田中啓文のレビュー一覧

  • こなもん屋うま子

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    グルメ作品かと思ったら…まさかっ。
    笑いあり人情ありドラマあり、
    そしてちょっとファンタジーなお話の数々。
    意表を突かれつつ、
    読み始めたら一気にいただいちゃいましたw。

    こんなお店に出会えないかなぁ。
    でも、描写通りのお店なら
    まず入らずに通り過ぎちゃうだろうなぁ(笑)。

    ところで。
    たこ焼きにはほんとにあんな効果があるんだろうか!?
    (お仕事柄つい食いついてしまったw)

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    2013年08月16日
  • 水霊 ミズチ

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    古事記、日本書紀をモチーフとした水に纏わるホラー。
    大変面白く読めました。

    普段身近にある水。
    飲むと謎の腹痛に襲われ人格も変わってしまい
    最終的には死んでしまいます。

    生活していく上で欠かせない水が汚染されている恐怖。
    読み終わった後はついつい水を飲むのが怖くなってしまいました。

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    2013年08月08日
  • 鍋奉行犯科帳

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    大阪が舞台の時代小説は初めて読んだ。お奉行のキャラの立ちっぷりが見事。シリーズになってくれるといいなぁ。

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    2013年08月04日
  • 水霊 ミズチ

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    己一郎先生は誰がなんと言おうとロリコンだと思う。
    過去に事件起こしたからどうのじゃなくて・・・
    もう見方がすでに危ない

    どんなに否定してもロリコン

    己一郎の婚約者は性格破綻者だとおもった。
    婚約者はいるがなかなか結婚できない女性
    お局様で、見栄張りで・・・
    そんな婚約者に己一郎はうんざりしていただろうけどさ・。

    己一郎が過去に起こした事件を知らないと思うけれど
    一途に愛し続けていた。
    彼女が死んだとき、己一郎はどれだけ失った物が大きかったか
    気がついたはずなのに・・・・
    婚約者が死んだときよりも高校生のヒロインが
    死んだときの方がショックってなにさ

    しかも関わり合った人が励ますのにそれ

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    2021年12月30日
  • 水霊 ミズチ

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    前半は古事記などをベースにした民俗学ネタが満載でマニアにとっては垂涎の内容。後半から終盤にかけて一気にテンポが速くなってもはやRPGかよwって思うような超展開に。ただ文章もストーリーの練り方も上手いのでスラスラ読める。久々に純粋に楽しめた一冊。

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    2013年07月07日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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     上方の落語界に、髪型の落伍した若者が矯正もかねてつれてこられて、なんだかんだいって落語家になっていく話です。

     一つ一つの章がミステリー仕立てになっておって、一話完結で非常に気分よく読める。このあたりは作者の力量でして、嘘も真も織り交ぜて実に破綻なくいける。いけてます。ドラマになってもおかしくない。
     なんと言うかこの、マジモンの落語家の納得の高座を見て「ああこれなら、このくらい木戸払っても惜しないわー、いいもん見せてもらいました、どっとはらい」という感じ。お手本的。

     と、これで満足すればいいんだろうけどねぇ。
     いや、しました。してます。いい出来です。
     でもねぇ……。

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    2013年06月26日
  • 鍋奉行犯科帳

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    大坂西町奉行所に型破りな奉行が赴任してきた。名は大邉久右衛門。大食漢で美食家で、酒は一斗を軽く干す。ついたあだ名が「大鍋食う衛門」。三度の御膳が最優先で、やる気なしの奉行に、与力や同心たちはてんてこ舞い。ところが事件が起こるや、意外なヒラメキを見せたりする。ズボラなのか有能なのか、果たしてその裁きは!?食欲をかきたてる、食いだおれ時代小説。

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    2013年06月01日
  • 水霊 ミズチ

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    神話ネタと蛇神信仰的なものと神話の里・宮崎という土地と
    ポルターガイスト的なオカルトと降霊術と
    観光策による自然・遺跡破壊と・・・
    その他よくわからないもの含めて色んな要素を鍋に放り込んで
    グツグツ掻き回してみたら、それぞれの原型は留めてないけど
    よくわからない強烈な味だけどものすごく面白い
    エンターテイメント小説が出来ていたという感じ。

    ヒロインが降霊してきた時の描写とかポルターガイスト現象とか
    ヒロインのお父さんがFAXで霊界からのメッセージを送ってきたりとか
    主人公杜川のロリコンっぷりとか、とある患者が病院で食べるところとか
    ところどころこれは本気なのかネタもしくはギャグなのかと戸惑い

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    2013年05月27日
  • 鍋奉行犯科帳

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    謎解きのドラマもさることながら…
    出てくる食べものが、うなぎなどのゼイタクものから
    戦場食のような極端な粗食まで、
    どれも美味しそうに感じて、食欲が刺激されました(^^;。

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    2013年05月15日
  • ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4

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    シリーズ4作目。謎解きはなくなったが、竜二の成長ぶりが楽しみ。やっと年季明けかあ。これからが大変だね。相変わらずの師匠が素敵!ついつい登場人物を現実の人々と重ね合わせてニヤニヤしてしまう。2013.3

