山崎ナオコーラのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
作家さんが例えば自身の職業と近い職業の主人公で物語を書くとノンフィクションかな、って思ってしまうのはすごく失礼だと思っているのですが、この方に関しては兼ねているんだろうなとしか思えない。。。
ヒモじゃなくてリボンの男っていう発想は好き。
けど、ご自身のエッセイで何度もご主人の職業や年収について触れ、それを恥じていない気にしていない、自分が稼ぐからいい、女が~男が~、女だから~すべきがおかしい的なこと何度も書かれていたので、きっとまたご自身の考えや経験を基に書かれているんだろうなと思ったら、あまり好きになれない一冊でした。
おもしろくもないけどつまらなくもない。さらっと読めます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「自分に自信を持てるようになりたい」
そんなことを、考えたことがありますか?
「自信」とは、自分を信じることができること。
自分のことなので、自分で、自分を信じればいいのだけど、 それが、すんなりといかないから、悩みになる。
なぜ、すんなりといかないか?というと、 自分を信じられるような何かを見つけられないから。
何かを見つけていても、それを信じ続けることに不安を伴うからだと思う。
山崎ナオコーラさんは、エッセイ「ブスの自信の持ち方」の中で、次のように書いている。
批判やバッシングでつけられた傷は、批判やバッシングがなくなったときに治るわけではない。 他人からの賞賛や拍手によって、回復できるわけでもない。 おそらく、自分の行った努力だけが、自分を助けてくれる。 自分が目標を定め、自分が努力をして、それを自分が認識したときに治る。 自分だけが自分の自信を回復できるのだ。
ここで指摘されているのは、誰かの評価軸を基準にして努力することは、意味がないということ。
自分が作った基準を自分で努力してクリアしていく作業をすることで、自信が持てるということです。
私はコーチングのクライアントさんに、「例えば、1年後の自分を想像して、どんな状態になっていたいか?」 を考えてもらうことがあります。
「こうなっていたい」という状態を思い浮かべる時に、 本当に、自分自身がそうなりたいのか?ということも、改めて、問い直していただくようにしています。
友達から見た自分だったり、親から見た自分だったりを気にして、「こういう自分になりたい」を考えており、 本当に自分自身がそうなりたいのか?改めて考えていただくと、「あれ、違った」ということに気が付かれることもあります。
周囲を気遣うことができ、学校でも比較的成績が良かった方は、他人の基準を自分の基準にしていることに気が付かず、 他人の基準と照らし合わせているために、自己評価が低くなっていたり、 いくら努力しても充実感が得られなかったりして、悩んでいることもある印象を受けます。
コーチの問いに答えているうちに、ご自身の中にある矛盾に気が付くことが、自信を持つための第一歩だという気がします。
山崎さんの著書は、 「ブス」というワードを切り口にしていますが、上下関係、ハラスメントがある関係を切り抜けていくために参考になる考え方、 「どう生きていくか」を見つけていくためのヒントが書かれている本だと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ14歳の私と25歳の私の日々。
14歳の私は狭くて閉じられた小さな世界で生きている。嫌いな人には近づかず、好きな人とだけ関わりあう。
若くて未来は開かれているはずなのに、こんな自意識過剰で自分本位な付き合い方じゃ、未来に繋がる人との関係なんて築けやしない。
25歳の私は自分の足でどこにだって行けて、自分次第では様々なことを選んだり選ばなかったりできる。
興味のない人の誘いにも笑顔や社交辞令を返すことができる。
でも私自身それが適切だなんて思っていない。
36歳の私はどんな日々を送っているんだろうか?
25歳の私より、うまく自分を薄めてまわりに馴染ませることができている?
14歳の私のように、衝動に動かされて今まで積み上げてきたものをひっくり返したりしている?
たとえどんな私であっても、犬井との14歳の日々は昨日のことのように思い出せるままでいてほしい。
夏のイメージの小説だった。
-
Posted by ブクログ
前半は園芸の話が中心でよかった。ベランダで育てるので身近に感じられ、やり方も具体的に書いてあり、イメージしやすかった。スーパーで買ってきた野菜からバラまで、手広くやっているのも面白い。また、正しいやり方だけでなく、うまく育てられなかった話まで赤裸々なのがリアルでよかった。失敗談がのっている方がハードルが下がって、始めようとする気持ちが起こりやすい。読んでいくうちに、どれ、ネギでも育ててみるか、という気持ちになれた。しかし終盤にかけてが、少し頂けなかった。ベランダ園芸に関係のない、著者の愚痴のような自慢のような、考察の欠片もない垂れ流しの文章で、それまでのよさが消えてしまっていた。園芸をしようという気持ちも、なんかそがれてしまった。それがもったいない。
園芸の本と思って読むと、終わりにかけて著者が邪魔な構成になっていた。私が作家になりたいと思っていたのでそう感じたのかもしれない。この本を読んで作家になりたいと思えなくなった。正直にいうと、ネットの批評みたいな文章が、作家というだけでよく出版されているな、と思ってしまうところもあった。文章力や文脈の問題ではなく、そもそも不要なことや園芸からはずれたことを書きすぎているのでは。あとは仕事で一発当てて楽したい、という考えが自分には合わなかった。
作家だから何でも許されるわけではない。作家とは仕事であり、仕事はその人の本質ではない。作家である前にどういう人であるか、その部分が合わない人だったな、ということで、それも含めて勉強になった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ19歳で作家になった雪村の女である容姿と自分の中にある男の部分。
作家ではなく、女性作家と言われるようになったことで
雪村は自分が女性だと見られていることへの違和感。
担当編集者の紺野にたいする思いが、果たして同志なのか恋なのかわからなくなり、
いっとき紺野と距離を置いてみたり
大学で知り合った時田との波長の合っている感じが、友情なのか恋なのかわからなくなったり
作家業に専念し、女性としての胸を取ってみたり、時田と恋人関係になったときもあった雪村だったが
山に登ったり、ジョギングをしたり、ジムトレーナーの服部との出会い、食事とまじめに付き合っていくことで
自分の性別と折り合いをつけていく様子。
私は自分が女性であることに違和感を覚えたことがないので
正直雪村の考えていることはわかりません。
でも、食事にたいする姿勢は、無駄食いばっかしてる自分にとってハッとさせられるような、気もした。
体脂肪が27%は、やばい、と。。。。