田中啓文のレビュー一覧

  • 邪馬台洞の研究

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     私立伝奇学園高等学校民族学研究会シリーズ二作目。
     一作目よりさらに面白くなってます。とても好き!

     曾祖父の残した言葉を頼りに、常世の森にあるという邪馬台国の秘宝を求めて留学してきたタイ人ナロンチャイと邪馬台国の謎に迫る『邪馬台洞の研究』。
     幻のクワガタ虫を求めて常世の森に迷い込んでしまった小学生・三太郎を助けるため、森にすむ未確認生物たちと戦う『死霊洞の研究』。
     過疎の村の歪んだ風習と伝承の謎に迫りながらわんこそばを食い荒らす『人食い洞の研究』
     そして最終巻・天岩屋戸の研究へと続く、『天岩屋戸の研究(序説一)』

     毎回仕込まれたネタとダジャレ、そしてこじつけのくせに裏

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    2009年10月08日
  • 蓬莱洞の研究

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     格闘武術「独楽」の使い手である主人公の諸星比夏留は、稽古に明け暮れる毎日を嫌いブラスバンド部に入部する予定だったのが、どういうわけだか民俗学研究部に入部してしまう。
     飲んだくれの顧問の爺さんを筆頭に、レズの部長だったり関取りの先輩だったり、奇妙な部員たちとともに民間伝承から派生するいろんな不思議な現象を解決してゆきます。

     まぁ解決するのは部員たちでなく、民俗学大好き少年保志野くんなのですが……。そして最終的にはなにかあるごとに比夏留の「独楽」が炸裂し、結果力技で終わることも多いのですが……。

     伝承、神話、古事、噂話にオカルト現象、歴史とSFとミステリをごっちゃにして、格闘とダジ

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    2009年10月08日
  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

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    「ハナシが違う」の続編です☆O−1グランプリに出場した竜二のその後から話は始まっていますw

    今回は梅春ねえさんの出番が少なかったかな〜かと言ってチカコの出番が増えたってワケでもないし、なんか新キャラがようけ出た感じやわ。「梅」って一字がついた兄弟子・姉弟子がいっぱいwまぁ人間成長していくと色んな人と出会っていくもんな〜梅寿は変わらずようけ出てたけどw

    ってかこの小説には極端な落語嫌いキャラがよう出てくんな〜。まぁ落語家ってのはけっこう豪遊するみたいなこと書いてたし、そのせいなんかな??

    でもやっぱり落語はおもしろそうなイメージを持ってまうね。話の中では「落語は古い!!」ってよう言われてる

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    2009年10月04日
  • 水霊 ミズチ

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    文学として傑作かといったらそうではないと思うのですが、何せ扱った題材が『水』。
    これを読んだ人にしばらく水を飲むことをためらわせることが出来れば、これはホラーとしては成功だと思います。
    かくいう私も水が飲めなくなりましたが。
    そして、何より怖いのはまゆみだという意見もあります。(あんな女が彼女だったらそれはもう毎日がブルーデーだろうよ…)
    個人的に、井上夢人『メドゥサ鏡をごらん』に次ぐ、『二度と読みたくない小説ランキング』にランクインです。

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    2009年10月04日
  • 蹴りたい田中

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    「銀河帝国の弘法も筆の誤り」に続くSF短編集第二弾。例によってダジャレとグロとバカが基本で楽しい。アイディアの核がダジャレでも、プロットはSFが溢れてて、でも最後はダジャレで、もう大好きである。ヨコジュンのハチャハチャSFをどこかで既に越えて、ダジャレ小説に関してなら暫定チャンプではないか。「赤い家」なんて、SFハードボイルドの名作ですらあるのではないかとか、「地獄八景獣人戯」のラストの脱力感はもはや癒しではないかとか、いや、ほんと名作揃いであると俺は思うのだけど、どう?

