山崎ナオコーラのレビュー一覧

  • ボーイミーツガールの極端なもの

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    サボテンをテーマにして、少しずつ繋がっていく短編集。
    よく考えるとけっこう深刻な過去があったりする登場人物たちだけど、ふんわり優しい語り口で、読後感も爽やか。

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    2024年01月05日
  • 論理と感性は相反しない

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    年を重ねて味覚とか感性とか変わるけれど、
    好きなものが変わらないってなんか嬉しい。

    2011年の積読本です。苦笑
    当時は495円(税別)でした。
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    若き文豪が放つ、
    入魂の小説集

    「こんな作品は、もう書けない」
    恋と別れ。文学と音楽。光と風。ブエノスアイレスと秋葉原。
    人は繋がり、世界はどこまでも広がっていく。
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    14編がつまっていますが、
    読み終わったあとに抱いた感想は、
    「一貫してむちゃくちゃ。
     でもナオコーラさんの言葉選び、
     感覚がやはり好きだ。」でした。

    表題作に登場する、

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    2023年12月17日
  • むしろ、考える家事【電子特典付き】

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    ネタバレ

    タイトルに惹かれて手に取った本。
    作者の名前も面白い。
    通り一遍のことを述べたものではなく、独自の視点で家事についての意見を描いているので面白い。
    特に夫との家事のやり方の違いや料理の献立の選び方など「たしかに…」と思うことが満載で読みがいがあった。子どものお手伝いひとつとってもエピソードがほほえましく、母の苦労と子どもの笑顔が浮かんでくるいい話だった。
    「家事を年収に例える」「家事をしてくれる人に感謝する」「時短」「ものを捨ててシンプルな暮らしを」…などなど様々な昨今の風潮に対してメスを入れていく様もしびれる。割と流れに乗りがちな自分にとって新しい意見だった。
    個人的に「レシピを読む」という

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    2023年12月07日
  • ミライの源氏物語

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    千年前に紫式部によって書かれた源氏物語。
    大昔の名作を現代の社会現象、そして時には問題にもなりうる、ルッキズム・貧困問題・ジェンダー・性暴力等に照らし合わせながら読み解く本。

    浮気、不倫しまくりな光源氏を支える沢山のヒロイン達。
    彼女達の機微までは分からないが、現代の女性達となんら変わりない心情が描かれていていつの時代も恋愛って難しいよね…..って思わされる本

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    2023年11月28日
  • 母ではなくて、親になる

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    はっとさせられる文章がたくさんあった。
    まずタイトルからはっとさせられた。
    母親はこうであるべき、、、を自分が1番強くもっていて、縛り付けていたことに気づく。
    母親ではなく、親になりたい。
    他にも心に留めておきたい文章がたくさんあった。


    親と自分が似ているかどうかなど微塵も考えずに、私が想像できないような新しい生きた方をしてくれたら嬉しい。
    全く新しい存在が、たまたま自分のそばにいるだけ。

    勝手に頑張って、そのあとに勝手に文句を言う。ということを避けるためにも、やりたいことはやった方がいい。

    時間の使い方に関しては、ずっと自分もなやんでいるが、全部自分の時間なのだ、という自覚だけは持ち

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    2023年10月29日
  • ご本、出しときますね?

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    読書芸人の若林が小説家と対談する番組の書籍化らしい。
    常々小説大好きな人の気持ちを知りたいと思っていたが、この対談で多くの気づきを得られた。
    自分自身は現実的なビジネス書や、心理学、脳生理学などの役に立つ本を好んでいたので、なにゆえ個人の脳内で創作されたフィクションが好まれるのか不思議であった。
    本書や小説家(書くほう)の視点の言葉が多いが、彼らは読書家でもあるので示唆に富む会話が飛び交っている。

    ・「弱者」って言葉を言い換えると「大多数」のこと
    ・登場人物が自分の身代わりになってくれるような気がした

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    2023年10月05日
  • リボンの男

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    経済活動がどうこう言う主夫と、大黒柱の妻、争いが起こりそうなのに穏やかな日常をそれぞれ満足に過ごしていて癒された。長さ的にもほっと一息つきたい時におすすめの小説。山崎ナオコーラさんは、日常を描くのが上手い。

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    2023年09月30日
  • 可愛い世の中

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     二〇一八年の小説。女と結婚(もちろん男も関係あるが)をテーマとした思考小説(そんな言葉はなさそう)みたいな読み心地で、半分くらいまでは、共感したり、批評眼の鋭さに恐れ入ったりしつつも、今どき珍しくもない本かなと思いながら読んだ。
     わたくしの経験上、こういう話で最後に突然奇跡が起きてすべてがうまくいったというようなご都合主義な展開はないだろうが、逆に、すべてがうまくいかず、いやーな気持ちになって終わる可能性はある。山崎ナオコーラさんの本を読むのはこれが初めてだったのでそこんとこの信頼みたいなものもなく、絶望オチだったらいやだなと、まあそれは好みの問題だが、後半はそれだけが心配でおっかなびっく

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    2023年08月14日
  • むしろ、考える家事【電子特典付き】

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    普段、家事を無駄な時間と考えてる人が読めば、少しポジティブに考え方を変えることが出来るようになると思います。

    社会に対して問題提起もしながら、いつもの尖った内容が面白いです。

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    2023年07月14日
  • 母ではなくて、親になる

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    タイトルにある通り、母、父である前に子どもの親であるという考え方に共感できた。
    色んな生き方を寛容しつつも、社会に蔓延するレッテル貼り、カテゴライズに対しての鋭い切込みが読んでいて心地よかった。

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    2023年06月28日
  • ご本、出しときますね?

