田中啓文のレビュー一覧

  • 警視庁地下割烹

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    ほーんと、田中啓文さんの設定のとんでもぶりには毎度楽しませてもらえる。
    割烹警視兆って!
    その目的が潜入って!!
    配置された坊やのニックネームがドジ坊w
    登場人物の名前もユニーク。
    でも、ささやき女将は、若い人には伝わらないのではw
    いやー、ドジ坊くん、刑事よりも料理人が向いてるよ。
    あぁ、楽しかった。

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    2024年10月05日
  • 警視庁地下割烹

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    タイトルに惹かれて読んでみました。
    朝彦の天然ぶりでしくじりを重ねて、割烹課に異動した。料理店の潜入が主ですが、少しふんわりとした書き方であり非常にライトに読めます。
    朝彦の執念が光る部分もあり、次作があれば読みたいと感じる作品だった。

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    2024年10月03日
  • 警視庁地下割烹

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    はじめまして~の作家さん
    本屋さんで目に入り、もうそのタイトルに心掴まれる!…(笑)
    だって大好きな警察ものにお料理ですもん…

    警視庁捜査一課の花菱朝彦はとにかく「よく刑事になれたわね」…ってくらい、ドジで空気読めない天然さん…
    まぁそんなことだから失態を重ね、遂に異動を命じられる
    異動先は、警視庁地下4階にある割烹『警視兆』
    その存在は限られたごく一部のものしか知らず、なんとあの大阪船場の名店、料亭『失兆』の流れをくむのだ…(笑)
    もちろん割烹課で働くのは皆刑事部所属の警察官
    ささやき女将も警察官…
    謎の部署、割烹『警視兆』の正体とは…?

    …とまぁ、これまでにない設定!
    とにかく花菱朝

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    2024年09月26日
  • 推理の時間です

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    謎解き挑戦ミステリーアンソロジー。いわゆる「犯人当て」なのですが、当てるのは犯人だけとは限りません。フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットの三種類が各二作品ずつ。どれもこれも難問ぞろいでした……。
    とりあえず解答にたどり着けたのは法月綸太郎「被疑者死亡により」と田中啓文「ペリーの墓」。でもどちらも辛うじて核心部分は当てたと言えるものの、細部などは詰め切れませんでした。手掛かり部分等はわりと分かりやすいほうではあったと思いますが、決して簡単というわけではありません。
    謎が魅力的だったのは我孫子武丸「幼すぎる目撃者」。ホワイダニットって謎を作る方も解く方も一番大変なのではと思います。そんな中で

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    2024年08月31日
  • 落語少年サダキチ(ご)

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    さてさて、サダキチのエピソードは何巻まで続く?三味線までやるっていうところが小学生の浅はかさ。でも全力でぶつかっていくアホさが大阪人のサガかな?

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    2024年08月05日
  • 推理の時間です

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    フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットをテーマに各2作品ずつ取り上げた短編ミステリー。解決するのは読者である私達。巻末には各作家が他作品をどの様に推理したかも書かれていて楽しい試み。私自身は推理は到底及ばず、さっさと袋とじの解決編へと読み進めた。楽しめた。

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    2024年05月13日
  • 医は仁術というものの 十手笛おみく捕物帳 二

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    2話とも読み応えがあった。

    ぴーひゃらその一
    人形浄瑠璃の人気が歌舞伎にとって変わったが、歌舞伎も人気役者が江戸へ行き、人気が落ちてきた頃の話。
    お互い人気を取り戻そうと必死になるがあまり、手を出してはいけない所までいってしまう。

    ぴーひゃらそのニ
    腕はいいが、高額な薬礼をふんだくる医者と
    貧乏人からはお金を取らないが、お金がないため道端の薬草など限られたものしか扱えない医者
    が出てきて、お互いの思いにグッとくる。

    どちらの話も、大切なものを守るために悪事に手を染めてしまって引き返せなくなってしまう所がやるせない。

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    2024年03月30日
  • 貧乏神あんど福の神 なぞなぞが謎を呼ぶ

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    なぞなぞなあに

    これは案外手強い。簡単そうで、わからない。
    答えが解れば、なるほどと思う。
    4巻目も楽しめました。

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    2024年03月29日
  • 推理の時間です

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    誰が、どうやって、何故の3つのテーマで2篇づつ短編があり、解答は最後に纏まっているという面白い形式の本。
    読者への挑戦ということで読み進めながら考えたけど、わかったものはひとつもなく。
    巻末に作家の方々の推理があるのだけど、さすがきちんと読み取ってるなと思うものも、裏を読みすぎたような推理もあって面白かった。
    作家さんなら軽々といてくるのかと思ったから面白い結果だった。

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    2024年02月29日
  • シャーロック・ホームズたちの新冒険

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    ホームズ物の短編を読みたくて購入。他もそれなりに面白かったけど何よりホームズ物の圧倒的な二次創作感がめちゃくちゃ好きだった。もしもホムワトが若くして出会っていなければ…というif物。あの時出会っていなくてもホムワトはホムワト。素敵な二次創作でした。

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    2023年12月18日
  • お奉行様のフカ退治 鍋奉行犯科帳

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    恒例の悪を挫く大邉久右衛門、勧善懲悪の話なんだけど性格がいい加減なので緩い水戸黄門のよう。パターンがわかりやすいけど、軽いテイストで毎度楽しめる。

