとめた一冊。
    まさかスーパーダッシュ文庫から出ているとは思わず、ずっと文庫化されていることに気付きませんでした …!
    もう一度ちゃんと読みたかったので読めて嬉しいです。

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    2010年06月15日
  • 元禄百妖箱

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    作品の紹介
    徳川家綱の死後、五代将軍となった綱吉は生母・桂昌院を溺愛していた。跡目が出来ない綱吉の頼みで祈祷した僧・隆光は、その最中に獣の姿を見たため、『生類憐れみの令』の発布を進言。稀代の悪法に世が乱れるなか、江戸城内で浅野内匠頭が吉良上野介に斬りつけるという事件が勃発し、江戸は大騒ぎとなった―!奇才が語る妖しき「元禄の秘話」。

    「Google ブック検索」より

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    2010年05月24日
  • ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺3

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    だんだんストーリー展開が派手になってきた。そこまでやるかと。実は天才ってちょっと強調しすぎな気もするけど、だから安心するのかな。

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    2010年03月23日
  • 落下する緑

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    ジャズとからめた事件。
    音楽のことは全く知らないが、楽しめた。
    殺人事件でないところがいいと思う。
    落ちは読めてしまうけれど、後味がいい。

    珍しく探偵役が好きになった。永見くん(テナーサックス奏者)、かっこいい。

    作者がジャズ好きなのか、1話区切りにお勧めCDの紹介が入っている。

    しかし音楽やっている人は皆こんなに個性的なのでしょうか。

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    2010年02月22日
  • ホラーセレクション 平成都市伝説

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    実は(?)本日引越しでした。世の中、やっぱり何でもその道のプロに任せるのが一番!今日は運送屋さんからガス屋さん、はたまたインテリアデザイナーの方まで「引越し」というテーマでお話ができなかなか楽しい一時を過ごせました。クタクタですけどね・・・。なので今日は引越しに関連付けて「都市」をテーマにした一冊を。
    みなさん都市伝説ってご存知ですか?平たく言えば「うわさ」ですが、特に妙に真実味のある奇妙な噂を総称して「都市伝説」と名付けている気がします。良く知られている例として"口さけ女"や"学校の7不思議"なんかがあります。発端はアメリカらしく、まさにそのまま「Ur

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    2010年02月11日
  • 元禄百妖箱

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    同じ著者、同じ「忠臣蔵」を題材にしたものとはいえ、「チュウは忠臣蔵のチュウ」とはまるっきり雰囲気が異なる作品である。

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    2010年01月28日
  • 邪馬台洞の研究

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    「邪馬台国はどこですか?」
    高校生一年生の諸星比夏留は、バケツ一杯分もありそうな大盛りの海鮮丼を食べてた時にまた聞かれた。
    おやつ代わりにこの海鮮丼の店で大盛りを6杯食べるのが日課になっていた。
    邪馬台国の通説さえ知らな比夏留は、もちろん知らないと答えたのだが・・・。
    私立伝奇学園高等学校民俗研究会に所属する比夏留は、部室でこの話をすると邪馬台国の論争が巻き起こる。
    そしてその研究会にヤクザに追われた留学生が逃げ込んで来た。
    先輩の白壁の相撲技でヤクザを退けた。
    ヤクザは、留学生の伯父さんがこの伝奇学園の敷地にある広大な「常世の森」の森の中の邪馬台洞の中にあるお宝が目当てで留学生

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    2009年11月20日
  • 蓬莱洞の研究

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    「私立・田中喜八(でんなかきはち)学園高等学校」は、S県の片田舎にあるマンモス学校である。
    入試は、簡単至極で学費も安く来るものを拒まずを貫いている。
    その学校に入学したての女の子がいた。
    諸星比夏留(もろぼしひかる)は、今年この学校に入った女の子だった。
    大盛り(三人前くらい)のカレーライス(味が薄くて超まずい)を平らげ大盛り(5玉くらい)のきつねうどん(味が濃くて超まず)を平らげ極めつけは、本来学食にない大盛りカレーうどんも平らげたさらにジャムパン・クリームパン・あんパンは、デザートにしか映らなかった・・・。
    この大食漢の比夏留は、家が古武道「独楽」の道場で彼女は、その跡取りとし

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    2009年10月23日
  • 天岩屋戸の研究

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    ダジャレ時空炸裂。ラブか、怨念か、青春か、どれを書きたいかと言えばダジャレなのであろう。としか思えない。ダジャレに支配される時空を描く超大作SF。って感じだ。それがイイとか悪いとか言ってもしょうがないよな、そういう時空なんだから。ラブもったいねえなあ! 保志野くん最高なのになあ。しかし田中啓文時空で名探偵役を拝領する彼は、誰よりもダジャレ時空に取り込まれているのだった。
    好きか嫌いかでいうとかなり好きです。

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    2009年10月04日