山崎ナオコーラのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
11年の時を経て、14歳と25歳の同じ女性をカットバックで描いて行きます。
14歳の少女は自意識過剰。一般常識に反抗しつつもし切れず、孤高であろうとしてもどこかで群れて。成長した25歳の女性は、世慣れて人との距離の置き方を覚えはした物の、どこか少女時代の雰囲気を残して居る。
人間は描けていると思う。こんな女子中学生も居るだろうな。多分、著者の分身なんだろうな。でも結構迷惑な奴だよななんて思ってしまいます。でもそれがリアル過ぎるために中途半端です。エンディングもリアルで中途半端。狙いなのでしょうが。
純文学的なのでしょうが、どこか隔靴掻痒という感じがしてしまいます。 -
Posted by ブクログ
さらっと読める作品でした。題名のインパクトと内容に差があるというのは色んな書評で読んでいたのですが
確かに、そう思います。それが悪いわけではないですからね、私は嫌いではないです。
ここの出版社から出ている作品は、割と他に比べて変わった作品が多いなぁという印象が強いのですが、
私的にはそこの期待を裏切らない作品でした。あっさり感が嫌いでは無いです。
しかし恋してみると、形に好みなどないことがわかる。好きになると、その形に心が食い込む。そういうことだ。
オレファンタジーにぴったりな形がある訳ではない。そこにある形に、オレの心が食い込むのだ。
主人公の気持ちが淡々と綴られているのですが、それが