山崎ナオコーラのレビュー一覧
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読む本、好きな本は風雪(出版の嵐)に耐えて昔から現在まで残っている本(作品)が多い。
つまり文豪と言われている作家の作品ということか。
山崎ナオコーラさんの『文豪お墓まいり』の文豪お墓は、わたしの好みの文豪が多々。お墓の前で作家の作品を思い、自身のあれこれを思う作者に親しみを感じた。
文豪とは何ぞや、100年も50年も名前が残っている作家?作品が長く読み継がれている作家?
たまたま、夕べBSNHKの「西村賢太」のドキュメンタリー映像(再放送?)を観た。
一昨年突然死なさったそのお墓は、郷里でもない石川県七尾市の西光寺だという。
しかも、西村賢太が晩年「藤沢清三」という永らく埋もれていた -
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読み進めていくうちに登場人物のつながりが見えてくる連続短編小説集。
ナオコーラさんの小説には、徹底的にイヤなことっていうのが出てこなくて、家族も大体協力的でそこが好きなんだけど、「恋人は松田聖子」に出てくるお母さんが珍しく結構キツくて、勝手にショックを受けた。
のちに、発言した本人もずっと悔やんでいたことがわかるのだけど、いじめられて学校にいけないことを打ち明けた息子に「ごめんね。もっと強い子に育てなければならなかったのに、私が子育てを失敗したのね」と泣く母親は、ヤバすぎる。
言葉は、あの時はごめんね、で済まない今日凶器だ。
それ以外は、結構楽しく読めたし、天国の描写もあったりして、本当に -
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ネタバレ2024.06.追記:
この本くらい抜け感がありつつ充足感ある本はなかなかまだ見当たらないかも。
2023.感想
この本はとても読みやすい導入で、初日に一気に半分まで読んでしまった。植物との出会い、育て方、組み合わせ方、間引き方、それに対する想いなどエッセイとして追体験と、教えてもらえるような感じがした。
中文、ナオコーラさんは世間の声や見え方を気にされるのだな、という文章が所々に見られたが、それでも、振り絞るように本音を書き残してくれていて、代弁してくれているような気持ちと、本を読むからには出会いたかった本音が少し見えたのがよかった。
個人的には、「ゴミ」という言葉が好きということ(没案 -
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◆心に刺さったワード◆
⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
⚫強い心は強い肉体に宿る
◆読んでみたい本◆
⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
⚫世界の実相 -
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ネタバレとてもリアリティがあり、
悲しいしやるせないけれどどこか光も感じる。
お義母さんがあまり好きではないというか
けして嫌いではなく恐らく良い人なのに
ちょっともやっとするところがある。
そういった日常にありふれたことが、奥さんの闘病生活を支える中でもそこかしこに在る。
会社の人が奥さんの余命を訊いてくるのも可笑しいし
忌引きじゃなくて死ぬ前に休みが欲しいというのも
本当は当たり前の感情だと思う。
余命という物語を使わず納得してもらいたい
という表現の仕方に共感する。
主人公に対しても、「して『あげる』」という言い方を
しなくても良いのになと思った。
小林農園の人は良い人で、本人の前では泣 -
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主人公正子は特に極端な考えだったけど(私の価値観では)世の中にはいろんな考え方や感じ方があるわけで、新鮮な気持ちで読めました。自分も妹と2人姉妹だけど、姉妹って不思議。
正子も極端な考えだけど、血の繋がった姉妹2人も極端。考え方が全く違って、全然に似ていない印象の方が強いけど、正子の姉、妹、それぞれと一対一で本音で話し合う場面は、いずれも食事シーンで、え、この話しながらそんな感じで食べるんだ?と感じたわけだけど、当人達はそこに違和感を覚えていない。結局全然似ていないようで、物事の考え方の極端さ、自分の意見の強さ、食べる行為のリズム、それらが似ていて、姉妹だな。と感じた。
だから最後に会う場面 -
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女性作家やエッセイストが綴る、お酒にまつわるアンソロジーエッセイ。
泥酔懺悔、という名に恥じず、お酒での失敗を赤裸々に語る人もいれば、全く逆で下戸だという人や別にそこまでお酒が好きではないという人まで様々。
お酒との付き合い方にもそれぞれスタイルがあり面白いです。
個人的におもしろいなと思ったのは、西加奈子さんの書く『名女優』の中の一説。「酔い方は、初めて泥酔したときに決まる」という話。
私は割とお酒に強いので泥酔したことはないのですが、小さい頃にウイスキーボンボンやちょっとお高めなラムレーズンアイスを少しだけもらって食べた時の、気分が高揚して楽しくなって、贅沢なあの感じを今も覚えています -
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BSジャパンで放送されてた「ご本、出しときますね?」が書籍化されたものを読んで、ゲストとして出ていた山崎ナオコーラさんに興味を持った次第。
「人のセックスを笑うな」の原作を書かれているが、映画がめちゃめちゃ好き過ぎて読めていない(笑)
普通、「原作が好きで、映画化したけど見てない。見たくない。」ってことの方がありそうだけど^^;
他に読みたくなる作品あるかなぁと探した時に本書に興味を持った。ターミナルケアの話。私自身、ターミナルケアに関わった経験は無いが、3歳から祖父母と一緒に暮らし、4歳のときに祖父が、11歳のときに祖母が亡くなるまで、近くで介護を見てきた。母が祖父母の介護や病院通い、時