田中啓文のレビュー一覧

  • ミミズからの伝言

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    朗読ライブでご一緒したご縁で、
    すごく久しぶりにホラー文庫を手にしました。
    いやー、いろいろぐろぐろで、ぞくぞくしました(^^;。

    でも、ぐろぐろは確かに気色悪かったんですが、
    そこへ至るまでの過程…
    人の心の歪みや残虐な行動の部分に、より怖さを感じました。
    ほんと、一番怖いのはヒトなんですよねー。

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    2010年09月28日
  • ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺3

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    一冊目から文庫で追いかけてます。上方落語のベタベタなノリがいいです。下品だとも思いますが(苦笑)それもまた味ですか。ミステリ風味ではありますが、主人公の成長物語でもありむしろこの三冊目はそちらに主題が置かれているようにも。主人公の才能ありまくりなのにケツが座らないダメっぷりにイライラしながらも、頑張れ、やったれ!と応援してやりたくなるんですー。
    落語を扱った小説はミステリ(創元のアレとかアレとか)にもエンタテイメント(映画化したアレとか)にもたくさんありますが、上方落語は噺家さんのものくらいしか読んだことがないので新鮮でした。次もたのしみに文庫化待ちます。

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    2010年07月19日
  • 元禄百妖箱

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    徳川家綱の死後、五代将軍となった綱吉は生母・桂昌院を溺愛していた。跡目が出来ない綱吉の頼みで祈祷した僧・隆光は、その最中に獣の姿を見たため、『生類憐れみの令』の発布を進言。稀代の悪法に世が乱れるなか、江戸城内で浅野内匠頭が吉良上野介に斬りつけるという事件が勃発し、江戸は大騒ぎとなった―!奇才が語る妖しき「元禄の秘話」。

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    2010年07月05日
  • 蹴りたい田中

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     茶川賞受賞後失踪した田中啓文の最後の作品……という触れ込みのタイトルからしてアレな作品。
     この人凄すぎて天才かと思った。電車の中で笑いを堪えた。

     「どすこい/京極夏彦」で笑える人ならおおウケだと思う。

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    2010年06月30日
  • ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺3

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    今回、竜二は襲名騒動に巻き込まれますが、いやはや、やはりとさか頭の落語家ってとこで目立っちゃうのかな?
    師匠の生命力にはホンマ驚きを隠せません。
    すごすぎるぜ、師匠!!
    また、ひとつ、竜二が成長した話でした。

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    2010年06月23日
  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

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    これはミステリーではなく人情物?
    という疑問がわいた一冊。
    でも、おもしろくないとかではなく、相変わらずのテンポの良さと竜二の挫折が描かれていて、とてもおもしろく読ませてもらいました。
    ほんと、竜二、報われる日がくるのかなぁ・・・。

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    2010年06月23日
  • ネコノメノヨウニ…

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    コバルトの雑誌に連載していた作品等をまとめた一冊。
    まさかスーパーダッシュ文庫から出ているとは思わず、ずっと文庫化されていることに気付きませんでした …!
    もう一度ちゃんと読みたかったので読めて嬉しいです。

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    2010年06月15日
  • 元禄百妖箱

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    作品の紹介
    徳川家綱の死後、五代将軍となった綱吉は生母・桂昌院を溺愛していた。跡目が出来ない綱吉の頼みで祈祷した僧・隆光は、その最中に獣の姿を見たため、『生類憐れみの令』の発布を進言。稀代の悪法に世が乱れるなか、江戸城内で浅野内匠頭が吉良上野介に斬りつけるという事件が勃発し、江戸は大騒ぎとなった―!奇才が語る妖しき「元禄の秘話」。

    「Google ブック検索」より

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    2010年05月24日
  • ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺3

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    だんだんストーリー展開が派手になってきた。そこまでやるかと。実は天才ってちょっと強調しすぎな気もするけど、だから安心するのかな。

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    2010年03月23日
  • 落下する緑

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    ジャズとからめた事件。
    音楽のことは全く知らないが、楽しめた。
    殺人事件でないところがいいと思う。
    落ちは読めてしまうけれど、後味がいい。

    珍しく探偵役が好きになった。永見くん(テナーサックス奏者)、かっこいい。

    作者がジャズ好きなのか、1話区切りにお勧めCDの紹介が入っている。

    しかし音楽やっている人は皆こんなに個性的なのでしょうか。

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    2010年02月22日
  • ホラーセレクション 平成都市伝説

