山崎ナオコーラのレビュー一覧

  • 浮世でランチ

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    14歳と25歳の主人公が交互にえがかれる。

    感受性が強く自意識過剰な中学生

    その思いを捨てきれないまま大人になった主人公。
    常識ってなんなのか、当たり前とは、建前とは。何のために生きるのか。

    TOP5に入るくらいお気に入りに。

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    2012年11月27日
  • 論理と感性は相反しない

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    ナオコーラ作品を散々読み尽くしてきて、これは傑作だと思う。何人もの友だちにプレゼントしたくなっちゃうような、そういう作品。

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    2012年11月08日
  • 指先からソーダ

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    いつまでも読み終わりたくなかった
    本をよんでいてよかった
    紙に触れて めくって 読んでる文字を 目でおって 
    その瞬間を 感じて

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    2012年06月23日
  • 長い終わりが始まる

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    ネタバレ

    今まで読んだナオコーラ作品の中で一番好きだ。

    小笠原が分身のようで

    どんどん読み進めてしまった。

    それに、解説がとてもすばらしい。


    引用したいところがありすぎるので、割愛。


    小笠原がいとおしすぎて、本を抱いたまま寝てしまいそう。

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    2012年05月13日
  • 論理と感性は相反しない

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    男の子と話してるとこういうのある
    となんとなく感じる瞬間はあっても
    うまく取り出せていなかったことがずらずら。

    ナオコーラ、神。

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    2012年04月27日
  • 「『ジューシー』ってなんですか?」

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    話としては淡々と進んでいきますが、合間合間の登場人物の哲学(?)に共感を覚えました。好きな作品の一つです。

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    2012年02月17日
  • 「『ジューシー』ってなんですか?」

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    大きな会社の中の小さな班の職場小説。その班には正社員と契約社員がいて、それぞれ立場や生活は違うのだけれども、みんな働いている。思い思いに一生懸命に働いている。

    納得いかないことの方が多いし、大変が当然。

    でも仕事って内容が良いにこしたことはないと思うが、何より人間同士の付き合いが何より重要なのではないかと思う。

    職場に好きな人たちがいる。尊重し合えたり、思いやりを持てたり、優しくしてもらったり。

    きっと仕事の内容なんてそこが良ければ、どんなに面倒であろうが、地味な作業であろうが、頑張れるのではないだろうか。

    社会ってそんなに居心地の悪い場所ではない。

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    2011年12月14日
  • 長い終わりが始まる

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    あらすじでピンときて購入。

    中身はあまり濃くないけどところどころにはっとするようなフレーズがあって面白く読めた。

    物語の終了後、小笠原さんは真っ直ぐすぎて周囲に馴染めないままメンヘラになっていきそうである

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    2011年12月10日
  • 指先からソーダ

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    今まで読んだエッセイの中で一番良かったかも。
    ひとつひとつの話が短いのがいい。
    主張しすぎることなく自分の思いを書いているところも。
    年齢が近いからか共感できる話も多いし。

    小説も読んでみようと思った。

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    2011年09月17日
  • 指先からソーダ

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    山崎ナオコーラのエッセイ.
    今まで読んだエッセイの中で,一番よかったかも,と思える.

    必読!というほど人にすすめる気はないが,いつか読んだ人と,「その本読んだよ」と会話を一言二言かわすだけで,感覚が分かり合える気がした.

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    2011年04月29日
  • 指先からソーダ

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    山崎ナオコーラさんのエッセイ集。

    エッセイ本はあまり買わない。
    でも書店でパラパラとめくってて、
    「あ。これは何度でもよみたいな。」と思い、めずらしく購入。

    ところどころでしゅわっとしみる言葉が、心地いい。
    「栞が導くいろんな世界たち」もなかなかすてきだ。
    部屋でたくさんのよみかけの本に囲まれて、ごろごろしてたい。

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    2010年09月28日
  • 人のセックスを笑うな

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    ネタバレ

    映画より好きかも。
    きれいな小説です。
    なんだかおしゃれ。
    んでもって、無駄なところがなにもなくて、シンプルで。

    やっぱりユリがかわいすぎる。旦那が猪熊さんっていうのがまたいい。


    好きなとこ。

    ユリのことば。
    「自分が楽しければ、相手も楽しいと信じること。絵と同じ」

    年越しのシーン。

    もし神様がベッドを覗くことがあって、誰かがありきたりな動作で自分たちに酔っているのを見たとしても、きっと真剣にやっていることだろうから、笑わないでやってほしい。



    小説を読んで、うっとりして、いいきもちになりました。
    ナオコーラさんって、タイトルの付け方とかむっちゃセンスあるなぁ〜。

    2015.

