あらすじ
武士を捨てて竹光作りを生業とする雀丸。ある日、三人の武士にボッコボコにされている老人を救い出す。庶民の揉めごとを裁く横町奉行だというこの老人は、あろうことか雀丸に跡を継いでくれと言い出した。危険な目に遭っても「三すくみ」という助っ人が馳せ参じるから大丈夫とも。ところが現れたのは悪徳商人に女ヤクザ、破戒僧という面々で――江戸期の大坂を舞台に描く、抱腹絶倒の時代小説。
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Posted by ブクログ
鍋奉行の方が食べ物好きの私としては好きですが、こちらもなかなか楽しめました。田中さんの落語的なストーリーはこのシリーズにも健在のようです。登場するキャラが豪快で読んでいてスカッとします。
Posted by ブクログ
横町奉行ってのは江戸なら名主、田舎なら庄屋ぐらいの役割に+αぐらいに思っとけばいいのかな?
江戸ものに比べて大阪を舞台にしたようなもんは、あまり馴染みが無かったんだなー
Posted by ブクログ
横町奉行って、いいシステムだと思う。
ひょんなことから後継者として見込まれた雀丸。
断ってはいるものの、巻き込まれたり持ち込まれた事件で見せる采配はたいしたもの。
三すくみの面々もユニークだし、おばあさまもナイス。
続きがあるなら必ず読もう。
Posted by ブクログ
初めて読む作家さん。
正直タイトルなどには全く惹かれなかったけど、読んでみると面白かった。
舞台は江戸時代の大坂。
時代物を読んで面白いのは、へぇ~そうだったんだとその時代の文化や習慣が知れること。
この本では江戸か上方かで違うこともあるのかと1つ知識が増えた。
江戸はお金は金を使っていたけど、上方は銀が主流だったらしい。何でなんだろう?
ストーリーはのんびり屋主人公が事件を解決、平和な感じ。
重くなくて読みやすくて今の読書気分と合ってて良かったな。
私は関西が舞台の話はだいたい気に入っちゃうな。
Posted by ブクログ
雀丸が周りの人たちに見込まれて、横町奉行の役目をなんやかんやと引き受けさせられていくのが面白かった。
まーるく収まるように事件が解決されていくので、安心して読める。