田中啓文のレビュー一覧

  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    ネタバレ

    【収録作品】
    田中啓文 「象の眠る山」
    木犀あこ 「とりかえっこ」
    田中哲弥 「誕生日のお祝い」 
    黒木あるじ 「おぼえているかい?」 
    恒川光太郎 「能面男」
    牧野修 「爪に関するいやな話」
    篠たまき 「骨もよう」
    我孫子武丸 「猫屋敷に気をつけて」
    恩田陸 「六年一組の学級日誌」

    全作品書き下ろしのホラー。
    「六年一組の…」は起きてほしくないけれど、すごくありそうな近未来。

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    2025年08月08日
  • 警視庁地下割烹 取調室のカツ丼

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    殺人事件もありましたが、天然の主人公と美味しそうな料理の描写が和んだ雰囲気を醸し出しているのではないかと思いました。

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    2025年08月08日
  • 蹴りたい田中

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    第130回「茶川」賞受賞後、消息を絶ったあの田中啓文の作品である
    巻頭から初出一覧直前まで徹底的にふざけ倒した潔い本である
    こんなふざけた本は「ばっかでぇ」と小馬鹿にして読むのが正しい姿勢と言えよう
    この冗談が判らない人はそもそも買ってはいけない本である。ただ、赤い家、だけアンソロジーとかで再録してくれないかな。真面目なミステリー読者のブチギレ感想見たいなあ(無責任)

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    2025年08月03日
  • 茶坊主漫遊記

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    田中啓文さんは、いろいろふざけた作品を書いているけど、この作品も、ご多分に漏れず、かなり、ふざけている。死んだはずの人間が、次から次へと現れる。以前にも書いたけれど、小説はフィクションだから、史実に反しないなら、どんなことを書いても良い、とは言うものの、これは、やり過ぎじゃない?しかし、何となく納得してしまうのは、この人の技量なのかな?

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    2025年07月27日
  • 推理の時間です

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    「読者への挑戦状」を集めた短編集で、それぞれの話に別の作家さんの推理が載っているのが面白かったです。

    私は、せっかちなので、じっくり推理する間もなく解答編を読んでしまいましたが、自分の思ったことが少しでも真相に掠っていると嬉しいものですね。

    前から順番に読むと、後半に軍事物が続くので苦手な方はバラバラに読んだ方がいいかもしれません。

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    2025年07月05日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    もう一冊ほどのノスタルジックな感じはなかった。それでも子供の時に読んだ怪談を彷彿とさせるところがパラパラとあり楽しめた。3.6

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    2025年07月01日
  • 警視庁地下割烹

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     警視庁捜査1課。刑事なら誰もが憧れる捜査の花形だ。念願叶ってその一員に加わった花菱朝彦だったが、生来のガサツさが災いしてか失敗続き。とうとう異動の憂き目に遭った。
     依願退職も覚悟した花菱が受けた辞令は、刑事部割烹課勤務。初めて聞く部署名。フロアは存在さえ知らない地下4階。戸惑いつつもそこに向かった花菱が見たものは!?

     図らずも料理人としての修業と刑事としての潜入捜査をすることになった花菱の活躍を描くドタバタ警察コメディ。
              ◇
     月曜朝7時半。警視庁本部庁舎6階の刑事部強行班フロアに入った花菱朝彦は、さっそく上司の大河から声をかけられた。
     「ジョーズが呼んでる。行っ

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    2025年06月26日
  • 警視庁地下割烹 取調室のカツ丼

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    警視庁の地下に存在する謎の料理店「警視兆」に
    異動した朝彦は、警察官にもかかわらず調理師免許を
    取得し、板前として働いていた。ある日、「落としの
    源さん」という伝説の元刑事がやってきて…。

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    2025年06月27日
  • 信長島の惨劇

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    なんとなく最初のところで、某映画のセリフが浮かんだのだが案外当たっていて笑った。
    その部分だけはいかがなものかと思うけれど、登場人物イメージしやすくてさらさら読めた。歴史は詳細がわからないからこそこんな楽しみ方がある。

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    2025年05月23日
  • 推理の時間です

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    豪華執筆陣によるアンソロジー。
    問題編、解答編と分かれており、他の作家さんが問題編を読んで推理した内容の推理編まで収録されている!
    推理編がピタリと推理した作家さんもいれば、全然違う推理をしている方もおり親近感が湧いた(笑)
    たまにはこういうのも面白い!

