あらすじ
時に、二一九五年、日本は倒産しました――すべてのSFファンに捧ぐ「ガラスの地球を救え!」、最後の地球人がイルカと出会う表題作他、笑いと脱力、まさかの感動に満ちた十二の名短篇。日本よ、これが小説だ。
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Posted by ブクログ
感想:ひとことでいうと「なんじゃこりゃ~」
基本はダジャレですね。ただのダジャレをつなぎ合わせて荒唐無稽な物語を紡ぎだしていく遊び。(そうではない話もいくつかはある)
教養としての雑学がないと元ネタがわからず、ただの変なお話で終わってしまうと思う。(私も1割ほどわからないネタがありましたが…)
初読の作者さんでしたが、他の作品にも興味がわきました。
Posted by ブクログ
アニメに特撮に落語にホラーに音楽に歴史にドラマに…
いろんなものを「SF」という串で貫いた、
何兄弟かわからんくらいの団子風短編アンソロジー。
いろんなジャンルのお話が楽しめて、お得感いっぱいですw。
個人的には、「あの宇宙戦艦」の意外な活躍を見られたのが
えらい嬉しかったです〜(笑)。
Posted by ブクログ
ショートショート「まごころを君に」のオチに笑った。いかにも落語のオチで、とぼけた感じがいい。言うまでもなく、「まごころを君に」は「アルジャーノンに花束を」の映画化で、クリフ・ロバートソンがアカデミー主演男優賞を受賞した作品の邦題。
シリアスな「あの言葉」とホラーの「歌姫のくちびる」も良い。バラエティに富んだ短編集だが、ショートショートのおかしさが個人的には好み。ショートショートだけの作品集も出してください。
Posted by ブクログ
表紙のイルカが可愛くてジャケ買い。
まあまあ自分はシニカルな話が好きだと
自負していたのだけれど、
この短編集のシニカルかつブラックなユーモアには
正直ついていけなかった。
所々当て字的なダジャレ(地口?)も多いのだけれど、
元ネタがわからないのが多数。
洋画邦画好きにはツボに入るのだろうか。
全体的に自分には合わなかったなぁ。
「まごころを君に」「あるいはマンボウでいっぱいの海」
といった落語的な作品に出会えただけでも良かった。