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Posted by ブクログ
「家事で革命を起こして経済の概念を変える。「家事をやっているなんて、すごいね」という社会にしてしまえ。金を生み出さなくとも、胸を張る」
「家事の価値を高騰させて、みんなに「家事をやりたい」と思わせたい。家事でも社会参加ができる、という考え方を推し進め、「ああ、家事がやれて良かった。家事をやることによって、遠くまで来られた」と思いたい」
「家事をしながら考え事をすることで人間は成長し、社会を作る」
上記引用のあたりが本書の主な主張だと思う。
女性の社会進出が進んで、家事の価値は下がりすぎてるなとわたしも思っていて、ナオコーラさんの主張に賛成の立場ではある。
でも読んでいて、結局ナオコーラさんも社会に参加することに価値を見出していて、家の中が家事によって楽しい場所になり、充実するということには重きを置いていないんじゃないかと思った。
「仕事だけが社会参加、仕事だけが人間的成長に繋がる、という考え方をしていたら、私は悔しさから抜け出せない」という文章もあるが、その考えから抜け出せぬまま書かれた本なんじゃないだろうか。
どんなに多様性の時代になっても、資本主義社会である限り、働いて利益を出して金がある方がいい、というのが社会のベースで、どんなに強がっても、誰もが心の奥ではそう考えてしまう。それを止めるのは難しい。どうしても外で仕事をしていない人、お金がない人は、下の立場とみなされてしまう。「金なんかよりも、もっと欲しい何かが、もっと大好きな何か」が本当にあるとしても。
そんなことを逆説的に考えさせられた。
Posted by ブクログ
まさに自分はこの本の中で言う「家事をやりたかったのにできなかったかわいそうな人」だ。
少数派かもしれないが、専業主夫を「仕方なく」でなく、積極的に希望している。
「「限られた人だけが家事を楽しみ、特定の性別の人を外に追い出して悪かった」という悔い」が社会に浸透してほしいと願っている。
女性の大黒柱が物珍しくない世の中希望。
とゆうか、外でお金を稼ぐ仕事の方も、つまらない、意味のない、社会に影響も及ぼさないような内容も多々ある。
その中で必死にやりがいや面白みを見いだして心に折り合いをつけている人も多い。
家事の中にも裁縫や料理など面白みを見いだしやすいものもある。
単純に「生きていくためにやんなきゃいけないこと」の全体があってそれを仕事とか家事とか名前を付けて性別で分けたりしちゃってるだけだ。
なるべく柔軟に偏見無しに「やんなきゃいけないこと」を状況に応じて選択しやすい世の中になってほしい。
自分は「6000万円の機械装置2台をドイツから運んで日本のお客に納品して稼働させる」という仕事をしたことがあるが、
「生涯賃金約2億円を稼いで、且つ多額の納税もする生き物を約20年かけて育て上げて、且つその生き物と人生を共有する」という仕事の方がずっと有意義でやりがいがあると考えている。
お金の問題じゃないし単純比較できる対象でないことは分かってはいるが、家事を持ち上げるために敢えてこういう言い方をした。
「買い物時の判断が、環境破壊にストップをかける。
SNSでの発信で、どの企業が育っていくかが決まる。
備蓄が非常時の混乱を穏やかにする。
洗濯が社会を清潔にする。
水まわりの掃除が病気の蔓延を食い止める。」
まったくその通りで、社会的な仕事だと思う。
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