山崎ナオコーラのレビュー一覧

  • 私の中の男の子

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    タイトルはこういう意味だったのか、と納得。
    主人公の男の子になりたい願望は、女性なら全然わからないこともないかも。

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    2013年06月24日
  • カツラ美容室別室

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    ナオコーラ作品、続けて2冊読んだ。読みやすくてサックサクなのは、何故でしょう?
    すんごい一目惚れでもなく、普通な感じの男の子と女の子がいて、ここで一歩踏み出せば俺たち付き合っちゃうのかな…みたいな感じがスゴくわかる。

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    2013年06月19日
  • 私の中の男の子

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    ネタバレ

    実話ではないけど、作者のどこかを投影した物語なのかしら?と思わせるうまさがある。

    ところどころ、文章が技巧的で初期のころの角田光代さんと似ているような。

    でも角田さんは初期のころより今のほうがずっとずっとうまいと思うし面白いのでこの作家さんも今後が楽しみ~

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    2013年06月03日
  • 人のセックスを笑うな

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    サクサク読める。
    さらっとした文章で個人的には好きだけれど、あまり生産的ではない話だなぁ。何となく読んで、満足するお話かなぁ。
    映画化して、なにを訴えるのだろう?
    おもしろいのかな?

    でも、

    会えなければ終わるなんて、そんなものじゃないだろう

    布団の国の王様とお姫様の気分で眠った。

    は好きなフレーズ。

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    2013年05月26日
  • 論理と感性は相反しない

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    ネタバレ

    出来事の羅列みたいな乾いた感じがいい。
    伊勢物語の独自の現代訳「芥川」とか、「架空のバンドバイオグラフィー」とか、小説家・矢野マユミズの身の回りの話、(上司の前で、自分で言いにくいことを小説家に言わせようとする弱腰の男の編集者の話とか、親密になりたいと思ったのに相手の男があくまで自分を有名人としか見てくれない話とか、)面白かったです。

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    2013年05月21日
  • お父さん大好き

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    ドライ。そんなひと言では表現出来ないが、サクサクとした甘くない菓子をその舌触りでのみ愛でる、そんな印象。おじさんという生き物はなんて哀しくて滑稽で愛らしいのか。おばさんだとこうはいかないのだ。

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    2013年04月22日
  • 「『ジューシー』ってなんですか?」

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    山崎ナオコーラの文章って今一つつかみどころがない。とても淡々とお話が進んでいく。
    でも一労働者として気持ちは理解できる、いい小説だと思う。

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    2013年04月16日
  • お父さん大好き

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    ザ・人間観察のプロ!『近頃は、「女が奥」というレディファーストもどきの決まり事が日本に定着してしまっており、どこの店へ行っても、女が壁に男が通路に、ズラリと並んでいる。』など、頷ける言葉が多い。女性は固まってご飯を食べ、誰からともなくお菓子係りをすることになる。それがやがて派閥やなんかになる。会社って、社会ってめんどくさい!と思うだろうが、それは違う。他に心から好きになれるもの、例えばおじさんとか家族とかを持っていれば何事もぷっと笑えてくるのだ。実感。

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    2013年03月27日
  • カツラ美容室別室

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    楽しいです きっと社会人って、会社にいる私と、私生活でホッとすごす私ときっと二種類もってそう だけど、シーソーに乗ると、会社にいる私って重い 会社にいると、メールも人と会うことも多いけれど、もしも私生活で困ったときに来てくれる人ってどれくらいいるだろう

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    2013年03月07日
  • カツラ美容室別室

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    20代後半の若者の1年間を写真アルバムに収めたような作品。

    主人公・オレと美容師のエリ。
    「この二人、いつ恋人になるんだろう?」と思って読んでいたらちょっと肩透かしを食らった気分。
    20代後半にもなると、気軽に何でも楽しめた学生の頃のように簡単に恋愛はできなくなるのかもしれない。
    (だから、より合コンなどの出会いの場が必要なのかもしれない)
    男女の関係はいくつになっても微妙なんだな…