    「ニシンを磨け」
    料理対決では、すゑの家庭料理が豪華な料理に完勝するのが気持ち良い。昆布で白飯が食べたくなる。料理小説の醍醐味だね。
    「フカ退治」「苦い味わい」
    二作とも日本昔話のようでホンワカした少しファンタジーな感じ。

    これまでもシリーズ通して読後感が良いので安心して読めた。

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    2023年12月12日
  • こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙

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    本当に設定がくだらなくて笑える。
    コナモンだけでここまで膨らませられるとは…

    日常の謎系と思っていたけど
    今回は市が抱える問題という少し大きくてお固めな内容なのに、馬子が絡むからライトに解決する。

    サクッと読みたい時におすすめ。

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    2023年12月11日
  • 力士探偵シャーロック山

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    タイトルで手に取ってしまった1冊。

    斜麓山(しゃろくやま)と
    輪斗山(わとさん)

    シャーロックとワトソン

    ミステリー好きな力士って設定が新しすぎる!

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    2023年12月07日
  • お奉行様の土俵入り 鍋奉行犯科帳

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    庶民の楽しみである、相撲、芝居、落語を舞台にした短編三作。豪胆な久右衛門が勧善懲悪的に悪者を裁いていくのもいつも通りだけど、人情味が厚くなってきたような。
    「鯉のゆくえ」ではお馴染みの落語の噺を絡め、ニヤリとさせられる。少し「らくだ」もあるのかな。「井戸の茶碗」の落ちにはならなかったけど、良い終わり方。もう少し千代さんの恋心が伝われば面白かったかも。

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    2023年11月27日
  • 鍋奉行犯科帳 京へ上った鍋奉行

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    江戸当時の関西の食文化がよく学べる。まだ鮮度保存の技術がないので京都では生魚が届かないこととか、大阪での天ぷらの呼び方の違いや人気の無さなど。
    また旅の途中で知り合ったキャラ達の個性を活かして問題を解決するところも自然な流れなのでスッと入ってくる。
    毎度各話読み切りなので気軽に読み進めれるし、もうお馴染みの顔ぶれが技術や個性を発揮するのも楽しい。
    今回はいつもより久右衛門がカッコ良かったような。相変わらずのところは変わんないけどね。勧善懲悪とは言い切れない(久右衛門のせいで)けど終わりはいつもスッキリできる。
    勇太郎の恋愛話はこの巻では小糸さんが少しリードかな。

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    2023年10月28日
  • 落語少年サダキチ

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    とり・みき氏がXで触れていたので読んでみた。
    ジュブナイルだが大人でも十分面白く読める。

    落語やそれが愛された時代の細かい蘊蓄もなるほどと読めたし 次回以降の伏線であろう部分も多くこれは次回作も楽しみになるだろう。
    朝倉世界一氏の挿絵も雰囲気バッチリで良い。
    いや掘り出し物でした。

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    2023年10月23日
  • 落語少年サダキチ(ご)

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    忠司、今回は現代で大いに頑張った。
    後半の三味線の練習は素晴らしい。
    ま、あの本のオチは、そんなことだと思ったよw
    上方落語は、はめもの、なるものがあるのを初めて知った。
    上方落語を観たこと、あるはずなのに意識してなかったな。
    次の機会にはそこも気にしておきたい。
    級友たちとの絆も深まった。みんなで1つのことを成し遂げるって心に残るもの。
    ペン子さんにポン子ちゃん、今後も登場しますように。
    次が楽しみでならない。

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    2023年10月16日
  • 白鷺烏近(しらさぎうこん)なんぎ解決帖

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    烏近さん味がある。
    シリーズものでやつてほしい。時代ものとしてよくできてる。基本、勧善懲悪で気持ちいい

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    2023年10月14日
  • 鍋奉行犯科帳 浪花の太公望

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    今作も久右衛門の子供のような我儘が炸裂する。しかしそのある意味無垢とも取れる子供の屁理屈が大人の常識、道理を権威をもって看過するのが楽しく気持ち良い。
    むちゃくちゃなんだけど。
    ただ悪党のやり方がえげつないシーンもあるので、喜劇の中なのだが事件は真に迫っている。その後の解決はスッキリするのだけどね。
    後、勇太郎の剣術がレベルアップしていく様子も勇ましく、頼もしくなっていく。でも綾音、小糸、母など女子に弱いところも愛嬌があり愛せるなあ。

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    2023年10月09日
  • 鍋奉行犯科帳

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    六十にもなろうという奉行、大邊九右衛門。大食いで我儘、肥え太り巨軀と主人公らしからぬキャラが逆に魅力。
    まわりを翻弄するのだけど、皆諦めているようで言うがまま。
    序盤は料理を部下に振る舞ったり、勇太郎の母や妹を気にしてたりと前にでていたけど、段々と勇太郎達をサポートする後詰め的存在に。本来の形かな。
    もっと前にでて我儘ぶりを出して欲しく感じた。まあ充分にすきにやってるけど。
    出てくる料理もやはり時代的に肉肉しいものではなく、素朴さを感じるもの。しかし何故か食欲をそそられる。
    歴史的に知らないと分からないものもあるけど、ミステリー要素もあり気軽に楽しめた。

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    2023年09月11日