山崎ナオコーラのレビュー一覧

  • ご本、出しときますね?

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    3.7面白かった。二人づつなのが良。ラジオとかで続いてくれないかな。その方が出てくれる作家さん増えそうだし。

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    2023年06月20日
  • 可愛い世の中

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    豆子の気持ちがすごくわかる。
    読んでよかった。

    なんか自分だけやないなって思えた。

    女性は女である限り、世の中からは女という生き物として色んな当たり前を押し付けられてる。
    それを、言語かされて
    ほんとにそれな? って思いながら、、。
    今回は姉妹の話だったから女が主体だけど
    性別問わずの話だと思う。
    多様性って言われる世の中だけど、
    その多様性もこれまた、難しいんだと思う。

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    2023年05月11日
  • リボンの男

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    最近は本当に読書に時間を割けず悲しい。
    久々に以前から読みたかったナオコーラさんの作品を手に取るも、1時間もあれば読めそうな本作も本当にちびちびと読み切った。(時間をかけすぎて、本に挟んだ栞の跡がついてしまった)

    「リボンの男」。
    タイトルも素敵だし、帯に下手な字で書かれている(お子さんが書いたのかな?)「おとうさんはねえ、ヒモじゃなくてリボンだよ。」が愛おしすぎる。

    本作もナオコーラ節全開で、ステレオタイプであるジェンダーロールをぶち壊して物語は展開される。
    主人公はシュフの男性。書店員の妻と3歳の息子・タロウとの生活の話。

    "物語は展開される"と書いておいてなんだ

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    2023年05月09日
  • 美しい距離

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    ネタバレ

    がんで余命わずかの妻との最後の半年あまりの日々が夫の視点で淡々と描かれる。

    病の家族を見送った経験を思い起こすと、体調の異常に気がついて検査を受けるところから、入院して亡くなるまで、さらに葬儀とか含めると、家族はジェットコースターみたいに感情が揺さぶられっぱなしだった。

    しかし、この小説では「看病もの」と呼ぶには終始カロリーが低い。冒頭からすでに妻の病は相当進行していて、夫は病室に通い、顔を洗ったり、髪を編んだり、爪を切ったり、妻の世話をし、何気ない会話をする。それは「好きな人」のための幸せな行為と感じている。

    義父母や病室を訪れるケアマネージャー、見舞い客に気をつかい、時々違和感を覚え

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    2023年03月18日
  • 美しい距離

    購入済み

    非日常をどう受け止めるのか

    ガン末期の妻。妻の淡々とした態度。今、自分にできることを模索しながら寄り添う夫。病院のいう箱の中で、どう末期を迎えるか。その人の思いをどう汲んでいくのか。終活という言葉がある。最後まで、本人の望みを叶えるのは無理かもしれないが、伝えておくことは必要だと思う。

    #切ない #感動する #泣ける

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    2023年03月12日
  • ミルクとコロナ

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     育児エッセイとされているが、前半のbefore corona のあたりは、子どものことより暮らしの中で感じてきたことを書かれている印象だった。
     お二人のバックグラウンドによる考え方、特に「競争」や「席とり」については同じような気持ちになるので、とても身近に感じた。
     

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    2023年02月22日
  • ニキの屈辱

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    ネタバレ

    ニキの、自分に自信がない人特有の感じが、見ていてつらい。
    愛されていることを素直に自覚できたらかなり生きやすくなるだろうが、そのニキを加賀美が好きになったはわからない。
    加賀美がニキを可愛く見えなくなったこと、恋は盲目だと思った。
    二人の生活の空気感をしっかり感じれたと思う。

    そして、写真を撮りたくなった。

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    2023年02月05日
  • リボンの男

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    どこにも繋がらないし
    なにも起きないけれど

    性の多様性を
    本当に普通の日常から切り取った
    優しくなれる
    小説でした。

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    2023年01月22日
  • ボーイミーツガールの極端なもの

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    シンプルな言葉で温かみのある文章を書く人だなあと思った。愛も恋も考え方は人それぞれ。嫌な登場人物がいなくて穏やかに読める。美代梨ちゃん・アカネちゃん・俊輔の話がすきだった。すれ違いの演出がお茶目。
    あとは金太郎・華子が死後スーパーバリダを登山?登サボテンするの、死後の世界としてとっても理想だな。
    それぞれのショートストーリーがサボテンを通じて繋がっていく構成素敵だった。

    金太郎の言葉を引用。

    愛というのはなんだろう、と金太郎は考えた。側にいてくれるだけでいい、というものだろうか。いや、遠くに行ってくれたって構わないのだ。  その人が素敵な人でなくたっていい。他の人たちに劣る存在でもいい。自

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    2023年01月09日
  • ベランダ園芸で考えたこと

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    幼い頃、花とか、花火とか、天邪鬼であまり好きではなかった。すぐ消えるし。(まあ花束にはいつも憧れてはいたか)
    でも大人になった今ではすぐ消えるものの方が良いな、と思う節がある。
    儚さ云々ではなく、単にものが増えることに少し躊躇いが出てきた。

    恋人には、毎年記念日に観葉植物をプレゼントする。いつか気付いた時にジャングルみたいになっていたら面白いなと思う。
    今年は苗だけで鉢植えは一緒に買いに行くことにした。自分でもほんの少し植物を育てたり、月に1回か2回生け花をするようになり、切り花も美しく、何となく気持ちが晴れやかになって良いな、と思うようになった。

    そんなタイミングでたまたまこの本に出会

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    2022年12月30日
  • お父さん大好き

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    単行本「手」を改題して文庫化
    4編の短編集
    ・手
    ・笑うお姫さま
    ・わけもなく走りたくなる
    ・お父さん大好き


    おじさんと若い娘さんが共通点か?

