山崎ナオコーラのレビュー一覧

  • 反人生

    Posted by ブクログ

    2034年、反人生を唱える萩子と死んだ夫と早蕨ー反人生

    死んだ母と血の流れーT感覚

    異性との友情、憧れ、終わりー越境と逸脱

    集まりに来なくなった山崎ー社会に出ない

    P116 ニ対一は楽、対話とわいわいは違う、絆を結びたいときは一対一
    P130 『友人関係があった』ということを、最後に一緒に確認できて良かった
    P170 友だちのはずなのに、いつの間にか、社会になっちゃっていたんだね

    0
    2015年12月08日
  • ニキの屈辱

    Posted by ブクログ

    タイトル名が面白かったので読んでみました。『ニキの屈辱』なんて、なかなか秀逸なタイトルですね。
    性別を離れて一人の「写真家」として生きたいニキが「女性」となった時、下剋上となってしっぺ返しを喰らった・・・という感じなんでしょうかね。
    そのニキの人物設計は、上に媚びて下に厳しいという、いかにもフリーランスの仕事人間という感じが出ていてなかなか良かったです。それに反して、一人称目線の加賀美は今風の若者っぽさを演出しているようで、ちょっと共感しづらかったかな。(笑)大体、将来を目指してがんばっているなんて、ありきたり過ぎる。(笑)そして、すんなりいくところなんかも。(笑)この加賀美の存在が物語全体と

    0
    2015年11月25日
  • 反人生

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中短編集。性別。結婚観。母娘。友達。「社会にでない」がツンと胸にきた。会いたいのに会いづらくなってしまう寂しさ。諭したりハッパかけたり、そんなことしないから、会いたいよ、という。

    0
    2015年11月09日
  • 人のセックスを笑うな

    Posted by ブクログ

    だいたい結末はみえていたのに、読み終えた時に感動がまとめてきた。詩的な作風でやさしい言葉遣いで温かみのある文章。短編のようなページ数なのに著者が伝えたい思いみたいなのは十分伝わってきた気がした。
    彼女は別れるしかない状況となり、恐らくは未練を残したまま一方的に別れたのだろう。そう考えるとすごく悲しい。恋愛は不可効力みたいなものだし、自分ではどうすることもできないものだ。それでも好きな人に対して非情にならなくてはならない結婚という人間社会の掟は誰のための掟なのだろうか?

    0
    2015年05月03日
  • 浮世でランチ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    柔らかで読みやすい話。
    いろんなキャラクターが出てきて、そのどれもが個性を持っていて愛おしい。中学生ゆえの苦さや甘酸っぱさ、どうしようもなさがあるし、それは大人になっても同じ。14歳の時がそうだったように25歳になっても悩みは尽きなくて、人間関係で悩む。ただ大人になった分、やり過ごし方を知っているだけ。それはいいことなのか悪いことなのか。
    この本を読んで思ったことは、「やはり全部自分次第なんだな」ってこと。
    ラスト、今まで人とランチをすることを拒んでいた主人公は新しい職場の上司とたまたまランチをすることになる。最初は身構えていたけど、会話をしてみるとおもしろくって普通に笑えた。
    そこはジーンと

    0
    2015年02月15日
  • ニキの屈辱

    Posted by ブクログ

    こわい恋愛小説でした。
    わたしも恋をするとそうなりがちで、ああ鬱陶しがられる、捨てられるんだろうなぁというのがわかって、読んでいて辛かったです。
    山崎ナオコーラの恋愛小説はどれもそんな感じで、自分の未来もきっとこうなるっていうのが想像しやすくて嫌ですね。

    0
    2014年11月24日
  • ニキの屈辱

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ニキは痛々しい。
    全編を通して痛々しい。

    使っている言葉が汚いし
    人間関係を上下で考えているところが(映画のポスター写真を撮るチームで、身分が最下位だったというシーン)がばかばかしい
    似合わないお化粧してもう写真撮らない宣言をしてしまうところに到ってはみじめだ。

    だから、タイトルは「ニキの屈辱」
    でもニキは強いから大丈夫だ。

    0
    2014年10月04日
  • ニキの屈辱

    Posted by ブクログ

    芸術とは自由なことだ。自由なことは捕らわれないことだ。捕らわれないことは慮らないことだ。
    そんな芸術家二人の恋愛模様。感性に生きる芸術家たる主人公が付き合うことを言葉で確かめあい、写真で思われていたことを理解するってのはなかなか。
    主人公のとる写真は見てみたい

    0
    2014年08月02日
  • ニキの屈辱

    Posted by ブクログ

    若くして成功した女性写真家のニキ。
    単に写真家として見られることに執着し、若く可愛い女性として扱われることに強い拒否感を示す。増長と見られることを恐れ仕事では低姿勢。一方、アシスタントの加賀谷に対しては非常に高圧的。
    しかし、そんな彼女が加賀谷を恋人関係になると、2人の時は猫の如くカワイイ女性に変身する。
    いわば極端なツンデレキャラで、なんか微笑ましくも有りますが、ちょっと「過ぎる」かな。
    やがて加賀屋の写真家としての成長とともにその関係は変化して行きます。
    なんだかありがちなストーリーかもしれませんが、ニキの造形の面白さと山崎さんのちょっと不思議な雰囲気をもつ文章とあいまって、なかなか読ませ

