山崎ナオコーラのレビュー一覧

  • 指先からソーダ

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    言葉を大切にする、そのやり方に共感を覚えます。
    飴のような小説を書きたい、と、文藝賞の受賞コメントで残したそうです。
    飴の甘さ、凹凸のある舌触り、味覚や触覚で良い小説を例えるのは、分かりやすい。
    美味しい本を読みたい。

    ただ、テーマにばらつきがあるので(書いた時期がまばらなのでそれは当たり前ですが)一気に読み通して同じ気持ちになりたいときには向かない本だと思います。

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    2011年11月01日
  • 指先からソーダ

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    あたしにとって本を読むときに大切なのは、
    その書き手が何を表現したかったかよりも、
    自分の気持ちがどう動いたか、です。


    この本は、きっかけを投げられて、あとはお好きに、と言われているようで安心する。


    書き手の意図とたとえ一致しなくても、
    その文章によって読み手が感じたことこそ、
    一つの結果だと。

    なので、あたしが感じた、彼女の情熱も野心も、それを素敵だと思う自分も、大切なのです。

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    2011年06月15日
  • 指先からソーダ

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    とても良質なエッセイ。文章や小説に取り組む作者の真剣な姿勢と愛情をひしひしと感じる。ナルシシズムが薄く、客観的でドライな文章も良いです。

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    2011年05月14日
  • 指先からソーダ

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    普段エッセイを読まない私がなんとなく手に取った一冊。
    小説とはひとつひとつ丁寧に紡がれた文章の連なりなのだ、という言ってしまえば当然の発見をさせてくれた。
    ひとつひとつの物事に端から見るとおかしく思えるくらい真剣に向き合う筆者の描く小説を再読したくなった。

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    2011年03月28日
  • 人のセックスを笑うな

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    映画化されて、しかも主演が大好きな永作さんらしいので読んでみた。

    主人公の女の人が好き。すごくいい雰囲気でした。

    読みやすい文章を書く作家さんだなぁという印象を持ったので、他の小説も読んでみたい。

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    2016年08月02日
  • 「『ジューシー』ってなんですか?」

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    ネタバレ

    不思議な文体というか、これまで読んだことのないタイプの小説だった。詩のような文章が合間にあり、誰が語り手なのか分からない部分もある。掴みどころがないように感じた。でもたまに何だか分からないけどグサッと来る一文や箇所があり、すごく気になる。初めての山崎ナオコーラさんの作品だったので、他のも読みたいと思った。

    【印象に残った文章】
    就職するために進学したのではなくて、単に勉強をしただけです。

    不幸ならば人生を嘆いていれば済む。楽ではないか。

    世界の規範から外れた幸せが欲しい。
    ひとりだけで、こっそり笑うような。

    岸は、どこでも、歩ける。どこまでも、いつまでも、歩ける。

    得するように考える

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    2026年08月13日
  • ミライの源氏物語

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    令和のジェンダー論と源氏物語を照らし合わせていくという内容で、切り口としては面白かったが、自分には源氏物語の各テーマに対して、結論づけられているように感じて、あまりしっくりこなかった。

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    2026年08月03日
  • むしろ、考える家事【電子特典付き】

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    家事を効率化するのではなく、家事を通じて自己成長や社会参加を試みるエッセイ。
    
「レシピを暗記する」の章でレシピを見ながら料理をしていたら来客時間まで1時間しかないのに「冷蔵庫で半日寝かせる」といった驚愕のストーリー展開が起きた時の話など声を出して笑いました。
    普通作ろうとする前にレシピはさっと目を通すだろ!笑

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    2026年08月01日
  • 鞠子はすてきな役立たず

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    初、山崎ナオコーラ!
    鞠子と小太郎は価値観が違いすぎて離婚しちゃうんじゃないかと思ったけど、小太郎が自分の考え方を俯瞰して鑑みることができたから、うまくいったのかなと思った。鞠子の生き方は羨ましくもあるけど、所々小太郎に負荷かけすぎじゃないか?とも思ったり。

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    2026年07月26日
  • ボーイミーツガールの極端なもの

