山崎ナオコーラのレビュー一覧

  • ミライの源氏物語

    Posted by ブクログ

    「文学には目指すところも答えもありません。ただの旅なのです」
    源氏物語を現代の社会規範から見るととんでもないモラル違反になる。しかし文学ただの旅、時間も場所も年齢も性別も自由。
    ただ迷い、楽しめばいい

    0
    2024年09月25日
  • ベランダ園芸で考えたこと

    Posted by ブクログ

    ベランダ園芸についてのエッセイ集だなぁくらいの気持ちで読んでみた。違った。植物と一緒に生きる1人の作家の人生が書かれていた。
    「あとがき」を読んでナオコーラさんのその後の境遇に胸が苦しくなり、「そのあとのていたらく」でほっとした。
    読み終わった後にカバーを外した表紙を膝に、感想を書いていて気がついた。
    タイトルが「ベランダ園芸で考えたこと」。
    ちゃんと「考えたこと」が書かれているよ、と表現されていた。

    ナオコーラさんの文章は小説、エッセイ集どちらでもすっきりとしていてどこか爽やか。好みの文章を書かれる作家さんなので、他のまだ読んでいない著書も読んでみたい。

    0
    2024年09月24日
  • あきらめる

    Posted by ブクログ

    山崎ナオコーラさんのお話を読んでいると、マイノリティやマジョリティの目線だったり、自分の気持ちや考えを俯瞰して見るところだったりに共感する。自分は何もできない、ということをちゃんと知っていることの強さというか。

    ちなみにこういうSFならすらすら読める

    0
    2024年09月07日
  • ミライの源氏物語

    Posted by ブクログ

    大河ドラマ「光る君へ」を観ているので、源氏物語に関する本に興味がありました。とはいえ源氏物語をちゃんと読んだことのない私ですが...キャラの特徴、恋愛観、現代との違いなど分かりやすくて面白い〜!ひとつ言えるのは外見似てる人好きになりがち(笑)

    0
    2024年08月18日
  • ベランダ園芸で考えたこと

    Posted by ブクログ

    小林聡美さんの著書で紹介されていた本。

    山崎ナオコーラさんの作品は読んだことがないので
    これが初となった。

    園芸が趣味とのことで、植物が育つ様子と
    日々の暮らしを交えたエッセイ。

    旦那さんの収入とか、家賃のこととか
    割とリアルに書かれていた。

    最後の章の『さようなら、私のベランダ』は
    なんだかこれまでの章と雰囲気が違っていた。

    旦那さんの収入レベルに生活を合わせろって
    いう世間の反応が嫌だったのかなあ。
    ご自身で活躍されているんだから、世間の妬みとか
    僻みなんて気にしないでほしいなあ。

    いろんな”ごみ”として捨てられていく野菜や果物の種を
    植えると、育つってなんだかおもしろい。

    0
    2024年08月15日
  • あきらめる

    Posted by ブクログ

    単なるSF小説ではなく、内面の成長についての本だった。変化を求めて火星へ行くものの、場所の変化ではなく、内面の『あきらめる』が成長の鍵だった。あきらめてから、全てが始まる。さぁ、ここからあなたはどうしたい?そんな問いすら伝わってきた。

    0
    2024年08月15日
  • あきらめる

    Posted by ブクログ

    ストーリー自体はソフトSFで大した事はなかったけど、登場人物ひとりひとりの描き方が繊細で凄く共感しました。

    0
    2024年08月13日
  • あきらめる

    Posted by ブクログ

    6章に渡って、色んな視点から「あきらめる」とはどんなことで、どのような感情を抱くのか、それは果たしてネガティブなものなのか?
    そういった自問自答と他者へのあきらめという意味での利他的思考が書かれている。

    文章をすごく素直で、かつ深く考えられているところがとても良かった。

    サイエンスフィクションのような世界線や設定も、これらの主題や情景をはっきりと強く伝わるような仕掛けであると思った。

    0
    2024年08月11日
  • ミライの源氏物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    言葉以上に、社会制度の方が、馴染めないという問題意識はなるほどと思えるものだった。
     その上で、現代的なキーワードで登場人物を論じていく。その掘り下げについては、それほど深くはない。一般読者に届くようなレベルで説明してくれる。
     まだまだ分析できる言葉はあるな。

    0
    2024年08月05日
  • ミライの源氏物語

    Posted by ブクログ

    源氏物語についての本がたくさんある中、この本は平安時代と現代の「社会規範」の違いから、各ヒロインを見ていて、とても興味深かった。
    古い映画を見ていても(と言ってもたかだか100年以内で、源氏物語とは一桁違うが)、この社会規範の違いが気になることがとても多い。「1000年違うから、まあそこは仕方がない」「立派な古典文学作品だから」とスルーしてきたことが、ことごとく指摘されていて、目を開かされた。