    0
    2016年05月29日
  • ニキの屈辱

    Posted by ブクログ

    ニキと加賀美くんが距離を縮めてく過程に幸せな気持ちになる反面、片方の気持ちが離れてからはリアルで胸がキリキリしてしょうがない。
    「私は、人間として自信がないことに集中していて、他人を愛そうということを思いついていなかったのかもな」というニキの言葉がガツンときた。読みやすいのに、自信が持てない人間にはとても胸に堪える恋愛小説だった。

    0
    2014年06月07日
  • 私の中の男の子

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んでみた、山崎ナオコーラ。

    そうそう、このテンポ。
    続けて読むと飽きるけど、たまに読んだらおもしろかった。

    急に話が飛んだようになるとことか、あの映画っぽいなーとか思う。あれやっぱいいよなー。ひさびさ見たいな。(人のセックスを笑うな)

    内容どうこう、というより、読んでる時間が好きだ。
    おもしろかったです◎

    0
    2014年04月13日
  • 私の中の男の子

    Posted by ブクログ

    文才があり、作家としては成功したものの、
    その容姿については
    ひどいバッシングを受け、
    大ダメージを受ける主人公『雪村』(女性)。

    精神にダメージを受けると、
    オモシロイ小説なんか書いちゃいられない。

    書きたいのに。
    容姿のことなんかにとらわれずに、どんどん書いていきたいのに。

    そこで、
    出した彼女の結論、というのが、
    思い切って、<女性>を捨てる事だった…。

    たかが見た目。
    されど、雪村をここまで追い込むとは、
    侮ってはいられない肉体。

    肉体VS精神!(て、違うか?)

    終盤まで
    痛い雪村の行動にはハラハラさせられるが、
    孤独なファイターである精神もやられっぱなしではなかった。

    0
    2014年01月09日
  • カツラ美容室別室

    Posted by ブクログ

    引っ越し当日、主人公は友人の梅田さんに誘われて商店街にある「カツラ美容室別室」で髪を切ることになった。
    そこでカツラを被った店長に、同い年のエリ、年下の桃井さんと出会う。
    エリと友達以上、恋人未満になりながら、主人公は気儘で孤独な生活を続けていく。


    言葉にできないもやもやとして感覚的なことを、上手に文章にするなーと思った。

    特に
    「しかし、会社を辞めて、上司や同僚と飯食うのを止め、友人とべたべた会うのを止めたら、どうなるか。オレは他人によってなんとか自分の形を保てている。他人と会わないでいたら、オレはゲル状になるだろう。」っていう部分が好き。

    主人公は自分のことが好きなくせ

    0
    2013年12月05日
  • 浮世でランチ

    Posted by ブクログ

    14歳の私と25歳の私。
    いくつになってもいつでも、私たちは大なり小なり悩みを抱えて生きているのだ。そして、どんなに年齢を重ねていっても、自分という存在も人間関係もややこしいものなのだ。

    きっと、犬井に会いたくて、ミャンマーを旅の終着地にしたはずなのに・・・出会えたのは・・・。犬井の14歳以降の歩みがとても気になってしまうのです。

    0
    2013年11月16日
  • 人のセックスを笑うな

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ドキっとする題名だが、そういうのでなくて安心。
    ユリちゃんが一見、外見はポッチャリで30代後半感漂うどこにでもいそうな女性だか、実は計算高く?何だか魅力的。
    すぐ読み終えてしまったが、余韻が残る。

    0
    2013年11月02日
  • お父さん大好き

    Posted by ブクログ

    これまた久々なおコーラ。
    冒頭の『四半世紀も私にくっついたまま離れない指が、今日もキーボードを叩いていた。』という一文を読んだだけで、(そうそう、この人のこの表現!)と思ってぐっと引き込まれた。
    手、の冷静なもう一人の自分がいる感じは共感できるところ。

    0
    2013年11月01日
  • カツラ美容室別室

    Posted by ブクログ

    物語に面白みはないかもしれないが、近年人気のあるアニメにはこの手の波風も立たないような人の交流が描かれているではないでしょうか。

    0
    2013年10月28日
  • 「『ジューシー』ってなんですか?」

    Posted by ブクログ

    ナオコーラさんの本は「人のセックスを~」、「指先からソーダ」に続いて3冊目。

    ものすごくこの人っぽい小説。
    短く詩的な文章をリズムよくつないでく。

    内容もすごく良い。”職場小説”と書かれてたんだけど、まさにこれ。
    特定の職業をテーマにした”職業小説”ではなくて、職場の小説。

    どんな職場で働いている人にも共感できるものなのかはわからないけど、少なくとも東京でサラリーマンやってる20代の男子としては共感する部分も多かった。

    仕事って、まぁ何かを成し遂げたり、向上していったりみたいなところが強調されることが多いというか、強調されるべきみたいなところもあるけれど、やっぱ現実問題として、起きてる

    0
    2013年09月17日
  • 長い終わりが始まる

    Posted by ブクログ

    大学四年生になっても就活もせずサークルに打ち込む小笠原と、彼女の失恋までのちょっと切ない物語。やらなきゃいけないこともなんだかんだと理由をつけて避けてしまったり、素直になれないために何もかもうまくいかない日々に苛立ったり寂しくなったり、そんな描写がまさに同じ頃の自分と重なって胸がキュッとなった。終わりを意識し始めた瞬間はいつもどこかセンチメンタルな気分にさせられる。

    0
    2013年09月16日
  • 私の中の男の子

    Posted by ブクログ

    女性を意識しないできた雪村は、作家になったとたん、女性に区分けされることに違和感を抱く。著者の写真に男性編集者の写真を入れたり。大学のクラスメートとのつきあい、編集者への依存、過食しているときの心理分析など、なるほどと思える内容だった。

    0
    2013年09月15日