田中啓文のレビュー一覧

  • 聴いたら危険! ジャズ入門

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    ジャズといえばクイーンのアルバムを連想してしまう程その方面には疎いのですが、ひとまずこの本に紹介されてたCDを聴いてみようっと。

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    2012年04月10日
  • 銀河帝国の弘法も筆の誤り

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    言うなれば「バカSF」。

    表題からもわかるように、宇宙を舞台にしたSF短編集なのだが(書き下ろし2本を除く3本は「SF○ガ○ン」が初出)、全編を覆うのはただただ駄洒落と悪趣味な描写。う~ん、この作者ってこういうのが本領だったんか……ま、グログロが好きなのは当時「異形コレクション」に発表していた作風を読めばよく分かる。

    とにかく「く、くだらねぇ~」の一言。が、その馬鹿バカしさが面白い。本編の他、5人の作家が書いた「解説」と、それに対する著者の「あとがき」も愉しめます。
    何も考えずに読める一冊。但し、人によっては拒絶反応を起こすかもw

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    2012年03月14日
  • 茶坊主漫遊記

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    2話目は、『剣客商売』で傑作と言えば必ず名前が挙がる『天魔』へのオマージュ含みかな。

    田中啓文にしてはオーソドックスなお話です。
    キャラも有名どころを揃えているので、すらすらと読めます。

    島原の乱は結局書いてないけど、あれはそれだけで1冊の長編になるからしょうがないか。ただ、田中啓文が島原の乱を書くと原城の中が別の意味で阿鼻叫喚になりそうだが ヽ(゚∀゚)ノ

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    2012年03月06日
  • 茶坊主漫遊記

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    斬首されたはずの石田三成が生きており、坊主の姿で水戸黄門ばりに諸国を旅していく時代ミステリー。
    三成を題材にした割にはキャラは水戸黄門のようだし、同行する腐乱坊や彦七がなぜ同行するようになったのかは書かれておらず、もう少し突っ込ん展開が欲しかった。

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    2012年03月02日
  • 茶坊主漫遊記

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    「笑酔亭梅寿謎解噺」シリーズで御馴染かつお気入り作家・田中啓文の「チュウは忠臣蔵のチュウ」に続く時代小説版お笑いミステリーだ。

    京都で斬首されたはず石田三成が米沢藩に生きのびていたが、いつしか幕府の知るところとなり坊主姿になりそこから密かに抜け出して南へ向け旅立つ。柳生十兵衛を追っ手として振り向けるが、坊主姿の三成と付き添いの腐乱坊そして行きずりの彦七の三人組は果たして追っ手を振り切れるのか。

    三成と言うと何となく細面で切れ者というイメージがあるが、ここでの三成は「チビで真ん丸顔」のひょうきん者だ。米沢藩の追っ手が顔も知らずに三成を探索に訪れた茶屋の親父に「怪しい二人連れは見なかったか」と尋ね親父が三成を指さすと、その顔に吹き出し「俺が探しているのはこんなチビでは無い」と怒り出したりするのが笑える。

    旅の途中では小さな村で悪徳神官の悪だくみを暴いたり、無人島で宝探しをする漁師を救っては「かっ、かっ、かっ、かっ」と高笑いしたりする姿はまるで水戸黄門様のテレビのようだ。そして最後の目的地である薩摩で出会う男は誰なのか?

    という荒唐無稽な設定の軽い読み物ではあるが、諸国漫遊・水戸黄門のパロディ路線を行くのか、それとも戦国武将が沢山生き延びているという設定を追求するのかどちらかに徹底したほうが良かったような気がする。物語としては面白いのだが、腹の底から笑えるかというとそうでもない。両者を追うことでやや中途半端な感じが残るのかも知れない。

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    2012年02月29日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    落語なんか好きになりそうですよね。

    からめかた上手いわ。

    主人公ほど感動はできないけど
    凄さは有りますよね。

    先が楽しみな本かも

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    2012年01月31日
  • ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4