    0
    2024年07月01日
  • ミライの源氏物語

    Posted by ブクログ

    山崎ナオコーラさんの源氏物語を主としたエッセイ。解釈がナオコーラさんらしくて面白い。紫式部の考えの変遷も垣間見える。ナオコーラさんのお言葉『文学は旅』とても深い言葉だなぁと思いました。わたしが今、源氏物語に魅せられてるように未来の誰かも読み、その世界観にのまれるんだろうなぁー。

    0
    2024年06月30日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    面白い企画。小説家2人とオードリー若林の鼎談。
    お互いへの質問、それぞれのマイルール、おすすめ本という流れで、読みたい本が増えた。
    村田沙耶香さんがすごく個性的で面白い。

    0
    2024年06月29日
  • あきらめる

    Posted by ブクログ

    当たり前だけどみんなそれぞれ違い人間なんだな。
    自分以上のものを求めず、自分を大事に生きる。
    できないことは他人に求めてもいいじゃないか。
    誰かの穴を誰かが埋めるそれが循環してできる社会があったら楽に生きられるかな

    0
    2024年06月26日
  • 美しい距離

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いつ来るかもわからない死が迫る入院中の妻を、
    お見舞いや世話をする夫の目線でつづられたモノローグ。
    この小説は、精神的に繋がりの強い人の死と向き合い始める良いきっかけになる。

    印象に残ったフレーズが2つある。
    1つめ。「配偶者というのは、相手を独占できる者ではなくて、相手の社会を信じる者のことなのだ」
    家父長制と比べればモダンな考え方だ。この意見に賛成だし、配偶者とはこういう関係を築いていきたい。その方が面白いと僕は感じるから。

    2つめ。「死ぬための準備期間のあるがんという病気に、妻のおかげで明るいイメージを持てるようになった」
    配偶者の死に準備期間があることは、準備のできない突然死よりも

    0
    2024年06月17日
  • 肉体のジェンダーを笑うな

    Posted by ブクログ

    気になっていた山崎ナオコーラさんの短編集。男性が父乳(母乳)を出せるようになったら?テクノロジーの発達で筋力差がなくなり、性別による役割分業が減ったら?もし男性に生理がくるようになったら?性別を非公表とし、人の数だけ性別はあると仰る山崎ナオコーラさんが描く性差が少なくなった未来を描いたユーモラスな短編集。あえて男や女という言い方をせずにここまで描けるものなのかと驚いたし、自分のなかにある抜けきれないジェンダーロールのせいか読んでいる途中で混乱することもあり、まだまだ自分のなかに根付くものの深さに唸った。自分の頭のなかはを暴かれるのは痛くて気持ちいい

    0
    2024年06月16日
  • ニセ姉妹

    Posted by ブクログ

    応用倫理学的な側面にも触れ、家族単位というものを深く考えさせられた。進化論の立場から言えば、血縁を残す、あるいは、血縁に近い人を残すのが妥当ではある。しかし、社会的動物でもある、我々人間は新たな段階に到達しているのかもしれない。そして、予言書的なこの本が多くの人に周知されることを期待したい。

    しかし、宝くじという幸運から始まるこの本が、またもや幸運に恵まれるとは、縁は異なものである。

    0
    2024年06月14日
  • 反人生

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    社会に出ない の
    友だちのはずなのに、いつの間にか、社会になっちゃっていたんだね

    越境と逸脱 の
    友情ってものにも終わりがくるんだなあ

    って言葉
    そう、そう、そう、、、
    そうなんだよ~~~
    って思った
    寂しいけどそういうものなんだな。。。
    時が経てばまた変わりそう

    0
    2024年06月14日
  • あきらめる

    Posted by ブクログ

    登場人物の名前や生業は明らかにされているけれども、性別や一人称はあえて描かれていなかった。
    そのせいか、頭の中に絵が浮かばず、読むのになかなか時間がかかった。
    物語を楽しむというよりかは、自分の信念を確かめるために読む本。
    物語後半から「あきらめる」について易しく噛み砕いて説明されていて、グッとくる言葉に何度も文章を目でなぞった。

    0
    2024年06月08日
  • あきらめる

    Posted by ブクログ

    最初の二章は、登場人物の状況も、置かれた環境もよく飲み込めず、もう読むのやめようかな、、、と思ったけど、三章くらいから面白くなってきて、最後はうんうん、そうだよねって、思い、胸熱くなりました。

    あきらめることについて、丁寧にケーススタディしながら、一つの考え方が提示されている本です。

    0
    2024年05月26日
  • ミライの源氏物語

    Posted by ブクログ

    『源氏物語』を現代の常識で考えると恐ろしいことになります。
    当たり前だけれど。
    現代の常識とはかけ離れた物語ではあるのだけれど、面白い。
    1000年経って、変わっているところもあるけど、実は変わっていないことも多々ある。
    それが楽しい。
    『源氏物語』は永遠ですね!

    0
    2024年05月14日