田中啓文のレビュー一覧

  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

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    昨日、居酒屋の帰りに購入した本。
    以前、第一弾「ハナシがちがう」を持っていたが、友人にあげてしまった。まさかあのときは自分が落研に入るなんて考えなかったので笑
    不良をしていた学生が、これまたハチャメチャな噺家のもとに弟子入りし、落語をするのだが、周りで起きる珍事件だったり、しょうもない事件だったりを、落語に絡めて解決する、とうい話だったはず

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    2010年10月13日
  • 三人のゴーストハンター 国枝特殊警備ファイル

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    3人のゴーストハンターは、それぞれの能力にあった事件へ
    社長に任命されて出向く。
    その3人のキャラクターを3人の著者が分けて担当して書いている。キャラクターの個性をはっきりとさせているから、他の著者が別担当のキャラを登場させて書いても、違和感ない。

    ただ、結末は3つ用意されている。
    読者の好みにあう結末をYES・NOテストでタイプを決めてくれるのが面白い。とはいえ、全部読むだろうけどね皆。
    結末は我孫子さんのが一番、キャラクターたちを把握してたように思えるし、それまでの話を伏線にしてたので良かった。

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    2010年06月27日
  • 蠅の王

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    水霊よりは面白いとは思わなかった。虫系、スプラッタ系の気持ち悪く不快感を煽られたい方ぜひ。ちなみに私はそういう分野は嫌いではありません。

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    2010年04月25日
  • ホラーセレクション 平成都市伝説

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    死の床で父が語った母との思い出【わが愛しの口裂け女】、「マンションに出現する落武者」の意外な正体【飢えている刀鋩】、「ばね足ジャック」に親友を殺された女性記者は怪人を追うが……【怪人發条足男】、いじめられっ子の幾人は図書室で、読んではいけないという噂の本を見つける【みるなの本】他、「都市伝説」をテーマとした書下ろし9編を収録したアンソロジー。

    このシリーズ?の中では収録作品が短め。中にはテーマとの関連づけがちょっと強引じゃないかと思えるものもあったが、それはそれで。友成純一の【悪魔の教室】はおなじみ「学校の怪談」がモチーフだが、いかにもこの作家らしい、しつこくも乾いたスプラッタ描写がいい味を

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    2010年04月14日
  • ハナシがはずむ! 笑酔亭梅寿謎解噺3

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    相変わらず語り口は軽く大阪弁全開で進む。
    もはやミステリではなくエンターテイメントだ。

    落語が好きで好きでしょうがない方はどうぞ。

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    2010年03月25日
  • 禍記

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    久しぶりにこの作家のグロ系ホラー。文庫化されたのを待って即購入。
    「水霊-ミズチ」から続く?古史古伝モチーフの連作ホラー仕立てだけれど、あくまでそれは枠組として各短編は独立した話となっている。まぁ、もう少し枠組の話を各話につなげられたんじゃないかなぁとも思うけれど、最近はすっかり影を潜めてしまっている、この作家お得意の不快極まりない粘着系グロ描写が健在なのは(以前より控え目ではあれ)昔ファンだった人間には嬉しいところw

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    2010年04月14日
  • 天岩屋戸の研究

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    「やめてよ。連続誘拐事件だなんて洒落にならないわ。それよか比夏留ちゃんの話だけど、死んだひとは血を抜かれてたってわけ?ヤバいわね」
    「吸血鬼のしわざかも、って思ったんですけど、うちの父は、吸血鬼なんかいるわけないって笑ってました」
    「いねえとは言えねえさ。チスイコウモリ、蚊、蚤、ダニ、ツェツェバエ、ブヨ、ヤツメウナギ……動物の世界にゃあ、ドラキュラはいっぱいいるぜ」
    「吸血妖怪はドラキュラだけじゃないわ。日本の妖怪にだって、血を吸うやつはいるわよ」
     妖怪にくわしい伊豆宮の目が輝いた。
    「代表的なのは、磯目ね。長い髪の毛を若い男の身体にまきつけて、血を吸うの」
    (「オノゴロ洞の研究」本文p.4

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    2009年10月04日
  • 蠅の王

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    2001年に徳間書店から刊行された『ベルゼブブ』を加筆修正した文庫版。
    どちらかといえばグロ系ホラーで怖いというより気持ち悪い感じ。
    特に虫に関する描写が多いので嫌いな人にもお勧めできません。