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    シリーズ4作目、もうお馴染みのどたばた喜劇、さりげないミステリ要素、落語のネタに掛けたストーリー設定、安心して読めた。ネタ「鬼あざみ」が聴きたくなった。次回でシリーズ完結か。

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    2011年11月24日
  • ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺4

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    毎回、上方の噺家につけらるネーミングに苦労しつつ、なんだかんだ言って読み終わるたびに好きになってしまうシリーズ。
    今回も面白かった。

    謎解きの色は薄かったけど、このドタバタ感は嫌いじゃない。
    特にしょっぱなの二人癖が良かったなぁ…、
    ベタでもこういうホロリに弱い。
    中盤から最後にかけては、どんどんハナシが転がって、
    どう落ち着くのかしら…とハラハラしつつ、
    肩すかしを食うようにストンと落としてくれる。
    オチはこれまたベタだけど、逆にこのベタが癖になるのが不思議。

    梅駆がどう育って、どんな噺家になるのか今後がますます楽しみになりました。

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    2011年11月14日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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    ミステリーにカテゴリわけしたけど、あんまミステリーっぽくはないかな。コナン要素はあるんだけど。

    バンドマン(笑)をなんとなく目指していたらしいヤンキー(笑)の竜二が、担任に無理矢理酒飲みの落語家のとこへ弟子入りさせられるのが冒頭。
    それから、落語の話に合わせた謎解きを孕んだ、竜二の成長物語的ジュブナイル。…だと、私は思っている。

    転職する前、昼休みがその時間なので見ていた『ちりとてちん』をなんとなく思い出したので、噺家さんの仕組みみたいの、なんとなくすんなり理解できたかな。まったく知らずに読んだら、その辺については微妙かも(あんま説明がない。常識なの?)。でも、話は面白いので知らなくても楽しめると思う。落語のネタについては、短編がはじまるまえに本職の人が一頁にまとめてくれてあるから、心配ナッシング。

    粗茶一服シリーズ(主人公はちょっと拗ねてるけど実は天才、師匠はロクデナシだけど実はすごい人、何気に師弟愛、メインは主人公の成長、何気に師弟愛、大事なことなのでry)が好きな人は多分好物。
    ミステリー好きには正直NG。割と成長物語の方に重きをおいてるように思います。

    これ、テレビドラマ向きの話だと思います。
    ただ、それはただのタイガー&ドラゴンです(笑)。

    ※タイガー&ドラゴンより前に書かれた作品です

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    2011年10月27日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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     元々古典落語は好きなので、楽しく読めました。そして落語が聞きたくなった……! 推理物としては弱いのですが、落語+推理物というジャンルは新鮮です。

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    2011年06月01日
  • ミミズからの伝言

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    一言で言えばお馬鹿ホラーの短編集。結局最後はダジャレかよ!
    表現は見事なまでにリアルにエグくグロい。
    自身初の田中作品。
    案外嫌いじゃないかも…

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    2011年05月16日
  • 天岩屋戸の研究

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    “保志野は目を丸くして、比夏留の食べっぷりを見守っていた。十人前はありそうな、山盛りのマカロニが、みるみる減っていく。
    「あいかわらず……すごいよねえ……」
    「だって、おなか減ってるんだもん。ここんとこ体育祭の準備で昼ご飯抜きだったし、こないだ血を飲んだでしょう。あれから気持ち悪くて、病院でもご飯が食べられなくなっちゃって……やっと元通りになったの」
    「諸星さんでも食べられなくなることあったんだ」
    「そーなの。ちょっと痩せたんだから」
    「えっ、ほんと?」
    「ほんとよ。二百十二キロに落ちて、ショックだった。もちろん、もう戻したけどね」
    ぱくぱく、ぱくぱく。
    「でも、今度のことでは保志野くんの『わかったああああ!』が聞けなかったね。ちょっとさびしいかも」
    「いまいち、出番がなかったですね。ま、いいんですけど」
    ぱくぱく、ぱくぱく。”

