田中啓文のレビュー一覧

  • 鍋奉行犯科帳 道頓堀の大ダコ

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    20170317 シリーズとして安定してきた。個人的には話が少し長すぎるような気がする。それでも読めるので良いのだが。

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    2017年03月17日
  • 地獄八景

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    1つ目の作品のような、閻魔に雇われた探偵が事件に挑む連作だと勝手に勘違い。
    2作目以降が、思った以上に地獄らしいハードなお話が続いて、ちょっと読んでいてしんどかった。なんというか、陰惨な展開が多くて、、、

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    2017年02月28日
  • 鍋奉行犯科帳

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    20170226 グルメ小説のようで犯科帳になっているのは、登場人物のキャラクター設定が良いからだとおもう。シリーズものとしても続けやすいのではないだろうか。

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    2017年02月27日
  • 猫と忍者と太閤さん 鍋奉行犯科帳7

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    大食いにも程があるお奉行様。見返りが無いと動かない、とか、どこのワガママ坊主かと思うんだけど、結果として事件は解決しちゃうので仕方ないっちゃ仕方ない。個人の恨みで認めるものも認めなかったりする辺り、さすがにちょっとキャラが濃すぎ&くどすぎな気もするんだけど、その後のお話で猫を可愛がり、逃げた猫に肩を落とす、なんて姿を見せられたら、やっぱり「しゃぁないか」と思うとわけで。部下たちもそんな風に毒されていってるんでしょうね♪小糸さんの策士っぷりがちょっと鼻についたりもしたけど、この二人はどうなるんでしょうね。

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    2017年02月10日
  • 超・少年探偵団NEO

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    田中先生らしい言葉遊びと、予想していた以上にSFしてて驚きました。お気に入りは「禁忌大学の養殖マグロ」かな。
    それと5分アニメの忠実なノベライズ(まだ放送中なので、1月末までの内容との比較だけど)なので、アニメではいまいちうやむやだったことが明らかに描かれたりと(奴ら高校生だったんかい! とか探偵事務所の描写とかイロイロと…)設定資料的な楽しみ方もできました。
    あ、あの作画崩壊ネタのアニメの話を、小説ならではのアレンジに変更してたのは流石でした!

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    2017年02月04日
  • 漫才刑事

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    父の遺言で刑事になった髙山は、会社に隠れて母の遺言の漫才師という二束の草鞋を穿いていた。
    ひょんなことから交通課の城崎ゆう子に秘密がバレ、日々奢らされるはめに。新人漫才師のギャラなんて大した額じゃないだろうし、漫才師を続けるためとは言え、ここまで奢らされたら大変だろうなぁ。

    万が一映像化するとしたら、城崎ゆう子の役はギャル曽根しかできないんじゃないかと思うくらいの食べっぷり。

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    2016年12月30日
  • シャーロック・ホームズたちの冒険

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    高野秀行さんがTwitterで読んだとつぶやいていて、私も最近ホームズを読み始めたところだし、と買ってみました。

    ホームズとルパンの話よりは、私は実在した人物たちの話の方がおもしろかったです。
    赤穂浪士やヒトラー、小泉八雲……。
    どれも、もしかしたらこうだったのかもな、とかこの人はこういう人だったのかも、と思わせてくれて興味がわいてきます。
    特に小泉八雲さんは、私は名前は知ってたけど何をした人なのかとか全然知らなかったので、これを機に関連の本とか読んでみたいなと思いました。

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    2016年12月22日
  • シャーロック・ホームズたちの冒険

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    著者の作品は本作が初読なんですが、本作に収録された5編全てに共通して感じたことがあります。それは、

    「謎が大盤振る舞いすぎる!!」←嬉しい

    それぞれの作品の核となる謎&真相指摘だけで読者は満足できるはずなんです。

    それなのに、田中先生は事件だけでなく、それぞれの主役達に「隠された真実(オカルト風味)」というオプション(もちろんフィクションです。念のため)を付けちゃってるんですね。ストーリー上必要な部分もあるんですが、蛇足感ギリギリなものもあるにはあります。(特に八雲の話(笑)。


    だがそれが!!
    いいんです!!!←←


    「実はホームズは×××だった!」
    「密室の名手と謳われる某作家はあの作品にインスパイアされていた!」
    「ヒトラーはシャーロキアンだった!」
    「小泉八雲は何故日本に来たのか!」
    「ホームズとルパンにまつわる驚愕の事実!」

