山崎ナオコーラのレビュー一覧

  • むしろ、考える家事【電子特典付き】

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    山崎ナオコーラさんの問題点?みたいなもの、かなり同意するものがある。家事を主体的に捉え、考える。自分の気持ちに正直に、そこから社会を見つめる。丁寧に考えていく様子に敬意を抱く。私もそういう風でありたい。

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    2025年05月01日
  • ご本、出しときますね?

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    番組Pの佐久間宣之の『おわりに』が印象的だった。作家さん達の考え方の違いが面白く、文字だけで伝わる人柄みたいなものに押されて何冊か本をポチった。

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    2025年04月12日
  • ミライの源氏物語

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    面白かったです。
    高校生の頃、これを読んでいれば、授業で退屈しなかったと思う。
    山崎ナオコーラさんの、それでいいんだと頷ける言葉の数々が大好きです。

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    2025年03月23日
  • ご本、出しときますね?

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    オードリーの若林と作家たちが対談し、”自分のルール”についてをメインに小説を書くにあたってのモチベーションや作品の映像化の話、小説には関係ない話まで色々と語る番組の書籍化。各回の最後にはオススメの本が紹介されています。それぞれのこだわりや持ち味が出ていて面白かったです。テレビで実際に話しているのを見たかったかな。

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    2025年03月21日
  • あきらめる

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    色んな「あきらめる」が出てくる。あきらめるって悪いことじゃない。
    余命わずかの岩井が「まずは、あきらめる。あきらめることで、あきらめきれないことが始まる。そこから始まるんだ」
    輝は、育児について、「今、生きているだけでいいんだとあきらめないといけない」
    ユキのネグレクトは、ちゃんとあきらめた結果。育てられないって言うことで、次の道が開けた。あきらめることから始まることもある。
    輝は、悟る。心をあきらめよう。心を制御するのではなく、行動をコントロールしよう。
    弓香や塔子は、雄大に対して上手くあきらめてる。でも、博士はあきらめようと思っても、あきらめきれない気持ちを抱えて、評価されたいという感情と

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    2025年03月15日
  • ミライの源氏物語

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    「源氏物語」の読みにくさには2つの理由がある。1つは1000年前の言葉で書かれている、所謂古典文学ということ。もう1つは、現代とあまりにもかけ離れた1000年前の社会規範が根底に流れているということ。前者は優秀な訳者によって乗り越えることは容易いが、後者はそれが難しい。ゆえに、現代の社会規範でもって、この壮大な物語を読み解き、楽しんでしまおう、というのが本書の趣旨となる。
    引用文に関しては筆者による現代語訳も併記されているので、難なく読むことができる。その上で、現代にも通ずる社会問題(貧困問題やジェンダーの多様性など)を考えていくのは面白いと率直に思った。1000年前には論点にすらなり得なかっ

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    2025年02月14日
  • ご本、出しときますね?

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    若林さんは不思議な人だ。
    めっちゃ自意識過剰で自己防衛本能が強くて、見栄っ張りでカッコつけ。本音は言わない。
    だけどスッと人の懐に入ってくる可愛げもあるんだなぁ。
    この本では、若林さんのそんな部分が遺憾無く発揮されていて、終始ほっこり見守る気持ちで読むことができる。
    人が死ぬ本ばっかり読んでたアタマが癒される〜。

    私が好きなのは、羽田圭介さん&藤沢周さんの回。
    この回は、若林さんが話すボリュームも多くて、羽田さん、藤沢さんとの相性の良さを感じる。話してることもほどよくカタくて、良い意味で、男同士っぽい感じ。小気味よくてずっと読んでたい。一冊丸ごとコレでもいいなぁ。
    あとは角田光代さん

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    2025年02月13日
  • あきらめる

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    「あきらめる」
    あきらめる…明らかにすること。
    自分はこういうものだと欠点も認めたうえで、そのまま生きていく。
    近未来の設定が面白かった。

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    2025年01月14日
  • 美しい距離

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    ネタバレ

    自分にもいつか訪れるかもしれない日々
    「死ぬための準備期間のあるがんという病気
    がんは、それほど悪い死に方ではない」
    考えさせられるフレーズだ

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    2025年01月13日
  • あきらめる

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    あきらむ、は「諦める」の古語で、明らかにする、というプラスの意味だ。
    現在のあきらめるという語とは全く意味が異なるように感じる。
    しかし、一旦あきらめることで、自分をありのままに受け止めてより良く生きられるということでもあるのだなぁと、今作を読んでいて感じた。
    自分の欠点や願いを諦めて手放すことで、冷静に今の自分に向き合い、問題への解決策や改善策を模索できるようになる。
    それは、とても前向きで建設的なことではないだろうか。
    世の中には「あきらめるな」というメッセージが溢れているが、人は完璧ではないし弱い生き物なのだから、むしろ「あきらめる」ことをもっと考えなければいけないのではないか、と思った

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    2025年01月11日
  • 美しい距離

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    「来たよ」
    カーテンから覗いて、片手を挙げる。
    「来たか」
    笑って片手を挙げる。

    こうした2人の、2人だけのやり取りがとてもあたたかくて、やさしくて、今でも心に温もりを宿らせています。

    「ありがとう。気をつけて帰ってね」

    「大好きだよ」
    小さな声で耳元に囁いてみた。

    夫と妻、そして、父と母やお客さん。
    それぞれの、それぞれなりの心づかいや愛情が心に響きました。

    また、"余命の物語“や「妻が死んだ時に距離の開きが決定したのではなくて、死後も関係が動いている。」といった言葉も印象的でした。
    "余命の物語"はネット上などで時々目にする美談化的な営みの中に似たも

