田中啓文のレビュー一覧

  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    最初は、無理やりミステリにしているんじゃないか・・・と鼻白む感じがあったけれど・・・
    最後のほうは、「そんなアホな」と突っ込みつつ楽しめた。
    宮藤官九郎の「タイガー・アンド・ドラゴン」を思い出してならなかったが、巻末の文珍さんの解説によれば、こちらのほうが先のようだ。
    古典落語の世界とうまく融合していて、楽しい。

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    2012年02月04日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    最初はどうなんだろうと思ったけれど、だんだん引き込まれていった。

    落語はそこそこ知っているつもりだったけれど、ミステリーにも応用できることに驚いた。

    ただ、竜二が落語が上手いというのがいまひとつ伝わってこない気もする。

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    2011年12月21日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    金髪兄ちゃんの表紙に惹かれて購入。
    内容なんて全然気にもしていなかったのですが、落語をなぞった物語です。

    引用モノは大好きです。
    知っている話だと、先が読める楽しさと、新たな視点で原話に触ることができるので。
    逆に知らない話だと、原話が気になるので、自分の知識も増えますよね。
    後は、落語ネタ、って部分がお気に入りです。

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    2011年12月10日
  • ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4

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    もうこのシリーズも4作目ですか~。

    当初の「謎解き」的な展開はあまりなくなってきましたが、
    その分、人間ドラマがぐいぐい面白くなってきてますね~。
    ときどき、演じ手としてものすごく
    うなずけるというか、納得させられる部分があって、
    個人的に、何だか妙に勉強になる物語です(笑)。

    この先が楽しみです♪

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    2011年12月03日
  • ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4

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    笑酔亭梅寿シリーズの第四作で単行本を購入し既に読んでいるものだが再購入。相変わらずの大阪の落語会の大御所でありハチャメチャな梅寿師匠が良い味を出している。勿論、その弟子で主役ともいう竜二も良いのだが、梅寿師匠には敵わない。理屈を超えた無茶な要求はするし、弟子に口答えを許さずボコボコにするし、喧嘩もするが、落語が好きで情にもろい最高のキャラクターだ。今作ではこの梅寿が人間国宝に推薦された、という驚愕の展開。さてどうなることやら、それは読んでのお楽しみ。

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    2011年10月24日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    この田中氏は、守備範囲の広い作家さんらしい。いろんなタイプの小説を書いてる。
    私はこの本が初だったけど、お気に入りの1人になりそう。

    いわゆるヤンキーあがりの竜二は高校のときの担任に、無理矢理落語家に弟子入り
    させられる。年がら年中二日酔いで無茶苦茶な師匠、笑酔亭梅寿にこき使われ、
    罵倒され、さんざんな目に遭いながらも、次第に落語の魅力にはまっていく竜二。
    そんな日々の中で出くわした事件の謎を竜二が解き、あたかも師匠の推理かの
    ように周囲に伝えて事件を解決していく。(名探偵コナンみたい?)
    謎解きも面白いけど、竜二と師匠、兄弟子達のやり取りや、落語の場面が面白くて
    すっかり話しに引き込まれた

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    2011年10月10日
  • 水霊 ミズチ

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    古事記をテーマにしたオカルト作品。
    神話が好きなので読んでみたら意外に面白かった!主人公の人間関係の複雑な思いも結構好きだった。ただ最後やっつけ感が無きにしもあらず?

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    2011年08月21日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    鶏冠頭の不良の竜二が連れてこられた先は上方落語の大師匠の家だった。酔いどれ親父に殴られながらも落語の能力を開花させていく。

    後半にかかってから面白くなってきた。たちきり線香、らくだ、時うどん、平林、住吉駕籠、子は鎹、千両みかんが題材になっていて、落語に興味がわいた。

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    2011年07月15日
  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

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    前作に引っ張り込まれて2冊目を。

    そもそも「演じる」という要素だけでも
    いろいろ考えさせられるところがあるネタなのに、
    今回テレビやラジオなどに舞台の幅が広がったせいで、
    ますます耳が痛いことも多くなったり(^^;。
    結構「演じ手」の痛いところを突いてくれます(笑)。

    前作ほどの「大事件」はあまり起こらなくなりましたが、
    その分ストーリーとの親和性が増した感じ。
    ますます面白くなってきました。いざ3冊目へw。

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    2011年06月20日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    『タイガー&ドラゴン』?
    『名探偵コナン』?(ちょっとパターンは違うけどw)

    落語をモチーフにした、なぜか探偵ものテイストのお話…。
    でも実は、落語の世界をそのままに展開する
    人情あふれるお話の数々という印象ですw。
    もうちょっと大きい事件も見てみたいなぁと思いますが、
    竜二くんがのしていけば出てくるのかな?