    山崎ナオコーラを読むのは「人のセックスを笑うな」以来2作目
    読書会で表題作の「お父さん大好き」に興味を持って読んでみた



    ・手
    実の父親を嫌いながら、おじさんと付き合い、世のおじさんの手を隠し撮りした「ハッピーおじさんコレクション」というホームページを作っている女性のお話

    配信会社で新聞のラテ欄をを作る仕事をしている寅井サワコ 25歳
    サワコの先輩社員で、転職する森
    サワコの上司の大河内 58歳

    サワコは父親を若干嫌悪しているようにも思え

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    2022年11月30日
  • むしろ、考える家事【電子特典付き】

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    家事を効率化することが有意義な毎日だと思っていたけど、家事はどれだけ効率化しても0にはならない。
    だから無駄な時間として過ごすのではなく、
    社会参加の有意義な時間と考える。考え方が面白いなと思った。
    家事に参加したいって思わせるくらい
    家事によって自分が得られる何かを考えたい
    家族のためだけの家事じゃなく、もっと大きな次元で家事を考えたいとおもった

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    2022年11月23日
  • 母ではなくて、親になる

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    好きです、ナオコーラさん。

    以前から気になっていた本。
    エッセイだから、小説以上に書き手の考えがダイレクトに伝わって嬉しい。

    ナオコーラさんの好きなところは、なるべくニュートラルであろうとしているところ。
    周りに流されず、"世の中"が喜ぶことは書かないけれど、天邪鬼で書かないわけではない。そして色んなことを総合的に判断し、おかしいと思ったことはハッキリ述べるのが気持ち良い。

    そしてそれ以上に、考えを柔軟に変えるところが好きだ。こう考えていたんだけど、こういう意見を聞いて、またはこういう経験をして、やはりこう思うようになったと素直に認めて変えられるところが、正直でとても

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    2022年11月10日
  • むしろ、考える家事【電子特典付き】

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    ここに出てくる「夫」の家事の仕方、
    ・夫の作る食事は一品料理ばかりだ
    ・仕事では想像力豊かで、自分で仕事を見つけているのに家事のシーンでは指示のみを気にするのか、想像力をオフにするのか
    が、すごく共感出来た。

    特に一つ目に関してのエピソードは「料理はパズル」という著者の考え方がすごく自分に当てはまった。
    冷蔵庫の中身の賞味期限や組み合わせを考えながら献立を考えたり、季節を意識できるような献立にしたいと思うこと、それらは全てパズルを組み立てていくようなものなのだなと。

    このエッセイの中には普段何気なく行なっている家事についての著者なりの考え方が書いてあって面白かった。
    (ローリングストックや

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    2022年11月01日
  • 美しい距離

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    末期がんと診断された妻を看病する夫視点の小説。だけどこれは、ありきたりな御涙頂戴系の物語ではない。
    事柄と事柄を繋げてステレオタイプの物語を作りたがる人間の軽薄で愚かな好奇心や、死後急激に離れていく故人との関係/距離に対する違和感など、あらゆる物事に対し思慮深く心遣いのできる夫が抱いた想いや考え、怒りを、この小説は丁寧に丁寧に描いている。
    そして、「近いことが素晴らしく、遠いことは悲しいなんて、思い込みかもしれない」という文章は私が持っていたステレオタイプな考え方に気付かせてくれた。

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    2022年10月24日
  • ボーイミーツガールの極端なもの

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    サボテンとの出会いと人生の転機。
    恋愛小説というよりは迷子になった人が自分にとっての大切なものに気付くあたたかくて勇気の出る物語といった感じ。

    サボテンは生まれ持った性質だけではなく生きた過程が自身の形に反映されるところが人生を表しているようで面白いと思った。

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    2022年10月23日
  • ご本、出しときますね?

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    西加奈子、朝井リョウ、長嶋有…。小説家は普段何を考え、どうやって作品を生み出しているのか。無類の本好き芸人・オードリー若林正恭と作家たちが“自分のルール”を語りつくす。BSジャパンの同名番組を書籍化。

    作家が何を考えているかがうかがえて面白い。

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    2022年10月14日
  • ご本、出しときますね?

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    これ、とても良かったです。
    私がまた読書にはまるきっかけになりました。
    いろいろな作家さんの人柄がわかり、作品に興味を持てます。

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    2022年10月13日
  • 文豪お墓まいり記

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    太宰のお墓参りには行ったことがあります。好きな作家さんが結構出てきたので自分も一緒にお参りしたような気持ちになりました。

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    2022年10月08日
  • ブスの自信の持ち方

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    予備知識なく、自虐的なエッセイ本を想像してしていたら、全く違った内容で驚きました。ルッキズムが引き起こす様々な問題について、これでもかというほどに掘り下げて語っていて、いろいろ気づかされました。
    この方の本は初めて読みましたが、作家というのは、ここまで深く物事を考えるものなのかと感心した一冊です。

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    2022年10月07日