田中啓文のレビュー一覧
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一冊目から文庫で追いかけてます。上方落語のベタベタなノリがいいです。下品だとも思いますが(苦笑)それもまた味ですか。ミステリ風味ではありますが、主人公の成長物語でもありむしろこの三冊目はそちらに主題が置かれているようにも。主人公の才能ありまくりなのにケツが座らないダメっぷりにイライラしながらも、頑張れ、やったれ!と応援してやりたくなるんですー。
落語を扱った小説はミステリ(創元のアレとかアレとか)にもエンタテイメント(映画化したアレとか)にもたくさんありますが、上方落語は噺家さんのものくらいしか読んだことがないので新鮮でした。次もたのしみに文庫化待ちます。 -
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実は(?)本日引越しでした。世の中、やっぱり何でもその道のプロに任せるのが一番!今日は運送屋さんからガス屋さん、はたまたインテリアデザイナーの方まで「引越し」というテーマでお話ができなかなか楽しい一時を過ごせました。クタクタですけどね・・・。なので今日は引越しに関連付けて「都市」をテーマにした一冊を。
みなさん都市伝説ってご存知ですか?平たく言えば「うわさ」ですが、特に妙に真実味のある奇妙な噂を総称して「都市伝説」と名付けている気がします。良く知られている例として"口さけ女"や"学校の7不思議"なんかがあります。発端はアメリカらしく、まさにそのまま「Urban Legend」。アメリカ発の有名なお話は次の様なものが・・・
ある日、両親がパーティーに出かけ、幼い姉妹二人で一夜を過ごさなければならなかった。姉妹は2段ベッドに寝ており姉が上、妹が下である。両親から「戸締りをしっかりとしなさい」と言われていた姉はその通りに守り、家の窓、ドアすべてに鍵をかけ自分達の部屋へ戻る。妹を寝かそうと思いきや、両親がいないことにはしゃいだ妹はおもちゃを床一面に広げ寝ようとしない。何度も言い聞かせ、ようやく妹をベットに寝かす事ができた。床一面のおもちゃを片づけ、自分も二段ベットの上に上がる。しばらくすると突然姉が「家政婦さんが来た!迎えに行こう!」と言って妹を起こし、外に出ようとする。妹は外に出るなとあれだけ言われたので「嫌だ」と駄々をこねるが、姉は強引に妹を連れて家の外へ飛び出す。そして隣の家まで走り始めた。
隣の家に着き、姉が話したことそれは・・・
「2段ベットと床の間にナイフを持った男が潜んでたんです。妹のおもちゃを片している時、気が付いたんです」。
と、僕が昔仕入れた話はこんなようでした。・・・
ようやく本編、この「都市伝説」をテーマとした9話からなる短編集。口裂け女の話を怪奇的ではなく、ラブロマン的に新たに創作した"わが愛しの口裂け女"。落武者に関する怪談をこれまた別の視点の怖さで描いた"飢えている刀鋩"。学校の怪談の定番を上手く料理した"見るなの本"。死後の不思議な感覚をライトに描いた"名残"、などなど。一瞬「これ都市伝説か?!」と思ってしまうものもありますが、そこは大目に。個人的には、若干苦笑してしまいましたが、ラストシーンが見事な"わが愛しの口裂け女"がお勧め!
KEY WORD>>平成都市伝説
9人の作家が都市伝説をテーマに物語を作成したオムニバス作品。夜のバス停で助けた女性はなぜか大きなマスクをしていた。助けた後も、会う事を重ねていた二人であったが、その女性には不思議な癖があった。その癖を知った主人公は・・・。口裂け女の物語の恐怖を脇に置いて書かれた作品"わが愛しの口裂け女"より。 -
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「邪馬台国はどこですか?」
高校生一年生の諸星比夏留は、バケツ一杯分もありそうな大盛りの海鮮丼を食べてた時にまた聞かれた。
おやつ代わりにこの海鮮丼の店で大盛りを6杯食べるのが日課になっていた。
邪馬台国の通説さえ知らな比夏留は、もちろん知らないと答えたのだが・・・。
私立伝奇学園高等学校民俗研究会に所属する比夏留は、部室でこの話をすると邪馬台国の論争が巻き起こる。
そしてその研究会にヤクザに追われた留学生が逃げ込んで来た。
先輩の白壁の相撲技でヤクザを退けた。
ヤクザは、留学生の伯父さんがこの伝奇学園の敷地にある広大な「常世の森」の森の中の邪馬台洞の中にあるお宝が目当てで留学生を襲ったのだった。
比夏留は、留学生の話を聞き邪馬台国の謎を解きたくなり、留学生と共に邪馬台洞を目指すのだが・・・。
と言うのが表題作の「邪馬台洞の研究」の話です。
他に「死霊洞の研究」「人食い洞の研究」などがある連作短編集です。
私立伝奇学園高等学校民俗学研究会の第二弾のこの作品は、非常に駄洒落が多いです。
主人公・比夏留は、古武道のために太りたいけど太れない!食べても食べても細いまま。一見軽そうな感じだけど体重は、200kg。胸は、ペチャパイの女の子。
主人公がこんな設定なので登場人物は、とっても個性的です。
二巻は、面白かったよ~! -
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「私立・田中喜八(でんなかきはち)学園高等学校」は、S県の片田舎にあるマンモス学校である。
入試は、簡単至極で学費も安く来るものを拒まずを貫いている。
その学校に入学したての女の子がいた。
諸星比夏留(もろぼしひかる)は、今年この学校に入った女の子だった。
大盛り(三人前くらい)のカレーライス(味が薄くて超まずい)を平らげ大盛り(5玉くらい)のきつねうどん(味が濃くて超まず)を平らげ極めつけは、本来学食にない大盛りカレーうどんも平らげたさらにジャムパン・クリームパン・あんパンは、デザートにしか映らなかった・・・。
この大食漢の比夏留は、家が古武道「独楽」の道場で彼女は、その跡取りとして期待されていた。
今日は、クラブ勧誘の日。
そんな彼女は、入るを決めていた。
フルートの音色に魅了されていて「吹奏楽部」と決めていたのだ。
そして、あらゆる勧誘を避けて奥まった所から、フルートの音色が聞こえて来た。
看板を見ずに古ぼけた小屋に入ると、酒臭いおじいちゃんが寝そべってフルートを吹いていた。
その音色は、美しく優雅で上品な音色だった。
その演奏を終えて、「入部希望です」と言った比夏留だったが・・・。
吹奏楽部だと、思って入ったのは「民俗学研究会」だった。
個性豊かな先輩たち連れられ、あれよこれよで洞窟の調査に出発。
そして不思議な事件に巻き込まれる・・・・。
伝奇、ミステリー、ユーモア、学園小説の形を取る「私立伝奇学園高等学校民俗学研究会」シリーズ第一弾です。
かなり詳しい民俗学に個性豊かなキャラクターが事件に巻き込まれる話です。
結構面白いですよ~♪
ちょっぴり昔にも詳しくなるかもです。