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    2013年03月29日
  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

    Posted by 読むコレ

    シリーズ2作目はストーリー全体が大きく動きますね。
    「ハナシがうごく!」篇って感じですw。
    金髪モヒカンの下っ端噺家「竜二」のその異常なまでの
    ツキの良さと落語センスの高さは謎ですが、色々な
    芸能や人々や状況に流され、モロに影響を受けながらも
    なんだかんだと彼なりのスタンスで落語を続けていく
    姿勢は微笑ましいし、応援もしたくなってきますね。

    前作以上に破天荒でもはやたんなる酒乱にしか
    見えない破滅型芸人の「梅寿」師匠の壊れっぷりも
    安定感(?)があり素敵w。
    時にはド浪花節のめっちゃいいオッサンになるのは
    ズルい。その浪花節全開の「ちりとてちん」が
    今作のベスト!か

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    2013年03月08日
  • 鍋奉行犯科帳

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    田中氏の作品は、もともと好きなのだけど、今回は、まず
    ジャケ&タイトルが目についての購入(笑)
    鍋奉行って、よく使う言葉だけど、こうくるとは。
    大坂の新任お奉行である「大邊久右衛門」のキャラが立ち過ぎ(笑)
    もちろん、いい意味で、である。
    ま、部下や使用人にとっては、困らせられるところの
    多いお方ではあるのだけど。
    でも、公平・公正だし、歯に衣着せないものいいは、なかなかに痛快。
    ラストからして、シリーズ化が期待できそうで、楽しみ。

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    2013年01月23日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    主人公の落語家になった経緯とか、
    ミステリの部分とか、正直イマイチだけど
    落語業界に屯する人々が楽しい。
    元気なジジイが出てくる話は嫌いではない。
    実際に近くにいたら嫌だけど。

    江戸前の落語はちょこちょこ聞いたりすることもありますが
    意外と上方の落語って知らないもんですねえ。


    ま、表紙はいかんよねえ。

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    2012年11月27日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    落語のネタをもとに、事件を解決していく流れが、新しい感じがして良かった。主人公を始め、登場人物が魅力的。
    でも表紙の絵が漫画チックでやだなぁ。小説には人物の絵はいらないと思う、
    登場人物を想像するのもまた楽しみであるので。

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    2012年10月15日
  • 聴いたら危険! ジャズ入門

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    日本人フリージャズミュージシャンの紹介は良かったですね。
    少し CDを探してみましょう。

    1975年前後に聴いていた頃より今の方がリラックスして聴けるのは年のせいか。

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    2012年06月18日
  • 水霊 ミズチ

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    ネタバレ

    舞台は宮崎、イザナギイザナミ等良く出てくるので、古事記や日本神話好きな方には色々楽しいかも。

    あり得ない超常現象ホラー派も理由はしっかり欲しい現実ホラー派も、楽しめるんじゃないかと思います。
    うまく両立してると思う。

    分厚い本な上に文章もかなり詰め込まれていて、読みごたえ十分。
    登場人物のキャラもなかなか立っているし、展開は早くさくさく読めます。
    なかなかのスリルだと思う。

    サスペンスものだと思って読めば星5つあげちゃってもいいかな?とも思うのですが、ホラーとして読むと「怖さ」があまりないコト、最初に感じられた不気味さみたいなモノが後で増えたりしなかったコトがちょっと足りないかなーと思う

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    2012年05月16日
  • 辛い飴

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    永見緋太郎の事件簿 2作目。
    作者、音楽好きなんだなぁ、と感じる作品。音楽に全く興味のない私には、薀蓄は少々厳しく感じたけれど、面白かったです。続編期待しています。

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    2012年04月06日
  • 茶坊主漫遊記

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    ネタバレ

    石田三成が生きていた、ってなにそれ? と正直思いましたが、とぼけた味があって好きです。水戸黄門的な展開でサラっと読めました。

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    2012年03月29日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    本屋さんで見かけたけれど手に取るまではいかなかった本。たまたま本屋さんの入り口正面に飾られていたので購入。予想以上に面白かった。落語初心者でも楽しめる。

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    2012年02月27日
  • 聴いたら危険! ジャズ入門

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    まあ危険な本だことヽ(゚∀゚)ノ 
    それなりの目的で、女の子を部屋に連れ込んで「ジャ、ジャズでも聴く?」と少し声をうわずらせながら、「趣味いいんだね」といわれてさらにもう一押しというときに、ここに載っている曲が流れたら……危険だ∩(・ω・)∩

    「この人の小説すごくかっこよくておもしろいんだよ」と『落下する緑』を貸したつもりが、隣に置いてあった『星の船に流れは光』を好きな女の子に貸してしまったくらいに危険だ ヽ(´ー`)ノ

    田中啓文が理屈じゃなくて、聴いてわくわくしたのであろう曲、奏者の紹介本だから、読む方もyoutubeなんかで探して聞いてみて好みのものを探せと……入門なのか?

    ちなみに

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    2012年02月16日