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Posted by ブクログ
「シケメン」の小学五年生清海忠志(きよみただし)は、クラスのお楽しみ会で予定していた漫才を、相方の真一の裏切り(笑)によって、ひとりで何かやらなくてはならなくなる。「俺、落語する。落語やったらひとりでできるやろ」。
無謀とも思える忠志の落語への挑戦。誰もが不可能と思ったことを、忠志はやり遂げることができるのかーーーーー!!
というような大げさな話ではなく、お笑い好きの小学生がひょんなことから落語の魅力に目覚め、思いがけない展開になっていくようすが、大阪弁をベースにしたはんなりとした語り口でつづられます。田中啓文さんの本ははじめて読んだのですが、読みやすくてとても楽しかったです。
落語×SF×児童文学の奇跡のコンボ!タイポグラフィあり、筒井康隆ばりの爆笑セリフあり。巻末には桂九雀さんの落語解説も付いている親切設計。大阪弁文学としても第一級。落語を知っている人も知らない人も存分に楽しめると思います。
しかも、続編もあるとか?楽しみにしています。
Posted by ブクログ
40年ぐらい前の昭和の小学生時代を思い出す。大阪弁が生きてる文章が好き。関西人やのに、西宮という土地柄はどうも「標準語」の人が多く居心地が悪いのだ。まぁそんなことはどうでもええけど。小学校の同級生が落語会を開いた時のこと、そしてその後そのうちの一人が真打になり、ほんまもんの噺家になったことを思い出しながら読んだ。
江戸時代の大坂、番頭さんや丁稚が出てくる船場の様子、そしてなんといっても落語の元祖と呼ばれる米沢彦八まで登場する。続きもあるらしいので、楽しみにしている。
これ、ラジオドラマにならへんかなぁ?なんて思っている。緊急事態宣言で寄席へも定席へもなかなか寄り付かれへんよってに。
Posted by ブクログ
成績もスポーツも見た目もイマイチの小学5年生・忠志は、ものすごい変顔芸を持っている。ひと度変顔を披露すれば、怒り心頭の先生も笑いすぎて逃げ出すほどだ。
ある日不良に絡まれていたおじいさんを変顔で助けたら、突然路上に正座して、お礼に落語を聞かせてやるからお前も座れと言い出した。
お笑いは好きだけど、落語なんて古臭くてつまらないと思っていた忠志だが、無理やり聞かされた落語のおもしろさにどんどん引き込まれていく。
落語に謎にタイムスリップ??まさかの時空を超えた大冒険に、びっくりするやらおもしろいやら。
おもしろいなあと笑いっぱなしなのに、勉強もしないとなあなんていつの間にか思ってしまう、ううむ、なかなかやるではないか。
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