感情タグBEST3
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ホームズ"たち"、とあるようにホームズがメインの話はひとつで他の話は大石内蔵助の妻、ヒトラー、八雲、ルパンがそれぞれ謎を解いたりします。
『「スマトラの大ネズミ」事件』は、他のホームズパスティーシュアンソロにも載ってた話ですがやはり好き。トンデモ感はありつつ正典の雰囲気もしっかりあって面白い。
『八雲が来た理由』は、八雲が書いた怪談に似たような事件が起きて面白い。
この中だと逆に実際起きたその事件がキッカケで怪談を書いたというような感じですが。
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この作者さんの作品は今まで何冊か読んでますが1番おもしろかった☆
ホームズ、忠臣蔵、ヒトラー、小泉八雲、ルパンを主人公にしたオマージュ作品。内容はなんとも滑稽な感じだけど、それぞれの文章がなんというか…本当に同じ人が書いたの⁈と思うくらいちゃんと時代設定を合わせてると感じました。
そして、これってどこまでフィクション⁇本当にあった話⁈と疑うくらい楽しめました。あとがき読んで納得☆
なかなか良いけど、最後のお話で、猫を虐待してたので読み返さないかなーと思いました。
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忠臣蔵ベースの『忠臣蔵の密室』、そして小泉八雲が活躍する『八雲が来た理由』が面白かった。特に、八雲を主人公とした連作、凄く読んでみたかったです。(今回この1作で連作のキモになるネタを吐き出しちゃったかもしれないんだけど)怪異とミステリとを混ぜて、さらに史実まで織り交ぜながら東洋西洋の知識を駆使し、活躍する八雲連作、ホント読んでみたかった……。
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誰もが知っている有名な作品のあのキャラクター達が実は名探偵だった
というテーマの短編集です。
手軽に読めそうなもので選んだつもりでしたが、なかなか読み応えがある作品でした。
とても器用な作者さんで、1篇1篇はそれぞれ、本家の雰囲気がだせて
あって、楽しめる内容でした。 第2話が忠臣蔵で、第3話のヒトラー
章に移ると話の落差に戸惑います。
つまるところ、パロディなのですが、エピローグが各話に用意されていてそこまでが、話の落ちになっています。
楽に読めて、名作の良さも味わえるという意味で、お得な短編集です。
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大石内蔵助、ヒトラー、小泉八雲、ルパン、それぞれがシャーロックホームズのような推理を展開する短編集。
その人物独特のストーリーであり虚実が重なり合っているため、どこまでがジョークなのか分からず楽しい。ミステリそのものも雪の密室であったり閉ざされた空間だったりと楽しい要素が十分盛り込まれている。
もっと色々な人で出来そうなので是非描いて欲しい。
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高野秀行さんがTwitterで読んだとつぶやいていて、私も最近ホームズを読み始めたところだし、と買ってみました。
ホームズとルパンの話よりは、私は実在した人物たちの話の方がおもしろかったです。
赤穂浪士やヒトラー、小泉八雲……。
どれも、もしかしたらこうだったのかもな、とかこの人はこういう人だったのかも、と思わせてくれて興味がわいてきます。
特に小泉八雲さんは、私は名前は知ってたけど何をした人なのかとか全然知らなかったので、これを機に関連の本とか読んでみたいなと思いました。
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著者の作品は本作が初読なんですが、本作に収録された5編全てに共通して感じたことがあります。それは、
「謎が大盤振る舞いすぎる!!」←嬉しい
それぞれの作品の核となる謎&真相指摘だけで読者は満足できるはずなんです。
それなのに、田中先生は事件だけでなく、それぞれの主役達に「隠された真実(オカルト風味)」というオプション(もちろんフィクションです。念のため)を付けちゃってるんですね。ストーリー上必要な部分もあるんですが、蛇足感ギリギリなものもあるにはあります。(特に八雲の話(笑)。
だがそれが!!
いいんです!!!←←
「実はホームズは×××だった!」
「密室の名手と謳われる某作家はあの作品にインスパイアされていた!」
「ヒトラーはシャーロキアンだった!」
「小泉八雲は何故日本に来たのか!」
「ホームズとルパンにまつわる驚愕の事実!」
うーん、てんこ盛りです。
この辺がなければページ数3分の2で済んだと思います。
大満足です。
以下、簡単な内容紹介とめっさ浅い所感。
◎スマトラの大ネズミ事件…密室の中で生首が発見される奇怪な事件が連続して発生。ホームズとワトソンは、被害者が書き残した「スマトラの大ネズミ」という言葉をヒントに調査を進めるが…,。
→実は本作の中では一番イマイチだった(笑)。なんでだろ(笑)。オチかな(笑)。
◎忠臣蔵の密室…御殿の仇を討たんと吉良上野介の屋敷に討ち入りを果たした赤穂浪士の面々を待っていたのは、宿敵・吉良の既に冷たくなった死体だった!足跡なき「閉じたる場」から、下手人はいかに脱出を果たしたのか?
→日本人なら(多分)知らない人はいない赤穂浪士の討ち入りを、密室ものに仕立てた意欲作。毎年この時期になると、必ずドラマやるからね〜(^^)よく知る史実ものを大胆にミステリでアレンジされると、それだけで滾るわ〜(笑)。
◎名探偵ヒトラー…ナチ党総統・ヒトラーの書斎から、後生大事にしているロンギヌスの槍が彼の目と鼻の先で盗まれた。ホームズをこよなく愛するヒトラーは、側近であるボルマンをワトソンに指名し、自ら調査に乗り出すが…。
→史上最凶最悪のシャーロキアンの推理と解決策?がすごい。ブラックユーモアとしてすらニヤニヤさせないのは、さすがヒトラーです。
◎八雲が来た理由…森林の中を歩いていた小泉八雲とその連れは、女の叫び声を聞き、現場に駆けつける。声の発せられた付近に尻餅をついていた男の着物の袂には、なんと凄まじい形相で噛み付く女の生首があった!
→本作最大の問題作(笑)。いやー!これはね!!島荘を彷彿とさせるバカミスです!!!つまり、大好き!!!!笑笑
◎mとd…「貴殿が所有するエジプトの秘宝、サン・ラー王のスカラベを頂きに参ります」ーー怪盗紳士、アルセーヌ・ルパンの予告状を受け、持ち主の城を訪れた私とガニマール。凄まじい殺傷能力を誇るミミズクの脚にはめられた宝石をルパンは盗み出すことができるのか?
宝石を守るために英国からやってきた名探偵シャーロックホームズを迎え撃つルパンの奇策とは?
→うーん。何だろう、このパターンが真新しくないせいもあるだろうけど、ちょっと最後の最後でケチついた感。いや、面白かったんだけど、直前の八雲が面白すぎてですね…笑