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    3.7面白かった。二人づつなのが良。ラジオとかで続いてくれないかな。その方が出てくれる作家さん増えそうだし。

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    2023年06月20日
  • 可愛い世の中

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    豆子の気持ちがすごくわかる。
    読んでよかった。

    なんか自分だけやないなって思えた。

    女性は女である限り、世の中からは女という生き物として色んな当たり前を押し付けられてる。
    それを、言語かされて
    ほんとにそれな? って思いながら、、。
    今回は姉妹の話だったから女が主体だけど
    性別問わずの話だと思う。
    多様性って言われる世の中だけど、
    その多様性もこれまた、難しいんだと思う。

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    2023年05月11日
  • リボンの男

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    最近は本当に読書に時間を割けず悲しい。
    久々に以前から読みたかったナオコーラさんの作品を手に取るも、1時間もあれば読めそうな本作も本当にちびちびと読み切った。(時間をかけすぎて、本に挟んだ栞の跡がついてしまった)

    「リボンの男」。
    タイトルも素敵だし、帯に下手な字で書かれている(お子さんが書いたのかな?)「おとうさんはねえ、ヒモじゃなくてリボンだよ。」が愛おしすぎる。

    本作もナオコーラ節全開で、ステレオタイプであるジェンダーロールをぶち壊して物語は展開される。
    主人公はシュフの男性。書店員の妻と3歳の息子・タロウとの生活の話。

    "物語は展開される"と書いておいてなんだ

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    2023年05月09日
  • 美しい距離

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    ネタバレ

    がんで余命わずかの妻との最後の半年あまりの日々が夫の視点で淡々と描かれる。

    病の家族を見送った経験を思い起こすと、体調の異常に気がついて検査を受けるところから、入院して亡くなるまで、さらに葬儀とか含めると、家族はジェットコースターみたいに感情が揺さぶられっぱなしだった。

    しかし、この小説では「看病もの」と呼ぶには終始カロリーが低い。冒頭からすでに妻の病は相当進行していて、夫は病室に通い、顔を洗ったり、髪を編んだり、爪を切ったり、妻の世話をし、何気ない会話をする。それは「好きな人」のための幸せな行為と感じている。

    義父母や病室を訪れるケアマネージャー、見舞い客に気をつかい、時々違和感を覚え

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    2023年03月18日
  • 美しい距離

    購入済み

    非日常をどう受け止めるのか

    ガン末期の妻。妻の淡々とした態度。今、自分にできることを模索しながら寄り添う夫。病院のいう箱の中で、どう末期を迎えるか。その人の思いをどう汲んでいくのか。終活という言葉がある。最後まで、本人の望みを叶えるのは無理かもしれないが、伝えておくことは必要だと思う。

    #切ない #泣ける #感動する

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    2023年03月12日
  • ミルクとコロナ

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     育児エッセイとされているが、前半のbefore corona のあたりは、子どものことより暮らしの中で感じてきたことを書かれている印象だった。
     お二人のバックグラウンドによる考え方、特に「競争」や「席とり」については同じような気持ちになるので、とても身近に感じた。
     

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    2023年02月22日
  • ニキの屈辱

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    ネタバレ

    ニキの、自分に自信がない人特有の感じが、見ていてつらい。
    愛されていることを素直に自覚できたらかなり生きやすくなるだろうが、そのニキを加賀美が好きになったはわからない。
    加賀美がニキを可愛く見えなくなったこと、恋は盲目だと思った。
    二人の生活の空気感をしっかり感じれたと思う。

    そして、写真を撮りたくなった。

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    2023年02月05日
  • 美しい距離

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    身近な人だけじゃなく、様々な人との距離に着目している点が面白かった
    恋人や近しい友人、心的距離や身体的距離を求めてしまいがちだけどそうではない、
    見えているもの感じる距離が全てではない

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    2023年01月28日
  • リボンの男

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    どこにも繋がらないし
    なにも起きないけれど

    性の多様性を
    本当に普通の日常から切り取った
    優しくなれる
    小説でした。

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    2023年01月22日
  • ボーイミーツガールの極端なもの

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    シンプルな言葉で温かみのある文章を書く人だなあと思った。愛も恋も考え方は人それぞれ。嫌な登場人物がいなくて穏やかに読める。美代梨ちゃん・アカネちゃん・俊輔の話がすきだった。すれ違いの演出がお茶目。
    あとは金太郎・華子が死後スーパーバリダを登山?登サボテンするの、死後の世界としてとっても理想だな。
    それぞれのショートストーリーがサボテンを通じて繋がっていく構成素敵だった。

    金太郎の言葉を引用。

    愛というのはなんだろう、と金太郎は考えた。側にいてくれるだけでいい、というものだろうか。いや、遠くに行ってくれたって構わないのだ。  その人が素敵な人でなくたっていい。他の人たちに劣る存在でもいい。自

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    2023年01月09日