    うーん、てんこ盛りです。
    この辺がなければページ数3分の2で済んだと思います。
    大満足です。

    以下、簡単な内容紹介とめっさ浅い所感。

    ◎スマトラの大ネズミ事件…密室の中で生首が発見される奇怪な事件が連続して発生。ホームズとワトソンは、被害者が書き残した「スマトラの大ネズミ」という言葉をヒントに調査を進めるが…,。
    →実は本作の中では一番イマイチだった(笑)。なんでだろ(笑)。オチかな(笑)。

    ◎忠臣蔵の密室…御殿の仇を討たんと吉良上野介の屋敷に討ち入りを果たした赤穂浪士の面々を待っていたのは、宿敵・吉良の既に冷たくなった死体だった!足跡なき「閉じたる場」から、下手人はいかに脱出を果たしたのか?

    →日本人なら(多分)知らない人はいない赤穂浪士の討ち入りを、密室ものに仕立てた意欲作。毎年この時期になると、必ずドラマやるからね〜(^^)よく知る史実ものを大胆にミステリでアレンジされると、それだけで滾るわ〜(笑)。

    ◎名探偵ヒトラー…ナチ党総統・ヒトラーの書斎から、後生大事にしているロンギヌスの槍が彼の目と鼻の先で盗まれた。ホームズをこよなく愛するヒトラーは、側近であるボルマンをワトソンに指名し、自ら調査に乗り出すが…。
    →史上最凶最悪のシャーロキアンの推理と解決策?がすごい。ブラックユーモアとしてすらニヤニヤさせないのは、さすがヒトラーです。

    ◎八雲が来た理由…森林の中を歩いていた小泉八雲とその連れは、女の叫び声を聞き、現場に駆けつける。声の発せられた付近に尻餅をついていた男の着物の袂には、なんと凄まじい形相で噛み付く女の生首があった!
    →本作最大の問題作(笑)。いやー!これはね!!島荘を彷彿とさせるバカミスです!!!つまり、大好き!!!!笑笑

    ◎mとd…「貴殿が所有するエジプトの秘宝、サン・ラー王のスカラベを頂きに参ります」ーー怪盗紳士、アルセーヌ・ルパンの予告状を受け、持ち主の城を訪れた私とガニマール。凄まじい殺傷能力を誇るミミズクの脚にはめられた宝石をルパンは盗み出すことができるのか?
    宝石を守るために英国からやってきた名探偵シャーロックホームズを迎え撃つルパンの奇策とは?
    →うーん。何だろう、このパターンが真新しくないせいもあるだろうけど、ちょっと最後の最後でケチついた感。いや、面白かったんだけど、直前の八雲が面白すぎてですね…笑

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    2016年12月16日
  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

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    シリーズ第二弾。
    破門にされてしまう竜二。
    今回は落語のシーンの印象が薄く感じ少し残念。

    噺家としての自分を掴みきれず足掻く竜二を応援しつつも、つい喝を入れたくなりました。

    師匠の破天荒っぷりはやはり好み。

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    2016年11月26日
  • 落語少年サダキチ

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    成績もスポーツも見た目もイマイチの小学5年生・忠志は、ものすごい変顔芸を持っている。ひと度変顔を披露すれば、怒り心頭の先生も笑いすぎて逃げ出すほどだ。
    ある日不良に絡まれていたおじいさんを変顔で助けたら、突然路上に正座して、お礼に落語を聞かせてやるからお前も座れと言い出した。
    お笑いは好きだけど、落語なんて古臭くてつまらないと思っていた忠志だが、無理やり聞かされた落語のおもしろさにどんどん引き込まれていく。
    落語に謎にタイムスリップ??まさかの時空を超えた大冒険に、びっくりするやらおもしろいやら。
    おもしろいなあと笑いっぱなしなのに、勉強もしないとなあなんていつの間にか思ってしまう、ううむ、なかなかやるではないか。

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    2016年11月10日
  • 真鍮のむし

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    【収録作品】塞翁が馬/犬猿の仲/虎は死して皮を残す/獅子真鍮の虫/サギをカラスと/ザリガニで鯛を釣る/狐につままれる 
     ジャズは知らないけれど、雰囲気が伝わってくる。

