あらすじ
大阪の福島羅漢前にある「日暮らし長屋」で暮らす葛幸助は、大名家のお抱え絵師だったが、主君の望む絵を描かず、自分の思うままに描き、怒りを買い、お家断絶の沙汰がくだり、浪人となった。
仕事を求めて、大阪に出てきたが、ここでも、自分の思うままに描くため、次第に依頼が来なくなり、筆作りの内職で糊口を凌ぐ日々。
そんな貧乏暮らしは、部屋に掛かる絵に封じ込められた瘟鬼(厄病神)のせいらしいのだが、幸助は追い出そうともせず、呑気に同居している。
あるとき、道頓堀でかかっていた芝居の内容が、豊臣秀吉を題材に扱ったことから、西町奉行所の同心によって、中止になった。その直後、幇間のヒデ吉という男が雷に当たり、自分は「太閤秀吉」だと言い出して……。
厄病神が次々呼び寄せる事件に、福の神と呼ばれる謎の若旦那や,筆屋の丁稚の亀吉とともに、解決していく。1巻が重版を重ねている好調シリーズの第3弾!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
秀吉が来たってどういうことだ?と思ったら、なんとまぁw
なんか、ダジャレに次ぐダジャレ?w
こういうのが好きなのだ。
貧乏神&お福旦那のコンビも最高。
中入りの丁稚の亀吉メインのお話も面白い。
懲りない亀吉ではあるけど、ま、根はいい子、、、たぶんw
皿屋敷の話、兄妹の逆恨みが恐ろしい。
でも、幸助が助けたあの男が、ねぇ。まさかのつながりにびっくり。
近石夫婦、ずっと幸せでいてほしい。再登場を期待。
しかし、皿屋敷をああいうふうに仕立ててくれるとは、さすが。