山崎ナオコーラのレビュー一覧
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ネタバレ先にエッセイを読んでいたので何が言いたいかが分かりやすい
これは小説…?小説というよりエッセイ…?
文学なのかいなこれは、と序盤では思う
この人は私ができないことうっすら分かってるけどきちんと理解していないことを理解して受け止めているのがすごいな〜
女姉妹欲しかったよ〜
無条件で仲のいい人
女友達は時として離れるけど姉妹なら離れなくていいもん
でもやりにくい面もあるだろうけどね
血のつながった姉妹こその干渉的で遠慮のないお気持ち表明を受けながら、肉親ではなかなかやる機会のない腹割った話し合いを逃げずにやり、お互いの価値観を認めること=お互いを肉親でない1人の人間として認め、適切な距離感を保ち -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!
源氏物語とか光源氏とか紫式部とか
今まで幾度となく耳にしてきた名前だけど
ぜんっぜん興味なかったんだなーって痛感してしまった。
こんなにも面白い話なのに
学校の授業では難しすぎて、全く好きになれなかったもんなあ。
この物語が、どの程度事実を反映しているかはわからない。
だけど、女性に対する目の向け方や、接し方があまりにもひどくて
憤慨しそうでした。
兎にも角にも、全体的に
その人物を愛しているというよりも
誰かに似てる、誰かの血縁だから愛するっていう方向性で
なんだか、これを純愛と言っていいのか?な話が多かった。
男性陣は好きに恋をして、相手の気持ちなんてほとんど考えずに -
Posted by ブクログ
私も働きながら子育てをしている母親として、共感できることが多かった。
そしてジェンダーや世間一般の夫婦感への疑問は、自分と同じように考え、より深くまで思考していてうなった。
女性の社会進出による少子高齢化という概念に物申していて、そうそう!私が言いたかったのはこういう事!と読みながら共感した。
社会の風潮や流行りの思想などにぼんやりと考えたり問題提起をしたりするが、私の場合は考えがぐるぐるぐるぐる回って終着点のない観覧車みたいになってしまっているが、著者はしっかりと考えを着地されるので読んでいてスッキリする。
他の著書も読んでみたい。
著者のすごいところは、 -
Posted by ブクログ
医者が用意した人生ではなく、妻自身の人生をまっとうしてほしい
この言葉の本当の意味が、小説全体を通して段々とわかってきます。
医療職として終末期をみることもある者としては、この小説の医療者の見え方はかなりショックなものでした。特に、医師との噛み合わない話の場面では、医師側の気持ちも大いにわかってしまいました。トラブルを避けるために、事実ベースかつ最悪の想定を常に話しておき、それを理解してほしいという思いが先走ってしまうのです。
仕事を効率よくこなすことに躍起になり、疎かになっていた、病気ではなくそのひと自身をみるということを思い出させてくれる、苦しい読書となりました。
ネガティブなことばかり -
Posted by ブクログ
最後まで読むとタイトルの良さが分かる。とても良い、とてもマッチしたタイトル。まさに美しい。
近い時も遠い時も、近づく時も遠のく時も、相手を想うことで「美しい距離」となるのだなぁと。
この小説の紹介文に“がん患者が最期まで社会人でいられるかを問う病院小説”とあったのだけど、読んでみると印象は全く違うなぁと思った。視点がそのがん患者の夫だからそう感じたのかもしれないけれど。
豊崎由美さんの解説に、“小説は書かれた言葉だけで成り立っているのではない。書かれていないことにも語らせる力を持った小説こそが、いい小説なのだと、わたしは思う。”とあった。「まさに」!
この小説は、静かな中にも、ひしひしと夫の -
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色んな「あきらめる」が出てくる。あきらめるって悪いことじゃない。
余命わずかの岩井が「まずは、あきらめる。あきらめることで、あきらめきれないことが始まる。そこから始まるんだ」
輝は、育児について、「今、生きているだけでいいんだとあきらめないといけない」
ユキのネグレクトは、ちゃんとあきらめた結果。育てられないって言うことで、次の道が開けた。あきらめることから始まることもある。
輝は、悟る。心をあきらめよう。心を制御するのではなく、行動をコントロールしよう。
弓香や塔子は、雄大に対して上手くあきらめてる。でも、博士はあきらめようと思っても、あきらめきれない気持ちを抱えて、評価されたいという感情と -
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「源氏物語」の読みにくさには2つの理由がある。1つは1000年前の言葉で書かれている、所謂古典文学ということ。もう1つは、現代とあまりにもかけ離れた1000年前の社会規範が根底に流れているということ。前者は優秀な訳者によって乗り越えることは容易いが、後者はそれが難しい。ゆえに、現代の社会規範でもって、この壮大な物語を読み解き、楽しんでしまおう、というのが本書の趣旨となる。
引用文に関しては筆者による現代語訳も併記されているので、難なく読むことができる。その上で、現代にも通ずる社会問題(貧困問題やジェンダーの多様性など)を考えていくのは面白いと率直に思った。1000年前には論点にすらなり得なかっ -
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若林さんは不思議な人だ。
めっちゃ自意識過剰で自己防衛本能が強くて、見栄っ張りでカッコつけ。本音は言わない。
だけどスッと人の懐に入ってくる可愛げもあるんだなぁ。
この本では、若林さんのそんな部分が遺憾無く発揮されていて、終始ほっこり見守る気持ちで読むことができる。
人が死ぬ本ばっかり読んでたアタマが癒される〜。
私が好きなのは、羽田圭介さん&藤沢周さんの回。
この回は、若林さんが話すボリュームも多くて、羽田さん、藤沢さんとの相性の良さを感じる。話してることもほどよくカタくて、良い意味で、男同士っぽい感じ。小気味よくてずっと読んでたい。一冊丸ごとコレでもいいなぁ。
あとは角田光代さん