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    2016年11月09日
  • イルカは笑う

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    ネタバレ

    表紙のイルカが可愛くてジャケ買い。

    まあまあ自分はシニカルな話が好きだと
    自負していたのだけれど、
    この短編集のシニカルかつブラックなユーモアには
    正直ついていけなかった。

    所々当て字的なダジャレ(地口?)も多いのだけれど、
    元ネタがわからないのが多数。
    洋画邦画好きにはツボに入るのだろうか。

    全体的に自分には合わなかったなぁ。
    「まごころを君に」「あるいはマンボウでいっぱいの海」
    といった落語的な作品に出会えただけでも良かった。

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    2016年11月02日
  • 落語少年サダキチ

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    童話シリーズだからか、作品中も文字が踊ったりして、目でも楽しみながら、サクサク読める。
    落語少年の物語第一弾とあることから、シリーズ化するのだろう。次の演目は「寿限無」かな!?

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    2016年10月11日
  • 地獄八景

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    元の上方落語の『地獄八景亡者戯』を知らないまま読みました。が、8編の話がそれぞれ、ハードボイルド、新喜劇、曽根崎心中等々、今作のアレンジの元になった方のネタは読んでて「ああ、これだな」ってのが判るのでそれぞれ面白いです。言葉遊び、ネタ選び等好みが分かれそうですが、私は好きな部類です。お気に入りは、水戸黄門をアレしたやつと、星新一をアレしたやつですね。

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    2016年09月28日
  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

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    ちりとてちんだ~。と落語の話を見ながらちょっと笑ってました。そして、落語って確かに、笑わせてもらおうってわけではなく、くすっと笑ってしまうというのが正しい気もしてきますね~。

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    2016年09月23日
  • ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4

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    梅寿師匠、究極のツンデレじじいだな。笑酔亭梅寿と春桜亭円紫、そりゃ弟子入りするなら、円紫さんでしょう。大阪と東京の違いはあるにせよ…。梅寿師匠の啖呵は胸がすくけどね。竜二は何だかんだ言っても、人が良くて、心優しい。噺家としてプラスになる素質かな。

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    2016年08月31日
  • 鍋奉行犯科帳 道頓堀の大ダコ

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    鍋奉行シリーズ第2弾。
    前作は思ったより普通の時代小説と思ったが、シリーズに慣れてきたのか今回は著者がのびのびと書いているような感じを受けた。最終話は時代小説の枠をはみ出しているが、それでいて時代考証や料理の蘊蓄はまじめだったりして面白い。
    破天荒なお奉行もパワーアップ。だし汁をなめただけで分析したり、長崎のカピタン一行にかこつけて洋食を食べまくったり。キャラが立ってるからドラマ化したら面白そう。

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    2016年06月29日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    金髪トサカ頭の不良少年・竜二は上方落語の大看板・笑酔亭梅寿のもとに無理矢理弟子入りさせられる。
    破天荒な師匠の元で下積み生活を送りながら身の回りで起きる事件を解決していく。
    全ての話が古典落語を利用し綴られていく。

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    2016年06月17日
  • 猿猴

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    聖徳太子が訳した人類滅亡の予言を発端に繰り広げられる伝奇ホラーは非常に読み易くスピーディーな展開なので一気読みも難しくない。神話、秀吉の埋蔵金、UMA、謎の宗教団体…色々な要素が絡み合う。どう纏まるか心配するが田中啓文だから最後はハチャメチャだろうと勘繰るがオチはやや尻つぼみ。ギャグとシリアスの紙一重を探ったかの様な作品だが中途半端な部分が他読者の低評価に繋がったかも。この人にはやはり突き抜けたものを期待してしまう。でもグロ駄洒落控え目でもくだらなさをさらりと放り込む本作品は嫌いではない。

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    2016年06月10日
  • 禍記

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    田中啓文が描く伝記ホラーだから一筋縄ではないと勘繰る。タブーとされている『禍記』という謎の古書の存在を暴こうとするストーリーを軸に摩訶不思議な話の短編集で構成されている。神話や民間伝承を基に作られ、予想外にエログロ駄洒落が抑えられていたので身構えて読むが、よくよく考えればバカバカしい設定にやっぱり田中啓文だとほくそ笑む。読み易く、それなりに質の高いホラーで非常に楽しめた。あとがきの著者による伝記モノについての解説は田中色満載。ラスト1行で伝家の宝刀炸裂(笑)

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    2016年06月08日