    最終巻。
    保志野かっこえー。
    そしてどこまでもとんでも設定。
    楽しかった。

    “「森のみんなのことを、語り継ぐことが必要だよね。たとえ、誰も信じてくれなくても」
    「もちろん」
    「——じゃあ、民研に入らない?」
    「えっ……」
    予想外の申し出に、保志野はためらいの表情を見せたが、
    「わかりました。薮田先生とも、これからはうまくやっていけそうですし」
    「やったー。新入部員ゲット。犬せん、喜ぶぞー」
    比夏留が万歳を叫ぼうとしたとき、
    「でも、ひとつだけ条件があります」
    「何?」
    「特典をください」
    「——へ?」
    「今、ここで」
    そう言って保志野は、比夏留の唇にそっとキスをした。
    比夏留は、数分間、蝋人形のようにかたまっていたが、やがて、身体中の空気がなくなりそうなほどの長い長い息を吐いてから立ちあがった。
    「今から、行かない?」
    「ど、どこへ……?」
    「おいしい中華料理屋さん見つけたの。もちろん保志野くんのおごりでね」
    「どうしてぼくが……」
    「新入部員は先輩の命令には絶対服従よ。中華料理のあとは、えーと……スパゲッティ屋さんに行こうかな。最後のシメは、お寿司屋なんていいかも」
    保志野の顔が青ざめた。”

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    2011年04月11日
  • 邪馬台洞の研究

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    “「今です。はやく……」
    保志野だった。保志野は、倒れた弾次郎を抱え起こそうとしたが、もちろんそれはむり。比夏留が、
    「えいっ」
    と気合をいれて、父親を立たせた。
    「パパ、大丈夫……?」
    「あ、ああ……ちょっとふらついただけだ。——きみは?」
    「お嬢さんの級友で、保志野ともうします。はじめまして」
    「え?はあ……その……こちらこそはじめまして」
    「そんなことやってる場合じゃないでしょ。逃げなきゃ」
    保志野が松明を鳥に投げつけると、下腹部に当たって、鳥ははばたきながら飛び退いた。
    「今です!」
    三人は逃げる。やっと洞窟の入り口に到達し、外へ。
    ぜいぜいはあはあぜいぜいはあはあ。鍛えているとはいえ、比夏留と弾次郎は重すぎるし、保志野はふだん運動をしていないつけがまわってきて、三人はそれ以上一歩も進めず、小川のほとりにへたりこみ、荒い息をついた。”

    またもとんでも。
    保志野がなかなか好き。

    “「ようい、はじめっ」
    大会委員長の掛け声によって、競技がはじまった。盛岡の大会は十五分勝負、花巻は五分勝負であるが、この村のルールは、食べられなくなるまでのデスマッチである。元椀と呼ばれる椀を手に持ち、なかの蕎麦を一口ですすりこむ。からになった元椀をちょいと上げると、隣に立っている給仕係が椀に入った一口分の蕎麦を放り込み、その椀を重ねていく。花巻や盛岡のものよりは多いとはいえ、この村のわんこそばも一回分の量は少ないが、それでも百杯、二百杯と食べると、そうとう腹にこたえる。薬味として、葱、海苔、削り節、まぐろ、とりそぼろ、なめこおろし、くるみ……などがあるが、それらを食べていては蕎麦が食べられないので、競技の際は薬味は取らないのが基本である。もちろん、つゆも飲まない。
    「ほいっ、ほいっ、ほいっ、ほいっ」
    「よっさあ、よっさあ、よっさあ、よっさあ」
    「いーあるさんすーうーりゅーちーぱー」
    「とんとことんとこ、すっとこすっとこ」
    「うんこまちんたまきんたまぎんたま」
    変な囃し声にあおられて、出場者は次々と蕎麦を平らげ、椀を重ねていく。しかし、比夏留はペースが遅い。ほとんどの出場者は三百杯を越し、羊歯山にいたっては四百杯の大台にのろうかという状況なのに、彼女はまだ二百杯と少しである。それもそのはず。比夏留は、ひと椀ごとにあらゆる薬味を椀のなかにぶち込み、つゆも味わってごくごく飲み干しているではないか。
    「おいしーっ、このなめこおろし。薬味、おかわりねっ」
    「あのー、差しでがましいこと言うようざが、あんまり薬味喰うと蕎麦が食べられねっぜ」
    給仕が耳打ちしたが、
    「だって、おいしいんだもん。もっともっと持ってきて」”

