【感想・ネタバレ】力士探偵シャーロック山のレビュー

あらすじ

力士には向かない職業!? 角界に迷探偵現る! 銅煎部屋で唯一の三役力士・斜麓山(しゃろくやま)は大のミステリー好きで稽古よりも本の続きが大事。自分は相撲取りではなく探偵なのだと言いはり、付け人の輪斗山(わとさん)は悩まされ通しだ。しかし、彼らの周辺でなぜかシャーロック・ホームズの名作ばりの事件が続発。はじめて本物の事件を解決しようと乗り出す斜麓山だが、思わず勇み足を!? 爆笑の本格ミステリー。また相撲界激震!? まわしを締めた名探偵ホームズ土俵入り? 得意技は猫だましとアリバイ崩し!?

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Posted by ブクログ

ダジャレの嵐で不安になったが、意外と面白かった。最後の事件はちょっと無理があるような気がしましたが…

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2019年07月10日

Posted by ブクログ

妹に勧められて。
「斜麓山」「輪斗山」「銅煎親方」登場人物名もさることながらとにかく面白い!
「まだらのひも」が特に良かった。

0
2019年01月21日

Posted by ブクログ

自称「探偵」の力士のお話

以下、公式のあらすじ
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力士には向かない職業!?
角界に迷探偵現る!

銅煎部屋で唯一の三役力士・斜麓山(しゃろくやま)は
大のミステリー好きで稽古よりも本の続きが大事。
自分は相撲取りではなく探偵なのだと言いはり、
付け人の輪斗山(わとさん)は悩まされ通しだ。
しかし、彼らの周辺でなぜかシャーロック・ホームズの名作ばりの事件が続発。
はじめて本物の事件を解決しようと乗り出す斜麓山だが、思わず勇み足を!?
爆笑の本格ミステリー。

また相撲界激震!?
まわしを締めた名探偵ホームズ土俵入り?
得意技は猫だましとアリバイ崩し!?

【目次】
第一話 薄毛連盟
第二話 まだらのまわし
第三話 バスターミナル池の犬
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斜麓山(しゃろくやま)に付け人が)輪斗山(わとさん)で、親方の現役時代の四股名が虎南(こなん)の銅煎(どういる)親方
こんな相撲部屋があってたまるかw

描かれている主な謎
・高額報酬の割の良いバイトの真相
・曰く付きの化粧廻し
・UMAの目撃証言

古典ミステリは読まないので、タイトルのパロディ元の赤毛連盟やまだらの紐や最後の事件がどんな話かは知らない
知らなくても問題なく読めたけど、知ってたらもっと気づくところがあったりするのかな?

現代に於いて、埋蔵金が見つかることはそうそうないし
見つかったとしても所有権は土地の所有者になるはずだし
そもそも、換金が難しいものなんだけどね
まぁ、物語の方向性を読者に示す最初のお話としてはよいのではなかろうか

二つ目の話は明らかに怪しい人物がいるので、犯人、または何らかの関係者であるのは容易に想像できる
しかしまぁ、化粧廻しを返して欲しいというあたりで違和感を覚える
特定の力士専用に作った化粧廻しは、いくらお金をかけたものだろうが同じ値段で現金化できるわけではない
だとすると、評価額の内訳は……
と疑問に思うのは当然
ただ、言葉の意味に関しては若干のバカミス要素を感じる
まぁ、ユーモアミステリなので全く問題ない

池の怪しい動物に関しては、色々とツッコミどころが満載
果たして、水の中であんな物を付けた上で見つけられるものだろうか?


総じて、設定で全て持ってくユーモアミステリという立場は否めない
それでいて、斜麓山の実録に関しては、戦略を寝る事ができ、相手の動きに対して適切な対処もでき、相手を見切る能力は探偵ならではだけど
それだけでなく実際の膂力も持ち合わせているというあたり、能ある鷹は爪を隠すかのような隠し玉を持ってる様はある意味で名探偵のそれである


それにしても、「大相撲殺人事件」といい「雨の日も神様と相撲を」といい、相撲とミステリって実は相性がいいのかしら?
(そんなわけあるか)

0
2025年07月04日

Posted by ブクログ

タイトルで手に取ってしまった1冊。

斜麓山(しゃろくやま)と
輪斗山(わとさん)

シャーロックとワトソン

ミステリー好きな力士って設定が新しすぎる!

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2023年12月07日

Posted by ブクログ

相撲より探偵業にのめり込む斜麓山と付き人輪斗山.ネーミングからしてシャーロックホームズの二番煎じだが、なかなか斜麓山 的確な推理能力を発揮する.短編が4つだが「バスターミナル池の犬」が面白かった.犬神池に犬面魚が出没するという噂に興味を持った斜麓山.場所中にも拘わらず聞き込みに精を出す.理髪店の北に事情を聞くうちに彼の推理が犯人像を浮かび上がらせる.ライバルの幻日漢関との確執も楽しめた.

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2019年10月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全四話。正典の「赤毛連盟」「まだらの紐」「パスカヴィル家の犬」「最後の事件」がモチーフになっていますが、ほぼ駄洒落の域です。現代版ホームズではなく、あくまでホームズに異常なまでに憧れる力士(斜麓山)と付け人(輪斗山)の話で、その設定がよく活きていると思いました。相撲に一切関心がない私でも、楽しく読むことができました。逆に相撲ファンや正典ファンの方は、この本にそれらしさを求めると後悔しそうです。

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2020年09月18日

Posted by ブクログ

親方への恩返しのために力士をやっているが、自分は相撲取りではなく探偵であると豪語するミステリオタク斜麓山(しゃろくやま)が主人公のホームズパロディ短編集。「薄毛連盟」、「まだらのまわし」、「バスターミナル池の犬」、「最後の事件」の4編収録。
強烈なタイトルの出オチ感だが、なかなか面白かった。
斜麓山は相撲の才能はあるのに本ばかり読んでサボりたがり、付き人の輪斗山(わとさん)は彼を土俵に引っ張り出すのに一苦労。国技館や巡業に行けば謎めいた事件の話をしてやると持ちかけて部屋から引っ張り出すが、斜麓山は相撲より事件の解明に夢中になってしまう。
二人のやりとりを楽しみ、ホームズネタにニヤニヤする本。力士的な見せ場もいちおうあり。

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2019年02月28日

Posted by ブクログ

シャーロック・ホームズ好きにはたまらないネタばかり♪ それぞれの事件の謎も、きっちりしたものあり、バカミステイストありで楽しめた。 登場人物の名前のつけかたもいいし。 最後、ふざけてばかりと思ったシャーロック山がかっこいいところをみせてくれたのもよかった。

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2018年10月14日

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