山崎ナオコーラのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
14歳の思い出の私・丸山と25歳の現在の私のストーリーが並行に進んでいく。14歳の私は女の子同士仲良くしないといけないみたいな常識にとらわれるのが嫌いで、仲良くなりたい子には話しかけるけどそれ以外は無関心。25歳の私は相変わらず人付き合いは控えめでお昼もほとんど1人で食べていたが、もうすぐ職場を辞めてアジア諸国へ旅行しようと思っている矢先、同じ部署の2歳年上男性と食事をすることになる。思い出と現在が交差しながら自分自身を見つめたり、人との関わりを見直したり、神様について考えたりするという内容。私自身もあまり人とベタベタするのが苦手な方なのでなんとなく丸山の気持ちがわかるような気がした。(ちょっ
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Posted by ブクログ
著者はブスだとえらく叩かれたそうだ。
私もおそらくどこかで著者近影を見たことがあるはずなのだが、あまり記憶にない。
(その後見る機会があったが)
私が覚えているのは作品の内容であり、著者の顔ではない。
こういう顔してたんだ、と思うことはあるけれど、美人かそうでないかで好きな本が決まるわけではない。
同じように漫画家や声優は顔を出していないことが多い(最近はビジュアルも大事、などと言われて大変だと思う)。
出なきゃでない、出たら出たで文句を言われるようだが、大きなお世話だ。
言ってるお前は何様だ、と言いたくなるが、結構このブスという言葉は傷つく。
私も多分に漏れず言われたので、気持ちはわかる。
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Posted by ブクログ
ネタバレ12人の女性作家などの酒に関するエッセイです。「泥酔懺悔」、2016.9発行(文庫)。面白かったです。①三浦しをんさん、30代から泥酔すると記憶を失う。朝起きると下半身裸で便器を抱いた形で寝ていたと。飲酒の習慣に並ぶのは読書ぐらいとか。②角田光代さん、飲み始めたら途中でやめられない。とことん飲んで記憶がなくなる。覚えていない泥酔時間、角田さんはどうなっているのか?w。③大道珠貴さん、女のひとのグラスについた口紅を指二本で拭うしぐさ、あれ。あの指をあとどこへなすりつけるんだろう、すごうく、気になる。
12人の女性作家の酒にまつわるエッセイ集。「泥酔懺悔」、2012.11刊行、2016.9文庫 -
Posted by ブクログ
この本を買ったのは2010年、9年前です。
そのときはまだ24歳とかで、
とにかく手当たり次第本を読んでて、
そのときに「この本は読むの勿体ない」と思い、
仕舞い込んでいた一冊。
あのとき読んでおけばよかった。
感性にまで貧乏性だった、私。笑
30を過ぎた私には、あのとき感じた瑞々しい感情が遠くに感じました。
世間や世界と繋がりやすくなったことを「成長」と呼びたくない、というような言葉が出てきて、泣きそうになりました。
そうなんだ、器用になったからって、うまく付き合えるようになったからって、それは能力でも成長でもなくて、私は私なんだよね、って。
ぱらぱらとこぼれ落ちてくような言葉たちを掴