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    2011年04月11日
  • 蓬莱洞の研究

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    “まず、大盛りカレーライス(味が薄くて超まずい)。これでもかとばかりにカレールーのかけられたてんこもりの飯がスプーンで突き崩され、雪崩のように口に吸い込まれていく。まわりの級友たちは、三人前はありそうなその飯の山がみるみる消えていくさまを呆然と見つめていた。だが、それでことは終わらなかった。続いて、大盛りきつねうどん(味が濃くて超まずい)。洗面器のような丼に入ったうどんは、五玉はあるだろう。そのうえに揚げが五枚、蓋のように並べられている。スプーンを箸に持ち替えると、一分一秒でも惜しいというように、凄まじい勢いで麺を啜り込む。ずずずずっ、ずずずずずずっ、ずずずずずずずっ……。天井が落ちてきそうなほどの音を発しつつ、熱い汁をものともせず、大量のうどんを平らげていく。極めつけは、大盛りカレーうどんだった(味が薄いような濃いようなで超まずい)。本来、ここの学食のメニューはカレーライスときつねうどんと菓子パンだけなのだが、特別に注文して作ってもらったのだ。周囲に黄色い飛沫を撒き散らしながら、トドのようにうどんと格闘する彼女を、皆は少し離れたところから、檻のなかの猛獣を見るような目つきで見守っている。あっさりとその三品を片づけるのを目撃したあとでは、そのあと食べたジャムパン、クリームパン、あんパンが、デザートのようにしか映らなかった。しかも、彼女は、二時間目と三時間目の間の休憩時間に、早弁で、家から持参した弁当を食べている。それも、いわゆるドカベンという、縦横高さがほぼ同じの立方体みたいな馬鹿でかいやつにご飯をぎっしり詰めたものだ。
    彼女は、誰かと早食いや大食いを競って、こんなことをしているわけではない。新学期がはじまってまだ三日目だが、その間の彼女の食べっぷりを見たことのある生徒たちは知っていた。これが、彼女の当たり前の食事スタイルなのだ。
    あんパンを食べ終わって、立ちあがったとき、まばらな拍手が起こったが、気にとめた様子もなく、彼女は食堂の出口を目指して歩き出した。
    諸星比夏留は、ここ私立田中善八学園高等学校の新入生だ。背は百五十五センチと低く、胸も薄く、華奢な体躯である。胃のあたりもまるで突出しておらず、今食べたあの膨大な食べ物はどこにいったのだろう。髪は短く、両側を刈りあげているので、ボーイッシュに見える。大きくくりくりした一重瞼の目に、小さくてつんと上を向いた鼻。くすんだ藍色のジーパンに、「ちくわもとうふもおなじおでんのなかまさ」と大書きされたTシャツ。ごく普通の女子生徒に見える。”

    メンバーが皆個性的で面白い。
    とんでも歴史とありえない展開とか。
    楽しめる。
    あと、お腹空く。
    比夏留、まるで「学園」の木乃みたい。体質(?)が羨ましすぎる。