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    2009年10月04日
  • 邪馬台洞の研究

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    2009/04/07

    私立伝奇学園高等学校民俗学研究会シリーズの2作目

    ミステリ+伝奇+駄洒落のミックス

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    2009年10月04日
  • 邪馬台洞の研究

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    「曾祖父にききましてん。この学校の裏に〈常世の森〉という森がありますやろ?そのなかのどこかに,財宝があるらしいんですわ」
    「ざ,財宝……?」
     比夏留は身を乗りだした。
    「それが,卑弥呼の財宝らしゅうおまんねやわ」
    「ひ,卑弥呼の財宝……!」
     比夏留は口から火を吐かんばかりに叫んだ。
    「すっ,すごおい。ロマンです。古代のロマンですよっ」
    (「邪馬台洞の研究」本文p.33-34)

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    2009年10月04日
  • 落下する緑

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    音楽によって解ける謎。
    セクションによって解ける謎。
    『音楽』という、分かるような分からないような世界での謎に
    驚くところもありましたが、そうなのかと思うようなところもあり
    面白かったです。

    短編集になっているので、少しだけ読み進めるのによいですが
    その後にジャズの解説がついているので、それに興味がないと
    読める範囲が少ないです(笑)

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    2009年10月07日
  • 蓬莱洞の研究

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     犬塚は明るく手を振り,ポニーテールを弾ませながら商店街に消えていった。ぺこりと一礼して見送った比夏留は,なんだか楽しくなってきた。生まれてこのかたずっと,古武道の修行に明け暮れる日々だった。高校に入ったら,フルートをやるんだという意欲に燃えていた。それが,どうした運命のいたずらか,
    (民俗学研究会……?)
     笑いがこみ上げてくる。はずみというのは恐ろしいものだ。ついさっきまで何の関心もなかったのに,私が,民俗学……?しかし,聞けば聞くほど,洞窟に潜ったり,神話や伝説を調べたりするのは面白そうではないか。
    (本文p.54)

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    2009年10月04日
  • 禍記

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    伝奇ホラーの連続短編集。

    最後の一編がなければ結構良かったな〜、惜しい!!
    設定は新鮮で良かったんだけどなぁ

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    2009年10月07日
  • 蓬莱洞の研究

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    2008/11/26

    私立伝奇学園高等学校民俗学研究会シリーズの一昨目。
    メフィスト連載時に読んだもの。
    ダジャレの要素がふんだん・・・さっくり読むには面白い。

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    2009年10月04日
  • 銀河帝国の弘法も筆の誤り

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    「ブラックホールの中にホトケはいるかおらぬか、そもさん」史上初めて傍受された知的生命体からのメッセージは、なぜか敵意むきだしの禅問答であった!?―「人類圏」存亡の危機に立ち向かう伝説の高僧・弘法大師の勇姿を描く表題作、大量のゲロとともに銀河を遍歴した男の記録「嘔吐した宇宙飛行士」など、人類数千年の営為がすべて水泡に帰す、おぞましくも愉快な遠未来宇宙の日常と神話、5篇を収録するSF短篇集。

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    2009年10月07日
  • 蹴りたい田中

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    一寸悪ノリし過ぎだな、駄洒落もイイけど、度が過ぎって感じ。死ぬ前に遺作を書いて、芥川賞まで駄洒落にして茶川賞に。採点は、甘々で☆3つ。

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    2011年08月15日
  • ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

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    ちょっとワンパターンですね。竜二が梅寿に反発して、ああでも実はこんな考えがあったのね…という。梅寿のやり方はあまり好きではないですが、きっとこんなものなんでしょうね。お豆腐屋さんの話が好きです。

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    2009年12月31日
  • 蠅の王

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     田中啓文作のSFホラー。
     ていうか虫グロホラー。
     大抵のグロホラーなら飯を食べながらで見る&読むことはできるけれども、虫グロだけが勘弁かなあという思いから、なかなか読み進まなかった本です。
     分厚い本だけあって、なかなか壮大な作品に仕上がっているのではないかと思います。

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    2009年10月04日
  • 三人のゴーストハンター 国枝特殊警備ファイル

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    三名の合作
    一人づつのEDパターンがあり、それによって読後に違った印象を受ける
    若干グロテスクな表現が有り

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    2009年10月04日
  • ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺

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     キンパツの兄ちゃんが落語家に入門。しかし師匠が大変な唯我独尊ぶりで、周りに迷惑をかけてばかり。 けれど周囲で起こる事件を解決するとき、二人は妙なパートナーシップを発揮するのです。 面白くて一気に読んでしまいました。キンパツ君はその風貌に似合わず落語がうまく、師匠は厳しそうにみえてその子をかわいがっているというのが雑な口調の中からも感じられて好感がもてます。

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    2011年09月09日