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    実は(?)本日引越しでした。世の中、やっぱり何でもその道のプロに任せるのが一番!今日は運送屋さんからガス屋さん、はたまたインテリアデザイナーの方まで「引越し」というテーマでお話ができなかなか楽しい一時を過ごせました。クタクタですけどね・・・。なので今日は引越しに関連付けて「都市」をテーマにした一冊を。
    みなさん都市伝説ってご存知ですか?平たく言えば「うわさ」ですが、特に妙に真実味のある奇妙な噂を総称して「都市伝説」と名付けている気がします。良く知られている例として"口さけ女"や"学校の7不思議"なんかがあります。発端はアメリカらしく、まさにそのまま「Urban Legend」。アメリカ発の有名なお話は次の様なものが・・・

    ある日、両親がパーティーに出かけ、幼い姉妹二人で一夜を過ごさなければならなかった。姉妹は2段ベッドに寝ており姉が上、妹が下である。両親から「戸締りをしっかりとしなさい」と言われていた姉はその通りに守り、家の窓、ドアすべてに鍵をかけ自分達の部屋へ戻る。妹を寝かそうと思いきや、両親がいないことにはしゃいだ妹はおもちゃを床一面に広げ寝ようとしない。何度も言い聞かせ、ようやく妹をベットに寝かす事ができた。床一面のおもちゃを片づけ、自分も二段ベットの上に上がる。しばらくすると突然姉が「家政婦さんが来た!迎えに行こう!」と言って妹を起こし、外に出ようとする。妹は外に出るなとあれだけ言われたので「嫌だ」と駄々をこねるが、姉は強引に妹を連れて家の外へ飛び出す。そして隣の家まで走り始めた。
    隣の家に着き、姉が話したことそれは・・・
    「2段ベットと床の間にナイフを持った男が潜んでたんです。妹のおもちゃを片している時、気が付いたんです」。

    と、僕が昔仕入れた話はこんなようでした。・・・

    ようやく本編、この「都市伝説」をテーマとした9話からなる短編集。口裂け女の話を怪奇的ではなく、ラブロマン的に新たに創作した"わが愛しの口裂け女"。落武者に関する怪談をこれまた別の視点の怖さで描いた"飢えている刀鋩"。学校の怪談の定番を上手く料理した"見るなの本"。死後の不思議な感覚をライトに描いた"名残"、などなど。一瞬「これ都市伝説か?!」と思ってしまうものもありますが、そこは大目に。個人的には、若干苦笑してしまいましたが、ラストシーンが見事な"わが愛しの口裂け女"がお勧め!

    KEY WORD>>平成都市伝説
    9人の作家が都市伝説をテーマに物語を作成したオムニバス作品。夜のバス停で助けた女性はなぜか大きなマスクをしていた。助けた後も、会う事を重ねていた二人であったが、その女性には不思議な癖があった。その癖を知った主人公は・・・。口裂け女の物語の恐怖を脇に置いて書かれた作品"わが愛しの口裂け女"より。

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    2010年02月11日
  • 元禄百妖箱

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    同じ著者、同じ「忠臣蔵」を題材にしたものとはいえ、「チュウは忠臣蔵のチュウ」とはまるっきり雰囲気が異なる作品である。

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    2010年01月28日
  • 邪馬台洞の研究

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    「邪馬台国はどこですか?」
    高校生一年生の諸星比夏留は、バケツ一杯分もありそうな大盛りの海鮮丼を食べてた時にまた聞かれた。
    おやつ代わりにこの海鮮丼の店で大盛りを6杯食べるのが日課になっていた。
    邪馬台国の通説さえ知らな比夏留は、もちろん知らないと答えたのだが・・・。
    私立伝奇学園高等学校民俗研究会に所属する比夏留は、部室でこの話をすると邪馬台国の論争が巻き起こる。
    そしてその研究会にヤクザに追われた留学生が逃げ込んで来た。
    先輩の白壁の相撲技でヤクザを退けた。
    ヤクザは、留学生の伯父さんがこの伝奇学園の敷地にある広大な「常世の森」の森の中の邪馬台洞の中にあるお宝が目当てで留学生を襲ったのだった。
    比夏留は、留学生の話を聞き邪馬台国の謎を解きたくなり、留学生と共に邪馬台洞を目指すのだが・・・。

    と言うのが表題作の「邪馬台洞の研究」の話です。
    他に「死霊洞の研究」「人食い洞の研究」などがある連作短編集です。
    私立伝奇学園高等学校民俗学研究会の第二弾のこの作品は、非常に駄洒落が多いです。
    主人公・比夏留は、古武道のために太りたいけど太れない!食べても食べても細いまま。一見軽そうな感じだけど体重は、200kg。胸は、ペチャパイの女の子。
    主人公がこんな設定なので登場人物は、とっても個性的です。
    二巻は、面白かったよ~!

