山崎ナオコーラのレビュー一覧
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結婚と、男女の役割と、人生と。
豆子ちゃんは自分の立ち位置として、夫婦、会社、社会の中、男女という意味でもどう思われているか、わかっていて、それを認めてほしいと思っていた。
特にお金に関しては思うことがあり、彼を支え、友人たちから認めてもらいたい気持ちが強かった。
認めてもらうために、豆子は将来に、と思って貯めた600万円を一気に使う。そして心が揺れ動く。実際に使ってみて…
こつこと貯めたお金と、援助してもらうお金はもちろん重みも意味も違う。こだわるけれど、そしてこだわったにもかかわらず、得られた結果は「あれ?」というものだった。
豆子は美人ではなく、かわいい部類でもない。
可愛くなり -
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ネタバレ出産・子育てエッセイとありますが、それだけを書いているわけではありません。一つ一つのことをすごくじっくり考えられる方なんだなあという印象です。普段エッセイは、軽い読み物として手にとりますが、これは重かった。一気には読めない感じです。
これまでの「普通」が通用しなくなってきている時代。ありのままでいい、とは口で言うのは簡単ですが、とても難しいことです。山崎さんは、「性別にしばられてほしくない」「外で固定観念を植え付けられてくるのでは」と悩まれていました。確かにそれはそうなんだけど、思いが強すぎると逆に親の思想でガチガチになりそう…と感じます。
たくさん考えて、それを人と共有して、見聞を広げてい -
Posted by ブクログ
家事育児でも社会を回している。オン状態である。外に出て人に会うだけが社会参加ではない。というような、著者らしいパンキッシュな社会への提案。
時短には限界があってゼロにはならないから、むしろクリエイティブとして家事育児を行おうというのは、たしかに!とも思った。心を無にしてやるよりか楽しい方がいいし意義がありそうだけど、でも、実際は勝手に手が動くくらいのルーティンになってる方が楽なんだよな…。
なんていうか、もう少し面白くなりそうなところで終わっちゃうような…。と思いつつスラスラ読めるからやっぱり面白いのかな…。そんなに躍起になってに家事の地位を上げなくても…みたいな気持ちになってしまうんだけど。 -
Posted by ブクログ
『母ではなくて、親になる』というタイトルからまず考えたのは、ジェンダーについての問題を含んでいそうだということ。母になるということはつまり世間一般にいう「お母さん」になるということ。「お母さんにはならない、私は親になるのだ」というこのタイトルには、性別的な役割の違いを限定せずに、ときには父親的に、ときには母親的に振る舞うことの意思表示だと思う。
ボクが子育てをしていてよく思うのは、母親はこうあるべきとか父親はこうあるべき、なんて時代はひと昔前に終わってるよなぁということ。
父親が子どもたちの面倒を見つつ晩御飯をつくる。その間に、母親はゆっくり友人とお酒を楽しむ時間にしたっていい。どっちがどっ -
Posted by ブクログ
「母ではなくて親になる」を読み、ナオコーラさんの性別に対する考え方がおもしろいなーと思って読んでみた。
小説家になったとたんに「女性作家」と取り沙汰され、外見をネットでたたかれて…という導入部、本が売れなくて悩む…というあたりは、エッセイで読んだナオコーラさん像と重ねあわせて読んでしまった。
だからなのか、主人公の雪村の行動が急に極端に感じてしまって、半分過ぎた頃からついて行かれなくなってしまった。
小説の雪村と、作者は別人格、小説はフィクションである、とわかってはいるんだけど。
胸の切除(乳腺の切除ではなく、乳房のほう)、ネパールへ行きエベレストを目指す…。
唐突すぎて、え?!と驚いた。