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    2025年05月22日
  • こなもん屋うま子

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    コテコテの大阪感、完璧な粉もん文化を披露しながら、毎回訪れる客の悩みを瞬時に解決してしまう馬子の姿は本当にスカッとする。
    でもこのテイストは関西人にしか分からんかもなぁ。(関東の人、すいません)

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    2025年04月14日
  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

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    一作目に比べ、ミステリー色が無くなったが面白い。
    師匠と弟子の会話、掛け合いが面白い。

    落語が聞きたくなった。
    今度、浅草に行ってみようかなぁと思ってみたり。

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    2025年04月06日
  • 推理の時間です

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    ネタバレ

    6人の小説家がフーダニット、ホワイダニット、ハウダニットを問う挑戦状付き短編集。

    あまり普段読まない方の小説も読めるし自分で推理をして楽しめる良い1冊だった。

    舞台が現代じゃないといまいち色々と把握しづらくてのめり込めなかった笑

    話自体も個性がでてた。
    プロの小説家はこう推理した、っていうのが読めるのも中々見なくて面白かった。

    ペリーが印象に残りすぎた。

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    2025年03月29日
  • こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙

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    ホットケーキ、ナポリタン、馬子さんが作ってくれる料理は全て美味しそう。食べたくなる。
    「粉モン」の範囲が広すぎてなー、終盤は何か無理やりな感じがした。
    ラストは置いていかれた感でいっぱいになっちゃった。

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    2025年03月19日
  • 貧乏神あんど福の神 死神さんいらっしゃい

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    田中啓文さんは、作品の内容はふざけているけれど、読み終わって気づくと、「なるほど」と感心してしまう、不思議な人である。この作品も、そもそも、設定にかなり無理があるのに、結末に納得してしまう。変な気分だ。

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    2025年03月17日
  • 推理の時間です

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    いつ読んだか失念してしまったが。袋とじ形式が新しい。そして、一個たりとも分からずじまい。小説家って本当に頭の中どうなっているんだろうと。こういう本格ミステリ(の解説付き)って、夢水清志郎シリーズ以来な気がする笑。とっつきにくいと思っていたけど、案外読みやすい、というか、解答編を読むとあっさり理解出来た気になる、のが手腕なんだろうな。これがこうなったからこうなんだ!というよりは、あー色々あってこうなるのねーって感じなんだけど、いいよね?実は著者が1人も分からなかった。本離れ、嘆かわしい。全部面白い!ただ、ミステリ研究会の内輪ノリ感は否めないかな。

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    2025年03月02日
  • 若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある

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    田中啓文の書くキャラは
    いつも憎めないし、好きになっちゃう。
    今回も楽しく読んだ。
    本所七不思議のゲームを少し前にやったので、
    こんな発端ならちょっと可愛いなと。

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    2025年02月25日
  • オニマル 異界犯罪捜査班 鬼刑事VS殺人鬼

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    シリーズ3作目、らしい。なぜこれから読んだ自分。猟奇殺人を追う鬼の刑事と陰陽師の刑事の話。ガッツリ出てくる魑魅魍魎達、対して現実的な解決策で対抗する刑事達。このバランスが面白かった。読む順ミスってるからここまでの過程気になる。

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    2024年12月28日
  • 篠笛五人娘 十手笛おみく捕物帳 三

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    この人の作品は、ふざけている風に見えて、意外と「ホロッ」とすることがあるので油断できない。今回も、敵役が案外良いやつだったことが分かって、ある意味、複雑な気になった。

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    2024年12月27日
  • 浮世奉行と三悪人

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    初めて読む作家さん。
    正直タイトルなどには全く惹かれなかったけど、読んでみると面白かった。
    舞台は江戸時代の大坂。
    時代物を読んで面白いのは、へぇ~そうだったんだとその時代の文化や習慣が知れること。
    この本では江戸か上方かで違うこともあるのかと1つ知識が増えた。
    江戸はお金は金を使っていたけど、上方は銀が主流だったらしい。何でなんだろう?
    ストーリーはのんびり屋主人公が事件を解決、平和な感じ。
    重くなくて読みやすくて今の読書気分と合ってて良かったな。
    私は関西が舞台の話はだいたい気に入っちゃうな。

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    2024年12月07日