山崎ナオコーラのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「それは、
手すりにつかまってるんじゃなくて、
愛でてるの?」
自由って何?
通じるって何?
14歳の私は、
25歳の私に思いをはせるどころか、
想像すらできなかった。
だけど、
人生はきっと私たちが思うより二億倍は自由なはずだ。
14歳の私。
25歳の私。
この二つの時間が、行ったり来たりします。
想像も出来なかった世界が、不思議と繋がっている。
経験も年齢も積み重なって、
「私は大人になって、もう、世界が怖くなくなった。
神様の気配を感じることが、まったく、なくなった。」
神様との手紙のやり取り。
粗雑にあつかっていた時間や、
嫌悪 -
Posted by ブクログ
ネタバレネットで購入して、
カバーもつけてもらったまま読んでいたので
読み終わった後にカバーを外して
初めて表紙を見ました。
「あぁ」とぎゅーっとされた気分。
切ない、
苦しい、
ただただ好きなだけ。
なのに
猛烈にひとりぼっち。
求めてやまないのに。
それだけのに。
強烈にさみしい。
大学のマンドリンサークルで
音楽に奉げようとする小笠原。
小笠原が恋するのは
ぼさぼさで決してカッコ良くない指揮者の田中。
遊びとか自由とか就職とか
すべてが曖昧な集まりになるサークル。
ともだち、恋、音楽、
どこまで本気で
それをどこまで伝えていいのか。
小笠原は
自分の音楽を疑わないし、
誠実にいよう -
Posted by ブクログ
あ、読まなきゃ、ナオコーラ、と思う瞬間があって
それは、新刊がでたときでも、ずっと読みたかった作品をようやく見つけたときでもなくて、ふと、今だ、というとき
そして、今のわたしが、いつも出てくるので
ぞぞぞ、とする
不思議なくらいに、わたし
今の、わたし
わかっているのだけど、気付かれないように、言葉を積み上げようとしてこなかった気持ちを、暴かれてしまう
こんな人がいるのだなぁ
こんなにも、おなじことを抱えている人がいるのだなぁ
でもって
いつも物語としては、うーん、と思ってしまうよ
なんだろう
科白ひとつひとつ、これ、言いたいっていうのが際立っているというか、物語が途切れてい -
Posted by ブクログ
題名通りの内容の本。文庫化に際して「『太陽がもったいない』を改題」と記載があるが、この文庫の題名が良い(原題のままの文庫化だったら、書店の棚にあっても、私は気づかなかったかもしれない)。
家で仕事をする小説家が、ベランダに植えている花やハーブや野菜などについてのあれこれから、ときに園芸とは関係ないあれこれを想像したりするエッセイ。「コンパニオンプランツ」(一緒に植えると相性のいい植物の組み合わせ)から“自分で決めること”について考えてみたり、江戸時代の変化朝顔に見られる「奇形を愛でる文化」から、「世間」と作家の文章力の話に飛躍したり。正直なところ、これらの個々の“考えたこと”に対する私の感想