山崎ナオコーラのレビュー一覧

  • 人のセックスを笑うな

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    20歳大学生男と40歳教師女の恋愛話

    40歳女が結婚していることを分かっていたが、付き合った20歳男。先のない恋だと分かっていても、将来をあえて考えず今を楽しむ二人。そんな関係を終わらせたのは40歳女。ぽっかり心に穴が開いた20歳男。

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    2014年02月08日
  • 論理と感性は相反しない

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    この作家さんの本はこれで二冊目やけど、不思議な文章を書く作家さん。
    つかみどころがない感じ。
    いくつか連なる短編集で、『プライベートをなくせ』が妙に生々しい20台後半の働く女性を描いていてよかった。
    特にこの部分。

    矢野はもう二十八歳で、どんなときでも、やるべきことはやった方が楽になるし、仕事相手と会ったらにっこり笑う方が過ごし易い。
    それは少し寂しいことではあった。矢野は大人になってしまっていて、失恋したら学校を休みたくなるような頃には、二度と戻れないのだった。

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    2014年01月31日
  • カツラ美容室別室

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    ひさびさにナオコーラさんの小説をヨムヨム。
    ・女と男の友情は存在するのか?
    ・友情と恋愛の境界線はどのへんなのか?
    そして、
    ・カツラをかぶった店長がいるカツラ美容室とは?
    ・そして別室の謎

    などなど。
    淡々と日常は進んでいくのですが、この絶妙な空気感。
    解説でも触れられていましたが、著者の技の賜物です。

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    2013年12月15日
  • 論理と感性は相反しない

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    とても実験的な短編集です。
    以前、好きだった作家のエッセイを読んで、どうもその人間性が気になりその作家の小説が読めなくなってしまってから、私は小説家のエッセイを読まないようにしています。小説が良ければ良いのであって、作家さんには興味を持たない様にしようという考えです(著者来歴くらいは見ますけど)。
    しかし、この本を読んで「この人はどういう人なのだろう?この人の頭の中はどうなっているんだろう?」と、興味一杯になりました。まあ、調べたりはしないだろうけど。
    荒削りな気

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    2016年06月19日
  • 浮世でランチ

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    14歳と25歳の『私』。近頃facebookなどで、「いいね!」という言葉を沢山目にします。女の子どうしの間では「かわいいね!」と言い合う習慣が身についているように感じます。自分もみんなとおなじだとか、規則を破りたくなるたちでした。本当に皆が皆おなじものをみて、おんなじように感じているのか不思議に思うことが多々ありました。『私』のきもちはいつも素直に口に出せていないけど、宗教ごっこの神との文通、会社の同僚だったミカミさんとのパソコンでのメールのやりとりではピュアな少女に見えました。悩み、もがきながら進む女性はきれいだなと思いました。しかし自分は、犬井みたいな人になりたいのです。

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    2013年11月30日
  • 「『ジューシー』ってなんですか?」

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    普通の職場が舞台の不思議な小説。行間の空き方がとてもオモシロい。短い小説なのに考え考え読んで時間がかかってしまった。

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    2013年11月23日
  • 人のセックスを笑うな

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    青春モノ、恋愛モノというようにあっさりとは分類できない作品。

    行間も大きく頁数も少ないのであっという間に読めた。もっとも、この手の作品にはじっくり行間を読む姿勢が必要とされるんだろうけど。

    正直、一昔前の自分なら間違いなく
    「なんだこのよく分からんくてオチのない話」
    と一蹴していただろうが

    大学に入ってそれなりに友人もできて、女の子とも付き合って、酸いも甘いも味わった今の自分にはひどく共感できる部分が随所にあったのも事実。


    人の気持ちは簡単に変わるし、他人の気持ちなんて分からない。分かろうとするのが間違いなのかも。

    恋愛ってムツカシイ・・・

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    2013年11月10日
  • 「『ジューシー』ってなんですか?」

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    なんかよんだことあるなと
    書き直したものらしい

    職場の事情と人間模様
    じんせの大半を人は職場で過ごす

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    2013年10月17日
  • お父さん大好き

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    ☆3.6
    恋人ではないけれどセックスはする会社の先輩と、セックスはしないけれど付き合っている30歳年上の上司との間で揺れる20代女性を描いた「手」(芥川賞候補作)など4編。
    『私の好きなおじさん』よりも、なんていうか、よかった。
    「おじさんという人種の持つ図太い精神に、私は圧倒される」(p18)うーん確かに、おじさんというものはそういうところがあるなぁ。

