山崎ナオコーラのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『反人生』お金のためでなく働くなんて優雅。気に入ったお店で気に入った女の子と話ができる、それが萩子さんの幸せなのね。
『T感覚』10〜4月まで湯たんぽ使用。かなりの冷え症ね。冷たいつま先があたたまる感覚ですか。
『越境と逸脱』自分でもできそうなんだけど、実現するのが難しそうなこと(この場合、海外ひとり旅)、それを男友達の経験を聞くことで満たす。あぁ、そんな手もアリか。そんな友だち関係だったのに、付き合いが面倒になる時期がやってくるのね。
『社会に出ない』友人に気にかけてもらえる存在か〜。どんな人だったんだろう?
すべてをさらけ出さず、謎の部分があることが魅力?
自宅が見つからなかったのも良かったな。これで会えてしまったらおもしろくないもんね。 -
Posted by ブクログ
山崎ナオコーラの掌編集。
著者の小説観を文章化したものというか、
いやそんなに分かりやすいものじゃないか。
掌編集というのはこういう雰囲気のものが多いんですかね。
今まで読んだいくつかからはだいたい同じ雰囲気を感じた。
いや、雰囲気自体はそれぞれ全然別なんですけども。
なんというか、話の筋自体がどうこういうわけではなくて、
全体を通してか、もしくは一文一文を通して何かを伝えようとする感じ。
それでいて、いやそうだからこそなのか、表現は実験的。
この作品の場合は、著者の小説観だったり、小説家である自分であったり、それに対する周りとのあれこれであったり、そういうものを表現したものなのかな、とか思ってみます。
通して読んでみると、確かにこれを普通のインタビューとかで語られるよりはなんだかずっと伝わってきたような気がする。まぁあくまで気がする、ですけど。
そういう勘ぐりを著者が求めているのかどうかはよく分かりません。
あとがきで本人が称する通りであれば、あくまでこの小説は「フィクション」であり、「気兼ねなく、自由に、遊び心満載に、ふざけにふざけ」た産物です。
ふざけにふざけた感じはもう大成功でしょう。が、これ、ファン以外が読むのはなかなか大変だろう。
特に、1話目の表題作「論理と感性は相反しない」はファンからしても若干違和感のある文章だった。
なんというか、三人称視点がぎこちない感じ。その後は慣れた感じの一人称に戻るので、違和感はすぐなくなりますが。わざとなんですかね。文章的なぎこちなさ、というか軽さというか。
著者の小説に興味があるなら、「人のセックスを笑うな」か「カツラ美容室別室」あたりから入るのをオススメします。
著者の感性に興味があるなら「指先からソーダ」をオススメします。
この本はそこら辺読んでから、もうちょっといってみようかなと思えた人が手にとったらいいと思う。
著者のことがいろいろわかった気になれるような慣れないような、本編(他の小説)を楽しむだけなら読まなくても良いようないろいろが書かれているという意味では、わりと中級以上の人向けの攻略本という感じ。
それにしてもこういう掌編集を読むと本当に作家という職業で生きる人が羨ましく感じる。
文章でこんな風に遊べるというのはなんて素敵なことなんだろう。 -
Posted by ブクログ
【本の内容】
こんな感じは、恋の始まりに似ている。
しかし、きっと、実際は違う。
カツラをかぶる店長・桂孝蔵の美容院を舞台に淳之介とエリ、梅田さんたちの交流を描く各紙絶賛の最新作。
[ 目次 ]
[ POP ]
高円寺に越してきたサラリーマンの淳之介は、商店街の美容院の常連となり、美容師のエリとは2人で遊びに行く仲に。
「理解は不可能で、誤解だけが可能。知らないということを深めたくて、心を覗くのだ」。
微細に動く他者との距離感を丁寧にすくい上げる。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]