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    2013年02月12日
  • 「『ジューシー』ってなんですか?」

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    すぐ、読み終わりました。所々に光る言葉あり。でも、よくわからない話だった気がする。それが、ナオコーラさんの意図だろうか♪

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    2013年02月03日
  • カツラ美容室別室

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    ネタバレ

    出会いからすぐ、「こんな感じは、恋の始まりに似ている」と始まり、ここからありがちな恋愛ものに発展していくのかな、と思ったら、くっつきそうなイベントが起こりつつもくっつきそうもない現実もあり、そんな予想はさらりと裏切られました。

    恋と友情をテーマにしてそうな印象を持ったけれど、かといってねばっこい恋愛論を語るのではなく、あくまで作者らしくさらりと書き上げています。

    個人的なことを言えば、ヒロイン(?)のエリは友人としてはとても魅力的だけれど、恋人になったらとてもめんどくさそうな女の典型に見えたなぁ。

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    2013年01月20日
  • 論理と感性は相反しない

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    ずいぶん楽しそうに書いてるなぁ、と思ったら、
    後書きに「原稿料をもらってないから好きなように書いた」とか、解説に「かなりふざけている」とか書いてあって、
    自分の感性が彼女の感性に共感できたみたいでうれしかった。

    解説にもあったけど、彼女はやっぱり相当センスがあると思う。

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    2012年12月03日
  • 論理と感性は相反しない

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    和歌山出身地のバンドマンがミカンジュースを配るってのが何度か出てきて、きっとそれはポンジュースじゃなくて、ジョインジュースだよねっておもった。

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    2012年10月12日
  • 「『ジューシー』ってなんですか?」

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    文字通り「投げ出したい」と生まれてはじめて思った小説。それは私がまだちゃんと働いたことがないからで、でも働くっていうことを、それなりのレベルでは知っているからだと思う。極端と極端の間の、中間の小説に、中間の自分がだぶって見えたからだと思う。

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    2012年09月29日
  • 論理と感性は相反しない

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    どこかつながっている短編集。

    うーん、うーん。なんかそのときはそれなりに楽しく読んだけど
    あまり印象に残らなかった。。。
    感想になっていないけど本当にそんな感じです。

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    2012年09月23日
  • 私の中の男の子

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    性別の問題なので、難しいテーマかなぁ、と。周囲の人たちのバックアップが必要不可欠であって。でも結局の所、主人公がどう思い、どう考えてこの先の自分自身の人生を思い描けるか、ってコトが大切なんだと思いました。全体的には前向きな内容でしたよ。

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    2012年09月16日
  • 私の中の男の子

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    ネタバレ

    性別ってなんだろうなあ、と。女であることに違和感を持ったこともないし、嫌な思いもしたことはないけど、私は女なんだわ…!ってしっかりと自覚したこともないや。男か女って、きっちり2つに分けられるわけでもないんじゃないかなあ。持って生まれた身体の性別に「なろうとする」からそうなるわけで。だめだ、よく分からない。

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    2012年08月26日
  • 長い終わりが始まる

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    この舞台になってる場所を知っていて、そればっかり気になってしまった。
    この主人公のひねくれ感、なんかわかるような気がする。どうせひねくれてるならこういう風に素直にさらけ出せる人間になりたい。

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    2012年08月26日
  • 「『ジューシー』ってなんですか?」

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    え、主人公って広田だったの?



    と、思った。



    同じくらい岸の目線でも書かれていたし、岸の話のほうがもっと真情の吐露であり、広田のそれは、彼の見た日常の記録に近いので、そう思ったんだろうか。

    岸は~、広田は~とか固有名詞でその人物の目線から書かれる視線の切り替えが、時系列ではないので目は回らない。

    ただ、すごくまったりしている日常の描写だったし、岸から見てくだらない!と憤る仕事内容が、あたしからするとよくあるんじゃん?としか思えなかったので、感情移入は出来なかった。



    広田はあまり感情を述べずに事実だけを伝えるし、岸はすごく心情を語るけどその心情がわたしのそれにマッチしないので

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    2012年08月24日