あらすじ
警視庁の地下に存在するという謎の料理店「警視兆」。不幸にも割烹課の「警視兆」に異動してきた花菱朝彦は、警察官にもかかわらず調理師免許を取得し、板前として働いていた。ある日、『落としの源さん』という伝説の元刑事が客としてやってきた。彼は「カツ丼」で、どんなやっかいな容疑者も自白させるという。「カツ丼」にどんな秘密があるのか。だが、朝彦と源さんは、奇妙な事件に巻き込まれて──。抱腹絶倒の書き下ろし警察小説。
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Posted by ブクログ
警視庁の地下にこっそり存在する割烹「警視兆」。
新人朝彦、ドジ坊だけど、がんばっているw
昔の刑事ドラマ、容疑者に「カツ丼」、食べさせてたねー。今では、違反になっちゃうそうで、ドラマでもやらなくなってるけど。そういえば、張り込みでのアンパンと牛乳もみないかも。
朝彦とトリルの掛け合いも楽しい。
読んでいる間、何度も吹き出しちゃった。
外で読むのが危険な1冊だったw
Posted by ブクログ
警視庁の地下の料理店「警視兆」で板前修行に励む刑事・朝彦のシリーズ2作目。2話収録。オチはなんとなく想像がついてしまうが、今回も笑い満載!特に2話目は料理の腕を発揮しての潜入捜査で、よりおもしろかった。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目です。
取り調べと言えば?⇒カツ丼
張り込みと言えば?⇒あんパン
と、刑事ドラマで刷り込まれているネタが2作品。
さらに
あんパンと言えば?⇒???
のネタも交えて満腹です。
笑いだけじゃなく料理も美味しそうで★4
Posted by ブクログ
時代物に若干苦手意識があるにもかかわらず、“鍋奉行犯科帳”シリーズは結構好きで読んでいました。食べ物を絡めた話には目がないし、おおっ、カツ丼だわと思いながらいそいそと読み始めたのですけれど。
警視庁の地下に存在する部署って、まるで内藤了の“警視庁異能処理班ミカヅチ”シリーズのようですよね。期待に胸が膨らんだものの、どんなダジャレだらけやねん。スベりまくりでキツイのなんのって。あまりに頻繁に飛び交うダジャレと懐メロのせいで肝心の事件が頭に入ってこない(笑)。
それでも、生で活弁を何度か観た経験のある者としては、弁士がスクリーンの中に登場して演じる活弁もあることに驚き、観てみたくなりました。
ダジャレに辟易しつつも“恋の季節”はついつい歌ってしまった私。