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    2009年11月20日
  • 蓬莱洞の研究

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    「私立・田中喜八(でんなかきはち)学園高等学校」は、S県の片田舎にあるマンモス学校である。
    入試は、簡単至極で学費も安く来るものを拒まずを貫いている。
    その学校に入学したての女の子がいた。
    諸星比夏留(もろぼしひかる)は、今年この学校に入った女の子だった。
    大盛り(三人前くらい)のカレーライス(味が薄くて超まずい)を平らげ大盛り(5玉くらい)のきつねうどん(味が濃くて超まず)を平らげ極めつけは、本来学食にない大盛りカレーうどんも平らげたさらにジャムパン・クリームパン・あんパンは、デザートにしか映らなかった・・・。
    この大食漢の比夏留は、家が古武道「独楽」の道場で彼女は、その跡取りとして期待されていた。
    今日は、クラブ勧誘の日。
    そんな彼女は、入るを決めていた。
    フルートの音色に魅了されていて「吹奏楽部」と決めていたのだ。
    そして、あらゆる勧誘を避けて奥まった所から、フルートの音色が聞こえて来た。
    看板を見ずに古ぼけた小屋に入ると、酒臭いおじいちゃんが寝そべってフルートを吹いていた。
    その音色は、美しく優雅で上品な音色だった。
    その演奏を終えて、「入部希望です」と言った比夏留だったが・・・。

    吹奏楽部だと、思って入ったのは「民俗学研究会」だった。
    個性豊かな先輩たち連れられ、あれよこれよで洞窟の調査に出発。
    そして不思議な事件に巻き込まれる・・・・。

    伝奇、ミステリー、ユーモア、学園小説の形を取る「私立伝奇学園高等学校民俗学研究会」シリーズ第一弾です。
    かなり詳しい民俗学に個性豊かなキャラクターが事件に巻き込まれる話です。
    結構面白いですよ~♪
    ちょっぴり昔にも詳しくなるかもです。

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    2009年10月23日
  • 天岩屋戸の研究

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    ダジャレ時空炸裂。ラブか、怨念か、青春か、どれを書きたいかと言えばダジャレなのであろう。としか思えない。ダジャレに支配される時空を描く超大作SF。って感じだ。それがイイとか悪いとか言ってもしょうがないよな、そういう時空なんだから。ラブもったいねえなあ! 保志野くん最高なのになあ。しかし田中啓文時空で名探偵役を拝領する彼は、誰よりもダジャレ時空に取り込まれているのだった。
    好きか嫌いかでいうとかなり好きです。

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    2009年10月04日
  • 水霊 ミズチ

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    たまたま手に取った小説が面白いと嬉しくなる。 
    映画化されたのを知ったのは読んだ後。ストーリーは全くと言っていいほど異なっていた。
    *
    古事記のいざなぎ・いざなみのくだり。。現在も封印された黄泉の国(の入口)が物語の舞台。
    呪われた「水」…。それをとりまく人間模様。
      
    少しロリ的な要素も含みつつ(必要か?)、その水の謎は解明されていく。

    ラストは連載時間の制約からか 少し惜しい気がするが
    古事記を改めて読んでみたくなる内容。

    オトナ2人に勧めて いい評価だった。

     

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    2009年10月04日
  • 禍記

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    伝記ホラー短編集。
    グロは控えめでホラー多め。
    なので田中啓文として読むと、若干小粒に感じる話が多いかも。
    けど「百目」は結構グロかったです。
    「天使蝶」は、私に赤ん坊嫌いのトラウマを植え付けた作品。絵面だけ想像するとファンタジックではあるんですけどね…。

    駄洒落オチが隠されてるらしいけど、私にはわかりませんでした。

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    2009年10月04日
  • 禍記

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    とある古史古伝禍記。その記述がそれぞれ各話の始まりにあり
    その言い伝え(記述)が現代でもどこかで誰かが体験してる恐怖を描く本書。

    伝奇小説云々の話。
    一番怖いのは人間であると思える。
    伝承に登場する怪物は超自然の存在や人間の心を表現してんだろうな…

    ま。禍記は架空ですけどwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


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    2009年10月04日
  • 蠅の王

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    「蠅の王」と言っても William Golding ではなく、田中啓文。田中啓文の本は、日本SF界きっての奇書「銀河帝国の弘法も筆の誤り」を読んだことがあるだけなので、本書も 600ページを越える壮大なナンシー・サイ・ゴードンがオチなのかと思って読み進めていたが、一応(外見は)普通の伝奇ホラーだった。随所にくすぐりと言うか何というか、本領を発揮したおバカなギャグが挟んであるものの、その構想力と描写力は、田中啓文も一応作家であったことを思い出させてくれる。

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    2009年10月07日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    借本。
    著者の本はこれが初めて。
    落語とかあまりしらないけど、落語と謎解をうまい感じでまざってて、面白い。2巻も読みたい。
    単行本だと3巻迄発売されてるけど、表紙がどーも…
    文庫の表紙の方が好みなんで…

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    2012年12月29日