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    2024年12月10日
  • 美しい距離

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    サンドイッチ屋を営む妻が末期がんになった。
    夫は勤務先での理解を得ながら介護をし、妻の社会性と向き合い、どのように接するのが良いのか、妻が何を望むのか、深く深く考えながら残り少なくなった妻との時間を過ごす。

    闘病中の友達と家族の気持ちを少しでも理解したくて、手に取った。
    繊細な心情がとても良く表現されていて、まるで自分も家族になったかのような気持ちになる。
    そういう意味でも読んで読んで良かった。

    人生の最期をどうやって、誰と関わって、迎えるのか。
    深く考えた話だった。

    友達は今どんな事を望んで思っているのだろうと思いながら本を閉じて3日後、天国へと旅立ってしまった。

    最後の会話は、あれ

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    2024年11月18日
  • 美しい距離

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    ネタバレ

    とても繊細で静穏とした語り口。
    主人公が介護を経て、周りの物語を見出そうとする反応にいらつく様や、妻が社会的なものと繋がりをもとうとする姿勢が他の小説と違って良かった。

    タイトル「美しい距離」も良い。心に残る小説だった。

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    2024年11月12日
  • あきらめる

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    マイノリティに配慮することが重視され、そうした人への公的な支援も充実して、火星への移住も行われるようになっている未来の話。性差による従来の役割なんて関係ないし、みんなの人権が尊重されるフラットな社会。親が複数いるのもアリ。
    異次元だけど、現社会との相似点も多い未来の世界を体験しているみたいでした。

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    2024年11月11日
  • 美しい距離

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     仰天する表題のデビュー作は知ってましたが、山崎ナオコーラさんの著作は今回が初読みでした。
     共に40代前半なのに、末期がんに侵された妻。本作は、優しく温かく寄り添う夫の視点で描かれる物語です。

     平凡な夫婦を描く一つの手法なのでしょうか、中心人物の固有名詞が現れず、発話者が明かされません。夫婦の自然な関係のリアルさを、誠実に伝えている気がします。

     闘病と介護の壮絶さや劇的な展開を避け、どこまでも夫の内面の心情変化が淡々と綴られます。医師、妻の母、見舞客たちの、機械的だったり無神経な態度や言葉に大いに違和感をもち、心が波立ちます。それでも、夫は痛いくらい他へ配慮し、自分が考え得る適切な距

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    2024年11月09日
  • ご本、出しときますね?

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    西加奈子さん、朝井リョウさん、加藤千恵さん、羽田圭介さんなど、多数の著名な作家さんとのトークがとにかく面白い。
    みなさん言葉選びが秀逸で何気ない話でも深さが出て思わず笑ってしまう。
    親交の深い若林さんだからこそ聞ける攻めた質問も多数あって興味深かった。
    いろんな作家さんの人間性が垣間見れる。
    マイルールやオススメの一冊などを紹介してくれていて、読みたい本も見つけらた。

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    2024年11月03日
  • 肉体のジェンダーを笑うな

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    1番最後が短いのに印象的だった。この本の中では男、女という言葉が一切出てこないし真剣に性について考えすぎて変になってしまった人達がたくさん出てきてまだまだ自分の知らない考え方もあるのかもしれないと思った。
    日々が親子をつくる。
    できるできないじゃなくて誰でもできることを自分がやる。楽しい方を選ぶ。
    波があるから波乗りができる

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    2024年10月31日
  • カツラ美容室別室

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    なんだかタイトルが妙に気になった。
    きっとどこかにこんな人たちがいて、こんなふうに過ごしているような気がした物語だった。

    風来坊で破天荒な梅田さんが、引っ越してきたばかりの淳之介を、散髪と花見に誘ったことから始まったつながり。淳之介が気になったエリとは、時間がたち、色々なやり取りをするうちに、恋心がいつの間にか友情に変わっていったように思えた。

    桂さんがカツラを被って仕事をしていることに、皆が敬意を払っていることがわかったところは、とてもよかった。このときばかりは、ある意味わがままなエリに、拍手といった感じだった。

    大人になると、人間関係は余計に相手の心を探りつつ、どこまで踏み込んでいい

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    2024年10月25日
  • 可愛い世の中

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    結婚式の準備に明けくれる豆子__湯水の如く溢れ出す不満はとどまること知らず。お金がなくなると心の余裕がなくなるとはこのことか。ミステリーじゃないのに味わえるスリル感が面白かった!正直、結婚式やめてしまえと何度も思った。

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    2024年10月24日
  • 指先からソーダ

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    ネタバレ

    小説の言葉って、何かを定義づけたり、説明するわけじゃない。もっと自由に感じていいんだよな、と思わせてくれる。ナオコーラさんの、初エッセイ集。白眉は「あるがままのドロップ」。飴を舐めているとき、私たちは「甘さ」(本質)を楽しんでいると思いがちだ。けれども小説家がしようとしているのは「飴の本質は『砂糖』だ!」ということの説明ではなく、飴の舌触りなり、かみ砕くときの音だったり、「飴そのもの」を楽しんでもらう、ということではないか。窮屈な言葉たちを、もっと解放しよう。

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    2024年10月08日