山崎ナオコーラのレビュー一覧

  • 反人生

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    ネタバレ

    社会に出ない の
    友だちのはずなのに、いつの間にか、社会になっちゃっていたんだね

    越境と逸脱 の
    友情ってものにも終わりがくるんだなあ

    って言葉
    そう、そう、そう、、、
    そうなんだよ~~~
    って思った
    寂しいけどそういうものなんだな。。。
    時が経てばまた変わりそう

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    2024年06月14日
  • あきらめる

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    登場人物の名前や生業は明らかにされているけれども、性別や一人称はあえて描かれていなかった。
    そのせいか、頭の中に絵が浮かばず、読むのになかなか時間がかかった。
    物語を楽しむというよりかは、自分の信念を確かめるために読む本。
    物語後半から「あきらめる」について易しく噛み砕いて説明されていて、グッとくる言葉に何度も文章を目でなぞった。

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    2024年06月08日
  • あきらめる

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    最初の二章は、登場人物の状況も、置かれた環境もよく飲み込めず、もう読むのやめようかな、、、と思ったけど、三章くらいから面白くなってきて、最後はうんうん、そうだよねって、思い、胸熱くなりました。

    あきらめることについて、丁寧にケーススタディしながら、一つの考え方が提示されている本です。

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    2024年05月26日
  • ミライの源氏物語

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    『源氏物語』を現代の常識で考えると恐ろしいことになります。
    当たり前だけれど。
    現代の常識とはかけ離れた物語ではあるのだけれど、面白い。
    1000年経って、変わっているところもあるけど、実は変わっていないことも多々ある。
    それが楽しい。
    『源氏物語』は永遠ですね!

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    2024年05月14日
  • あきらめる

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    ネタバレ

    あきらめる、は、明らかにする。

    親子間や夫婦間の軋轢、承認欲。かなりストレートに描かれ、身につまされる。

    砂しかない火星に行って初めて自分が明らかになり自由になる。

    火星に移住するなんてかなり大ごとだけれども、そこは軽やかに進んで、みんな自分で自分に落とし前をつけていく様子がよかった。

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    2024年05月09日
  • 指先からソーダ

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    二十代の野心が率直に伝わる。そのまま、いろいろ考えたり感じたり吸収したりしながら、自分の思うままに突き進んで欲しいと親心のような気持ちで読んだ。

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    2024年05月04日
  • ブスの自信の持ち方

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    作家として、社会を変える使命を持って文章を紡いでいると感じるエッセイでした。

    序盤は、「うーん、主張が強いなぁ」とちょっと疲れる印象を感じながら読んだ。読み進めていくうちに、後半には、うんうんと頷きながら読めた。
    だんだんと、主張が染み込んできて、なるほどなぁと納得できる読書となりました。

    著者のナオコーラさんは、自分のことをブスと認識している。そして、ブスによって誹謗、中傷を受けた経験を持つ。が、ブスによって自信を失っているわけではなく、克服したいとも思っていない。

    ブスと言われる人が、ブスを克服し、自信を持って前向きに生きようと主張したいわけではない。そういうエッセイでは、全くなかった。

    第17回から21回までの「新聞様」の章。報道機関の「新聞」様に対する批判は、なかなかだ。報道機関は、報道することに正義、使命を持っているが故にありのままの状況を伝える。写真を撮り、載せる。しかし、被写体となった人にとっては、納得のいかない写真があったり……
    著者が納得のいかない写真(目が半開きのブスに写ったもの)削除してもらうまでの流れを通じ、報道機関の尊大さを感じた。やはり、人がやる仕事。謙虚さと、人の気持ちを慮ることが大切だ。

    最後の章と、あとがきに全て集約されてる。

    差別をなくしたい。社会を変えたい。

    この一言に尽きる。ここがこの本の主旨。

    確かに、劣等感を克服するということも個々人の人生を輝かせることには重要だろう。
    しかし、社会全体の問題として、容姿で差別をする人がいない社会、もしくは少ない社会を標榜し、実現する方向に進むことが大切だろう。全員がより心安らかに過ごすことができる社会。より成熟している社会だ。

    受け皿の広い、懐の広い、許容範囲が広い、お互い認め合える関係で溢れる社会。

    ナオコーラさんの発信は、とても重要だ。と感じた。

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    2024年05月04日
  • 肉体のジェンダーを笑うな

