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五年生の清海忠志は、ある日、不良にからまれていた酔っ払いのおじいを助けてやる。助けてもらったお礼にと、道ばたで勝手に落語を始めてしまうおじい。めいわくに思う忠志だったが、なんとこれがめちゃくちゃおもしろい! それもそのはず、この酔っ払い老人は、名人と呼ばれる落語家、笑酔亭粋梅だったのだ。落語と衝撃的な出会いを果たした忠志が、落語を武器にさまざまな困難を乗り切って、文字通り時空も越えて大活躍!
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Posted by ブクログ
面白かった! 落語の解説も載っているので、興味を持つ子も多そう。 サダキチが落語と出会い、自分が落語をしてみる……という話なんだけど、そこにまさかのタイムスリップ要素も出てくる。等身大の少年が、タイムスリップと落語でちょっとずつ成長していく。 終始ギャグタッチなので男の子にすすめたい。
忠志も、学校の友達に先生も楽しい~。 それにしても、忠志改めサダキチが落語を始めるきっかけときたらw 挙げ句、落語の練習中にあんなことが起こるとは! そこで出会った友吉が頼りなくていい味だしてる。 お侍さん、人は見かけによらないね。 シリーズあと2冊手元にあるので先が楽しみ。
2巻を読む前に読み返した。 落語の面白さを、落語を知らない子どもたちに伝える名作。演目は『平林』。 落語そのもので大笑いできるほか、人前で演じる人なら誰もが見に覚えのある、緊張による失敗や、ウケたときの高揚感なども追体験できる。 江戸時代の丁稚にも詳しくなれる。(笑)
落語やしタイムスリップするし、もうゆうことナシ! 文量は多めやけど、きっと楽しめるはず。 小学生におすすめしたい一冊!
「シケメン」の小学五年生清海忠志(きよみただし)は、クラスのお楽しみ会で予定していた漫才を、相方の真一の裏切り(笑)によって、ひとりで何かやらなくてはならなくなる。「俺、落語する。落語やったらひとりでできるやろ」。 無謀とも思える忠志の落語への挑戦。誰もが不可能と思ったことを、忠志はやり遂げることが...続きを読むできるのかーーーーー!! というような大げさな話ではなく、お笑い好きの小学生がひょんなことから落語の魅力に目覚め、思いがけない展開になっていくようすが、大阪弁をベースにしたはんなりとした語り口でつづられます。田中啓文さんの本ははじめて読んだのですが、読みやすくてとても楽しかったです。 落語×SF×児童文学の奇跡のコンボ!タイポグラフィあり、筒井康隆ばりの爆笑セリフあり。巻末には桂九雀さんの落語解説も付いている親切設計。大阪弁文学としても第一級。落語を知っている人も知らない人も存分に楽しめると思います。 しかも、続編もあるとか?楽しみにしています。
とり・みき氏がXで触れていたので読んでみた。 ジュブナイルだが大人でも十分面白く読める。 落語やそれが愛された時代の細かい蘊蓄もなるほどと読めたし 次回以降の伏線であろう部分も多くこれは次回作も楽しみになるだろう。 朝倉世界一氏の挿絵も雰囲気バッチリで良い。 いや掘り出し物でした。
子供と読みました。普段落語とか全然聞かないし知らないのですが、お話のテンポが良くてドンドン読めました。「平林(たいらばやし)」おもしろい!落語っておもしろいんだ!と思いました。オチまで書いてないのに、つかまれました。オチを知りたいので検索します。
読み聞かせ用。お笑い好きの子どもにドンピシャで、面白かった!落語にも興味を持ちはじめる。江戸時代にタイムスリップして、丁稚と友達になって、平林の世界をもっと知る。続編が楽しみ。
40年ぐらい前の昭和の小学生時代を思い出す。大阪弁が生きてる文章が好き。関西人やのに、西宮という土地柄はどうも「標準語」の人が多く居心地が悪いのだ。まぁそんなことはどうでもええけど。小学校の同級生が落語会を開いた時のこと、そしてその後そのうちの一人が真打になり、ほんまもんの噺家になったことを思い出し...続きを読むながら読んだ。 江戸時代の大坂、番頭さんや丁稚が出てくる船場の様子、そしてなんといっても落語の元祖と呼ばれる米沢彦八まで登場する。続きもあるらしいので、楽しみにしている。 これ、ラジオドラマにならへんかなぁ?なんて思っている。緊急事態宣言で寄席へも定席へもなかなか寄り付かれへんよってに。
成績もスポーツも見た目もイマイチの小学5年生・忠志は、ものすごい変顔芸を持っている。ひと度変顔を披露すれば、怒り心頭の先生も笑いすぎて逃げ出すほどだ。 ある日不良に絡まれていたおじいさんを変顔で助けたら、突然路上に正座して、お礼に落語を聞かせてやるからお前も座れと言い出した。 お笑いは好きだけど、落...続きを読む語なんて古臭くてつまらないと思っていた忠志だが、無理やり聞かされた落語のおもしろさにどんどん引き込まれていく。 落語に謎にタイムスリップ??まさかの時空を超えた大冒険に、びっくりするやらおもしろいやら。 おもしろいなあと笑いっぱなしなのに、勉強もしないとなあなんていつの間にか思ってしまう、ううむ、なかなかやるではないか。
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落語少年サダキチ
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