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    2009年10月04日
  • 浮世奉行と三悪人

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    のんびりとした元武士で竹光職人の主人公がひょんなことから横町奉行になってくれと頼まれ、巻き込まれていく話。女侠客、大商人、なまぐさ和尚の三すくみたちと町の問題を解決していくミステリー小説。
    どのキャラクターも魅力的で、軽快な掛け合いに笑ってしまう。

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    2026年03月25日
  • 異形家の食卓

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    比類するものがないほどに凄まじい作品だけれど、万人にはどうもお勧めしづらいホラー短編集です。とにかくグロい。スプラッタだけならきれいだと思える面もあるけれど、それ以外の汚らしいぐちゃぐちゃどろどろが多すぎて、気持ち悪いとしか言えません。そういうのに耐性がある人は、是非。とはいえ、一気読みするのは無理だと思いますよこれは……。
    お気に入り、なんて言いたくないよねどれもこれも(笑)。連作になっている「異形家の食卓」にはさらに、えげつないダジャレまでがぶっこまれていてもうどうすればいいんだよ、という読み心地です。笑っていいのか慄いていいのかさっぱりわかりません。呆然とするほかありません。

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    2026年03月15日
  • 蠅の王

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    ネタバレ

    ムシの描写が気持ち悪い。
    子供が殺害されるシーンが多い。
    怖くはない。
    ハルマゲドンやカルト宗教は世紀末感がある。

    終盤の出産あたりまではかなり面白かったが、最後の方は息切れした。イエスに対してノーってしょうもない駄洒落。
    イエスの誕生に際してヘロデに殺された子供たちが悪魔になった設定は斬新でよかった。

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    2026年02月22日
  • 推理の時間です

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    方丈貴恵さんファンなので、手に取ってみた。

    さっぱり検討がつかないものから、これはなんとか辿り着けていたのでは?!と悔しい思いをしたものまであって、楽しめる1冊だった。

    作家さんが、出題者のみならず、別作品の回答者としても執筆されているのもおもしろかった。

    読み慣れていないからか、情景をイメージするのに精一杯で、軍事ものの短編は謎解きどころではなかったかな。

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    2026年02月14日
  • 推理の時間です

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    そうそうたるメンバーが出題者の読者への挑戦。
    推理するのは、犯人に限らず、なぜ、やどうやって、だったりとバラエティに富んでいる。
    我孫子武丸さんだけは既読だったけど、他は未読。
    当然のように、推理はだめだめな私w
    田中啓文さんは時代物であり、どこか伝奇ものみたいだった。
    巻末に、収録の6人による推理も掲載されていて興味深かった。

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    2026年02月01日
  • 若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある

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    ネタバレ

    目次
    ・猪(しし)はどこに行った
    ・黙って座れば殺される
    ・七不思議なのに八つある

    時代劇なのにミステリというのはたまにあるけれど、時代劇なのに倒叙ミステリというのは珍しいのではないだろうか。

    大阪の大店の若旦那である伊太郎は、家業どころか働くことがそもそも大嫌いで、母親からお小遣いをもらっては、何十両ものお金を湯水のように使い、父親から勘当される。
    せっかく勘当されたので、エンタメ花盛りのお江戸へと出奔する。

    道中にかかる費用は得意の三味線で稼ぐのだが、これは仕事ではないので(?)、面倒がらずに門付けなどを行い、そこそこいいお金をいただいてくるのである。

    で、知り合いの岡っ引きの家に

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    2025年12月18日
  • 推理の時間です

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    推理作家さんたちの競演。
    トリックを当てるのか、犯人を当てるのか、色々と趣向が凝らされてます。せっかく出題編と解決編に分けてくれてますが、いつものようにそのままスルーで読みました。