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    2015年10月03日
  • 人のセックスを笑うな

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    映画化されたので、ちょっと読んでみたいな・・・と思っていたところ、ちょうど[es]で読めるXMDF形式の電子書籍で出ていたので、珍しく衝動買い。
    ユリのしゃべり方とか、なんかいいですね。
    映画も観てみたいと思いました。

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    2013年05月19日
  • 美しい距離

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    当初、主人公が妻に対して気が利かないもしくは考え過ぎと思うところがありモヤモヤしたが、それらは徐々にそうなるべくして、なっていることに気付く。人物描写がすごいリアル。余命と因果についての考え方も非常に参考になった。

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    2025年10月25日
  • 人のセックスを笑うな

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    ネタバレ

    キラーワードいっぱい書いてあるじゃん!

    「ユリの世代は、オレの世代よりも安定した時代に青春を過ごした世代なんじゃないだろうか。「甘さ」や「弱さ」が見える。
    オレは人生について考えるとき、「自分の中身」や「自分の成功」というようなことより、「サバイバル」という感覚の方が強い。」

    「恋してみると、形に好みなどないことがわかる。好きになると、その形に心が食い込む。そういうことだ。オレのファンタジーにぴったりな形がある訳ではない。」

    「この人は相当の変わり者だ。でも、おそらく常識も持っていて、人に合わせることができる。しかしその能力がある分、殻が厚く、中は風変わりなものがそのままになっている。ユ

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    2025年10月18日
  • 美しい距離

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    さっきまで生きていた人間に手を合わせて礼をする行為をばかばかしいと思っている主人公の姿に胸を苦しめられました。
    死後の人との距離感を考えたことがなかったですが、死後の人との距離感は、生前の人との距離感がそのまま反映されるのだなと、看病する主人公の姿を見て思いました。

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    2025年10月13日
  • ミライの源氏物語

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    平安時代のベストセラー、源氏物語をただ訳すのではなく、
    現代の視点でテーマごとに比較するという視点が面白かったです!

    人はその時代の価値観で差別をしてしまうし、社会と切り離して生きてはいけないけど、理解しようと悩んで思考することを辞めない
    それがいつの時代も文学に反映され、時代を通して繋がっていくというのがグッときました!

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    2025年10月11日
  • ニセ姉妹

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    ネタバレ

    先にエッセイを読んでいたので何が言いたいかが分かりやすい
    これは小説…?小説というよりエッセイ…?
    文学なのかいなこれは、と序盤では思う
    この人は私ができないことうっすら分かってるけどきちんと理解していないことを理解して受け止めているのがすごいな〜

    女姉妹欲しかったよ〜
    無条件で仲のいい人
    女友達は時として離れるけど姉妹なら離れなくていいもん
    でもやりにくい面もあるだろうけどね
    血のつながった姉妹こその干渉的で遠慮のないお気持ち表明を受けながら、肉親ではなかなかやる機会のない腹割った話し合いを逃げずにやり、お互いの価値観を認めること=お互いを肉親でない1人の人間として認め、適切な距離感を保ち

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    2025年10月12日
  • ミライの源氏物語

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    ネタバレ

    面白かった!
    源氏物語とか光源氏とか紫式部とか
    今まで幾度となく耳にしてきた名前だけど
    ぜんっぜん興味なかったんだなーって痛感してしまった。
    こんなにも面白い話なのに
    学校の授業では難しすぎて、全く好きになれなかったもんなあ。


    この物語が、どの程度事実を反映しているかはわからない。
    だけど、女性に対する目の向け方や、接し方があまりにもひどくて
    憤慨しそうでした。

    兎にも角にも、全体的に
    その人物を愛しているというよりも
    誰かに似てる、誰かの血縁だから愛するっていう方向性で
    なんだか、これを純愛と言っていいのか?な話が多かった。

    男性陣は好きに恋をして、相手の気持ちなんてほとんど考えずに

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    2025年09月27日
  • 母ではなくて、親になる

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    私も働きながら子育てをしている母親として、共感できることが多かった。
    そしてジェンダーや世間一般の夫婦感への疑問は、自分と同じように考え、より深くまで思考していてうなった。
    女性の社会進出による少子高齢化という概念に物申していて、そうそう!私が言いたかったのはこういう事!と読みながら共感した。
    社会の風潮や流行りの思想などにぼんやりと考えたり問題提起をしたりするが、私の場合は考えがぐるぐるぐるぐる回って終着点のない観覧車みたいになってしまっているが、著者はしっかりと考えを着地されるので読んでいてスッキリする。
    他の著書も読んでみたい。
    著者のすごいところは、

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    2025年09月19日