田中啓文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレミステリと薀蓄は非常に相性が良い。だが、当然のことながら、良い薀蓄を孕んだ推理小説が良いミステリを描けているとは限らない。肝心なのは作中にばら撒かれた薀蓄の有機的な結合が、作中の謎にどのように結実しているかである。その意味で、本作の「渋い夢」は非常に完成度が高い素晴らしい短編である。ジョン・ケージの「4:33」、俳句と「音」、主人公である緋太郎の演奏が見事に結実した結果、消えたピアノの謎の解が浮かび上がる。さらには緋太郎の演奏が、ジャズ演奏描写として高度な完成度を誇っているだけでなく、ピアノの在り処を解く行為そのものになっている点が非常に素晴らしい。ジャズファン、ミステリファン必見の名作。
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Posted by ブクログ
己一郎先生は誰がなんと言おうとロリコンだと思う。
過去に事件起こしたからどうのじゃなくて・・・
もう見方がすでに危ない
どんなに否定してもロリコン
己一郎の婚約者は性格破綻者だとおもった。
婚約者はいるがなかなか結婚できない女性
お局様で、見栄張りで・・・
そんな婚約者に己一郎はうんざりしていただろうけどさ・。
己一郎が過去に起こした事件を知らないと思うけれど
一途に愛し続けていた。
彼女が死んだとき、己一郎はどれだけ失った物が大きかったか
気がついたはずなのに・・・・
婚約者が死んだときよりも高校生のヒロインが
死んだときの方がショックってなにさ
しかも関わり合った人が励ますのにそれ -
Posted by ブクログ
上方の落語界に、髪型の落伍した若者が矯正もかねてつれてこられて、なんだかんだいって落語家になっていく話です。
一つ一つの章がミステリー仕立てになっておって、一話完結で非常に気分よく読める。このあたりは作者の力量でして、嘘も真も織り交ぜて実に破綻なくいける。いけてます。ドラマになってもおかしくない。
なんと言うかこの、マジモンの落語家の納得の高座を見て「ああこれなら、このくらい木戸払っても惜しないわー、いいもん見せてもらいました、どっとはらい」という感じ。お手本的。
と、これで満足すればいいんだろうけどねぇ。
いや、しました。してます。いい出来です。
でもねぇ……。