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    2013年10月15日
  • 私の中の男の子

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    他人に異性を求めない雪村が、自分の中の異性を見つめる過程とその後。ナオコーラさんふたつ目だけど、同じ事を叫んでいると思う。軽んじられることもまたよしとし、自分を嫌っている人のことも好きだと言えること、誰かと二人ではなく、みんなと生きて行くと言い切る意思の揺るがなさは今回も感じた。そこに心動かされもするし、雪村の、というか、誰かの正直な気持ちを突きつけられることに怖れを感じる自分もいる。 嫌な気はしないが声はわりと大きい。

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    2013年10月08日
  • 人のセックスを笑うな

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    ユリちゃんが魅力的です。磯貝くんの視点で書かれているからというのももちろんあるけど。
    どこにでもいるような普通の女なんだけど、実はポーカーフェイスで、底知れない色気や意地の悪さを持ってる女性に憧れる。

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    2013年09月19日
  • 長い終わりが始まる

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    サークルに馴染めないけど、音楽が好きマンドリンが好き。指揮者が好き、田中が好き。頑固で一途な小笠原(女)が主人公。

    マイノリティの難しさ、青春のもどかしさを感じることができる一冊。また、クリエイター、アーティストなどモノづくりを経験している方であれば、同感できることがある。

    大人になった小笠原の今後を見てみたいと思う。

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    2013年09月17日
  • 人のセックスを笑うな

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    短編が面白かったので、初めてこの筆者オンリーを借りた。
    映画にもなったというし、期待したんだけど、んー、良さがわからない。

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    2013年09月10日
  • 長い終わりが始まる

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    即物的な日常を生きる精神の在りようとして、「長い終わり」は純粋さと同型だ。「長い終わり」という純粋さは、決して終わらない。それは、自らの純粋性それ自体をも否定しうるほどの徹底さによって、逆説的に「長い終わり」を終わらせる機制を自らの内に欠いているからだ。それが終わるとすれば、その純粋さが否定によって押し出した外部からの圧力によって終焉を迎えるしかない。その時、純粋さを生きてきたその人間の美的感性そのものが消滅する。

    ところで、「長い終わり」という純粋さが、その実、外部に対して自らの「弱さ」が精神に取らせる防衛的構えでないと、証明することはできるだろうか。できないだろう。この問いは、純粋さの

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    2013年08月25日
  • 長い終わりが始まる

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    短い文の中に、たまにきらりとひかるフレーズがあってはっとさせられた。主人公の小笠原にちょっとだけ共感する。

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    2013年07月30日
  • 長い終わりが始まる

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    ビレヴァンに置いてあって、ナオコーラだからと、手に取った本。
    期待を裏切らず。
    「抑制のない会話は、休符のない音楽と、同じだ」
    素敵な表現です。

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    2013年07月13日
  • カツラ美容室別室

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    日常。起こる事も、感情も、とっても日常的で、あ、わかるわー、あるよねー、の連続。
    でも、時々、キラッとしてハッとさせられる文がある。
    読み終わったあとも、なんだったんかなーってかんじでした。

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    2013年07月02日
  • 私の中の男の子

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    タイトルはこういう意味だったのか、と納得。
    主人公の男の子になりたい願望は、女性なら全然わからないこともないかも。

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    2013年06月24日
  • カツラ美容室別室

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    ナオコーラ作品、続けて2冊読んだ。読みやすくてサックサクなのは、何故でしょう?
    すんごい一目惚れでもなく、普通な感じの男の子と女の子がいて、ここで一歩踏み出せば俺たち付き合っちゃうのかな…みたいな感じがスゴくわかる。

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    2013年06月19日
  • 私の中の男の子

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    ネタバレ

    実話ではないけど、作者のどこかを投影した物語なのかしら?と思わせるうまさがある。

    ところどころ、文章が技巧的で初期のころの角田光代さんと似ているような。

    でも角田さんは初期のころより今のほうがずっとずっとうまいと思うし面白いのでこの作家さんも今後が楽しみ~

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    2013年06月03日