山崎ナオコーラのレビュー一覧
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ネタバレ12人の女性作家などの酒に関するエッセイです。「泥酔懺悔」、2016.9発行(文庫)。面白かったです。①三浦しをんさん、30代から泥酔すると記憶を失う。朝起きると下半身裸で便器を抱いた形で寝ていたと。飲酒の習慣に並ぶのは読書ぐらいとか。②角田光代さん、飲み始めたら途中でやめられない。とことん飲んで記憶がなくなる。覚えていない泥酔時間、角田さんはどうなっているのか?w。③大道珠貴さん、女のひとのグラスについた口紅を指二本で拭うしぐさ、あれ。あの指をあとどこへなすりつけるんだろう、すごうく、気になる。
12人の女性作家の酒にまつわるエッセイ集。「泥酔懺悔」、2012.11刊行、2016.9文庫 -
Posted by ブクログ
この本を買ったのは2010年、9年前です。
そのときはまだ24歳とかで、
とにかく手当たり次第本を読んでて、
そのときに「この本は読むの勿体ない」と思い、
仕舞い込んでいた一冊。
あのとき読んでおけばよかった。
感性にまで貧乏性だった、私。笑
30を過ぎた私には、あのとき感じた瑞々しい感情が遠くに感じました。
世間や世界と繋がりやすくなったことを「成長」と呼びたくない、というような言葉が出てきて、泣きそうになりました。
そうなんだ、器用になったからって、うまく付き合えるようになったからって、それは能力でも成長でもなくて、私は私なんだよね、って。
ぱらぱらとこぼれ落ちてくような言葉たちを掴 -
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Posted by ブクログ
単行本『手』の改題、文庫化。
含まれている中短編(4編)は単行本と同じのようです。
不思議な雰囲気を持った作品集です。
おじさん生態コレクターの若い女性を描いた『手』、民話風の『笑うお姫さま』、著者の心象風景を描いたような掌編『わけもなく走りたくなる』、そして妻の出奔と仕事の行き詰まりから自殺しそうなサラリーマンを主人公にした『お父さん大好き』。
特に一つのテーマでまとめられた様子はなく、主人公の年齢性別もバラバラです。山崎さんの心の中にある幾つもの心象風景を描き出した感じ。
とても読みやすく、何か訴えるものもあるのですがそれをどう表現したら良いのやら。困ってしまいます。 -
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Posted by ブクログ
大学時代の終わりは、急にやって来ない。でもみんないつか終わる。大学3回生の私は、今月サークルを引退し、来月最後の講義を受ける。あと1年、沢山の最後を経験して、私の大学時代は終わる予定である。主人公小笠原と同じく協調性の無い私は、サークルの活動方針や目的意識の違いに悩まされてきた。けれど彼女がわかっているように、私もわかっている。何かに一生懸命打ち込むのは素晴らしいし、それはそれで認められなくもないけれど、結局はみんなと仲良くやっている人の方が平和なのだ。私たちは周りからしたら疎ましいことが往々にしてあるのだ。大学生活が終わるということを、一事実としてではなく、自分の感情の上で認識し始めた人に読