    個人的には、人情の世界で一人だけ頑として浮いている
    梅雨くんのキャラクターが好きです(笑)。

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    2011年06月17日
  • 落下する緑

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    ネタバレ

    唐島英治クインテットのメンバー、永見緋太郎は天才肌のテナーサックス奏者。音楽以外の物事にはあまり興味を持たない永見だが、ひとたび事件や謎に遭遇すると、楽器を奏でるように軽やかに解決してみせる。逆さまに展示された絵画の謎、師から弟子へ連綿と受け継がれたクラリネットの秘密など、永見が披露する名推理の数々。鮎川哲也も絶賛した表題作にはじまる、日常の謎連作集。


    面白かった。

    ジャズに関しては、全くの門外漢だが、
    それでも問題なく読み進められた。

    著者のジャズに関する愛情がいっぱいなことが
    ひしひしと感じられるが、押し付けがましくなく、
    主人公の永見の常識ハズレな言動も、その類まれなる才能、

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    2011年10月08日
  • 罪火大戦ジャン・ゴーレI

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    それでは皆さんご一緒に「♪つ・み・ひ・せんたい じゃん・ご~れ~♪」

    魔法少女物に化けたダークファンタジー(といっていいのかな)が大人気でしたが、これもいろいろな物に化けたワイドスクリーンバロックです。

    ただ田中啓文の得意分野に思いっきり化けてますので、何度「やめろ阿呆 (゚∀゚)」と読みながら呟いたか……。

    ところで、この大風呂敷畳むのでしょうか?
    なんとなく、「切り刻んで、空に撒いて、わーきれいだな!」となるような気がするんですが……そして「実は切れてません」と口から風呂敷を出す手品師、もしくはペテン師、それが田中啓文で進んで騙されるのが読者 \(゚∀゚)/ ただし、最後に「やはり風

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    2011年05月08日
  • ミミズからの伝言

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    7篇収録のホラー短篇集。相変わらず下品でグロでバカw。盛り上げるだけ盛り上げておいてダジャレで落とす極上のくだらなさに脱帽しました。けど食事中には読めないね。
    お気に入りは「糞臭の村」。

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    2011年04月22日
  • ミミズからの伝言

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    異形&汚物系のグロ小説短編集。
    胃に来る生理的嫌悪感と、どっかスコーンと抜けたアホらしさが田中啓文の本流ですね。
    伝奇風味な「糞尿の村」がお気に入り。

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    2011年04月04日
  • 銀河帝国の弘法も筆の誤り

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    結論。馬鹿馬鹿しい…しょーもない…でも面白い!そして、実は深っかい真理にまで辿り着かんとする問題作(か?)………えっと、まあそんな感じ(笑)

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    2011年02月25日
  • ホラーセレクション モンスターズ1970

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    収録作
    井上雅彦「デモン・ウォーズ」
    田中啓文「糞臭の沼」
    友成純一「魔物の沼」
    菊池秀行「甘い告白」

    井上氏作品:本当にパロディ満載で、井上作品の中ではかなり読みやすい物だと感じた。

    田中氏作品:「あぁ、田中さんね、やっぱりねぇ…。」となんとも言えない笑いが浮かぶ一作。
    前半の良い意味での「胸が悪くなる」感じも印象的だが、
    後半のふざけてるような、真面目なような、スピード感のある展開には引きこまれてしまった。
    そして、大爆笑。。。w

    友成氏作品:もっとも個人的にインパクトのあった作品。
    後半はやや失速感もあったけど、前半までの暗黒緋色の世界に魂は翻弄される。

    菊池氏作品:スピード感満

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    2011年01月20日
  • 郭公の盤

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    面白かったよー。「傀儡后」の気持ち悪さと共通するものがあって、多分それが牧野さんの担当した部分なんだろうな。この話は気持ち悪いだけで終わらなくて良かった(笑)あとがきで伝奇小説の定義がしてあって、なるほどと納得。トンデモ系のネタ満載で好きな人にお勧め!

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    2011年01月15日
  • 落下する緑

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    下する緑の続編です。

    前回は色シリーズですが、今回は味シリーズ。

    ジャズの事はわからなくても楽しめます。

    相変わらず天然(?)の永見緋太郎ですが事件を解決していきます。

    続編も出たら読みたいシリーズです。

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    2011年01月06日
  • ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺3

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    ネタバレ

    謎解き・・・ってより、人情話、もしくは成長記、かな?
    今回は突然振って湧いた襲名話がメインに据えられていますが、それはこれ。愛すべきお馬鹿達の活躍(?)により重たくなりすぎず、かといって軽くなりすぎず、読後の満足感はたっぷり味わえます。

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    2011年01月02日
  • 辛い飴

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    ジャズを題材にした、ちょっといい話。
    実際にはあんまり聴かないけど、作品の中だと格好良く思えるから不思議。

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    2010年12月26日