山崎ナオコーラのレビュー一覧

  • ボーイミーツガールの極端なもの

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    サボテンをテーマに描かれる連続短編集。

    本当にどの作品も「極端」で、読み終えて本の題名見たらすごくしっくりきた。

    個性的で極端。
    だけど、なんだろう…優しい。

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    2021年09月18日
  • ブスの自信の持ち方

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    私はニュートラルに人と接せている方だと思ってたけど、もしかしたらブスとか未婚っていう言葉に目を瞑っていただけなのかもしれないな。

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    2021年09月14日
  • ご本、出しときますね?

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    作家さんの内面を知る事ができて面白いし、読んでみようとなる。
    「この人こんな考え方なんだ」「こんな思いで本を書いてるんだ」とか…
    作家さんによって考え方が違うのもとても面白い。

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    2021年09月02日
  • ご本、出しときますね?

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    ネタバレ

    小説家×小説家×若林さんの鼎談(初めて知った言葉だ)集。対談ではなく鼎談、そして小説家ではない人がいるところが面白さを生み出しているのだと思いました。

    作家の方の、作品への思いではなく、その周辺や日常の話だったり、マイルールだったりが分かり、作家も雲の上の人ではないんだなと思えます。本の紹介もあって、本の世界が広がっていきそうで嬉しいです。

    ・ロイヤルホストに行きたくなる。
    ・「あたし」を使わないは、よく言ってくれた!これだけで星5つ!

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    2021年08月21日
  • カツラ美容室別室

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    カツラをかぶった店長 桂孝蔵の美容室を舞台に、淳之介とエリ、梅田の交流を描く

    私はつくづく平坦な話が好きだ
    この本も洩れなく平坦でゆらゆらしてる
    何かが始まりそうな、始まらなさそうな

    友情って熱いワードを口に出すようなものじゃないけど
    読ませる書き方の作家さんだ

    エリ、正直だけど不器用で好きだった

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    2021年08月10日
  • 可愛い世の中

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    豆子ちゃんに共感できんくて、
    でもできへんぶん、
    じぶんとの距離が大きい分、
    新しい理解の幅が生まれた!

    あと、複雑な人間関係。
    これを理解することは簡単なようで難しくて、
    理解したら世界はもっと明るくなる。

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    2021年07月13日
  • ブスの自信の持ち方

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    著者の本はおそらく初読。ある読書会の課題本になっていたのを見て気になって手に取った。
    すごいタイトルの本だけど、性やその他カテゴライズされたものへの差別や権利などについて綴ったエッセイ。自分の普段の何気ない思考を省みるきっかけになった。それが純粋に自分自身の思考なのか、社会によってそうさせられた思考なのか…考え出すと、いかに色々な要素で自分が成り立っているのか分かり、複雑な社会で生きているなぁ〜そりゃ大変なわけだと思う。

    一番印象に残ったのは「規則正しさ」が周囲の雑音に惑わされない心や全ての自信につながる、という以下の部分。
    「自分の好きなことを見つけ、毎日行うことができる適切な量の目標を設

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    2021年07月05日
  • 母ではなくて、親になる

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    ヨシタケシンスケさんのエッセイかと勝手に思い込み、間違ったまま借りた。山﨑ナオコーラさんは名前しか知らなかったけど、他の作品も読みたくなった。
    私も子育て中で、共感する部分も多かったが、山﨑さんの視点がおもしろく、気づきが多かった。
    特に家事や育児を平等にするより、みんなが健康にいるべきで、だから自分が大変な時は相手に負担をかけるという下りがとても興味深かった。つい平等に!!と言いたくなる性分なので、この視点は取り入れたいと思った。
    相手に恩着せがましくなるような無理をしないという点も自戒になった。

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    2021年06月16日
  • ボーイミーツガールの極端なもの

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    「多肉植物って、時間だと思うんです」
    「時間が顔に出るのねえ。生まれ方より育ち方なのね」

    「ボーイミーツガール」の「極端」なもの、という題名が、恋愛の多様性に対する理解がまだまだされていないことを表しているようにも感じた。

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    2021年06月04日
  • ブスの自信の持ち方

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     タイトルのパンチ力につい手に取ってしまった。「ブス」と言われて傷ついた人が読者に多い本だと思うけど、そこまで傷付かなかった人や加害者の人に呼んで欲しい。
     
     著者は作家デビューしたころから容姿で中傷をあびるようになった。その影響で顔について差別をする人に対して考えるようになったようだ。映画化もした「人のセックスを笑うな」の著者でもある。
     「差別のない世界に変えよう」が著者が一番伝えたいことだと思う。怒りをぶちまけているようにも見える。その怒りや理不尽さは私も何度も感じたことがある内容ばかりだったので、著者の怒りや苦痛を少しでもわかった気になっている。
     「何でパッとしない顔の人がこんなに