    “「じゃあ、一部始終を……」
    「うん、だいたい見ていました。なかなか面白いですね」
    「人がたくさん死んだのよ。面白がってる場合じゃないわ」
    「ごめんなさい。面白いといったのは、そういう意味じゃないんです。旅館でどういうことが起きたのか、もう少し詳しくききたいんですけど」
    比夏留は、自分の知っている限りのことを保志野に話した。できるだけ主観をまじえずに話そうと努力したが、目に見えぬものの声を聞いたり、身体が自分の意思に反して動いたことなどは、どうしても主観的な話し方になってしまう。
    「なるほど……なるほどなるほど」
    最初こそ質問を挟んでいたが、そのうちに保志野は相槌を打つばかりになり、途中からは黙って比夏留の話に聞き入っていた。だが、その目が微妙な光を帯びてきているので、比夏留は彼が興奮しているとわかった。保志野は、民俗学の話に夢中になると、人格が豹変するのだ。
    「ちょっと待ってください。さっき、パンティ・ストッキングで絞め殺したと言いましたね」
    「ええ……それが何か」
    「パンティ・ストッキング……ストッキング……スト……」
    保志野は、両手で洞窟の床を叩いた。ゴミと土が舞いあがった。
    「わかったああああっ!」
    来たな、と比夏留は思った。
    「わかったぜ、何もかも。そうか、そういうことだったのか」
    「どういうこと?」
    「教えてやろうか、比夏留」
    「ええ」”

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    2011年04月11日
  • 異形家の食卓

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    えー、なにこれ?

    最初の1作目ででも、既視感。
    なんだこれ?
    最初はへんなだじゃれが清水義範か?と思ったが、
    過激なグロさと畳み掛けるような勢い‥

    そうだ、これ、筒井康隆だ。

    擬音語と擬態語を振り切れるとそうでもないんだけど、
    「食卓」というだけあって食べ物のグロイ表現がちょっとね。
    筒井ワールドマイナスエロプラス大グロ、ですかね。

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    2011年04月03日
  • ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺3

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    モヒカン噺家「竜二」シリーズの第3弾。今回も彼を中心に
    大きな問題やトラブルが続々と舞い込んできます。その
    殆どが本人が望んでない事なのが可哀想ではあるw。
    もちろん、今作も楽しく、ホロリとさせられる人情噺や
    バカバカしいオチも用意されており、面白いんですが
    この「竜二」のあまりにも周りに流される態度に
    読んでいてイラっとします。
    前作でもそうですが、落語に入り込めない為、スグに
    自分の意識や興味が目移りしてしまうんですねー。
    今回は俳優になりたい...なんてアホな夢見てますw。
    まぁ、そんなたわけた夢はスグに師匠に
    看破されてしまうんですが...。

    まだまだこの竜二の成長を師匠たちと見届けたいですね。

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    2010年12月06日
  • 辛い飴

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    永見緋太郎シリーズ第2弾。ミステリとしてと同時にジャズ小説としても愉しめる。実際に音楽が聞こえてくるかのような演奏シーンが素晴らしく、付録のお薦めレコード紹介も嬉しい ♪。お気入りは「甘い土」。

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    2010年11月15日
  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

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    シリーズ2作目はストーリー全体が大きく動きますね。
    「ハナシがうごく!」篇って感じですw。
    金髪モヒカンの下っ端噺家「竜二」のその異常なまでの
    ツキの良さと落語センスの高さは謎ですが、色々な
    芸能や人々や状況に流され、モロに影響を受けながらも
    なんだかんだと彼なりのスタンスで落語を続けていく
    姿勢は微笑ましいし、応援もしたくなってきますね。

    前作以上に破天荒でもはやたんなる酒乱にしか
    見えない破滅型芸人の「梅寿」師匠の壊れっぷりも
    安定感(?)があり素敵w。
    時にはド浪花節のめっちゃいいオッサンになるのは
    ズルい。その浪花節全開の「ちりとてちん」が
    今作のベスト!かな。

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    2010年11月14日
  • 陰陽師九郎判官

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    平安末期、木曽義仲が勢力を拡大する中、源氏の棟梁・頼朝が挙兵。奥州の九郎義経も兄の元に参じるが、冷たくあしらわれる。その時、馬李阿と名乗る異国の女が現れ…。悲運の美将・源義経の正体は!?

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    2010年11月13日
  • 銀河帝国の弘法も筆の誤り

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    これはまた、ふざけた小説だ
    だいたい、「銀河帝国の弘法も筆の誤り」だって・・・・
    SF好きしかわからんネタをさむい駄じゃれで
    あははは。。。。私もこの本を推薦できません。(笑)

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    2010年10月29日