【感想・ネタバレ】崖っぷち長屋の守り神のレビュー

田中啓文

『どんなもんでも百の料理 にします』という珍妙な商売で暮らしを立てる千夏は、道で男に絡まれているところを兜小路梅王丸に助けられた。梅王丸が家守をする長屋に案内され、彼に百の料理を作るが──。

[ブクログ · ★★★★☆]

田中さんの本は、かなりのペースで発刊されていて、好みのパターンとそうでないものがあるけど、こちらは久しぶりに好みのパターン。鍋奉行犯科帳シリーズ寄り。ああ、鍋奉行も続編でないかしら。

[ブクログ · ★★★★☆]

梅王丸の豪快さが気持ちいい。
料理小町（！）の千夏ちゃんも健気で、気が強いのが素敵。料理の腕がぴか一なのも魅力だし。
梅王丸の長屋のみんなの個性的で楽しい。
さすが、珍商売をしてる人を集めただけのことはある。
料理勝負も将棋勝負も絶体絶命に見えるところからの一発大逆転。
最後の、あの人のあの台詞。
ドラマで有名なあの人からいただいたわねｗ
これは、シリーズ１作目。人物紹介の巻という感じなので、続きを楽しみに待つ。