    ペリーやナチスドイツ、旧日本軍など歴史を題材にしたミステリーが多くて、歴史好きのわたし的には満足でした。

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    2025年11月08日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    人気作家の子ども向け怖い本ということで、期待して手に取る。うーん、表紙含めちょっと微妙かなぁ。文学的な力あるけど、子どもの中で評判になるような面白さではないような気がする…。むしろ、すきな作家いる大人の方にオススメかも。あと、怖い本が好きというより本格的な話の入口にたってる小学生向け。ルビは中学年以上レベル。
    「象の眠る山」田中啓文
    個人的にこれは好きかも。現代っ子で賢い横道も好きかも。怖いものの正体が本気で気持ち悪い。象っていう伝承ができるなにか。
    「とりかえっこ」木犀あこ
    60.65cmのすきまにひそむ怪異っていう設定自体なんか、嫌。こどもだと入れ替わり後を具体的に表現してくれた方が怖がり

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    2025年09月11日
  • 警視庁地下割烹 取調室のカツ丼

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    警視庁の地下の料理店「警視兆」で板前修行に励む刑事・朝彦のシリーズ2作目。2話収録。オチはなんとなく想像がついてしまうが、今回も笑い満載!特に2話目は料理の腕を発揮しての潜入捜査で、よりおもしろかった。

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    2025年09月04日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    児童向けホラーアンソロジー。しかし執筆陣を見てわかるように、子供向けだと侮れはしません。
    表題作の恩田陸「六年一組の学級日誌」がもう……怖い、というかとんでもなく嫌でした。実はこういうのが一番リアリティを感じてしまう恐怖なのかもしれませんし。とにかくぞっとさせられます。
    恒川光太郎「能面男」も嫌な感じで怖い作品です。唐突にも思えるラストの衝撃もひどく印象的でした。我孫子武丸「猫屋敷に気をつけて」もお気に入り。怖いし嫌な話だけれど、猫は素敵なのが好ポイントかも?

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    2025年08月07日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    恩田陸「六年一組の学級日誌」本気で怖くて嫌な未来の話だった。起こるかもしれないっぽいところが、本当にイヤだ。短い話なのに、読み応えがある。
    我孫子武丸「猫屋敷に気をつけて」は最後が切なかった。

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    2025年08月02日
  • 警視庁地下割烹 取調室のカツ丼

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    シリーズ2作目です。
    取り調べと言えば?⇒カツ丼
    張り込みと言えば?⇒あんパン
    と、刑事ドラマで刷り込まれているネタが2作品。
    さらに
    あんパンと言えば?⇒???
    のネタも交えて満腹です。
    笑いだけじゃなく料理も美味しそうで★4

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    2025年07月22日
  • 力士探偵シャーロック山

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    自称「探偵」の力士のお話

    以下、公式のあらすじ
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    力士には向かない職業!?
    角界に迷探偵現る!

    銅煎部屋で唯一の三役力士・斜麓山(しゃろくやま)は
    大のミステリー好きで稽古よりも本の続きが大事。
    自分は相撲取りではなく探偵なのだと言いはり、
    付け人の輪斗山(わとさん)は悩まされ通しだ。
    しかし、彼らの周辺でなぜかシャーロック・ホームズの名作ばりの事件が続発。
    はじめて本物の事件を解決しようと乗り出す斜麓山だが、思わず勇み足を!?
    爆笑の本格ミステリー。

    また相撲界激震!?
    まわしを締めた名探偵ホームズ土俵入り?
    得意技は猫だましとアリバイ崩し!

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    2025年07月04日
  • 夜更けのおつまみ

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    久々にアンソロジーを読んだ。お酒が好きな人も下戸の人にもおすすめ。居酒屋のおつまみや家飲みのおつまみが好きなので参考になるメニューがあった。自分で作るだけでなく、コンビニのおすすめおつまみなどで書いてる人もいて、それも面白かった。

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    2025年06月21日
  • 警視庁地下割烹

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    続編が並んでいるのを見て、そういえば読んでいなかったなと思い購入。
    田中啓文さんらしい、軽くて気軽に読めるミステリでした。
    警視庁割烹課、割烹「警視兆」は船場の「失兆」の流れをくんでいて、課長は「ささやき女将」とネタ満載です。
    続編も読もうと思うので★4

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    2025年06月20日