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    限りなく★5に近い4.5

    同じようなジャンルの、同じような作家さんの中での読書でしたので新鮮でした。
    教育現場で是非。
    コチコチ頭の大人でも楽しかったので、こどもはどんな反応なのかなぁと興味深いです。

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    2024年04月18日
  • 鞠子はすてきな役立たず

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    春に読むのになんかいい感じの内容だった。
    変わった考えの鞠子が 肩の力を抜いて生きている様子がとても心地よくて、読んでいてゆるく励まされるような感覚になった。
    こんな人になりたいな、とも思う。

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    2024年04月15日
  • ベランダ園芸で考えたこと

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    山崎ナオコーラさんが園芸を通じて考えたことのエッセイ。

    著者も書いているように高齢化社会に於いて趣味はますます重要になると思う。
    どの趣味がいいかと悪いとかはなく、園芸でも登山でも楽器でも趣味を通してテクニックだけを学ぶ人と新たなアイデアや死生観を得たりする人までいて、結局は感性なんだろうな。

    「ともかくも、私はこの先の人生を、読書をし、執筆し、草花を育て、畑を耕し、散歩をして生きていく。」P204

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    2024年04月08日
  • 肉体のジェンダーを笑うな

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    2024年23冊目
    山崎ナオコーラさん/
    肉体のジェンダーを笑うな
    性別の常識をぶっ壊す、4作の短編集。

    性差のない世界を描いたファンタジーに留まらず、「気づき」を得ていく登場人物たちが痛快でした。
    個人的には「ロボット技術で怪力になった妻」の話がお気に入りです

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    2024年04月06日
  • リボンの男

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    専業主夫の妹子が 息子のタロウと川沿いの道を歩く所が好きです。虫や花や石をさがしたり。
    奥さんのみどりは 書店の店長
    結婚相談所で知り合った。
    双極性障害の病歴のある妹子と 摂食障害の経験のあるみどり
    息子のタロウは 人の前では話すのが苦手
    でも この3人の中では そういうことは なんの問題にもならない。
    こんなふうに やりたいことを選んで夫婦で暮らしていけるのが いいなあ!
    と思います。
    お話しの終わりがいきなり終わっちゃった!というのが ちょっと残念。

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    2024年04月03日
  • ミライの源氏物語

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    源氏物語の、ご都合主義な部分や現代の価値観にはそぐわない部分も認めつつ、それだっていいじゃない、または、それはおかしい、という点を、テーマごとにポイント解説している本。と書くと参考書みたいだけど、実際こういうのが高校の古文の授業であれば面白かったのにと思った。

    平安時代、天皇を頂く貴族の男性中心社会で、(貴族の)女性はその道具でしかないというのは、今の価値観で考えるとひどいけど、世界史を振り返ればどこの王国やら帝国やらでも婚姻関係で繋がりまくりだった、そういえば。
    一部の権力者や政治家等は、今も引き続きその伝統を守っていそう。

    平安時代に限らず、結構最近まであったと思われる「夜這い」について。
    いくらその前後に歌だの贈り物だのを散りばめたとしても、合意がなければレイプだよね、と言い切ってくれたことにはスッキリ。マザコンやロリコンについても、肯首。

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    2024年03月21日
  • ボーイミーツガールの極端なもの

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    色んな恋の物語とサボテンたち。
    サボテンがきっかけやったり、助けてくれたり、背中を押してくれたり。
    「サボテン、いいなぁ。」と思いつつも、大昔にサボテンを構いすぎてダメにした事も同時に思い出したwww

    ☆第一話 処女のおばあさん
    ☆第二話 野球選手の妻になりたい
    ☆第三話 誰にでもかんむりがある
    ☆第四話 恋人は松田聖子
    ☆第五話 「さようなら」を言ったことがない
    ☆第六話 山と薔薇の日々
    ☆第七話 付き添いがいないとテレビに出られないアイドル
    ☆第八話 ガールミーツガール
    ☆第九話 絶対的な恋なんてない
    ☆エピローグ

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    2024年02月27日
  • 母ではなくて、親になる

