山崎ナオコーラのレビュー一覧
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ネタバレ《反人生》
「人生作りには、興味がない」
「むしろ世界を作りたい」
ヒロインの萩子は、一瞬一瞬のきらめきのために頭を使いたい、という刹那主義者。『世界の傍観者』であり、自分の物語は持たない。頭の中で生まれ、頭の中で死んでいくと思っているという。
一方、彼女の好きな人の婚約者は、『人生を作る』という目標を持つ真逆の人物。二人の結婚式をぶち壊し、はたと気づく。世界を見るだけでは済ませられず壊したり、行動したり、人生にあらがうことはできないと。
なんちゅうことを考えとるんや、ナオコーラ。そして相変わらずナオコーラの小説のタイトルは強い。
《T感覚》
母と娘の別れ。死ねば肉体は皆のものになる -
Posted by ブクログ
ネタバレ夫が亡くなっても、生前だった頃の習慣を崩さない静かな生活。
バイト先の25歳の同性の早蕨に恋心を抱き
マイメロ収集、ビーズ手芸
日本は何度か震災や戦争を繰り返して、
寿命も伸びた未来での萩子の日々。
早蕨がメールで萩子をわざと荻子って間違えるところが面白かった。
萩子は早蕨の結婚式をどういう風にめちゃくちゃにしたんだろう。
同じ世界に生きていながらも、
個人が感じている世界はまったく別のもの。
他短編。
T感覚、男友達をやめると別れを告げられたとき
一方的に友人関係を遮断された学生時代の友達を探して。
たしかに、友達って、恋人と比べると境界線が曖昧だもんね。
いつだって言葉にしないま -
Posted by ブクログ
『反人生』お金のためでなく働くなんて優雅。気に入ったお店で気に入った女の子と話ができる、それが萩子さんの幸せなのね。
『T感覚』10〜4月まで湯たんぽ使用。かなりの冷え症ね。冷たいつま先があたたまる感覚ですか。
『越境と逸脱』自分でもできそうなんだけど、実現するのが難しそうなこと(この場合、海外ひとり旅)、それを男友達の経験を聞くことで満たす。あぁ、そんな手もアリか。そんな友だち関係だったのに、付き合いが面倒になる時期がやってくるのね。
『社会に出ない』友人に気にかけてもらえる存在か〜。どんな人だったんだろう?
すべてをさらけ出さず、謎の部分があることが魅力?
自宅が見つからなかったのも良かっ