あらすじ
芭蕉の辞世の句が見つかった。記念の発句大会で天に抜ければなんと100両! 法外な賞金に欲深い連中はあわよくばと目の色を変えている。そんななか横町奉行の竹光屋雀丸は、大坂市中で子供の誘拐が増えていることを知る――(「俳諧でぼろ儲けの巻」)。ほか、思いもよらぬ嫌疑をかけられた廻船問屋・地雷屋蟇五郎のために奮闘する「抜け雀の巻」など、全3編収録の痛快娯楽時代小説、シリーズ第2弾。
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Posted by ブクログ
イヤー、面白かったです。一作目よりこちらの方がいいですね。表題作の特に俳諧でぼろもうけと、そのあとの1本が面白かったです。人情もあり、思わず声を出してプッと笑える細かな部分がなんとも言えないです。ペリーさんのあとがきも面白かったです。鍋奉行シリーズが更新されず。寂しい思いをしてますが、こちらでも楽しんで行けそうです。
Posted by ブクログ
江戸時代の大阪が舞台。
登場人物が、それぞれキャラ立ちしていて、言葉尻や今時の言葉に、ついつい笑ってしまう。
町人同士の揉め事解決のために、大阪には横町奉行というお役目があり、雀丸の元に次々に事件が持ち込まれていく。
雀丸が周りの人たちに巻き込まれながら、解決していくのが楽しかった。