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    著者の強めの文体や夫を「経済力も判断力もない」などと表現をすることにやや馴染めなさがあり、途中で読むのをやめそうになった。ただ、後半に著者のフェミニズムや夫に対する考えなどがまとまって書かれている箇所があり、それを読んで著者の視点がようやく少し理解できた気がした。「女性が弱者のように言われるが実は逆なのでは」といった趣旨の指摘は面白い。確かにと思いつつも、政策決定の場面においてはまだまだだとも思う。

    来月に出産を控え、このフレーズは折に触れて思い出したい。
    「新生児にとって私は親ではなくて、世界だ。世界を信用してもらえるように、できるだけ優しくしようと思った。」

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    2024年02月14日
  • 浮世でランチ

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    なかなか良かった。カラッとした寂しさがある。
    子供のころの(今思えば)奇妙なこだわりや焦りを思い出した。アジア各国の描写も良い。

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    2024年02月01日
  • ミライの源氏物語

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    源氏物語に触れるのは受験のとき以来。現代の感覚で読むとアウト!なできごとが多すぎて、もう笑ってしまう。
    今の社会にはびこっている悪い習慣も、1000年後には、やっぱり笑ってしまうくらい滑稽だろうか。

    ナオコーラさん訳の完全版が読みたい!

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    2024年01月16日
  • ミライの源氏物語

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    「ドゥマゴ文学賞」受賞の記事を見て、ずっと読みたかった古典エッセー本。
    ナオコーラさんの文章はとてもわかりやすく、
    平安時代が丸ごと現代にやってきたようなワクワク感があった。

    「源氏物語」の読みにくさを越えるには
    ①現代語訳で物語を楽しむ
    ②平安時代の社会規範を知る

    平安時代の身分制度はしっかりあるのに、婚姻制度はなく「正妻」のような人がいて「妾」のような恋愛相手が何人もいて…と、次第に「雅な世界」を裏側から覗き見ているような心境にさせられた。ルッキズム(容姿差別)、ロリコン、マウンティングなどの視点で登場人物をみていくと、これはさすがに酷いのではと思う場面も少なくなかった。
    「若菜下」で柏木が女三宮にした行為は今なら犯罪だが、女三宮を「光源氏を裏切った人」との描かれ方は私でもモヤモヤしてしまう。

    ジェンダーに興味を持つナオコーラさんは「なぜ人間はカテゴライズをしてしまうのか?」と問い続けていると言う。
    文中で「女性」「男性」の言葉を排し「その性別の人間には〜」と書かれてあった理由がようやくわかった。
    〔ナオコーラ訳〕はとても滑らかだ。
    現代語訳『源氏物語』が出たら是非読んでみたい。

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    2024年01月11日
  • ボーイミーツガールの極端なもの

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    サボテンをテーマにして、少しずつ繋がっていく短編集。
    よく考えるとけっこう深刻な過去があったりする登場人物たちだけど、ふんわり優しい語り口で、読後感も爽やか。

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    2024年01月05日
  • 論理と感性は相反しない

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    年を重ねて味覚とか感性とか変わるけれど、
    好きなものが変わらないってなんか嬉しい。

    2011年の積読本です。苦笑
    当時は495円(税別)でした。
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    若き文豪が放つ、
    入魂の小説集

    「こんな作品は、もう書けない」
    恋と別れ。文学と音楽。光と風。ブエノスアイレスと秋葉原。
    人は繋がり、世界はどこまでも広がっていく。
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    14編がつまっていますが、
    読み終わったあとに抱いた感想は、
    「一貫してむちゃくちゃ。
     でもナオコーラさんの言葉選び、
     感覚がやはり好きだ。」でした。

    表題作に登場する、
    神田川歩美と真野秀雄は他の作中にも登場します。
    自分たちがそれぞれに生きてきた時間を感じて、
    改めて距離を認識する場面は印象的でした。

    積読から10年以上も時を経て、
    私もだいぶ年を取り、
    アラフォーに差し掛かっているのに
    仕事の昼休みに1編を読んで元気になったことに、
    驚くとともに嬉しくありました。
    10年前の自分と通じ合ったような。
    なんですかね、生きてきたなというか。
    そんな気持ちにさせてくれた一冊でした。
    積読も寝かせる分だけ良いこともあるのかもです。笑

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    2023年12月17日