山崎ナオコーラのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ映画より好きかも。
きれいな小説です。
なんだかおしゃれ。
んでもって、無駄なところがなにもなくて、シンプルで。
やっぱりユリがかわいすぎる。旦那が猪熊さんっていうのがまたいい。
好きなとこ。
ユリのことば。
「自分が楽しければ、相手も楽しいと信じること。絵と同じ」
年越しのシーン。
もし神様がベッドを覗くことがあって、誰かがありきたりな動作で自分たちに酔っているのを見たとしても、きっと真剣にやっていることだろうから、笑わないでやってほしい。
小説を読んで、うっとりして、いいきもちになりました。
ナオコーラさんって、タイトルの付け方とかむっちゃセンスあるなぁ〜。
2015. -
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Posted by ブクログ
初めての山崎ナオコーラさん。
めちゃくちゃサクサク読めた。
無駄がなく読みやすい文だなぁ、という印象。
詩的っていう表現、ピンとくる。
異業種だからかあまりラテ欄の仕事にはピンとこなかったけど、職場の人たちとの会話や雰囲気、とっても共感できるものがあった。
下手したら家族より長く一緒にいる人たちで、家族みたいなのに、この職場で働かなくなってしまったら連絡取り合わないんだろうなぁっていう職場に感じている切なさをまた感じてしまった。
「仕事」と「責任」に関しては自分でも強く意識してる部分だったから、そういう話になるとやっぱり胸がキュッとするなぁ笑 -
Posted by ブクログ
何の変哲もない日常を描いているはずなのに、不思議と読後に強く残り続ける一冊だった。
もちろん物語そのものも素晴らしいのだが、ナオコーラさんは何より表現が素敵だ。花見のラストシーンなんて、文章を読んでいるだけなのに、僕は完全にエリちゃんと一緒に代々木公園を歩き回っていた。あの日の空も人混みのざわめきもエリちゃんの坊主頭も感じながら読み進めた。
キャラクターも魅力的である。
梅田さんやエリちゃんのような、大人になっても自分の欲求や衝動に素直でいられる人に惹かれる感覚はすごくわかる。
大人だから、もういい歳だからと、自分で勝手に制限をかけながら生きてしまう中で、彼女たちは軽々とその線を飛び越えて -
Posted by ブクログ
お名前は存じてたが、著書を読むのは初めて。
ノンバイナリー、
この本で初めて知った。
「第3の性」ともいわれ、he、she、theyと表記するらしい。
主人公のように、生きづらさを抱えて日常を送らなければいけないことに、胸が痛む。
ストーリーは小学生から年老いるまでのアマネの生涯を、一気に走馬灯のように目まぐるしく綴られている。
痴漢に会うところとか、バンドを組んだり、シングルで子育てしたり、テンポが速すぎて、チョッとついていけないところも・・・。
陽ちゃんのように、自分に興味を持ってくれる友人ができたことがすべての転機になったようだ。
人との出会いによって、人生が全然違ってくる。
そ -
Posted by ブクログ
山崎ナオコーラさんといえば、「モサ」や、「母の友」で連載されていた「線の上のママとぼく」のように、世の中には『マジョリティに合わせた社会システムの中で、自分たちがただそのままで生きるということにも辛さが伴う』人たちがいるんだよということを様々な視点から描く印象が強く、本書(2025年)では、『ノンバイナリー』の「向井アマネ」が『友情を築くために生きていく』人生が描かれております。
ノンバイナリーとは、『男か女という既存の性別区分にとらわれない、多様なジェンダーアイデンティティの一つ』だそうで、正直なところ私には理解できない部分もありながら、そう感じるのならそれでいいんじゃないのという心境 -
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ノンバイナリーの自認を公言している著者による源氏物語の読み方ガイド。
わかりやすい語り口で、源氏物語、めっちゃヤバいよねー!て感じで読みやすい。現代だったら性犯罪!という当時の恋愛観を断罪でも評論でもなく、面白がりながら読んでいく。今ならありえない設定だけど、心情的にはわかるし、よくないことだけど、この描写にはカタルシスがある、など、なるほどー、面白い!とすらすら読めた。
恋愛が生活と切り離せず、女性が主体的に生きることが許されなかった時代。その時代にとっての恋愛を光源氏側からではなく、その相手側からの視点に切り込んでいるのが新鮮だった。ノンバイナリー自認にも関係しているのか(いないのか)、中 -
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Posted by ブクログ
ネタバレキラーワードいっぱい書いてあるじゃん!
「ユリの世代は、オレの世代よりも安定した時代に青春を過ごした世代なんじゃないだろうか。「甘さ」や「弱さ」が見える。
オレは人生について考えるとき、「自分の中身」や「自分の成功」というようなことより、「サバイバル」という感覚の方が強い。」
「恋してみると、形に好みなどないことがわかる。好きになると、その形に心が食い込む。そういうことだ。オレのファンタジーにぴったりな形がある訳ではない。」
「この人は相当の変わり者だ。でも、おそらく常識も持っていて、人に合わせることができる。しかしその能力がある分、殻が厚く、中は風変わりなものがそのままになっている。ユ