田中啓文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
己一郎先生は誰がなんと言おうとロリコンだと思う。
過去に事件起こしたからどうのじゃなくて・・・
もう見方がすでに危ない
どんなに否定してもロリコン
己一郎の婚約者は性格破綻者だとおもった。
婚約者はいるがなかなか結婚できない女性
お局様で、見栄張りで・・・
そんな婚約者に己一郎はうんざりしていただろうけどさ・。
己一郎が過去に起こした事件を知らないと思うけれど
一途に愛し続けていた。
彼女が死んだとき、己一郎はどれだけ失った物が大きかったか
気がついたはずなのに・・・・
婚約者が死んだときよりも高校生のヒロインが
死んだときの方がショックってなにさ
しかも関わり合った人が励ますのにそれを無視して
ずーっと引きずって憔悴して、浮浪者になって・・・
この人何がしたいんだ!?
とラストに思ってしまった。
結局この人は純粋で清純な女の子に惹かれただけで
過去に自分が惹かれた女の子達が大人になったら
きっとすぐに他の女の子に手を出す人なんだと思う。
と・・・憤慨してみる
それと餓鬼の表現がすんごい気味悪い -
Posted by ブクログ
上方の落語界に、髪型の落伍した若者が矯正もかねてつれてこられて、なんだかんだいって落語家になっていく話です。
一つ一つの章がミステリー仕立てになっておって、一話完結で非常に気分よく読める。このあたりは作者の力量でして、嘘も真も織り交ぜて実に破綻なくいける。いけてます。ドラマになってもおかしくない。
なんと言うかこの、マジモンの落語家の納得の高座を見て「ああこれなら、このくらい木戸払っても惜しないわー、いいもん見せてもらいました、どっとはらい」という感じ。お手本的。
と、これで満足すればいいんだろうけどねぇ。
いや、しました。してます。いい出来です。
でもねぇ……。
どメジャーでねぇ。
なんかこの「毒に中る」感じがまったくなくてなぁ。
シニカルさというか、落語界ゆえのウイットというか。
そこが「作り物」なんだろうなぁ。
コンピューターがものすごく発達して、人並みの物語をつむぎ始めたら、こんな感じかもしれない。
あと、江戸落語業の端くれにかかわる者としては、江戸落語を美化しすぎだと思いました。 -
Posted by ブクログ
神話ネタと蛇神信仰的なものと神話の里・宮崎という土地と
ポルターガイスト的なオカルトと降霊術と
観光策による自然・遺跡破壊と・・・
その他よくわからないもの含めて色んな要素を鍋に放り込んで
グツグツ掻き回してみたら、それぞれの原型は留めてないけど
よくわからない強烈な味だけどものすごく面白い
エンターテイメント小説が出来ていたという感じ。
ヒロインが降霊してきた時の描写とかポルターガイスト現象とか
ヒロインのお父さんがFAXで霊界からのメッセージを送ってきたりとか
主人公杜川のロリコンっぷりとか、とある患者が病院で食べるところとか
ところどころこれは本気なのかネタもしくはギャグなのかと戸惑いながら
若干引き気味に苦笑するしかない場面もあったりするのですが
ちょっとぶっとんでるというか過剰気味な描写が
逆にエンターテイメントとして効果的に機能していたりするのが不思議です。
作者の計算なのか結果としてそうなったのかは疑問なのですが。。
不思議な熱量を持った作品であることは確かで
結構分厚い本なのですが一気に読んでしまえる面白さはあります。
ツッコミどころが多すぎて、
真面目に読んだらダメですね。
ネタを楽しむ気持ちで読むのが吉です。