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    2021年05月15日
  • リボンの男

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    家族とは、性別とは、色んな事を考えさせられた。
    この物語の夫婦は男女ではなく同士。マイノリティがどうのこうのって言う押し付けもなく、自然に書かれていてすんなりと入ってきました。
    贅沢はしなくても日々の丁寧な暮らし、日課のお散歩中の出来事など、日常をどう楽しむか、今のこの時世に読むと興味深かった。

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    2021年05月14日
  • リボンの男

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    新しい価値観の家族。同じ?似ている?近い?価値観のパートナーと出会えるなら結婚相談所も悪くない。
    お金を使うこと、稼ぐこと、だけが経済活動を回しているわけじゃない。
    マイナスの経済活動もあるけど、それは結果的には、決してマイナスではない。
    ヒモじゃなくて、リボンだから(笑)

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    2021年04月22日
  • 母ではなくて、親になる

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    タイトルで選んでみた。
    子育てのことが面白おかしく書いてるのかと思ったら、すごく真面目に考えてた文章で、新鮮。

    子育てを楽しまなきゃな〜
    今が大事なんだよな〜と。

    写真を撮る時も、カメラの画面じゃなく、
    本人を見ようと思った。
    一瞬の煌めきって、本当大事

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    2021年02月19日
  • ブスの自信の持ち方

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    山崎ナオコーラさんも「わきまえる女」であり、ほとんどの媒体が「わきまえる女」であるよう女を躾けている。今起きてる問題を山崎ナオコーラさんはどう思うか知りたいな。

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    2021年02月13日
  • ボーイミーツガールの極端なもの

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    2020/11/4

    多肉植物を育てる人々の連作短編。
    「処女のおばあさん」で幸せな気分になって、「絶対的な恋なんてない」で笑った。
    独特の世界観で、人付き合いって難しいよなぁと考えさせられた。言葉にしないと伝わらない。
    いろんな付き合い方があったっていいじゃないか。

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    2020年11月04日
  • ベランダ園芸で考えたこと

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    題名に引かれて読んでみた。私も園芸を少しやっているので実用的な知識も得られて得した感じ。非常に凝る人なので中々参考になった。作家として人間として非常に誠実 正直な人なので読んでいてスカッとする。「東日本大震災の後、私は生活することが恥ずかしくなってしまった」自分を納得させたくてグリーンカーテンを始めた、という気持ちよくわかる。

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    2020年09月22日
  • リボンの男

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    妹子(いもこ)(小野…だから)こと、小野常雄(おのつねお)くんは、書店員の妻・みどりさん、幼稚園に入ったばかりのタロウくんとの三人暮らし。
    妹子が専業主夫として、家事と育児のほとんどを担当している。
    住まいは武蔵野の自然が残る、野川の近く。
    毎日川沿いを歩いては、タロウくんを幼稚園に送り迎え。
    花や虫に旺盛な興味を示すタロウくんと一緒に自然を見ることを妹子も楽しんではいるが…

    これって、時給いくら?

    みどりさんの方が収入が多いという理由もあったけれど、むしろ妹子自身が育児をしたくて主夫になることを申し出たのだ。
    でも、悩んでいる。

    「リボンの男」ってなんだろうな?と思って手に取った。

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    2020年09月10日
  • 泥酔懺悔

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    総勢11名の情勢が、酒にまつわる、まあ総じてどうしようもない、どうかしている経験とその反省と言うか自らを省みて飲酒の鋼材と何故に人は記憶を失うまで泥酔しなければならないのかをシリアスに語るエッセイ集。非常に秀逸。

    なかでも山崎オナコーラさんの「ひとりでお酒を飲む理由」には身につまされてなるほどなるほどと、自分にとってのお酒の立ち位置、のみならず人との関わり方、一人でいることの楽しみ、みたいなものを的確に表現されていて膝を打つ思い。

    しかしまあ、みんな記憶をなくすんだね。ちょっと心配していたけれど、まあ、酒飲みなら普通だわな、うんうん。

    三浦しをんさん、角田光代さん、平松洋子さんといった大

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    2020年08月15日
  • ブスの自信の持ち方

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    印象的なタイトルだし、実際に「ブス」という言葉がそれはもう数えきれないくらいに出てくるんだけど、書かれていることは容姿についてだけではない。
    その人が本当にやりたいことが、それとはまったく関係のないこと、容姿や性別、年齢、出自などによって不当に制限されること、否定されること、それって個人の問題ではなくて社会の問題だよね!ということが一貫して書かれている。
    自分の信じていることを大事にしつつも、試行錯誤しながら書き進めたんだろうなぁということが伝わってきて、自分もあれこれ考えながら読んだ。

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    2020年05月04日
  • 浮世でランチ

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    ふわふわ不思議な読み心地。壁を撫でて歩いたり、コップの膨らみに魅力を感じたり。ナオコーラさん自身、世界に敏感で感受性豊かな人なんだろうなー、と。

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    2020年05月03日