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    ひねくれすぎじゃない?
    こんな人いる?とか思った部分もあるけど
    それは私の世界が狭いのだろうな

    いろんな形の恋や生き方があっていいんだよね。と思わせてくれました。

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    2026年06月30日
  • ニセ姉妹

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    本当の血のつながった姉妹だと少し心苦しく、他人が姉妹のように生活をする自由と共存のバランスがよく取れた作品です。
    実の姉妹とニセ姉妹の表現にリアリティを感じます。
    ただ、実の姉妹はネガティブ、ニセ姉妹はポジティブに描かれていて、善悪に分けられちゃっているのが少し気にありましたが、そこもある意味でリアリティさなのかなとも思いました。

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    2026年06月08日
  • 陽ちゃんからのそよ風

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    ネタバレ

    ここ数年感性の違いか?年齢を重ねたからか?ナオコーラさん合わなくなってきていて、アルビレオさんの装丁に惹かれて読んだもののやっぱりちょっと合わないかも。しばらくは読まないかも。

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    2026年05月18日
  • 長い終わりが始まる

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    主人公がかなり曲がってていい意味でよかった
    恋愛模様は大学生なのもあって自分には少し刺さりにくかった

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    2026年04月09日
  • ブスの自信の持ち方

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    たんたんとしすぎていて最後まで読めなかった。私は今まで容姿についてここまで深く考えたことはなかった。

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    2026年03月29日
  • ご本、出しときますね?

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    あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
    こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。

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    2026年03月21日
  • ご本、出しときますね?

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    ネタバレ

    作家から入るのも良いものですなぁ。本を読んでみたくなった作家さんは村田沙耶香さん、海猫沢めろんさん、中村航さん、光浦靖子さんの4人。セクハラに寛容な村田さんは、だいぶん変な人ですね。角田さんは今までのエッセイからは分からなかった愛らしさで、見る目が変わりました。ズキュンときます。番組は終わってしまったようですが、一度くらい観てみたかった。若林さんの表紙につられましたが(そもそも若林さんが読書家だとは、初耳)予想外に良い本でした。

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    2026年03月18日
  • 母ではなくて、親になる

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    学生のころから特に好きな作家さん
    同じ子を持つ親になり、同じ体験をされていることが不思議で面白かったです
    自分は物事をこんなに深くられていないなと思ったり、私も同じことを思ったことある!と共感したりしました

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    2026年02月21日
  • ベランダ園芸で考えたこと

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    題名通りの内容の本。文庫化に際して「『太陽がもったいない』を改題」と記載があるが、この文庫の題名が良い(原題のままの文庫化だったら、書店の棚にあっても、私は気づかなかったかもしれない)。

    家で仕事をする小説家が、ベランダに植えている花やハーブや野菜などについてのあれこれから、ときに園芸とは関係ないあれこれを想像したりするエッセイ。「コンパニオンプランツ」(一緒に植えると相性のいい植物の組み合わせ)から“自分で決めること”について考えてみたり、江戸時代の変化朝顔に見られる「奇形を愛でる文化」から、「世間」と作家の文章力の話に飛躍したり。正直なところ、これらの個々の“考えたこと”に対する私の感想

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    2026年02月15日
  • 「『ジューシー』ってなんですか?」

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    「しかし、痛みというものは消えることがないが、薄らぐという性質を持っている」
    ここがすごく好きだった。

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    2026年02月06日
  • 美しい距離

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    余命という言葉で、与えられた生を生きている状態から死に向かっている状態へとストーリーが反転する。
    登場人物が妻に対していろんなことを決めつけ、あからさまに無神経だと読者が感じるように描写することで、主人公にとっての正解を示唆するような場面が多々あって、それが最初嫌だったけど、主人公の目の前ではそれが真実であり正解。完全に共感はできないが、現実味がある。
    当たり前のように感情がゆれうごいて周りにいらいらするけど、あとから、理屈ではこうするべきだった、こういう情動は理に適っていなかったと反省会をする。そしてまた当たり前のように心が頭に先行して反省会を繰り返すのも人間らしい。

    延命治療などという言

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    2026年02月04日