山崎ナオコーラのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
年を重ねて味覚とか感性とか変わるけれど、
好きなものが変わらないってなんか嬉しい。
2011年の積読本です。苦笑
当時は495円(税別)でした。
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若き文豪が放つ、
入魂の小説集
「こんな作品は、もう書けない」
恋と別れ。文学と音楽。光と風。ブエノスアイレスと秋葉原。
人は繋がり、世界はどこまでも広がっていく。
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14編がつまっていますが、
読み終わったあとに抱いた感想は、
「一貫してむちゃくちゃ。
でもナオコーラさんの言葉選び、
感覚がやはり好きだ。」でした。
表題作に登場する、
神 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに惹かれて手に取った本。
作者の名前も面白い。
通り一遍のことを述べたものではなく、独自の視点で家事についての意見を描いているので面白い。
特に夫との家事のやり方の違いや料理の献立の選び方など「たしかに…」と思うことが満載で読みがいがあった。子どものお手伝いひとつとってもエピソードがほほえましく、母の苦労と子どもの笑顔が浮かんでくるいい話だった。
「家事を年収に例える」「家事をしてくれる人に感謝する」「時短」「ものを捨ててシンプルな暮らしを」…などなど様々な昨今の風潮に対してメスを入れていく様もしびれる。割と流れに乗りがちな自分にとって新しい意見だった。
個人的に「レシピを読む」という -
Posted by ブクログ
はっとさせられる文章がたくさんあった。
まずタイトルからはっとさせられた。
母親はこうであるべき、、、を自分が1番強くもっていて、縛り付けていたことに気づく。
母親ではなく、親になりたい。
他にも心に留めておきたい文章がたくさんあった。
親と自分が似ているかどうかなど微塵も考えずに、私が想像できないような新しい生きた方をしてくれたら嬉しい。
全く新しい存在が、たまたま自分のそばにいるだけ。
勝手に頑張って、そのあとに勝手に文句を言う。ということを避けるためにも、やりたいことはやった方がいい。
時間の使い方に関しては、ずっと自分もなやんでいるが、全部自分の時間なのだ、という自覚だけは持ち -
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Posted by ブクログ
二〇一八年の小説。女と結婚(もちろん男も関係あるが)をテーマとした思考小説(そんな言葉はなさそう)みたいな読み心地で、半分くらいまでは、共感したり、批評眼の鋭さに恐れ入ったりしつつも、今どき珍しくもない本かなと思いながら読んだ。
わたくしの経験上、こういう話で最後に突然奇跡が起きてすべてがうまくいったというようなご都合主義な展開はないだろうが、逆に、すべてがうまくいかず、いやーな気持ちになって終わる可能性はある。山崎ナオコーラさんの本を読むのはこれが初めてだったのでそこんとこの信頼みたいなものもなく、絶望オチだったらいやだなと、まあそれは好みの問題だが、後半はそれだけが心配でおっかなびっく -
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Posted by ブクログ
最近は本当に読書に時間を割けず悲しい。
久々に以前から読みたかったナオコーラさんの作品を手に取るも、1時間もあれば読めそうな本作も本当にちびちびと読み切った。(時間をかけすぎて、本に挟んだ栞の跡がついてしまった)
「リボンの男」。
タイトルも素敵だし、帯に下手な字で書かれている(お子さんが書いたのかな?)「おとうさんはねえ、ヒモじゃなくてリボンだよ。」が愛おしすぎる。
本作もナオコーラ節全開で、ステレオタイプであるジェンダーロールをぶち壊して物語は展開される。
主人公はシュフの男性。書店員の妻と3歳の息子・タロウとの生活の話。
"物語は展開される"と書いておいてなんだ -
Posted by ブクログ
ネタバレがんで余命わずかの妻との最後の半年あまりの日々が夫の視点で淡々と描かれる。
病の家族を見送った経験を思い起こすと、体調の異常に気がついて検査を受けるところから、入院して亡くなるまで、さらに葬儀とか含めると、家族はジェットコースターみたいに感情が揺さぶられっぱなしだった。
しかし、この小説では「看病もの」と呼ぶには終始カロリーが低い。冒頭からすでに妻の病は相当進行していて、夫は病室に通い、顔を洗ったり、髪を編んだり、爪を切ったり、妻の世話をし、何気ない会話をする。それは「好きな人」のための幸せな行為と感じている。
義父母や病室を訪れるケアマネージャー、見舞い客に気をつかい、時々違和感を覚え -
Posted by ブクログ
シンプルな言葉で温かみのある文章を書く人だなあと思った。愛も恋も考え方は人それぞれ。嫌な登場人物がいなくて穏やかに読める。美代梨ちゃん・アカネちゃん・俊輔の話がすきだった。すれ違いの演出がお茶目。
あとは金太郎・華子が死後スーパーバリダを登山?登サボテンするの、死後の世界としてとっても理想だな。
それぞれのショートストーリーがサボテンを通じて繋がっていく構成素敵だった。
金太郎の言葉を引用。
愛というのはなんだろう、と金太郎は考えた。側にいてくれるだけでいい、というものだろうか。いや、遠くに行ってくれたって構わないのだ。 その人が素敵な人でなくたっていい。他の人たちに劣る存在でもいい。自